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2017-2020, SORCERIAN Next Team
0 「それにしてもここは寒い」 門の神ノーネームはいつものように天界の門で一人ぼやいていた。 彼の役目は二つ。一つは招かれざる人間が天界に侵入するのを防ぐこと。もう一つは、異界からの侵攻を監視することだ。 しかし、近年ではソーサリアンの活躍により、天界と人間界とは極めて良い関係を維持していた。そのため、ノーネームはますます暇をもてあますようになっていた。 ![ノーネーム](noname01.jpg) [「酒でもあればなあ……」](1) [【チートモード】](565) 1 「酒……か。炭素型生物は変わったものを欲するのだな」 その彼の背後で囁く無機質な声。 「事前調査の通りだな。しかし構成要素のほとんどが水素とヘリウムなのに、炭素型生物が覇権を握っているとは……興味深い」 「何奴!」 ノーネームは殺気を感じて本能的に振り返った。 だが、背後にあるものを見て、生まれてはじめて、いや、神としての生を与えられて以来一度も味わったことのない感情が彼を支配した。 それは、絶望。 「うぬが地球の神か。……いや、神にしてはエナジーレベルが低すぎる。やれやれ、新航法の精度も当てにならんな」 [「お、お前は……!」](2) 2 「うぬに命ずる。神に会わせろ。そして、他の秘宝を持つ輩を連れてこい」 「……断る」 神としての矜持のすべてを込めて、ノーネームは言葉を紡ぎ出した。だが、神であるが故に、これから自分の身に起きることが痛いほどによくわかっていた。 「では、去ね」 [ノーネームが見たものは……](3) 3 眼前の巨大な宇宙船から放たれたビーム光線だった。 ![宇宙船](spaceship01.jpg) ノーネームは一瞬で蒸発した。 「よろしいので?ディスファルコム様。探索にあまり時間を掛けられませんが」 「構わん。炭素型生物は理性を持たぬという。奴らが嫌だと言ったら従わせる方法はない。探索はお主とブリタニカに任せよう」 「かしこまりました」 「だが、まずは地球の神からだ。彼奴が神の腕輪を持っていることは既に判明している」 「御意」 そして、二人を乗せた宇宙船は音もなくかき消すように空に溶けた。 [……](4) 4 ノーネームは塵となってまだ、思念を残していた。 「これは……ペンタウァ最大の危機だ。おお、全知全能の神ユイターよ、我が最後の力をもって、この思いを届けます。どうか、地球を救って……ください……」 [……](5) 5 ![タイトル](title01.jpg) ソーサリアベンジャーズ Endgame of Pentawa [……](6) 6 その日、ペンタウァの王城はいつも以上の賑わいを見せていた。 豊作祈願の祭りが行われ、王様は宮廷に各地の勇者を招き、酒宴に興じていたのである。 竜退治になくし物の捜索と忙しい日々を送っていたあなたも、今日ばかりは羽を広げて楽しんでいた。 しかし、宴もたけなわとなったその時、俄に空がかき曇り、雷鳴が轟いた。 「むむ、なんじゃこの天気は……?」 訝しがる王様の前に、女魔法使いエスターが進み出る。 「陛下、これはただの雷雲ではありません。おそらく、大いなる神ユイターが何らかのメッセージを伝えようとしているのです。それも重大な」 「なんじゃ、せっかくの良き日に」 王様は不機嫌そうだ。 [「気にしなくていいですよ」](7) [「王様、お気をつけください」](8) 7 「ほほ、そうじゃの。宮廷の戦士や魔法使い、そしてお前達ソーサリアンがいてくれる限り、ペンタウァは安泰じゃ」 王様は相好を崩した。 その時、ひときわ大きな雷鳴が鳴り響き、すべてが暗黒に閉ざされた。 「何じゃ、停電か?」 「陛下。ペンタウァにはまだ電気が通っておりません」 「知っておるわい。誰か、明かりを持て!」 そして、辺りが再び明るくなったとき、あなた達は驚愕した。 王様の目の前に、三人の人物が現れたのである。 [目を凝らして見る](9) 8 「む……わかっておる。好事魔多しと言うてな……」 王様はジャケットの下に忍ばせた懐剣を握りしめる。こんな時でも警戒を怠らないところはさすがにペンタウァの君主だ。 その時、ひときわ大きな雷鳴が鳴り響き、すべてが暗黒に閉ざされた。 「何じゃ、停電か?」 「陛下。ペンタウァにはまだ電気が通っておりません」 「知っておるわい。誰か、明かりを持て!」 そして、辺りが再び明るくなったとき、あなた達は驚愕した。 王様の目の前に、三人の人物が現れたのである。 [目を凝らして見る](9) 9 一人は、黒いローブととんがり帽子を身に纏い、長い顎髭を垂らした老人。何やらいかめしいアミュレットを右手でもてあそんでいる。一見魔術師然とした出で立ちだが、その枯れた体躯からは無尽蔵のエナジーが溢れ出ているのが感じられる。 二人目は、白銀の鎧の上に直垂を身につけた壮年の男。オールバックの金髪に綺麗な口髭を生やし、彫りの深い顔立ちに柔和な笑みをたたえている、いかにも紳士的な容貌だが、これまた内面から醸し出す熱量を隠しきれていない。 そして、二人の間に慄然と立ちはだかる男。巨人ともいえる長身だが、それ以上に体幹や四肢の筋肉が膨れ上がっている。装備している全身鎧は青と金を基調とした派手派手しいもので、どんな金属を用いているのかわからない不思議な光沢を放っている。禿頭に類人猿を思わせるいかつい顎と、どう見ても美男ではないが、恐ろしさの中にも一片の優雅さを感じさせなくもない。 ![ディスファルコム](disfalcom01.jpg) [「誰だ!」](10) 10 「初めまして、炭素型生物の諸君。我が名はディスファルコム、うぬらを倣うならば、虚界の王とでも名乗るべきか」 中央の男がうやうやしく自己紹介した。 「そのディスファルコムとやらが、何用じゃ?豊作の宴といえども、部外者は招いておらんのじゃが」 王様は油断なく構えたまま尋ねる。 だが、応えはなかった。 ディスファルコムが口を開く前に、戸外でひときわ大きな雷鳴が轟き、そしてあなた達は今度こそはっきりと聞いた。 「ペンタウァの王よ、気をつけろ!そやつは狂帝ディスファルコム。宇宙を巡り殺戮の限りを尽くす悪逆非道の徒だ。門の神ノーネームもそやつに殺された!」 [「何だって!」](11) [「誰?」](12) 11 「おお、その声は、大いなる神ユイターか。ちょうど良い。我の声も届いているのであろうな?」 ディスファルコムはわずかに上を見てどぎつい笑みを浮かべた。 ユイターは答えない。 「おやおや、隠れてしまったようで。位置を特定するのは少々骨が折れますね」 ローブの男がしゃがれ声で言う。 「それはお主に任せておこう、ワグナーよ。さて……」 ディスファルコムが王様に向き直った。 「単刀直入に言う。うぬらの持つ七星の秘宝を明け渡せ。まずは、王様の杖からだ」 [「七星の秘宝とは?」](13) [「王様の杖?」](14) [「ふざけるな!」](17) 12 「ノーネームとは、天界に通じる門を守る神。しかし実際には、異界からこの地球への侵略を監視する役目に就いています。彼が……殺された……!」 エスターがか細い声で言う。 [「何だって!」](11) 13 「……知らぬのか。まったく、炭素型生物は聞きしに勝る愚かぶりだな」 「ディスファルコム様、我らと比べるのはいささか可哀想でございましょう」 ディスファルコムの嘆息に呼応してワグナーと呼ばれたローブの男が下卑た笑いを浮かべる。 「知らぬのなら知らぬで構わん。勝手に接収するとしよう」 [「王様の杖?」](14) [「どういうことだ?」](15) 14 王様の杖は、ペンタウァの王の宝物の一つだ。振るう者の心を映し出し、周囲の悪意を打ち消す魔力が込められている。ペンタウァが長らく平和を保ってきたのも、王様の杖が然るべき人物の手に収まっているからなのだろう。 だが、それと「七星の秘宝」の関係は聞いたことがない。 [「どういうことだ?」](15) [「七星の秘宝とは?」](13) 15 「この地球に眠る七星の秘宝。すなわち、太陽、月、火星、水星、木星、金星、土星の力を秘めた七つの触媒を集めることにより、我は太陽系のエナジーを我が物とする。それだけが我が眷属を滅亡の運命から救うことができるのだ」 [「そういうことなら協力しよう」](16) [「そんなことはさせない!」](17) 16 「ほほう。随分物わかりが良いな。では協力してもらおうか。太陽系を、我らの眷属が住めるように作り替えるために」 ワグナーが仰々しい口調で続ける。 「喜ぶが良い。炭素型生物の分際で、我らの一部となることができるのだからな」 [「そんなことはさせない!」](17) [「わかった」](18) 17 「そうか。まあそうだろうな。では、うぬらを滅ぼしたうえで、探索は我が手で行うとしよう」 瞬間、ディスファルコムの体に殺気が宿った。これまで、どんな強大な竜を前にしても感じたことのない威圧感が放たれる。 [襲いかかる](19) [様子を見る](20) 18 ディスファルコムは満足げに頷いた。 王様やエスターの動揺も一瞬だった。次の瞬間ディスファルコムが指を鳴らすと、あなたはこの世界から完全に消滅した。その後、あなたがより高次の存在になれたかどうかは定かでない…… 19 「待て、ソーサリアン!」 王様の制止も聞かず、あなたはその身を躍らせた。こんな乱入者に好きにされてはソーサリアンの名折れだ。 ![ディスファルコム](disfalcom01.jpg) %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%ダイスをクリック→HP欄をクリック(あなたの攻撃)→ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)を繰り返してください。 敵のHPがゼロになったらあなたの勝利です。 あなたのHPかMPがゼロになったらあなたの敗北です。 この戦闘をCHANGE-AIRなどで回避することはできません。%/% [勝利した](21) [HPかMPが尽きた](22) 20 あなたは飛びかかろうとしたが、王様に制された。 「待て、彼奴は……まずい!皆、静まるのじゃ!」 だが、王様の制止にも関わらず、血気盛んな城の兵士達が次々と剣を手に突撃していく。 「ペンタウァの国王と民に対する冒涜、許さん!」 襲いかかる数十人の兵士達を前にして、ディスファルコムは無表情で立っている。 と、その前にずいと立ちはだかったのは、それまで沈黙を保っていた鎧の男だった。 「王に対する狼藉はこの私が許しませんよ」 口調は丁寧だが、野太く威圧的な声だ。 無論、そんな声に耳を貸すはずもなく、男に向かって無数の剣が繰り出された。 「無用です」 だが、その剣のすべてが、男の体に触れるや否や弾き返されていく。 「この私の鉄壁の防御を破れぬようなあなた方に、王を弑すことなどできようはずがありません」 [「バカな……」](23) [「みんな、退け!」](24) 21 あなたは唯一のチャンスに賭けてみることにした。 前世での功績により造物主より与えられたボーナスアイテム、ドラゴンスレイヤー。この世界のそれとは別物であるこの魔剣により、あなたは七星の魔力を授かっている。 その力を駆使して、あなたはディスファルコムに向けてNOILA-TEMを放ったのだ。 「そんなの部品の無駄だ!」 ディスファルコムはNOILA-TEMのレーザーとトーピード弾を手のひら一つで受け止めた。 この怪物は無属性。全ての属性の敵を消滅させる効果のあるNOILA-TEMですらも、通用しないのか。 だが……諦めるにはまだ早い。 あなたはトーピード弾を操る両手に力を込める。 「ぐぐ……」 ディスファルコムは全くダメージを受けていない。だが、その体が徐々に押し込まれていく。 「うらあああっ!」 動きを封じられたディスファルコムの胸元に向かって、グーランが斧を叩きつける。 「えいっ!」 魔法は効かないと悟った女魔法使いエスターが懐からナイフを取り出して投げつけた。 それらすべてを受け流したディスファルコムだったが、その額にはいくらか汗が浮かんでいる。 「ディスファルコム様……」 「くくく……さすがにネイティブな存在だけのことはある。まさか造物主からそのような贈り物を受けていたとはな。良かろう、炭素型生物の勇者よ。ここは退いておこう。だが……次はこうはいかんぞ!」 その声とともに、ディスファルコムとその配下達の姿はかき消すようになくなった。 一体なにが起こったのか。そして、これから何が起きようとしているのか。 それはわからない。 一つだけ確かなことは、ひとまず地球は救われたということだ。今のところは…… 22 ペンタウァの歴史とソーサリアンの伝説はここに終わりを告げ、あなたの地球は完全に消滅した…… 23 「ブリタニカに手合わせしてもらえるなど、炭素型生物には過ぎた栄誉だな」 ワグナーがくぐもった笑いを浮かべる。 「貴様ーっ!」 その態度に憤った兵士達が老人に矛先を変えて突撃する。止める間もなかった。男が二言三言呟くと、その指先から突風がかまいたちとなって降り注ぐ。 あなたの目の前で、数十人の兵士達が、八つ裂きになって散っていった。 [「こんなことが……」](25) 24 あなたは声を限りに叫んだ。なぜなら、ローブの男、ワグナーが動くのが見えたからだ。 「ブリタニカよ、こんなゴミにお前の騎士道精神を説いても無駄だ。掃除はわしに任せておけ」 老人が恐ろしい速さで呪文を唱える。いや、呪文を唱え終わる前に、その両手から閃光が解き放たれたように見えた。 一条の熱波が吹きすさび、数十人の兵士達は、一瞬で蒸発していた。 [「こんなことが……」](25) 25 「まさか……そんな……」 一瞬のうちに数十人の命を奪われ、さすがの王様も、恐怖と怒りと悲しみで言葉を失っていた。 「茶番はもうやめにしたい。さあ、王様の杖をよこせ」 ディスファルコムが一歩ずつ近寄ってくる。 ブリタニカと呼ばれた鎧の男がその横に控え、反対側をワグナーが守っている。 [「王様、杖を渡すしかない」](26) [「王様、杖を渡しちゃダメだ」](27) 26 「……そう、じゃな……」 王様は凍りついた頬を動かして微かに言葉を発した。 その手が空を一振りすると、まばゆい光が凝縮し、金色に輝く杖が現れる。 次の瞬間、ディスファルコムが杖を王様の手から奪い取った。 「賢明だな、地球の王よ」 「……」 王様はうつむいたまま小声で何か喋っている。 「何だ、聞こえんな」 「……言っておくが、わしは地球の王では、ない」 そして顔を上げた王様の目には、確かに復讐の炎が宿っている。 「それにこちらには、グーランがいる!」 [「グーラン!」](28) [グーランかよ……](29) 27 「杖は渡さん!」 王様は喉の奥から声を振り絞って答えた。 そして杖を一振りすると、王様の杖から七色の光が零れ出る。 「む……この輝きは……PEACEの魔法か。なるほど、素晴らしい。まさに七星の秘宝」 ディスファルコムは目を細めたまま近寄ってくる。残念ながら、こいつにPEACEの魔法が通用するはずもなかった。 ディスファルコムがその太い腕で王様の杖をひったくる間、王様は一歩も動けなかった。 だがその代わり、そこに割って入った者がいた。 ペンタウァの戦士、グーランだ。 [「グーラン!」](28) [グーランかよ……](29) 28 グーランはペンタウァでも名うての冒険者だ。向こう見ずな性格のせいで生傷が絶えないが、その腕は折り紙付き、愛用の斧で砕けぬものはないとさえ言われている。 そのグーランが、広間の端からぬっと姿を現したかと思うと、怒濤の速さでディスファルコムに突っ込んでいった。 「むっ……?」 虚を突かれたディスファルコムは王様の杖を取り落とした。その右腕に向かってグーランの斧が切りつける。鈍い金属音がした。初撃は小手に防がれたらしい。 「うおおおおおっ!」 グーランは斧を旋回させて次々と切りつけていく。ディスファルコムは両手でガードを固めているが、グーランの圧力に押されて徐々に後ずさっている。 「お前なんぞに、俺達、ペンタウァが、負けてたまるかーっ!」 [戦いを見守る](30) [グーランに加勢する](31) 29 あなたはグーランと会ったことがある。その時の印象が強いので、彼は色んな事を知っているが自分では何もできない男だというイメージを持ってしまっている。だが、実のグーランは決して無能ではない! [グーランを信じる](28) 30 あっという間にグーランはディスファルコムを壁際に追い詰めた。 隣に仁王立ちしていたブリタニカが腰の剣に手を掛ける。だが、その手を制したのはローブの男ワグナーだった。 「無粋な真似をするな、ブリタニカ。ただ戯れているだけだ」 その言葉にあなたは戦慄する。 [「グーラン、危ない!」](32) 31 「い、いかん!」 王様が悲鳴を上げたが、時既に遅し。あなたはグーランに加勢すべく飛びかかった。 だが、あなたの突撃に前に立ちはだかったのはワグナーだ。 彼が唇を捻じ曲げて一言呟いたかと思うと、あなたの周りの空気が急激に重くなった。 まるで水の中を歩いているようだ、いや、土の中か。 二秒と経たぬうちにあなたは完全に動きを封じられてしまった。 「フン、この程度の呪文で制圧される程度の実力で、よく戦いを挑めたものだ。言っておくがこの術はレベル2に属するもの。お望みとあらば最強呪文でお相手してやるぞ?」 [「グーラン、気をつけろ!」](32) [「見せてみろ!」](44) 32 ディスファルコムの目が光ったのと、グーランが大上段に構えた斧を振り下ろしたのが同時だった。 「くらえ、グーラン・ド・スラム!」 その斧が光り輝き、ディスファルコムのいかめしい顔面に向かって叩きつけられる。 「ぐああっ!」 ……攻撃したグーランの方が弾き飛ばされていた。何が起きたのか、注視していたあなたでさえも理解できなかった。ただ、一陣の光の渦が走ったようにしか見えなかった。 「炭素型生物にしてはよくやる、とでも言われたいのか?我にとっては涼風にしか感じぬわ。去ねい!」 一歩で間合いを詰めたディスファルコムの拳が深々とグーランの腹にめり込む。 それだけに留まらず、その手は彼の鍛え上げた腹筋を貫通し、内臓に達しようとしていた。 「お前を殺してやる……必ず……!」 グーランの断末魔の叫びがこだまする。 [「グーラン!」](33) 33 しかし、そのディスファルコムの動きもまた、止まっていた。 一瞬の後、その拳は空を切っていた。一方、グーランのぐったりとした体は、王様のすぐ後ろに横たわっている。 そしてその横には、真紅のドレスに身を包んだ女魔法使いエスターの姿があった。 彼女は顔中から汗を吹き出しており、その唇は紫に変色している。明らかに激しい消耗のあとが見て取れた。 「……時間停止?NEGATEの術使いが、炭素型生物の中にもいたというのか」 初めて、ディスファルコムの口調が、いくらか色を失ったように聞こえた。 「異界の王よ。あなたの思い通りにはさせません。たとえあなたがどれほどの力を持っていようとも、私達は最後まで屈しませんよ」 ディスファルコムは顔を上げて色のない瞳をエスターに向けた。 [「エスター、逃げろ!」](34) [「エスター、とどめを!」](35) 34 「いいえ、逃げません。私がここで食い止めなくては」 エスターは普段の冷静さとは打って変わって強い口調で言い放った。 「異界の王よ、人間の力を見せてやる……」 そう言って彼女はゆっくりと両手を下から上へ大きく円を描くように動かす。それに応じて彼女の腕が何重にも幻影を映していく。そして彼女が気合いを込めると、その姿が数十体に分身した。 「む……?」 ディスファルコムもエスターの本体がどれなのか見抜けずにいるようだ。 「食らえ、STRANGLE!」 すべてのエスターから光の帯が放たれ、ディスファルコムの体を何重にも締め上げた。 「答えなさい、ディスファルコム!あなたはどこから来たのです?」 「……答えたところで炭素型生物風情には理解できぬ!」 しかし、ディスファルコムが全身に力を込めると、出現したのと同じ速さでエスターの分身は消えていった。最後に残ったエスター本人の顔が恐怖に凍りついた。 [「エスター、危ない!」](36) 35 「お前の望む七星の力、身をもって味わうが良い。NOILA-TEM!」 エスターが指先を向けると、その先に膨大なエナジーが集中する。そして輝く光の球とともに青白い光線が解き放たれた。 ディスファルコムが驚きの表情を見せる。 だが、彼はエスターの放った光線を紙一重の差でかわした。光線はそのまま広間の壁を貫通して虚空へと消えていく。 同時に放たれた光球はしかしディスファルコムを確実に捉えるべく迫っていく。エスターは両手で印を結んで光球に念を送る。 命中した、と思った瞬間、ディスファルコムは仁王立ちしたまま光球を右手で握り込んでいた。 「バカな、すべてを粉砕するNOILA-TEMのトーピード弾を、素手で受け止めるなど、あり得ない!」 「ほう、それではこれもあり得ないか?」 ディスファルコムが薄ら笑いを浮かべたまま光球を握り込む手に力を込めると、轟音とともに光球は破裂した。 [「エスター、大丈夫か!」](36) 36 「……あまり見くびらぬ方が良いようだな」 ディスファルコムは自分に向けて呟くように言った。 「うっ!」 次の瞬間には、エスターはディスファルコムに首を掴まれたまま宙に浮いていた。 瞬きするほどの時間で距離を詰め、エスターの首を捉えてそのまま豪腕で体ごと持ち上げたのだ。その拳は彼女の首をまるまる取り囲んで握りつぶせるほどの大きさと力を秘めている。エスターの顔がどんどん黒く変色していく。 「ペンタウァの王よ、改めて言おう。王様の杖を渡せ、それともこの女の命を?」 王様の杖を握りしめたまま、王様はエスターとあなたの顔を交互に見る。 「ダメです、陛下。こいつの目的は地球を滅ぼすこと。私の命など……!」 ${if f54} %blue%エスターを生かす方がグッドエンドの近道ですが、真エンドを目指すなら王様の杖を渡してはなりません。%/% ${/if} [「王様、渡しちゃダメだ!」](37) [「王様、杖なんかくれてやれ!」](38) [「王様……」](39) 37 「お、お前に人質にされるくらいなら……私は自ら死を選びます!」 「いかん、エスター!」 王様はとっさに印を結んで呪文を紡ぎ始めた。それに対し、ディスファルコムはエスターの体を突き出して自分の前に突き出す。 エスターが微かに王様に目配せしたのが見えた。 「SUN RAY!」 王様の腕から轟音とともに目も眩む熱線が解き放たれた。あたかも太陽光線のような莫大なエナジーが降り注ぐ。 光線はエスターの華奢な体を焼き尽くしたが、それに留まらずディスファルコムの体にも照射された。ディスファルコムは片手で顔を覆う。 「むうう……炭素型生物の生命の源、か……」 だが、術はいつまでも続くものではない。ほどなく辺りに静寂が戻った。ディスファルコムは手についたわずかな焦げ痕と、足元で黒焦げになっているエスターの死体を交互に眺めた。その頬が不気味に緩む。 「……うぬらの覚悟に免じて、ここは退いておこう」 [「待て、ディスファルコム!」](40) 38 「……わかった」 王様はしばしうつむいていたが、顔を上げてディスファルコムを睨みつると、杖を投げつけた。 ディスファルコムはすぐさまエスターの首を放し、その手で杖を受け止める。 ゴホゴホと咳き込みながらエスターが王様ににじり寄る。 「陛下……なぜ……!」 「王が守るべきは杖でもなければ王国ではない、民の命じゃ。どんな目に遭ってでも明日の朝日を拝むこと。それだけを考えるのじゃ」 「随分と楽観的だな……ペンタウァの王よ?」 ディスファルコムはせせら笑うように言う。 そして、その太い大腿に杖を引っかけると、力任せに杖をへし折った。さらに先端部の玉受けを握り潰すと、燦然と輝く宝玉だけが手の中に残っていた。 「これだ。これこそが金星の秘宝。フフ……もはやこの城に用はない」 [「待て、ディスファルコム!」](40) 39 エスターは苦しみながら最後の呪詛を吐く。 「私の体をあなたの思うままにさせるなど、そんな屈辱は決して受け入れません。ソーサリアンよ、信じています……CHENGE IDOL!」 エスターの体が鈍く光ったかと思うと、その姿は凍りつき、そして冷たい石像と化した。 「エスター!」 ディスファルコムはエスターの石像を小脇に抱え上げた。 「自ら石と化したか……砕くはたやすいが……いただいておこう。ペンタウァの王よ、杖は預けておく。後で我が居城に献上しに来るがよい。女と引き換えだ」 [「待て、ディスファルコム!」](40) 40 「良いか、炭素型生物どもよ。我らはこの星を回って一つずつ秘宝を手に入れる。100日以内に、必ずだ。そしてこの世界は我らが故郷として生まれ変わるのだ」 鎧の男ブリタニカ、ローブの老人ワグナー、そしてディスファルコムを大きな黒い球体が包み込む。その中心から青白い光が発せられると、数瞬のうちに彼らの姿はかき消すようになくなっていた。 ![ディスファルコム](disfalcom01.jpg) [……](894) 41 「そうだ。詳しいことは、人間の賢者から聞くとよい。とにかく、彼奴に秘宝を集めさせてはならぬ。彼奴は私の持つ神の腕輪をも狙っている。悔しいが、彼奴と渡り合えば、私とて勝てるかどうかわからない」 神とは思えない弱気な発言にあなたは驚いた。 「ペンタウァの王よ。直ちに勇者を募るのだ。ディスファルコムが地球に留まれるのは100日間。まずはその間、秘宝を守り切るのだ。そして最後の日に、彼奴がしびれを切らして総攻撃を掛けてきたところを迎え撃て。勝機はそれしかない」 [「わかりました」](42) [「いやです」](43) 42 「ユイター様、かしこまりました。ペンタウァの命運を懸けて、この老骨も死力を尽くしましょうぞ」 王様は窓の外の空に向けて言い放った。 「うむ、頼んだぞ。私の居場所を彼奴に気取られて天界に攻め込まれると厄介なことになる。したがって直接そなたらを助けることは難しい。だが、私は常にそなたらを見ておるからな」 声は唐突に消え、空は晴天に戻った。 あなた達はしばらく放心していたが、やがて王様を中心に集まった。 [対策会議に参加する](52) 43 そんなの嫌だ。だいたい、大いなる神のくせに天界にこそこそ隠れて出てこないというのはどういうことなのだ。あなたはへそを曲げた。 「……私が降臨すれば、神の腕輪を彼奴に奪われるリスクを冒すことになる。それだけは絶対に避けねばならん」 ユイターの厳かな声が響き渡る。 「私が逃げ隠れしていると思うならそれでよい。所詮、定命の者に神の真意は理解できぬのだ。もうそなたと話すことはない」 神の声は途絶えた。 そして、ユイターの加護を失ったということは、あなたがこの世界でソーサリアンとして振る舞う術がなくなったということだ…… 44 ワグナーは唇を歪めた。 「言ったな……ではその身に受けよ、ニュークリアセブン!」 ワグナーが印を結ぶと、地獄の第七階層への扉が開き、そこから膨大な熱エナジーが照射された。核分裂反応に伴って生成されたエナジーのほとんどは次元間の移動で消費されたが、その残りかすというべき熱量でさえ、地獄の業火と呼ぶにふさわしい破壊力を持っている。 %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%「ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)」を行ってください。%/% %red%この戦闘はCHANGE-AIRなどで回避可能です。%/% [耐えきった](45) [HPかMPが尽きた](46) 45 ワグナーの目が見開かれた。 「ほほう、炭素型生物は脆弱で熱に弱いと聞いていたが、これはデータを書き換えておく必要がありそうだ」 あなたがはっとして振り向くと、グーランがディスファルコムに向かって最後の攻撃を仕掛けるところだった。 [「グーラン、頼んだぞ!」](32) 46 炎抵抗もマジックレジスタンスもないあなたに超高熱を耐える術はない。あなたは一瞬で蒸発し、後にはその痕跡すら残らなかった…… 47 あなたは王城の作戦本部にいる。 [王様と話す](49) [エティスと話す](143) [神父と話す](200) [エスターと話す](48 "f10&!f19") [道場へ行く](90) [エスターの石化を解く](778 "f43&!f10") [エスターを生き返らせる](51 "f08&!f10") [転移の魔法陣を使う](176 "f19") [本部を出る](65) [最後の日まで待機する](767) 48 「ソーサリアン、私はずっと考えていました。この危機に私ができることは何なのか。ディスファルコムには私の魔法は通用しません。戦いに参加しても足手まといになるでしょう。その代わり、私は彼らの挙動から閃いたものがあります。この作戦本部に転移魔法陣を作れば、あなたを短時間で好きな場所に飛ばすことが可能になるのです」 それはすごい。移動に時間を取られなければ、それだけディスファルコムの先手を打つための時間的余裕が持てることになる。 「もっとも、魔法陣をあなたのオーラに適応させるためには一週間ほどかかります。その間、あなたにはここにいてもらわねばなりません」 [「是非やってくれ」](70) [「やっぱりいいです」](68) 49 「誉れ高き勇者よ……」 [戦果を報告する](144 "oFreeII10-") [戦果を報告する](145 "oFreeII9+") 50 氷の壁は動かない。 [南へ](863) [東へ](869) 51 本部の奥には、つい先日まで女魔法使いエスターだったものが納められた棺がある。 なんとしても彼女を生き返らせたい。来たる戦いのためにはエスターの力が必要なのだ。 「しかし……ここまで肉体が損なわれてしまっては、もはやRESURRECTでの復活は叶わぬ。伝説の竜をも蘇らせたという古代魔術EN.I.GAM.I.であれば、可能性があるが……」 「おお、魔法のアイテム屋の娘が扱っていたあの秘術か!して、それはどうやって使うのじゃ?」 「陛下。それがしの知る限りでは、大量の星の欠片が必要です。そう、七星すべての欠片を六つずつ揃えねばなりますまい」 [EN.I.GAM.I.を使う](66 "s6:6:6:6:6:6:6") [諦める](67) 52 「この太陽系には六つの惑星がある。すなわち、水星、金星、地球、火星、木星、土星」 その日の夜のうちにペンタウァの重鎮が集められ、御前会議が開かれた。王様の前で宮廷魔術師エティスが天球図を開いて説明する。 「そして我々のいるこの地球の周りを周回する、月という名の衛星。これら八つの天体によって太陽系は成り立っているのだ」 エティスは、そんなことは誰でも知っているだろうという顔で皆を見渡す。 「そして、地球を除く七星からエナジーを引き出すことで、我々は七星魔法を使いこなすことができる。ここまでは常識だが……」 そこでエティスは言い淀んだ。 [「七星の秘宝とは?」](53) [「王様の杖は何のために?」](54) [「神の腕輪が狙われるのは?」](55) 53 「ディスファルコムの狙う七星の秘宝。それは、この太陽系が生まれいでし時から存在していた、七星そのものを象徴するアイテムを指すのだ。つい最近まで、この事実は知られていなかった。王様の杖にしても神の腕輪にしても、ただの強力なマジックアイテムを遙かに超える存在だったというわけだ」 エティスはゴホンと咳払いをした。 「そして……七星の秘宝すべてがこの地球で一つになる時、その中心に新たな世界が生成される。すなわち、太陽系そのものが改変されることになるのだ」 王様が息を呑んだ。 「それが彼奴の言っておったことなのか!七星の秘宝すべてがディスファルコムの手に渡れば、彼奴はこの世界を消して自分の星に作り替えてしまう!なんということじゃ!」 それを聞いて、あなたには世界を破滅から救うアイデアが一つ浮かんだ。 [「なら秘宝をどこかに隠せばいい」](56) [「秘宝が揃わないように壊してしまえば」](57) [「ディスファルコムを倒すしかない」](58) [「奴らより先に秘宝を見つけて確保する」](59) [「我々が秘宝を集めて世界を改変する」](60) 54 「それは、王様の杖がただの平和を呼ぶマジックアイテム以上の存在だったことを意味している」 [「つまり?」](53) 55 「ユイター神の持つ神の腕輪。あれは他者を寄せ付けない強力なバリアーを張るマジックアイテムだと思われていた。しかし実際にはそれ以上の存在だったのだ。まさに神が所有するにふさわしい、この世界の成り立ちを変えてしまえるほどの代物なのだよ」 [「というと?」](53) 56 「それも一理ある。だが、奴の元にいた魔術師ワグナーとやら。あいつはおそらく強力な探知の術を使いこなす。発見されるのも時間の問題だろう」 「彼奴らがここに留まれるのは100日だけと言っていたの。それまでなんとか持ちこたえられればいいのじゃが……」 「陛下。おそらくユイター様はそのために身を隠されたのでしょう。もしもユイター様が発見されるようなら我々が何をしてもどうにもなりますまい」 [「では、どうすれば」](106) 57 「バカなことを言うな!星の力の象徴たる秘宝だぞ!人間の手で壊せるはずがない」 [「では、どうすれば?」](106) 58 「うむ。争いの根を元から絶つというのか。それも一理ある。だが、問題が二つ。まずは彼奴らの居場所を突き止める必要がある。そして……勝てる方法もな」 [「では、どうすれば?」](106) 59 「おそらく、それが一番手堅いだろうな。彼奴らもまだすべての秘宝の在処を突き止めたわけではない。この世界の知識において勝る我らが彼奴らより早く秘宝を確保し、守り抜くのだ」 [「具体的には?」](106) 60 「おう、なんと大それたアイデアだな。七星の秘宝の邂逅によって生み出されるパワーは、おそらく神をも超える。我々など一瞬で蒸発してしまうだろう」 [「では、どうすれば?」](106) 61 ★重要な選択肢の際にヒントが出るようになりました。★ [戻る](565) 62 「そうだ。我々は王様の杖を奪われた。したがって、我らは金星の加護を得られなくなってしまったのだ」 %red%あなたは、金星の加護を失った。今後、金星の欠片を使うことはできない。%/% これは大変なことになった。NOILA-TEMはもとより、PEACE、CURE、MELT、STONE-FRESH、AIR-HAND、RESURRECT、REDUCE-LIFEといった治癒魔法のほとんどが使用不能だ。さらにPROTECTやCHANGE-AIRで戦闘ダメージを回避することもできないのだ。これは大きなハンデとなるだろう。 [とにかく、作戦開始だ](65) 63 あなたは冷や汗を流した。今、王様の手元にある杖。これがディスファルコムの手に渡れば、NOILA-TEMはもとより、PEACE、CURE、MELT、STONE-FRESH、AIR-HAND、RESURRECT、REDUCE-LIFEといった治癒魔法のほとんどが使用不能となり、さらにPROTECTやCHANGE-AIRで戦闘ダメージを回避することもできなくなる。決して少なくない犠牲を払ったが、先ほど杖を渡さなかったのは英断だったというべきかもしれない。 [とにかく、作戦開始だ](65) 64 あなたはどこに向かうべきか考える。 ペンタウァの南東には大森林がある。自然の力を操る奇跡の宝珠タリスマンの眠る地だ。 東には紅玉の森が続いている。かつて紅玉は空から降ってきて森を脅かしたが、今は浄化されてエルフ達の管理下に置かれている。 北東には氷の洞窟がある。洞窟に住む風の精霊リュシエルはペンタウァと友好関係にあり、頼めば力を貸してくれるだろう。 北の果てにあるのは古戦場。その地下深くには今も封印されたキングドラゴンが眠っているという。 一方西海岸の果てには「生きている洞窟」がそびえ立つ。彼の地の最深部に沸くという不老長寿の水は無限の生命を象徴し、生きとし生けるものすべてを再生する力を持つという。 南に広がる砂漠には交易都市ヴァラージがある。そこを治めるルワンは宮廷魔術師エティスと並ぶ魔術の使い手だ。 そのさらに南はグラバラス伯爵領。3匹の竜と巫女の治める「時の神殿」がこの地にそびえ立つ。 ${if f54} %blue%生きている洞窟とロマンシアは攻略必須かつ時間制限つきです。他にもクリアに必須の場所が複数あります。%/% ${/if} [東に向かう](71) [北に向かう](72) [西に向かう](73) [南に向かう](74) [国外に出る](75) [考え直す](65) 65 「では、ゆくぞ。ペンタウァの、いや、地球と太陽系の未来を懸けて!」 [本部ですることがある](47) [ペンタウァを出る](64) [各地に派兵する](82) 66 「よろしいですかな、陛下?ここで星の欠片を大量消費してしまうと……」 「構わぬ。エスターの命は数多の星の欠片よりも重い。エティス、頼んだぞ」 「御意」 エティスは一日かけて祭壇の準備を整えた。そして厳かに儀式を始める。 「おお、高貴なる魂、汝の名はエスター。再び肉体と交わりて、力を成せ!」 雷鳴が轟き、あなたの見ている前で奇跡が起こった。炭化したエスターの死体が淡い光に包まれ、一瞬目も眩むような輝きを発したかと思うと、あなたの前には以前と変わらぬ冷たい微笑みを浮かべたエスターが生まれたままの姿で横たわっていた。その胸は緩く上下している。 「エスター!」 王様の呼びかけにエスターは薄目を開け、顔を赤らめた。 [一度席を外す](47) 67 途方もない数だ。仮に集められたとしても、ここで大量の星の欠片を使うことで、他の戦いに支障をきたすかもしれない。慎重に考える必要がある。 [再検討する](47) 68 ペンタウァ最後の日が刻々と迫っている。 [【チートモードを使う】](568 "f39") [そしてその日が遂に来た](748 "oFreeI99+") [戦いを続ける](87 "oFreeI100-") 69 そして、数刻の後……。 ひときわ大きな閃光が走り、そしてあなた達の目の前に三人の男の姿が現れた。 忘れもしない、狂帝ディスファルコムと、その右腕たる魔術師ワグナー、そして鎧の男ブリタニカである。 ![ディスファルコム](disfalcom01.jpg) ディスファルコムはあなたを認めると満面の笑みを浮かべた。 「久しいな、炭素型生物どもよ」 [「ディスファルコム!」](509) [「ドラゴンボールは集まったかい?」](510) 70 その日から一週間、あなたはエスターの指示通り、礼拝堂の小部屋に缶詰になった。世界の危機に何もせずただ待つだけというのは耐えがたいが、急がば回れだ。 ちょうど一週間後、エスターが憔悴した顔であなたを迎えに来た。 「完成しました。この魔法陣を使えば、地球のどこにでもたった一日で辿り着くことができます。作戦本部から選んでください」 [王城へ向かう](68) 71 行き先を選べ。 [大森林へ(3日経過)](78) [紅玉の森へ(5日経過)](80) [氷の洞窟へ(6日経過)](109) [考え直す](64) 72 行き先を選べ。 [古戦場へ(2日経過)](442 "f37") [古戦場へ(2日経過)](536 "!f37&f36") [古戦場へ(2日経過)](108 "!f36&!f37") [氷の洞窟へ(6日経過)](109) [考え直す](64) 73 行き先を選べ。 [敵の本拠地へ向かう(10日経過)](135 "f17") [生きている洞窟へ(5日経過)](76) [考え直す](64) 74 行き先を選べ。 [交易都市ヴァラージへ(5日経過)](110) [大森林へ(3日経過)](78) [グラバラス伯爵領へ(10日経過)](111) [考え直す](64) 75 国外に目を向けると、東の果てにあるのはロマンシア王国。ファン・フレディ王子の持つドラゴンスレイヤーは悪竜ヴァイデスを断つためだけに鍛えられたという逸品だ。 北方にあるのはラステル王国。魔法文明の進んだ国だが、マリエル姫の失踪によって王家は絶え、今は内乱状態と聞く。 そして西の海の遙か先には、黄金の国ジパングがあり、さらに南方には、かつて魔王を封印したギルバレス島がある。 はるか南の熱帯にはヴァネルバ王国がある。勇敢な女戦士たちの国だ。 その南にはシュメール王国。かつては神々の末裔が住む国だったが、今ではペンタウァからの移住者も多い。 さあ、行き先を選べ。 ${if f54} %blue%ロマンシア、ジパング、シュメール、ヴァネルバはクリアのため必ず訪れねばなりません。%/% ${/if} [やっぱりやめます](64) [シュメール共和国へ(15日経過)](458) [ヴァネルバ王国へ(12日経過)](461) [ギルバレス島へ(12日経過)](77) [ラステル王国へ(7日経過)](112) [ロマンシア王国へ(15日経過)](81) [ジパングへ(20日経過)](113) 76 あなたは生きている洞窟に向かった。 [様子をうかがう](137 "!f01") [様子をうかがう](138 "f01") 77 あなたは海を越えてギルバレス島に到着した。 [周囲を捜索する](327 "!f07&!f27") [しかし……](328 "f07") [周囲を捜索する](331 "f27") 78 あなたは大森林に向かった。 [しかし……](102 "f05") [そこには……](203 "!f05&!f15") [そこには……](424 "f15") 79 「火星の欠片を1つ手に入れました!」 [第四の報告を聞く](114 "!f04") [第四の報告を聞く](123 "f04") 80 あなたは紅玉の森に向かった。 [様子をうかがう](177 "!f03&!f13") [様子をうかがう](178 "f03") [様子をうかがう](197 "f13") 81 あなたはロマンシア王国に到着した。 [しかし……](273 "f04|f14") [ロマンシア城に向かう](274 "!f04&!f14") 82 自ら秘宝を探索することも必要だが、各地に勇者を派遣して守りを固めつつ情報を得ることも大切だ。あなたはそう王様に進言した。 「うむ、そうじゃな。ソーサリアンよ、王立軍の指揮権をしばしそなたに委ねようぞ」 さて、派兵の目的はどうしようか? [やっぱりやめます](47) [星の欠片を探す(2日経過)](83) [秘宝の情報を集める(1日経過)](84) [敵勢力の情報を探る(3日経過)](85) 83 あなたは星の欠片の探索を命じた。 2日後、全部で7つの派遣部隊から報告が上がってきた。 [第一の報告を聞く](118 "!f01") [第一の報告を聞く](120 "f01") 84 手に入れるべき七星の秘宝の正体がわからないのでは動きようがない。あなたは方々に伝書鳩を飛ばして秘宝の情報を集めることにした。 翌日、あなたの元に届いたのは…… [報告を受ける](127,128,129,130,131) 85 敵を知り己を知ることが戦いの基本だ。あなたは優秀なスパイを派遣して敵勢力の分析に当たらせた。 調べるべき情報は、ディスファルコムにつき従っていた2人の将、それ以外に注意すべき戦力、そして敵の本拠地についての四点だ。 3日後、報告が上がってきた。 [報告を受ける](132,136,133,134) 86 あなたは宇宙船に忍び込もうとした。 しかし、さすがに警備が厳重だ。すぐに見つかってしまう。 %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%「ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)」を行ってください。%/% %red%この戦闘はCHANGE-AIRなどで回避可能です。%/% [耐えきった](772) [HPかMPが尽きた](773) 87 王様は各地からの報告に耳を傾けている。 今この瞬間にも、ディスファルコムによって秘宝が奪われるかもしれないのだ。 [「西海岸の様子は?」](88 "!f11&oFreeI10+&!f01") [「西海岸の様子は?」](89 "oFreeI11-|f01|f11") 88 「大変です、陛下!」 「何事じゃ?」 「西海岸の生きている洞窟に敵軍が侵攻、洞窟は完全に占拠されました!」 報告を受けてエティスは首をかしげた。 「妙だな……あの洞窟の最深部には、不老長寿の水が流れているが……奴らの体の構造は我々とは全く違う。不老長寿の水を手に入れる必要があるのだろうか?それとも我々に使わせまいとして……?」 その時、エティスの手の内で、太陽の欠片が粉々に砕け散った。 「バカな……不老長寿の水が、七星の秘宝の一つだったというのか?しまった……!秘宝とは宝石のような形を持った物だという先入観に囚われていた……」 %red%あなたは、太陽の加護を失った。今後、太陽の欠片を使うことはできない。%/% これは大変なことになった。NOILA-TEMはもとより、CURE、MELT、STONE-FRESH、AIR-HAND、RESURRECTといった治癒魔法のほとんどが使用不能だ。さらにPROTECTやREJUVENATEで戦闘ダメージをコントロールすることもできないし、EXPLOSIONやFREEZEが使えないので地属性と水属性への決め手を失ったことになる。これは大きなハンデとなるだろう。 [「東部地域は……」](94 "!f03&!f13&oFreeI35+") [「東部地域は?」](95 "f03|f13|oFreeI36-") 89 「西海岸、異常ありません!」 報告を受けて王様の表情がわずかに緩んだ。 [「東部地域は……」](94 "!f03&!f13&oFreeI35+") [「東部地域は?」](95 "f03|f13|oFreeI36-") 90 あなたは道場へ向かった。 「ソーサリアン、このような時にも修業を怠らぬとは、感心だな」 ここであなたは職業を変えることができるが、修業には一週間を要する。 [転職する](91) [やっぱりやめます](47) 91 あなたは転職した。 %RED%キャラクターシートを開いて、好きな職業に変更してください。%/% [戻る](47) 92 転移の魔法陣を抜けると、そこはもうロマンシア王国だ。 [しかし……](273 "f04|f14") [ロマンシア城に向かう](274 "!f04&!f14") 93 転移の魔法陣を抜けると、そこはもう海の向こうだ。 時は江戸時代。この国には様々な神器があるというが、果たしてそれが七星の秘宝なのだろうか? [周辺を探索する](204) [ペンタウァに帰還する](141) 94 「陛下、大変です!東の紅玉の森で大規模な火災が発生しています」 「何じゃと?まさか……」 慌てる間もなかった。エティスの持っている火星の欠片が粉々に砕け散った。 「紅玉が、火星の秘宝だったというのか……」 %red%あなたは、火星の加護を失った。今後、火星の欠片を使うことはできない。%/% これは大変なことになった。NOILA-TEMはもとより、MELTやREDUCE-LIFEといった治癒魔法が使用不能になった。さらにREJUVENATEやGIVE VIGORといった便利魔法が使えなくなり、EXPLOSION、FREEZE、LIGHT CROSSという即死魔法も封じられたことで地属性、水属性、霊属性への決め手を失ったことになる。これは大きなハンデとなるだろう。 [「さらに……」](100 "!f05&!f15&oFreeI65+") [「他には?」](101 "f05|f15|oFreeI66-") 95 「東部地域からは、目立った報告はなく……しばしお待ちを」 [「何か……」](100 "!f05&!f15&oFreeI65+") [「何か?」](101 "f05|f15|oFreeI66-") 96 転移の魔法陣を抜けると、そこはもうギルバレス島だ。 [周囲を捜索する](331 "f27") [しかし……](328 "f07") [周囲を捜索する](327 "!f07&!f27") 97 「申し上げます!陛下、陛下……ロマンシアが……!」 「何があった?」 王様は平静を装って尋ねたが、その顔は報告に来た兵士と同じく色を失っていた。 「巨大な、巨大なドラゴンに押し潰された模様……」 「ドラゴンに……押し潰された、だと?」 王様もエティスも何を言われたのか理解できなかったようだ。 「そして……ファン・フレディ王子が……討ち死に……!」 誰もが息を呑んだ。あなたはロマンシアの王子の勇士を思い出す。童顔でちょっと間抜けなところもある、王族らしからぬ人物だった。彼がこのような世界の危機に黙っている男でも、逃げ隠れする男でもないことをよく知っていた。 「そうか……それで、ドラゴンスレイヤーは……」 エティスが冷たい声で問いかける。 「奪われました」 あなた達の手元で、水星の欠片が、胸の中の何かとともに、粉々に砕け散った。 %red%あなたは、水星の加護を失った。今後、水星の欠片を使うことはできない。%/% これは大変なことになった。NOILA-TEMはもとより、PEACE、UN-CURSE、AIR-HAND、REUCE-LIFEといった治癒魔法が使用不能になった。さらにHOLY-WATERやGIVE VIGORといった便利魔法も使えなくなり、DESTROY WATERを封じられたことで水属性への切り札も失われた。これは大きなハンデとなるだろう。 [「海の向こうからは……」](103 "!f07&!f17&oFreeI90+") [「これで終わりか?」](104 "f07|f17|oFreeI91-") 98 「特に報告はないようです」 [「海の向こうからは……」](103 "!f07&!f27&oFreeI90+") [「これで終わりか?」](104 "f07|f27|oFreeI91-") 99 魔法陣を抜けると、そこはもうラステル王国だ。 しかし、かつてペンタウァと同じく栄華を誇った王国の姿は微塵もない。農園は荒れ果て、そこかしこに打ち捨てられた家屋がある。街道は草ぼうぼうで動物の死骸が散乱している。王家が途絶えてからたかだか十数年でここまで荒廃してしまうのだろうか。 [付近を捜索する](546 "f38") [付近を捜索する](537 "!f38") [ペンタウァに帰還する](141) 100 「大森林が襲撃を受けました!タリスマンを監視していたリーアが行方不明です!」 「く……なんということだ……」 大自然の力を司る宝玉タリスマン。あれが七星の秘宝の一つだったとしても全く不思議はない。 「してやられたようじゃな」 王様が嘆息すると同時に、その手に握られた木星の欠片が静かに砕け散った。 %red%あなたは、木星の加護を失った。今後、木星の欠片を使うことはできない。%/% これは大変なことになった。NOILA-TEMはもとより、HEAL、STONE-FLESH、RESURRECTといった治癒魔法が使用不能になった。さらにREJUVENATEやPROTECT、HOLY-WATER、CHANGE-AIRといったダメージコントロールの手段も軒並み失ったのだ。EXPLOSIONとLIGHT CROSSを封じられたことで地属性と霊属性への備えを欠いたことも忘れてはならない。これは大きなハンデとなるだろう。 [「周辺諸国は……」](97 "!f04&!f14&oFreeI80+") [「周辺諸国は?」](98 "f04|f14|oFreeI81-") 101 「東部からの報告は以上です」 「ふむ……」 王様が深々と頷く。 [「周辺諸国は……」](97 "!f04&!f14&oFreeI80+") [「周辺諸国は?」](98 "f04|f14|oFreeI81-") 102 大森林は、あなたの記憶に眠る姿とはまったく異なっていた。 見た目はあまり変わってはいないが、木々の色はどこか鮮度を欠き、動物の声は聞こえない。風は止み、空気は淀んでいる。 明らかに、この地を潤す何かを欠いているのだ。 それが、金の台座をはめたまま底なし沼に沈められていたタリスマンであることは、明らかだった。 この地でできることはもはやない。あなたは失意のうちに帰路に着く。 [ペンタウァに帰還する](141) 103 「ギルバレス島のグブンナ砂漠にあるピラミッドが崩壊!王家の墓が荒らされたとのことです」 「まさか……そんなところにまで?」 「陛下、グブンナ砂漠のピラミッドといえば、かつてソーサリアン達に持ち帰らせた王家のダイヤモンドを納めた場所では?」 エティスの疑問に答える声はなかった。その代わり、彼の手元で、土星の欠片が静かに塵になった。 %red%あなたは、土星の加護を失った。今後、土星の欠片を使うことはできない。%/% これは大変なことになった。NOILA-TEMはもとより、HEAL、MELT、STONE-FLESH、UN-CURSE、REUCE-LIFEといった治癒魔法が使用不能になった。さらにCHANGE-AIR、GIVE-VIGORといった便利魔法も使えなくなり、EXPLOSION、DELUGE、FREEZE、LIGHT-CROSSと攻撃呪文も軒並み失ったことになる。これは大きなハンデとなるだろう。 [報告は終わりのようだ](107) 104 「ギルバレス島からは特に知らせはないようです」 「そうか……まったく、ディスファルコムに比べたら、ギルバレスが可愛く見えるわい」 [報告は終わりのようだ](107) 105 グーランはディスファルコムに受けた傷の療養中だ。 一命はとりとめたが、まだ戦線に立つのは難しそうだ。 すると、グーランは見舞いに来たあなたが持っているオーディンの斧を見て目の色を変えた。 「おお、それはすごい武器だな……おい、それよこせ!代わりに小さいのやるから」 グーランは自分の斧を差し出して交換しようという。 [断る](793) [交換する](775) 106 「直ちに各地に冒険者を派遣するのだ。そして、秘宝とおぼしきアイテムを一つずつ確保する。道中でディスファルコムの軍と遭遇した場合は、戦うなり逃げるなりの対処を迫られることになろう。とにかく、一つでも多くの秘宝を彼奴らより先に見つけることだ。それが最終決戦を少しでも有利に進めるための布石となる」 エティスはそこで言葉を切った。 「……というのはな。秘宝は七星の象徴。それを敵に奪われるということは、我々が七星の加護を得られなくなるということなのだ!」 [「ということは、既に……!」](62 "f06") [「心得た」](63 "!f06") 107 王様は声を張り上げる。 「皆の者よ、決して希望を捨ててはならぬ。我らは最後の一人になっても、このペンタウァを、いや地球を守り抜くのじゃ!」 [「御意!」](47) [「もう諦めましょう」](142) 108 あなたが古戦場へ足を向けると、王様が声をかけてきた。 「待て、ソーサリアン。あそこに向かうつもりなら、わしも同行しよう」 ${if f54} %blue%王様に同行してもらいキングドラゴンを復活させましょう。ただしそのためにはアイテムが必要です。%/% ${/if} [受け入れる](519) [断る](520) 109 あなたは氷の洞窟を訪れた。 この洞窟には風の精霊リュシエルが住んでいる。 滅多に出てこないが、訪れる者には贈り物をくれる、好意的な精霊だ。 [洞窟に入る](781) [ペンタウァに帰還する](141) 110 あなたは砂漠の街ヴァラージへと赴いた。 [オアシスの街に向かう](404 "!f29") [オアシスの街に向かう](423 "f29") 111 あなたはグラバラス伯爵領を訪れた。 グラバラス=リラ伯爵はあなたを歓迎してくれる。 「ソーサリアン殿、先のキラーボーン事件では誠に世話になった。あれ以来、時の神殿は巫女フィオナと3匹の竜によってつつがなく管理されている。今日は何用かな?」 あなたはこれまでの経緯を説明した。 「なんと……異世界からの侵略者が来たというのか。神殿からそのようは報告は受けていないが……」 伯爵は半信半疑のようだ。 「時の神殿に向かわれるのであれば、私が手配しよう。しかし、余人が神殿に入れるのは生涯に一度だけだ。時の流れを乱さぬため、神官たちがそのように定めた。準備はよろしいかな?」 [時の神殿に向かう](233 "!f24") [ペンタウァに帰還する](141) [時の神殿に向かう](238 "f24") 112 あなたはラステル王国を訪れた。 しかし、かつてペンタウァと同じく栄華を誇った王国の姿は微塵もない。農園は荒れ果て、そこかしこに打ち捨てられた家屋がある。街道は草ぼうぼうで動物の死骸が散乱している。王家が途絶えてからたかだか十数年でここまで荒廃してしまうのだろうか。 [付近を捜索する](546 "f38") [付近を捜索する](537 "!f38") [ペンタウァに帰還する](141) 113 海を越えて、はるばるあなたはジパングへとやってきた。 時は江戸時代。この国には様々な神器があるというが、果たしてそれが七星の秘宝なのだろうか? [周辺を探索する](204) [ペンタウァに帰還する](141) 114 「水星の欠片を1つ手に入れました!」 [第五の報告を聞く](115 "!f05") [第五の報告を聞く](124 "f05") 115 「木星の欠片を1つ手に入れました!」 [第六の報告を聞く](116 "!f06") [第六の報告を聞く](125 "f06") 116 「金星の欠片を1つ手に入れました!」 [第七の報告を聞く](117 "!f07") [第七の報告を聞く](126 "f07") 117 「土星の欠片を1つ手に入れました!」 報告はこれで終わりのようだ。 [戻る](82) 118 「太陽の欠片を1つ手に入れました!」 [第二の報告を聞く](119 "!f02") [第二の報告を聞く](121 "f02") 119 「月の欠片を1つ手に入れました!」 [第三の報告を聞く](122 "f03") [第三の報告を聞く](79 "!f03") 120 「欠片は手に入りませんでした……」 [第二の報告を聞く](119 "!f02") [第二の報告を聞く](121 "f02") 121 「欠片は手に入りませんでした……」 [第三の報告を聞く](122 "f03") [第三の報告を聞く](79 "!f03") 122 「欠片は手に入りませんでした……」 [第四の報告を聞く](123 "f04") [第四の報告を聞く](114 "!f04") 123 「欠片は手に入りませんでした……」 [第五の報告を聞く](124 "f05") [第五の報告を聞く](115 "!f05") 124 「欠片は手に入りませんでした……」 [第六の報告を聞く](125 "f06") [第六の報告を聞く](116 "!f06") 125 「欠片は手に入りませんでした……」 [第七の報告を聞く](126 "f07") [第七の報告を聞く](117 "!f07") 126 「欠片は手に入りませんでした……」 報告はこれで終わりのようだ。 [戻る](82) 127 「判明しました。ギルバレス島のピラミッドに納められている「王家のダイヤモンド」。あの宝玉は2000年に渡り世界の死と転生を見守ってきた土星の秘宝に違いありません!」 [戻る](82) 128 「判明しました。紅玉の森のエルフ達が管理している紅玉、現在は黄色い宝石ですが、もともとあれは火星からこの地球に落ちてきたもののようです。おそらく紅玉が火星の守護を司る秘宝に間違いありません」 [戻る](82) 129 「判明しました。大森林に祀られているタリスマンですが、かの宝石の自然を操る力はもともと木星の大地に由来するもの。タリスマンこそ木星の秘宝に相違ありません」 [戻る](82) 130 「判明しました。生きている洞窟から湧き出る不老長寿の水。形を持たないエナジーこそが、太陽の恵みたる生命を司るもの。不老長寿の水こそ太陽の秘宝だったのです」 [戻る](82) 131 「判明しました。ロマンシア王国のファン・フレディ王子が持つドラゴンスレイヤー。悪竜ヴァイデスを封ずるために鍛えられた剣ですが、その柄には水星の石が埋め込まれているということです。ドラゴンスレイヤーこそ水星の秘宝ということになります。もっともあの剣は持ち手を選ぶと言われています。この国でドラゴンスレイヤーを使いこなせるのはファン・フレディ王子だけですね」 [戻る](82) 132 「敵軍の中にいた鎧の男。彼はロード・ブリタニカといいます。その剣捌きもさることながら、あの男は無限の体力を持ち、どんな武器も魔法も通用しないというのです。ただ、彼には弱点があるらしく、そこをつけば追い払うことができるかもしれません。ブリタニカの到来を予見した古文書には「九極の名を唱えよ」と記されていました……」 [戻る](82) 133 「ディスファルコムにはブリタニカとワグナーの他にもう一人、腹心の部下がいます。部下、というべきか。その名はギガドラゴン、超巨大なドラゴンなのだそうです。あの金竜をも丸呑みにし、街一つを押し潰すほどの巨体で、ヒットポイントは実に32000点にも及ぶとか。まともに戦って勝てる相手ではありません。むしろ敵の体内に飛び込んで暴れ回るくらいの作戦が必要でしょう。しかし、人間がそんなことをすれば命はありません」 [戻る](82) 134 「ディスファルコムの本拠地が判明しました!西の海の底に宇宙船を停泊させているとのことです」 これはすごい発見だ。これでいつでもこちらから攻め入ることができる。もっとも、生半可な実力では勝利は覚束ないだろう。 [戻る](82) 135 あなたは単独でこっそりと敵の本拠地へと向かった。 西の海へとボートで漕ぎ出し、そこから海中に潜るのだ。 情報通り、海の底には宇宙船が停泊していた。 ![敵基地](spacebase01.jpg) [忍び込む](86) [ペンタウァに帰還する](141) 136 「ディスファルコムが最も信頼を置いているのが魔術師ワグナーです。異世界では十階層にわたる巨大な迷宮の経営者だったとか。彼は古代語魔法を使いこなし、攻防ともに完璧な強さを誇ります。ただ、あくまでも魔術師であり、自身もとうに寿命を過ぎた魔法的存在なのだそうです。DISPELの魔法では力不足ですが、あらゆる魔法を消去する術でもあれば、ワグナーを永遠に滅ぼすことができるかもしれません」 [戻る](82) 137 幸い、洞窟の周りに敵はいないようだ。 [生きている洞窟に入る](150) [ペンタウァに帰還する](141) 138 なんと、洞窟の入口は既に敵軍が占拠している。 「そこのお前、何者だ!」 敵の先兵に見つかったようだ。 戦わねばならない。 %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%「ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)」を行ってください。%/% %red%この戦闘はCHANGE-AIRなどで回避可能です。%/% [耐えきった](139) [HPかMPが尽きた](140) 139 勝つには勝ったが、次々と新手が出てくる。ここは早々に退散した方が良さそうだ。 [ペンタウァに帰還する](141) 140 こんなところで雑魚にやられるなんて。 だが、ディスファルコムの引き連れてきた魔物達はあなたの想像を超えていた。どいつもこいつも、古強者というべき風格と実力を備えていた。 あなたは敗れたのだ…… 141 あなたはペンタウァに帰ってきた。 城は無事だろうか? [王城に向かう](68) 142 「何じゃと!臆病風に吹かれたか……いや、もう良い。そなたは十分に頑張ってくれた。後はただ、ゆっくりと休むが良い」 王様は悲しげな目をしてあなたを送り出した。 ディスファルコムにはどうやっても勝てない。あなたにはそれがわかっていた。 必ず滅びは訪れる。死に場所くらい自分で決めることにしよう。 あなたはひとり王城を出て、どこへともなく去っていった…… 143 エティスは来たる決戦に備えて忙しそうにそこかしこに指示を出している。 「七星の秘宝の探索と並行して、少しでも多くの味方を募る必要がある。国内外の強力な勇者に声をかけるのだ」 [戻る](47) [「何かください」](303 "!i24") 144 「そなたが次のレベルになるにはまだ経験不足のようじゃ」 王様は嘆息する。 「もっとも、ちょっとやそっとレベルが上がったところで、どうなるわけでもあるまいが……」 [引き下がる](47) 145 「十分な経験を積んだようじゃな」 [レベルアップ!](146,147,148,149) 146 STRが上がった! [話を続ける](49) 147 INTが上がった! [話を続ける](49) 148 DEXが上がった! [話を続ける](49) 149 KRMが上がった! [話を続ける](49) 150 あなたは生きている洞窟に入った。 この洞窟は文字通り生きている。つまり、洞窟に巣くう魔物は洞窟そのものを守るため、あなたを外敵と見做して攻撃してくるのだ。長く留まれば留まるほど、洞窟の免疫系があなたを熟知して激しい攻撃を浴びせてくることになる。早急に探索を進めねばならない。 [先に進む](158) 151 洞窟の奥には、三つの穴が開いている。 手前は出口へと通じている。 [右の穴へ](152) [中央の穴へ](153) [左の穴へ](154) [出口へ](155) 152 洞窟の先は行き止まりになっている。 そこのちょっとした広間には太い柱が二本立っており、柱の壁にはまがまがしい悪魔の顔が……! 「招かれざる者よ、我らダブルデビルズが直ちに溶かしてやろう!」 どうやらここは古の悪魔の生息地になっていたようだ。戦わねばならない。 %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%「ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)」を行ってください。%/% %red%この戦闘はCHANGE-AIRなどで回避可能です。%/% [耐えきった](156) [HPかMPが尽きた](157) 153 巨大な空洞に出た。左右に道が続いている。左の道は上り坂だ。 [中央の穴を抜ける](158) [右の道を進む](160) [左の道を進む](161) 154 ここは洞窟の心臓部のようだ。今は用はない。 引き返そうと思ったその時、あなたのみに怖気が走った。 ドッペルゲンガーだ! %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%「ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)」を行ってください。%/% %red%この戦闘はCHANGE-AIRなどで回避可能です。%/% [戻る](151) 155 あなたは生きている洞窟を出た。 [ペンタウァに帰還する](141) [再び洞窟に入る](151) 156 ダブルデビルズを倒したが、広間にめぼしいものはない。 [元の道を戻る](158) 157 ダブルデビルズの猛攻の前にあなたは倒れ伏した。 安易な経験値稼ぎの相手と見下していたのが敗因だろうか…… 158 生きている洞窟の入口付近にいる。 白血球が襲ってきた! %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%「ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)」を行ってください。%/% %red%この戦闘はCHANGE-AIRなどで回避可能です。%/% ${if f54} %blue%生きている洞窟では必ず水晶のバルブを入手すること。%/% ${/if} [耐えきった](151) [HPかMPが尽きた](159) 159 あなたは生きている洞窟の中で溶かされ、その養分となった…… 160 目の前を巨大な肉のヒダが覆っている。 [戻る](153) [ヒダをよく見る](167 "f18") 161 広い通路に出た。坂道になっているようだ。 通路の中央には扉が二つある。 [坂道を下る](153) [坂道を上る](162) [右の扉に入る](163) [左の扉に入る](164) 162 あなたは狭い通路を進んでいく。 途中にいくつもの穴が開いている。 [一番左の穴へ](161) [中央の穴へ](165) [一番右の穴へ](168) 163 扉の奥には小部屋がある。 部屋の中には宝箱が置いてある。 [宝箱を開ける](174 "!i08") [部屋を出る](161) 164 扉の中には何者かの腕が落ちている。かつてこの洞窟の探索を試みた冒険者のなれの果てだろうか。 腕は紙切れを握りしめていた。何が書かれているのかはほとんど判別できない。ただ、最後の方は殴り書きになっていて、著者が急いでいた様子がうかがわれる。 あなたも急いだ方が良さそうだ。 [戻る](161) 165 穴の中には大量のヒルがいた! %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%「ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)」を行ってください。%/% %red%この戦闘はCHANGE-AIRなどで回避可能です。%/% [耐えきった](166) [HPかMPが尽きた](175) 166 ヒルを倒したが、穴の中にはめぼしいものは何もない。 [出る](162) 167 よく見るとヒダはゆっくりと上昇している。 [ヒダに掴まって上に進む](173) 168 ここは袋小路だ。 しかし、目の前にスイッチがある。 [スイッチを押す](169 "oFreeIII10+&!f18") [スイッチを押す](170 "oFreeIII11-&!f18") [戻る](162) 169 スイッチを押すと、どこかで何かが作動する音が聞こえた。 だが、その正体に気づく前に、あなたの体に向かって膨大な数の白血球が押し寄せてきた! どうやら探索に時間を掛けすぎたらしい。 %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%「ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)」を行ってください。%/% %red%この戦闘はCHANGE-AIRなどで回避可能です。%/% [耐えきった](171) [HPかMPが尽きた](172) 170 スイッチを押すと、どこかで何かが作動する音が聞こえた。 [戻る](162) 171 なんとかやりすごした。 [戻る](162) 172 生きている洞窟の免疫の力にあなたは敗れ去った。後に残るのはわずかに色味を増した洞窟だけだ…… 173 上に進んでいくと、最後の扉があった。 その扉の奥にはなみなみと水をたたえた泉がある。 その泉から湧き出る水こそ、不老長寿の水なのだ。 ![不老長寿の水](furochoju01.jpg) %RED%あなたは不老長寿の水を手に入れた。%/% %RED%太陽の欠片を5つ手に入れた。%/% ヒダを伝って下に降りる。 [来た道を戻る](153) 174 宝箱の中には水晶のバルブが入っていた。 %red%あなたは水晶のバルブを手に入れた。%red% [戻る](161) 175 まさか、生きている洞窟の中で血を吸われて死ぬとは、あなたもついていない…… 176 ここは転移の魔法陣だ。 これを使えばたった一日で目的地に移動することができる。 ただし、目的地はいくつかに限定されている。 [ロマンシア王国へ](92) [ジパングへ](93) [ギルバレス島へ](96) [ラステル王国へ](99) [シュメール共和国へ](459) [ヴァネルバ王国へ](460) [やっぱりやめる](47) 177 紅玉の森は静まりかえっている。 [エルフ達に呼びかける](179 "xきこり") [エルフ達に呼びかける](180 "xELF") [エルフ達に呼びかける](181 "!xELF&!xきこり") [ペンタウァに帰還する](141) 178 しかし、既に遅かったようだ。 大規模な森林火災のため、紅玉の森は見るも無惨に焼け果てている。 ディスファルコムの一味が森に火を放ったのだろうか。 一夜にしてこれほどの山火事をもたらすとは、想像を絶する魔力が投入されたに違いない。 失意のうちにあなたは森を後にした。 [ペンタウァに帰還する](141) 179 森の中からエルフの番人が現れた。 「ようこそ紅玉の森へ。私は森の番人ニフト。そなたは我らが同胞ではないが、森とともに暮らす者のようだな。歓迎するぞ」 あなたはかいつまんで経緯を話す。 「うむ、侵略者の話は聞いておった。紅玉は我らが森の守護石。おいそれと貸し与えるわけにはゆかぬ。だが、あえて木こりであるそなたを遣わしたペンタウァの王の礼節を信じることにしよう。そなたの命に懸けて、侵略者を退けた後に紅玉を返還すると誓えるか?」 [わかりました](182) [いやです](183) 180 森の中からエルフの番人が現れた。あなたはエルフ語で話しかける。 「ようこそ紅玉の森へ。私は森の番人ニフト。同胞よ、歓迎するぞ」 あなたはかいつまんで経緯を話す。 「同胞よ、侵略者の話は聞いておった。紅玉は我らが森の守護石。おいそれと貸し与えるわけにはゆかぬ。だが、エルフであるそなたを遣わしたペンタウァの王の礼節を信じることにしよう。そなたの命に懸けて、侵略者を退けた後に紅玉を返還すると誓えるか?」 [わかりました](182) [いやです](183) 181 答えはない。 [森に入ってみる](185) [ペンタウァに帰還する](141) 182 ![ニフト](nifuto01.jpg) 「では、頼んだぞ」 あなたは紅玉を手に入れた。紅玉と言っても今は綺麗な黄色をした宝石だ。それでもなお、その内に紅蓮の炎が宿っているのがわかる。 %RED%あなたは紅玉を入手した。%/% %RED%火星の欠片を5つ手に入れた。%/% [帰還する](184) 183 「約束できぬと申すか。まあ、できぬ約束はせぬ方が良いだろうな。紅玉は我らが責任を持って守り抜く。そなたも気をつけるが良い」 [帰還する](184) 184 森のとば口で、あなたは敵に遭遇してしまう。 ディスファルコムの先兵に違いない。 %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%「ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)」を行ってください。%/% %red%この戦闘はCHANGE-AIRなどで回避可能です。%/% [耐えきった](198) [HPかMPが尽きた](199) 185 紅玉の森は入り組んでおり、あちこちに罠が仕掛けられている。 %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%「ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)」を行ってください。%/% %red%この戦闘はCHANGE-AIRなどで回避可能です。%/% [耐えきった](186) [HPかMPが尽きた](187) 186 紅玉の森の奥に行くと、守護者のニフトがいた。 「招かれざる者よ、この紅玉の森に何の用だ?」 [「未曾有の危機が迫っている」](188) [「紅玉を貸してほしい」](189) 187 エルフ達の守りは思ったより堅かった。 こんな守りも突破できないようではディスファルコム軍に勝つことは覚束ないだろう…… 188 「そなたのような若造が未曾有なんて言葉を知っていると驚きだな。我々も事態は把握している。して、紅玉をどのように用いるつもりなのだ?」 [「破壊する」](190) [「守り抜く」](191) [「世界を改変するのに使う」](192) 189 「何だと、藪から棒に。それはできない。紅玉を悪しき者から守り続けるのが我らエルフの務めなのだ」 [殺してでも奪い取る](193) [諦める](194) 190 「何だと!紅玉は森を守護する秘宝。破壊するなど認めぬ。立ち去れ!」 [殺してでも奪い取る](193) [諦める](194) 191 「我らの守りは鉄壁だ。だが、確かにディスファルコム軍がこの森に侵攻してくるのは望むところではない。そなたらに預ければ必ず紅玉を守り抜き、事が済んだ暁には我らに返還すると約束できるか?」 [「もちろんです」](182) [「……」](183) 192 「七星の秘宝を用いて世界を改変する、だと?それは自然の摂理に逆らう行為。決して容認できぬ。立ち去れ!」 [殺してでも奪い取る](193) [諦める](194) 193 あなたはニフトに襲いかかった。 %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%「ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)」を行ってください。%/% %red%この戦闘はCHANGE-AIRなどで回避可能です。%/% [耐えきった](195) [HPかMPがゼロになった](196) 194 あなたは諦めて紅玉の森を後にする。 [ペンタウァに帰還する](141) 195 あなたはニフトを殺し、紅玉を奪い取った。 目的のためには手段を選んではいられない。 紅玉といっても今は黄色い宝石だ。あなたは森を後にする。 %RED%あなたは紅玉を手に入れた。%/% %RED%火星の欠片を5つ手に入れた。%/% [帰還する](184) 196 目的のためには手段を選ばない。その考えは間違っていないかもしれない。 だが、そのためにはまず力を持っていることが前提なのだ…… 197 森は静まりかえっている。 ここにもう用はない。 [ペンタウァに帰還する](141) 198 辛くも勝利した。しかし、逃げ出した敵が事態をディスファルコムに報告するだろう。 急いで帰還しよう。 [ペンタウァに帰還する](141) 199 あなたはディスファルコム軍に敗れた。 これがギガドラゴンの先兵に過ぎないという事実をあなたは最期まで知ることはなかった…… 200 寺院の神父はあなたの顔を心配そうに見つめる。 「ソーサリアン殿、随分疲れているご様子。私の癒やしの術が必要でしょうか?しかし、回復のためには一日休まねばなりません」 [やっぱりやめます](47) [グーランと話す](105 "i16") [HPとMPを回復したい](201) [バッドステータスを治療したい](202) 201 あなたは神父に案内されて教会の寝室で一晩休んだ。 翌朝、礼拝を済ませると、昨日の疲れがウソのように取れている。 %RED%HPとMPが全快しました。%/% [行動開始だ](47) 202 あなたは神父の勧めで一晩礼拝堂に泊まり、体を清めた。 %RED%ステータスが正常に戻りました。%/% [行動開始だ](47) 203 大森林を代表する巨木の前に、リーアの住む小屋がある。 リーアは女魔法使いで、この地でタリスマンを守る任に当たっている。 そしてそのタリスマンは、あまりに強力な魔力をコントロールするため、金の台座をはめたうえで底なし沼に沈められたのだ。 [小屋を訪れる](445) [周囲を散策する](425 "!f30") 204 ここは江戸城の城下だ。 近くには突如出現したという反乱軍の砦がある。将軍は砦攻略の準備を進めているようだ。 ${if f54} %blue%城下町で黒巫女の情報を得て、城主の勅令を得てから会いに行きましょう。%/% ${/if} [江戸城へ行く](205) [城下町を探る](206) [反乱軍の砦に向かう](207) [ペンタウァに帰還する](141) [隠れ里へ向かう](232 "i09") 205 江戸城であなたは将軍ヨシムネと面会することになった。 ![江戸城](edojo01.jpg) 「ソーサリアンよ、お主らのことは先祖からよく聞いておる。歓迎するぞ」 あなたはこれまでの経緯をかいつまんで説明する。 「でぃすふぁるこむ、とな。さても面妖な名前じゃ。御国の危機とあらば力を貸したいところじゃが、我が国の財政は火の車。お主らの望むようにはしてやれぬ」 [「黒巫女ムウの協力を得たい」](230 "f22&!i09") [「あかねの協力がほしい」](229 "f21") [江戸城を去る](209) 206 江戸城下は賑わいを見せている。 そういえば、城の裏手の忍者屋敷には、かつてソーサリアンたちと協力して邪鬼を追い出した忍者が住んでいるはずだ。 [忍者屋敷を訪れる](220) [江戸城へ行く](205) [反乱軍の砦に向かう](207) 207 その砦は江戸城のすぐ近くにあった。 付近の住民の話では、つい最近、突如として出現したらしい。 何か怪しい臭いがする。 あなたの勘は外れていなかった。砦に向かう道には、ディスファルコムの先兵たちが陣取っていたのだ。 [攻撃を仕掛ける](208) [その場を離れる](209) 208 あなたは砦に向かう小路を警備する魔物に躍りかかった。 %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%「ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)」を行ってください。%/% %red%この戦闘を回避することはできません。%/% [耐えきった](210) [HPかMPが尽きた](211) 209 日が暮れてしまった。 [ペンタウァに帰還する](141) [まだすることがある](204) 210 見張りを一掃するとあなたは砦の中に侵入した。 砦と言っても、見たことのない金属で作られた巨大なカプセルのようなものだ。噂に聞く宇宙船にようなものなのかもしれない。 奥の部屋には作戦会議の資料が転がっている。解読するには時間がかかりそうだ。 [目を通してみる](212) [止めておく](213) 211 ディスファルコム軍直属の兵士たちは執拗に襲ってきた。その強靭な肉体から繰り出される一撃にあなたは耐えきれず、遠い異国の地で命を落とすことになった…… 212 どうやら、ディスファルコムがこの地を訪れたのは「星落とし」の力を求めてのようだ。先の将軍の命を奪ったというその秘術が、七星の秘宝と関係しているのか否か、それはディスファルコム自身も突き止めていないらしい。星落としを使った術者は今は山奥の隠れ里に住んでいるという。 ディファルコム自身は日本には来ていないようだが、近々その部下が隠れ里に赴くつもりのようだ。里の場所が地図に記されている。 [隠れ里へ向かう](232) [他に行くところがある](209) 213 あなたはそそくさと砦を後にした。 [城下に戻る](209) 214 里の住民は友好的ではなかったが、あなたの説明に耳を傾け、里の裏手にある洞窟へとあなたを案内してくれた。 洞窟の奥には、一人の女性がいた。巫女装束を身につけ、鬼面を被り、足を鎖につながれている。 「異国の人よ、こんなところまではるばる何用ですか?」 [「名前は?」](215) [「星落としとは?」](216) 215 「私は、黒巫女ムウ。かつて出雲大社の神楽を務め、そして幕府に反逆して多くの命を殺めた。その咎で私は今ここにいます」 [「星落としとは?」](216) [「力を貸してほしい」](217) 216 「星落としとは、彗星や衛星など、この地球の遥か外の天体を招き寄せて地表に落下させるという、禁断の秘術です。その威力はお前たちの操るMETEORやROCK RAINの比ではありません。私はこの術を用いて先の将軍の命を奪いました。しかしもはや二度と世界が星落としを見ることはないでしょう」 [「力を貸してほしい」](217) [「星落としの防ぎ方は?」](218) 217 「それはできかねます。私は罪深き身。我が余生はここで太平の世を祈るためだけにあるのです。この鎖を解けば、再び世は乱れるでしょう」 [立ち去る](219) [将軍の勅令を見せる](224 "i09") 218 「それはお答えできませぬ。星落としを防ぐ術は星を落とす術と表裏一体。私が口を開けばいずれまた星が落ちるでしょう」 [立ち去る](219) 219 あなたは隠れ里を去ることにした。 帰り際に、世話人の巫女が回復の舞を踊ってくれた。 %red%HPとMPが全快しました。%/% [城下に戻る](209) 220 忍者屋敷には一人の少女がいる。 あなたを見かけるとそそくさと歩み寄ってきた。 「こんにちわ、ソーサリアン。私、あかねです。何かあったのですか?」 彼女がかつて暗黒神・邪鬼と戦ったくのいちだろうか。それにしては若すぎる。あかねの名前を継承したのか、あるいは若返りの魔法を使ったのか。 ともあれ、あなたはこれまでの経緯をかいつまんで説明した。 「そんなことが……ペンタウァの情報がここ日本にはなかなか入ってこないので懸念していたのです。というのは、先日城の近くに突如として異形の砦が出現しました。きっとあなたのいうディスファルコムの軍に違いありません」 [「ならば砦を攻撃しよう」](221) [「七星の秘宝に心当たりはあるか?」](222) [「誰か助けになる者はいるか?」](223) [屋敷を去る](209) 221 「そうですね。ソーサリアンがいてくれれば心強いです」 あなたはあかねと共に砦の攻略に向かった。 あかねが主力を陽動している間にあなたは砦に接近する。 %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%「ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)」を行ってください。%/% %red%この戦闘を回避することはできません。%/% [耐えきった](210) [HPかMPが尽きた](225) 222 「そうですね。この地にはムラサメブレードや光の玉など、いくつかの宝物があります。しかし、そもそも七星魔法があまり盛んではありませんので、どれも七星の秘宝というにはピンときませんね……」 [「無駄足だったか……」](226) [「敵軍を引き付けておいてほしい」](227) 223 「そうですね……参考になるかわかりませんが、「星」と聞いて思い当たる人物がいます」 そこであかねは言葉を切った。まるでその者の名を口にするのをおそれるように。 「かの者の名は黒巫女ムウ。かつて幕府に戦いを挑み、あまつさえ江戸に星を落とすという暴挙を成した術者です。将軍様に捕らえられ、今は隠れ里に幽閉されているといいますが、その場所は私にもわかりません」 [屋敷を去る](209) 224 「まさか……それは……」 黒巫女ムウはあなたが差し出した手紙をじっくりと読み始める。 「将軍様は……私と黒巫女衆のことを……」 そして顔を上げてあなたをまっすぐに見つめる。 「ソーサリアン。私が間違っていました。ただ絶望し、自分の罪を抱いたままここで朽ち果てるのが私の最後の罪滅ぼしだと思っていましたが、そんなことで癒えるほど私が日本に負わせた傷は浅くなかった……。この呪われた力を用いて、あなた達を守ってみせます」 「ムウ、将軍のお許しが出たのですね?」 付添の神楽が喜びの声を上げる。 「それは違いますよ、ヒミカ。許しを得たのではなく、許されるために戦うのでもありません」 ヒミカから足の鎖を解かれ、ムウはゆっくりと立ち上がる。 「ソーサリアン、私はこの地で調査を行いつつ、ディスファルコムに対する守りを固めます。決戦の日にお会いしましょう。ご武運を」 [立ち去る](219) 225 せっかくあかねが主力を引き付けてくれたのに、長旅で弱っていたあなたは砦の前線部隊を突破できずに散ることになった…… 226 「ご苦労様です。何か協力できることがあったらいつでも言ってください」 [屋敷を去る](209) 227 「わかりました。殿に申し上げて、いかにも秘宝を隠しているように振る舞いましょう。少しでも時間が稼げれば……」 [屋敷を去る](209) 228 バーランはあなたを乗せて地上に帰ってきた。 宇宙から地球を見る経験は何物にも代えがたいものだ。あなたは自分が一回り大きくなったような気がしていた。 [ペンタウァに帰還する](141) 229 「その程度のことならたやすいものじゃ。幸い今は太平の世。あかねも暇をしておろう。お主らの危機には駆けつけるよう、余から命じておく。ただし、表ではそのような話をせぬようにな」 [江戸城を去る](209) 230 「なんと、あやつのことを聞きつけたか」 ヨシムネは強く目を閉じて思索にふける。 「ムウを隠れ里に幽閉したのは先代じゃ。あやつのしたことは許されぬが、その恨みも理解できる。ムウに殺された先々代は、黒巫女衆を陰で育てておいて邪魔になったら皆殺しにしたのじゃからな。余があやつを殺せば再び憎しみの連鎖が生まれてしまう。そこで余はムウに罪を償って生きるよう求めたのじゃが、あやつは既に魔力と生きる気力を失い、自ら命を絶とうとしておった。やむを得ず隠れ里に封じたのじゃが……これも天命かもしれん。一つ、したためるとしよう」 そしてヨシムネは、筆と硯を取り出して、達筆な字で手紙をしたためた。封をして将軍の印を押すと、あなたに手渡す。 「これは余の勅令じゃ。そのようにムウに伝えるが良い」 %RED%あなたは将軍の勅令を手に入れた。%/% [江戸城を去る](209) 231 あなたは最後に周囲をぐるりと見まわし、そして仰天した。 目の前に、月がもう一つある。 いや、月ではない。何か巨大な天体だ。 違う、それは天体ではなかった。 「バカな……お前は……!」 現在を司る緑の竜バーランでさえも、目の前で起きたことが信じられないようだ。 あなたを載せたバーランは、月の周回軌道上で、巨大な何かと対峙していた。 それは……竜だった。 竜と呼ぶにはあまりにも大きすぎる。あの金竜やキングドラゴンですらも微生物に見えてしまうほどの巨大な存在。それをあなたが最期まで竜と認識できなかったのも無理はない。 [対峙する](272) [逃げる](271) 232 あなたは伊賀の山中にある隠れ里を訪れた。 [案内を受ける](214 "!f23") [特に用はない](219 "f23") 233 時の神殿は静まり返っている。まるでこの地だけが時の流れに取り残されたかのようだ。 [巫女の間に行く](235) [過去の間に行く](234) [現在の間に行く](236) [未来の間に行く](237) [ペンタウァに帰還する](141) 234 鍵がかかっていて入れない。 [巫女の間に行く](235) [現在の間に行く](236) [未来の間に行く](237) 235 巫女の間には年齢不詳の女性があなたを待っていた。 「ようこそソーサリアン、そろそろお見えになる頃だと思っていました。私はフィアネ、この時の神殿の巫女を務める者です」 [神殿の構造を聞く](240) [未来を見たい](241) [過去に行きたい](242) [今を知りたい](243) 236 鍵がかかっていて入れない。 [巫女の間に行く](235) [過去の間に行く](234) [未来の間に行く](237) 237 鍵がかかっていて入れない。 [巫女の間に行く](235) [現在の間に行く](236) [過去の間に行く](234) 238 「ならん。時の神殿には二度と訪れてはならぬ決まりだ。たとえそれが別次元でのことであっても」 [無理やり訪れる](239) [ペンタウァに帰還する](141) 239 あなたは制止する伯爵を振り切って時の神殿に向かった。 すると、不思議なことが起こった。進めば進むほど神殿は遠ざかっていく。あなたの歩みは遅くなり、最後には一歩も動けなくなった。 足元を見ると、まるで子供のように小さい足になっている。 やがて、手も、体も、どんどん縮んでいき、そして最後にはあなたは消滅してしまった…… 240 「この時の神殿は3匹の竜によって守られています。未来を司る青き竜ポジティル、過去を司る赤き竜ネガティル、そして現在を司る緑の竜バーラン。各々が神殿に納められし永遠の炎と結びついていて、時間を操る能力を持っているのです」 [未来を知りたい](241) [過去に行きたい](242) [今を知りたい](243) 241 「未来を知ってなんとなるのですか?まあ、いいでしょう。それでは未来を司る青き竜ポジティルに会いなさい」 神殿のカギをもらった。 [過去の間に行く](244) [現在の間に行く](245) [未来の間に行く](246) 242 「よろしい。過去を司る赤き竜ネガティルに会うと良いでしょう。彼は気弱なのであまり脅かさないでくださいね」 神殿のカギをもらった。 [過去の間に行く](247) [現在の間に行く](245) [未来の間に行く](248) 243 「よろしい。それでは現在を司る緑の竜バーランに会うが良いでしょう。これを持っていきなさい」 神殿のカギをもらった。 [過去の間に行く](244) [現在の間に行く](249) [未来の間に行く](248) 244 あなたは神殿のカギで過去の間の扉を開けて中に入った。 中には一匹の巨大な赤い竜がいる。 「わわわわわ、何しに来たんだ?」 かなり慌てているようだ。 [落ち着かせる](250) [攻撃する](251) [神殿を出る](252) 245 あなたは神殿のカギで過去の間の扉を開けて中に入った。 部屋の中には巨大な緑の竜が鎮座している。 「定命の者よ、あなたはここに来るはずではなかったようですね。……しかし、あなたは今ここにいる。何用ですか?」 [「今を知りたい」](255) [「用はない」](256) [攻撃する](257) 246 あなたは神殿のカギで過去の間の扉を開けて中に入った。 そこには巨大な青い竜が座っていた。 「このポジティルの元に来るとはな。貴様のことは巫女から聞いておる。望みを言うがいい」 [「未来を知りたい」](265) [神殿を出る](252) 247 あなたは神殿のカギで過去の間の扉を開けて中に入った。 中には一匹の巨大な赤い竜がいる。 「やあ、フィアネから聞いているよ。僕に何の用だい?」 [「過去に行きたい」](261) [神殿を出る](252) 248 あなたは神殿のカギで過去の間の扉を開けて中に入った。 そこには巨大な青い竜が座っていた。 「このポジティルの元に来るとはな。だが、貴様は巫女の許可を得ていない。話すことはない」 [攻撃する](259) [神殿を出る](252) 249 あなたは神殿のカギで過去の間の扉を開けて中に入った。 部屋の中には巨大な緑の竜が鎮座している。 「定命の者よ、何用ですか?」 [「今を知りたい」](255) [「用はない」](256) 250 「お、お、お、落ち着けと言われたって、急に顔を出されたら、誰だって、びっくりするよ」 そうでもないと思うが、いずれにせよこの竜はおびえ切ってしまっていて話ができそうにない。 あなたはやむなく部屋から出た。 [神殿を出る](252) 251 あなたは武器を構えておびえた竜に襲い掛かった。 %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%「ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)」を行ってください。%/% %red%この戦闘を回避することはできません。%/% [耐えきった](253) [HPかMPが尽きた](254) 252 あなたは神殿を後にした。 時の神殿に入れるのは生涯ただ一度だけだという。 もはやこの地ですることはなさそうだ。 [ペンタウァに帰還する](141) 253 あなたは神殿の巨竜を切り刻んだ。 この行為に何の意味があるのだろうか?衛兵たちが駆けつけてくる前にこの場を離れねばならない。 [神殿を出る](252) 254 あなたは神殿の巨竜の前に倒れ伏した。 時の流れに背くことはどんな勇者にも無理なのだろうか…… 255 「良いでしょう。では、このバーランの背に乗りなさい」 緑の竜はあなたを背に載せると、吹き抜けの天井を超えて大空に飛び上がった。 「さあ、何を見たいのですか?」 [地球](268) [宇宙](269) [虚界](270) 256 「では、去るが良いでしょう、定命の者よ」 [神殿を出る](252) 257 あなたは緑の巨竜に打ちかかった。 %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%「ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)」を行ってください。%/% %red%この戦闘を回避することはできません。%/% [耐えきった](253) [HPかMPが尽きた](258) 258 あなたは神殿の巨竜の前に倒れ伏した。 時の流れに背くことはどんな勇者にも無理なのだろうか…… 259 あなたは青き竜ポジティルに襲い掛かる。 %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%「ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)」を行ってください。%/% %red%この戦闘を回避することはできません。%/% [耐えきった](253) [HPかMPが尽きた](260) 260 あなたは神殿の巨竜の前に倒れ伏した。 時の流れに背くことはどんな勇者にも無理なのだろうか…… 261 「やっぱりね。過去に戻ってやり直そうというんだろう?僕は君の望みを叶えてあげられる。だけど、半分だけだよ」 ネガティルは人懐っこい口調でゆっくりと語りかけてくる。 「僕はこの世界の時間を戻すことができる。でも、今、この世界は異世界の存在によって歪曲されている。彼らが起こしたことはもはや取り消すことはできない。君は過去に戻ることができるけれど、戻った先でも取り返しのつかない事態が既に生じている可能性があるんだ。それによって時のひずみが広がるかもしれない。……それでも、過去に戻りたいかい?」 [「お願いします」](262) [「やっぱりやめます」](263) 262 「そうか、それじゃあ、過去の扉に案内しよう」 ネガティルはあなたを時空転移の間に案内した。そして赤い水晶を手渡す。 「ここから、君の望む過去に旅立つことができる。でも、忘れないようにね。この時間軸で起きたことのいくつかは、過去に戻っても既に確定してしまっているんだ。君が取り戻せるのは時間の猶予だけなんだよ」 この竜はどこまで見通しているのだろうか。子供っぽい口調の中に何か崇高なものを感じ取ったあなたは、神妙に頷き、転移の門をくぐった。 ![過去への門](intothepast01.jpg) [時を巻き戻す](264) 263 「それが賢明だね。時間を操るのはとても危険だ。この時代でも、まだできることがあるよ。きっとね」 ネガティルに励まされ、あなたは部屋を出た。 [神殿を出る](252) 264 あなたはペンタウァに戻ってきた。 確かに、カレンダーを見る限りでは時間が戻っているようだ。 しかし、あなたの記憶の中にある過去とはどこかが違っている。 とにかく、この世界で戦い抜くしかない。 [王城に向かう](47) 265 「フハハ、未来を知るだと?貴様らの未来などない。この世界はもうすぐ消えてなくなる定めだ」 [「そんな……」](266) [「そんなことはさせない!」](267) 266 あなたはポジティルの言葉を聞いて絶望する。未来を司るこの竜が断言したということは、世界の破滅は避けられないのではないだろうか。 「……いや、今の言い方は正確ではないな。並行世界の中には、この世界が存続する未来もわずかに存在している。おおよそ1400万分の1といったところだろう。この時間軸がそこに属しているのかどうかは、私にもわからぬ」 どうやら、ポジティルにこれ以上話を聞いても無駄なようだ。 [神殿を出る](252) 267 「フハハハハ、阻止するというのか。では一つ、貴様らに未来を見せてやろう。どこまで抗えるか試してみるが良い」 ポジティルはあなたに無理やり青い水晶を握らせ、そして口から冷たい息を吐きかけた。 あなたは激しいめまいがして倒れてしまう。 [気付いた時には……](69) 268 「ここは地球です。定命の者よ」 バーランは不思議そうに呼びかける。 「既にそこかしこで戦いの狼煙が上がっていますね。勝敗が決してしまった地域も少なくないでしょう。今を見届けるのが私の役目。あなたが未来を変えたいなら、然るべく動かねばなりません」 バーランは謎めいたセリフを残して押し黙った。しばらく各地を旋回した後、バーランはあなたをペンタウァの街外れに降ろしてくれた。 「さらばです、定命の者。おそらく二度と会う機会はありますまい」 [ペンタウァに帰還する](141) 269 「承知しました」 バーランは翼をはためかせてどんどん上空に昇っていく。次第にあたりが暗くなってくると、寒さが増し、息が苦しくなってくる。 「いかがですか、定命の者よ。そろそろ限界のようですね。この辺にしておきましょうか」 バーランがあなたを気遣うように声をかける。さすがに、このまま宇宙に出てしまっては命が危ない。あなたは最後に自分の目で周囲を見回してみた。 ![宇宙](fromspace01.jpg) 遥か下の方に、青い地球が見えている。 そして遠くの方に太陽が、その反対側に月も見える。 [もう少し見る](231) [もう帰る](228) 270 「何ですって!」 バーランは急に速度を落として上空を旋回し始めた。 「虚界……というのは、既に失われた世界です。いくら現在のすべてを司る私でも、存在しないものは見せられません」 ディスファルコムは自らを虚界の王と名乗っていたが、それでは彼のいた世界は既に消滅してしまったのか。 「定命の者よ、帰りなさい。ペンタウァまで送り届けてあげましょう」 [ペンタウァに帰還する](141) 271 あなたが遭遇したのは人知を超える存在だ。 その正体を見極める余裕はない。 バーランは全力で降下して大気圏に突入した。 %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%「ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)」を行ってください。%/% %red%この戦闘をCHANGE-AIRなどで回避することはできません。%/% [耐えきった](885) [HPかMPが尽きた](886) 272 あなたは絶竜に対峙して凍りついた。 これは……あまりにも大きすぎる。生き物ではない。もはや地形、あるいは天体と呼ぶべき存在だ。 こんな相手を敵に回して、勝てるはずがない。 その竜、ギガドラゴンが大きな口を開けた。 月を丸呑みしようかというその空間に、あなたはバーランごと吸い込まれていき、間もなく、跡形もなく溶けていった…… 273 そこには、あなたの知るロマンシア王国は既になかった。 農地は焼き払われ、街道にはレンガが散乱し、そして王国の家という家は一見残らずなぎ倒されていた。 優雅を誇るロマンシア城でさえも、ぺちゃんこに潰れている。 そう、王国の建物は皆、まるで真上から極度の圧力を受けたかのように押し潰されているのだ。 ![ロマンシア](romancia01.jpg) [生き残りを探す](275) 274 王城はどよめきざわついていた。どうやら、ディスファルコムの噂はロマンシアにまで届いているらしい。 あなたはペンタウァからの勅使として国王に面会を申し出た。 ロマンシア国王ファネッサ三世はセリナ姫と共にあなたを歓待してくれた。 「ペンタウァの勇者殿、ロマンシア王国にようこそおいでなさった。このような時でなければ宴の一つも催したいところなのだが……」 [「状況は?」](280) [「王子さまは?」](281) [「ドラゴンスレイヤーは?」](283) 275 あなたは声を限りに叫び、生存者を探して廃墟の中を駆け回った。 だが、走れど走れど、見えてくるのはウジの集る死体ばかりだった。 嗚咽と吐き気を堪えながらあなたは城の区画を見て回り、地下室の跡地で頑丈そうな扉を発見する。 [扉を開く](276 "!f26&!f14") [扉を開く](279 "f14|f26") [やめておく](277) 276 あなたは息を呑みながら扉を開いた。 この扉は城が襲撃されたときに王族が逃げ込むシェルターに通じているはずだ。もしかしたら奥の地下室に生存者がいるかもしれない。 果たして、狭い地下室の中には、一人の女性がいた。 しかし、その姿は王族とは程遠いものだった。豪華なドレスは泥とほこりにまみれてびりびりに裂けており、頬は痩せこけて黒ずんでいる。息も絶え絶えなその人物を見たあなたは思わず声を上げる。 [「そんな……」](278) 277 あなたは首を振ってその場を後にした。 襲撃からかなりの時間が経っている。生存確率はゼロだろう。 今は残された者として、ただひたすら戦い続けるしかない。 [ペンタウァに帰還する](141) 278 そう、彼女こそロマンシア王国の王女、セリナ姫だった。 あなたは慌ててセリナ姫を助け起こす。しかし、あなたの腕には、彼女の生気も温かみも伝わってはこなかった。 「ソーサリアン……ようやく……」 セリナ姫は途切れ途切れに何かを言おうとしている。 「あなたが……もっと早く……防げた、はず……」 その言葉にあなたは胸をえぐられる思いがした。あなたがもう少し早くロマンシアに辿り着いていれば、彼女や王国の民を救えたかもしれない。この気丈な姫をして、最期に恨み節を言わしめてしまうほどの絶望が、王国全土を覆い尽くしたのだ。 あなたがどれほど呼び掛けてもセリナ姫はもう答えてはくれなかった。 あなたは姫の亡骸を抱いて地下室を出る。 [ペンタウァに帰還する](141) 279 地下室はもぬけの空だった。 当然だろう。今、わざわざこんな地下室にこもる者がいようはずもない。 ロマンシア城跡にはもはや生きとし生けるものは何一つなかった。 [ペンタウァに帰還する](141) 280 「今のところは静かなものだ。しかし、東の空から強烈な妖気が漂ってくるのがわかる。ファン・フレディ殿が調査に旅立ったところだ」 [「王子は今どこに?」](281) 281 「おお、イルスランのファン・フレディ君か。彼はヴァイデス事件の後ずっとこの国に留まってセリナを助けてくれていたのだが、つい先日、東方の妖気を調べに旅立ったところだ。もちろんドラゴンスレイヤーを携えてな」 [王子を追いかける](282) [ペンタウァに帰還する](141) 282 東の空から迫る妖気と聞いてあなたは胸騒ぎを抑えきれなくなった。それに、ファン・フレディ王子の持っているドラゴンスレイヤーは、もしかしたら七星の秘宝かもしれない。ヴァイデス以外には効かない武器だというが、それでも不死身の悪竜を成敗した伝説の名剣だ。確認する必要があろう。 あなたは東へと旅立った。 翌日、ロマンシア王国の外れが近づくにつれ、おぞましいほどの妖気が感じられるようになってきた。 空は綺麗に晴れ上がり、真昼の丸い月が白く輝いている。 国境を流れる川の岸に来たところで、あなたはイルスランのファン・フレディ王子と合流した。 「やあ、ソーサリアン。この間は世話になったね」 王子はいつもの朗らかな調子で話しかけてくる。しかし、彼の足が震えているのをあなたは見逃さなかった。 [「王子、元気でしたか?」](284) [「この妖気は一体……」](285) [「そんな……バカな……!」](286) 283 「おお、ヴァイデスを討ち倒したあの秘剣なら、今はファン・フレディ君が持っている。国中で彼しかあの剣を使いこなせないのだ。それに、ドラゴンスレイヤーは対ヴァイデス専用の武器、ヴァイデスが完全に滅んだ今となっては、勇者の象徴としての意味合いが強いからな」 [「王子は今どこに?」](281) 284 「ああ、もちろん僕は元気いっぱいさ。セリナともラブラブで、絶好調だよ」 王子の声は上滑りしている。腰に携えたドラゴンスレイヤーが所在無げに揺れている。 その顔はあなたをまったく見ていない。視線は中空へと向かっていた。 あなたは王子とともに空を見上げ、驚愕した。 [「そんな……バカな……!」](286) 285 「妖気だって?僕はいつでも陽気さ。ほら、この通り……」 ファン・フレディ王子は両手を大きく挙げてみせた。 しかし、その表情が凍りついているせいで、王子の仕草はお手上げのようにしか見えなかった。 王子の視線は中空へと向かっている。 微かな違和感と共にあなたは王子に視線を合わせた。 [「そんな……バカな……!」](286) 286 空には白く丸い月が浮かんでいる。 しかし、そんなはずがないのだ。月は太陽に照らされて光るもの。真昼間に太陽の反対側が丸く見えることはありえない。 「月じゃ……ないんだ……」 王子はあなたの表情ですべてを察したようにぼそりと呟いた。 正円に見えたその白い天体は、あなたの目の前で少しずつ大きさを増していく。 それが接近するにつれ、その正体が白くも球体でもないことがわかった。 弧を描いていたように見えたのは、腹部。 白いあばた模様に見えたのは、鱗。 今や目視でもその輪郭がはっきりと見えるその存在は、巨大な竜であった。 竜はゆっくりと羽を動かして、はるか上空からこの地表に向けて降下を続けている。 雲一つない空に浮かぶ竜。比較対象がないためその大きさは俄にわかりかねた。 いや……わからないのではない。大きすぎてあなたの脳が俄かに認識できないのだ。 [「逃げろ!」](287) 287 あなたとファン・フレディ王子は脱兎のごとく逃げ出した。 しかし、どこに逃げればいいというのか。 今や巨竜は全天を覆い隠し、真夏の積乱雲のように地上に影を落としている。辺りは夕暮れのように暗くなった。 「落ちて……くる……!」 王子は震えながら叫び、無意識のうちにあなたの手を握り締めた。 [「王子、とにかく逃げましょう!」](288) [「王子、ロマンシアが危ない!」](289) [「王子、ドラゴンスレイヤーを!」](290) 288 「に、に、に、逃げると言ったって、一体どこに逃げればいいんだよ!」 王子は半狂乱になって騒ぐだけだった。 あなたも答えを持っていない。今から全力で走ったところで、どこに行けるというのか。 あなたは迫りくる竜の腹部をただぼーっと見つめていることしかできなかった。 [……](289) 289 「……!」 何もできずにいるあなたの頭上を、竜の背中がゆっくりと通り過ぎていく。 風に煽られてたなびく雲のように、そのシルエットは西へと向かっていった。 「あっちは……ロマンシア王国が!」 ファン・フレディ王子の叫びで、あなたの頭の中に最悪のビジョンが浮かび上がった。 そのまま竜は西へと滑空していった。 地表は強風が吹き荒れ、木々はなぎ倒された。慌てて飛び出した動物達も吹き飛ばされて転がっていく。 もうもうと土ほこりが舞い上がり、視界が真っ黒に染まる。 そして西の彼方から、大音響と激震が伝わってきた。 [西に走る](292) 290 「え……無理だよ。無理に決まってるじゃないか!あんな、あんな化け物をこの剣一本で倒せって言うの?そもそもこのドラゴンスレイヤーは悪竜ヴァイデスを打ち滅ぼすために鍛えられた剣なんだ。他の竜に対してはちょっとした魔法の剣と同じくらいの威力しかないんだよ!それに僕だって、曲がりなりにも王子としてそれなりに鍛えてきたつもりだけど、所詮ただの人間なんだ。あんな竜、竜と呼ぶのもおこがましいモンスター、いや、もうあれは神だよ、神。巨人だって悪魔だってあいつには勝てやしない。この世界最大のモンスター、ファイアーゴーレムの身長が何メートルか知ってる?48メートルだよ!あいつ見ろよ!全長48キロメートルはあるよ。いや、もっとかもしれない。本物の月の直径は3400キロメートルだ。あいつがそれ以上の大きさだとしたら……え、どういうこと?3400キロ対1.7メートル。あいつが人間なら僕は1ミクロンにも満たない大きさなんだよ!ミジンコだって1ミリはあるよ。もうね、細菌レベル。人間が細菌1個で死ぬと思う?炭疽菌だって1個じゃ無理だよ。ああ、そうか、細胞分裂して増えればいいんだ……できるわけあるかー!地球はもうおしまいだ、おしまいなんだよ!」 [「王子、ちょっと落ち着いて」](289) 291 「遂に、遂に手に入れたぞ!」 ディスファルコムは歓喜に震えながら神の腕輪を身につけた。 「負けるのはさぞ悔しかろう……」 %red%あなたは、月の加護を失った。今後、月の欠片を使うことはできない。%/% これは大変なことになった。NOILA-TEMはもとより、UN-CURSE、AIR-HANDといった治癒魔法が使用不能になった。さらにPROTECTやCHANGE-AIRでダメージを防ぐこともできず、GIVE VIGORといった便利魔法も使えなくなり、DELUGE、DESTROY-Aを封じられたことで火・風属性への切り札も失われた。これは大きなハンデとなるだろう。 [そんな……](900 "f01&f02&f03&f04&f05&f06&f07") [「ブリタニカ、貴様だけでも!」](602 "!f01|!f02|!f03|!f04|!f05|!f06|!f07") 292 あなた達は息を切らせてロマンシア城に戻ったが、すべては後の祭りだった。 いや、正確に言えば、城に戻ることはできなかった。街道は寸断され、一面が埃と煙で前も見えず、進むにつれてがれきの山が増える一方で、被害状況を確認する余裕さえなかったのだ。 やむを得ずあなたは、がれきの陰で一夜を明かすことにした。ファン・フレディ王子は震えたまま一言も口を利かなかった。 あなたも一睡もできず、真っ黒に覆われた空を見上げ、いつ夜明けが来たかもわからぬまま立ち上がった。 いくらか視界が改善しているようだ。あなたは西方にあたりをつけて川沿いに歩き続けた。 [目にしたものは……](293) 293 「ほう、まさか生き残りがいたとは。ロマンシアの民にも気骨のある者がいるようですね」 忘れもしないその声は、ディスファルコムの隣にいた鎧の騎士、ブリタニカのものだ。 あなたは目を凝らして前を見た。 白銀の鎧に身をまとったブリタニカを筆頭に、数十人の騎士風の男たちが立ちはだかっている。 そして、その後ろにうっすらと何かの塊が見えた。 あまりに巨大すぎてどう形容してよいのかわからないが、おそらくそれが空から降ってきた竜なのだろう。 [「お前たちは何者だ?」](294) [「ロマンシアをどうした?」](295) 294 「これはこれは、勇者殿。自己紹介がまだでしたかな。私はロード・ブリタニカ。あなた方の言う異界で国王を務めていたものです」 そう言って鎧の男は恭しく一礼した。その全身から自信が溢れている。 「そして、後ろに見えますかな?我が同志、絶竜ギガドラゴンを紹介いたしましょう」 [「なぜこんなことを!」](296) 295 「ふむ……もっともな質問ですな。端的に答えましょう。ロマンシアには消えていただきました」 ブリタニカの回答は絶望の響きを含んでいた。 [「なぜこんなことを!」](296) 296 「知れたことを。我らの目的は七星の秘宝のみ。この国にあるドラゴンスレイヤー、それを渡していただきましょう」 ブリタニカは抑揚のない声で言い放った。 「私はこれでも紳士のつもりです。人質を取ったりゆっくりなぶり殺しにしたりする趣味は持ち合わせていません。そして、我々の前にあなた達は全滅を免れない。嫌な話は早く済ませたいのですよ」 ブリタニカの口調はあくまで丁寧で、その所作も力が抜けている。まるで戦う気がないかのようだ。 ${if f54} %blue%本作最大の難関で、クリアルートは一つしかありません。王子に目配せしつつも自分で何とかしながら王子の覚醒を促すのです。%/% ${/if} [時間を稼ぐ](297) [王子に目配せする](298) 297 あなたはブリタニカに向かって、交渉の余地はないのかと持ち掛けてみた。 「……理解に苦しみますね。あなた方の存在は我々にとって必要ない。秘宝の力を使えばあなた方の世界は消滅して再編成されます。そうするほか、我々にも生きる道はない。共存は論理的に不可能なのですよ」 ブリタニカは取りつく島もなく、あなたに対して間合いを詰めてくる。 「さあ、あなたの持っているドラゴンスレイヤーを渡しなさい」 [「王子、剣を渡して逃げましょう」](299) [「王子、剣を持って逃げましょう」](300) [「王子、一か八か戦いましょう」](301) 298 あなたは作戦を練るべくファン・フレディ王子に目配せした。しかし、王子は恐怖のあまり両目を固く閉じてしまっている。 [王子を肘で小突く](305) [自分で何とかする](306) 299 ファン・フレディ王子は震える手で腰の革ひもを外し、ドラゴンスレイヤーを両手で持って差し出す。 「ありがとう」 ブリタニカは恭しいしぐさでドラゴンスレイヤーを受け取った。そして、剣を鞘から引き抜いたかと思うと、思い切り地面のがれきに叩きつけた。 そのあまりに強烈な剣圧に耐えきれず、ドラゴンスレイヤーは乾いた音を立てて砕け散った。 ブリタニカは剣の柄に埋め込まれた宝石を取り外し、二本の指で握り締めた。 「確かに、これこそが水星の秘宝。……これでまた一歩、近づきましたね……」 [逃げる](302) [見守る](304) 300 「そ、それがいい!」 王子はあなたの言葉を聞くが早いか、踵を返して走り出した。あなたもその後を追う。 「騎士に背を向けるとは、感心しませんね」 後ろでブリタニカが何事かを唱えるのが聞こえた。 次の瞬間、あなたの視界がぐにゃりと歪んだ。がれきの渦が下から上に降ってくる。たまらずあなたは尻餅をついた。 「うわー、ど、どうなってるんだ!」 隣で王子の叫び声が聞こえる。 「使いたくはありませんでしたが……ジンクスの呪文です。この凶器に囚われた者は己を見失う」 あなたと王子はあっさりブリタニカに捕縛され、そして処刑された…… 301 「な、何言ってるんだ、戦えるわけないだろう!」 [王子の行動は……](299) 302 あなたは脱兎のごとく逃げ出した。 どこをどう走ったのか、全く憶えていない。 あなたは砂煙の舞う荒野の中を何日も飲まず食わずでさまよった。どこを見てもギガドラゴンの影が付きまとい、何を聞いてもブリタニカの声に聞こえた。それほどの恐怖の中、なんとか正気を保ちながらあなたがペンタウァに帰り着いたのは、二週間後のことだった。 %red%あなたは、水星の加護を失った。今後、水星の欠片を使うことはできない。%/% これは大変なことになった。NOILA-TEMはもとより、PEACE、UN-CURSE、AIR-HAND、REUCE-LIFEといった治癒魔法が使用不能になった。さらにHOLY-WATERやGIVE VIGORといった便利魔法も使えなくなり、DESTROY-Aを封じられたことで風属性への切り札も失われた。これは大きなハンデとなるだろう。 [ペンタウァに帰還する](141) 303 「おお、そういえば、ちょうど先日、中国から水蜜桃が届いたところだ。持っていくがいい」 %red%あなたは水蜜桃を手に入れた。%/% [戻る](47) 304 ブリタニカは宝石を懐にしまうと、あなたをじっと見た。 「ソーサリアンと言いましたか。良い称号ですね。忘れぬようにしておきましょう」 そして剣を抜き、あなたの首を刎ねた。 ブリタニカの一撃は速かったが、まったく太刀打ちできぬほどではなかった。あなたが身じろぎ一つ命を取られたのは、体より先に心を打ち砕かれていたためとしか言いようがない…… 305 あなたが肘で小突くと、ファン・フレディ王子は飛び上がった。 「な、なんだよいきなり!人が必死で作戦を考えようとしてたのに……」 だめだこりゃ。 [ブリタニカに勝負を挑む](306) [ブリタニカに交渉を持ちかける](297) 306 あなたは武器に手をかけた。ここを何とか切り抜けねば未来はない。 「ほう……この私に挑むつもりですか?良いでしょう。騎士の剣をお見せしましょう」 ブリタニカは剣を抜き、垂直に構えて敬礼する。 [攻撃する](307) [不意打ちする](308) [逃げる](309) 307 あなたはブリタニカに躍りかかる。 %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%ダイスをクリック→HP欄をクリック(あなたの攻撃)→ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)を繰り返してください。 敵のHPがゼロになったらあなたの勝利です。 あなたのHPかMPがゼロになったらあなたの敗北です。 この戦闘をCHANGE-AIRなどで回避することはできません。%/% [勝利した](319) [HPかMPが尽きた](320) 308 あなたは敬礼している最中のブリタニカに向かって打ちかかった。礼儀などにこだわっている場合ではない。 「む……無礼者!」 あなたの一撃をブリタニカは本当に予期していなかったらしい。胸に一撃を喰らって大きくよろめく。 [そのまま攻撃を続ける](310) [一旦退く](311) 309 あなたは踵を返して逃げ出した。命あっての物種だ。 後ろでファン・フレディ王子の悲鳴が聞こえたが、もはや構っている余裕はなかった。 [ひたすら逃げる](302) 310 あなたはその勢いで得物を振りかざした。 しかし敵もさるもの、二の太刀は通らない。ブリタニカの剣があなたの得物を受け止めて甲高い音を鳴らした。 「悪あがきはよしなさい。晩節を汚すだけですよ」 ブリタニカは次の一撃であなたの武器を弾き飛ばした。そのままあなたは首根っこを掴まれる。ものすごい力だ。 「やれやれ、こんな下賤なことはしたくないのですが……王子よ、ドラゴンスレイヤーを渡しなさい。そうすれば、この者の命は一時預けます。片時の猶予ですが」 王子は恐怖にひきつったまま動かない。 「早くなさい。嫌なら二人とも殺すまでです」 ブリタニカの口調は変わらず穏やかだったが、あなたは彼の爪がめり込んで首の骨が感じた。 [「王子、助けてください……」](312) [「王子、逃げろ!」](316) [「王子、渡しちゃダメだ!」](317) 311 「ふむ、この一撃は私の甘さが招いたもの。戒めとしておきます」 ブリタニカは構え直してあなたににじり寄ってくる。 「しかし、これ以上の遊びは無用。ドラゴンスレイヤーをいただきます」 [「王子、剣を渡してください」](299) [「絶対に渡すものか!」](314) [「ロマンシアとセリナ姫の仇!」](315) 312 あなたは恥を忍んで命乞いした。ここで自分が足手まといになるのは恥辱の極みだが、今意地を張っても二人とも殺されるのがオチだ。 ファン・フレディ王子はあなたの懇願に頷き、ドラゴンスレイヤーをブリタニカに手渡した。 「よろしい。では、どこへなりと消えなさい。どうせあとわずかの命でしょうがね」 %red%あなたは、水星の加護を失った。今後、水星の欠片を使うことはできない。%/% これは大変なことになった。NOILA-TEMはもとより、PEACE、UN-CURSE、AIR-HAND、REUCE-LIFEといった治癒魔法が使用不能になった。さらにHOLY-WATERやGIVE VIGORといった便利魔法も使えなくなり、DESTROY WATERを封じられたことで水属性への切り札も失われた。これは大きなハンデとなるだろう。 [逃げる](313) 313 あなた達は脱兎のごとく逃げ出した。 どこをどう走ったのか、全く憶えていない。 あなた達は砂煙の舞う荒野の中を何日も飲まず食わずでさまよった。どこを見てもギガドラゴンの影が付きまとい、何を聞いてもブリタニカの声に聞こえた。それほどの恐怖の中、なんとか正気を保ちながらあなたがペンタウァに帰り着いたのは、二週間後のことだった。 しかし、ファン・フレディ王子はペンタウァを訪れるのを拒否した。 「今回の失態は僕の臆病のせいだ!王様に合わせる顔がないよ……すまないけど、僕は戦死したと伝えておいてくれないか。もしこんな僕にまだ生きる価値があるのなら、次こそはきっとこの命を正しく使ってみせる。さようなら」 王子を止めることはできなかった。あなたは失意のうちにペンタウァの門をくぐる。 [ペンタウァに帰還する](141) 314 「そうですか。では、死んでもらいます」 [戦いを挑む](307) 315 あなたは訳も分からず叫んでいた。ロマンシア国王ファネッサ三世も、セリナ姫も、大臣たちも、そして何の罪もない農民たちも、目の前にそびえ立つ山脈の如き竜の下敷きになっているのだ。隣国の民がこんな殺され方をして黙っているくらいなら、ソーサリアンをやめた方が良い。 「感情的になるのは理解できますよ。しかし、どのみちあなた方は全滅するのです。王や姫とやらの後を追うのが少し早いか遅いか、それだけの違いでしょう?」 あなたの渾身の一撃を悠々と受け止め、ブリタニカはあくまで静かに語りかけてきた。 そんな理屈は関係ない。あなたは武器を持つ手に力を込める。 しかし、次の瞬間ブリタニカが強烈な廻し蹴りをかまし、あなたは数メートル吹き飛ばされた。 「苦痛を長引かせる必要はありますまい。終わりにしましょう」 [その時……](323) 316 「見上げた根性ですね、ソーサリアン。私の部下にもその心意気を伝えることにします」 それがあなたの聞いた最期の言葉だった。首の骨が折れる音がして、あなたの意識は途絶えた…… 317 「……待て!放してやってくれ……ドラゴンスレイヤーは、くれてやる」 ファン・フレディ王子がこれまでにない強い口調で言い放った。 「ふん」 突然首を絞める手の力が緩み、あなたは地面に投げ出された。慌てて起き上がってた時には、ドラゴンスレイヤーはブリタニカの手中にあった。 ブリタニカは剣を鞘から引き抜いたかと思うと、思い切り地面のがれきに叩きつけた。 そのあまりに強烈な剣圧に耐えきれず、ドラゴンスレイヤーは乾いた音を立てて砕け散った。 ブリタニカは剣の柄に埋め込まれた宝石を取り外し、日本指で握り締めた。 「確かに、これこそが水星の秘宝。……これでまた一歩、近づきましたね……」 [「王子、なぜ……?」](318) 318 ファン・フレディ王子はあなたに肩を貸してその場から立ち去っていく。 ブリタニカは追おうとはしなかった。 道中、王子がぼそりと呟いた。 「いよいよ正念場だね……」 %red%あなたは、水星の加護を失った。今後、水星の欠片を使うことはできない。%/% これは大変なことになった。NOILA-TEMはもとより、PEACE、UN-CURSE、AIR-HAND、REUCE-LIFEといった治癒魔法が使用不能になった。さらにHOLY-WATERやGIVE VIGORといった便利魔法も使えなくなり、DESTROY WATERを封じられたことで水属性への切り札も失われた。これは大きなハンデとなるだろう。 [逃げる](313) 319 「く……なかなかやりますね。まさか炭素型生物がここまで私と渡り合えるとは、見くびっていたようです」 ブリタニカはあなたの猛攻撃の前に片膝をつく。 「しかし……」 そして立ち上がった。鎧のほこりを払うと、そこには傷一つついていない。 「あなたに私を倒すことはできません」 驚いた。あれだけの打撃を与えたのに、ブリタニカの体力は底なしのようだ。 「さあ、いつまで続けますか?」 [さらに攻撃する](321) [降参する](312) 320 ロード・ブリタニカの猛攻の前にあなたは倒れ伏した。 いや、その言い方は正確ではない。彼の剣さばきは確かに強烈だが、一撃で命を奪うほどではない。 問題はそのタフネスだ。あなたがどれほど攻撃を加えても、最強魔法を打ち込んでも、ブリタニカはまったくダメージを受けた様子もなく襲い掛かってくるのだ。 彼の不死身の秘密を突き止めぬ限り、あなたに勝ち目はない。 そう悟った時はすでに手遅れだった…… 321 めげずにあなたは攻撃を続ける。何度でも叩きのめすまでだ。 「懲りない人ですね……」 %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%ダイスをクリック→HP欄をクリック(あなたの攻撃)→ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)を繰り返してください。 敵のHPがゼロになったらあなたの勝利です。 あなたのHPかMPがゼロになったらあなたの敗北です。 この戦闘をCHANGE-AIRなどで回避することはできません。%/% [勝利した](322) [HPかMPが尽きた](320) 322 「無駄無駄、あなたの攻撃は私には通用しないのです」 ブリタニカが無慈悲に言い放つ。 やはりこの男は不死身なのか。 [めげずに攻撃を続ける](321) [降伏する](312) 323 あなたが立ち上がる前に、ブリタニカの体が逆に弾き飛ばされた。 「この、野郎……!」 ブリタニカの前に立ちはだかっていたのは、さっきまで震えて目を閉じていたファン・フレディ王子だった。 「よくも、セリナを……セリナをーっ!」 王子はドラゴンスレイヤーを両手持ちの上段に構え、体勢を崩したブリタニカに向かって打ちかかった。 だがその一撃は難なくかわされる。ブリタニカは瞬時に体勢を整え、逆に剣を横なぎに薙ぐ。 王子も負けじとドラゴンスレイヤーで受けるが、剣圧に押し負けて体をぐらつかせた。 [「王子!」](324) 324 あなたは王子に加勢すべく必死で起き上がろうとするが、足が言うことを利かない。 「セリナを、ロマンシアを、返せーっ!」 王子は力任せに二度、三度とドラゴンスレイヤーを叩きつける。その怒りに反応して剣が青白く光り輝く。だが、余裕を取り戻したブリタニカは、まるで子供に稽古をつけるかのように王子の太刀筋を見切り、次々とカウンターを食らわせていく。 王子は体中傷だらけになり、次第に後ずさる。激情も覚め、体力の限界も近づいたようで、ブリタニカが剣を振るうたびに後ろに下がり、とうとう川岸まで追い詰められた。 「いい加減になさい。その手をドラゴンスレイヤーから放すのです」 王子はその言葉にはっとした表情を浮かべ、あなたに一瞬目を向けた。その口元には悲しい微笑みがあった。 [「王子、何をする気だ……!」](325) 325 「ソーサリアン、後は任せたよ。最後の戦いで、会おう……!」 ファン・フレディ王子はブリタニカの一撃に大きく飛び退った。その足元にもはや川岸はない。 空中で王子はドラゴンスレイヤーを逆手に持ち替え、自分の腹に深々と突き刺した。 「ば、バカな……王族が自決などするはずがない!」 うろたえを隠せないブリタニカに向けてファン・フレディ王子は不敵に笑う。その口元から血が噴き出している。 王子は両手で腹ごとドラゴンスレイヤーを抱え込み、そのまま川に落ちていった。 [逃げる](326) 326 あなたは渾身の力を込めて立ち上がり、脱兎のごとく逃げ出した。 ファン・フレディ王子は自らを犠牲にしてドラゴンスレイヤーを守り抜こうとしたのだ。 そのことを知る唯一の人間であるあなたは、何としても生き延びなければならない。そうでなければ、王子のしたことがすべて無駄になってしまう。 あなたはひたすら歩きに歩いて一人ペンタウァを目指した。 辿り着いたのは実に二週間の後だった。 [ペンタウァに帰還する](141) 327 ギルバレス島に足を踏み入れたあなたの前に、奇妙な出で立ちの男が現れた。 白い髭を生やし、緑の忍装束を着込んだ老人だ。 「待っていたぞ、ソーサリアン」 あなたはサンダース島の自警団と交渉して、ピラミッドまで案内してもらった。 ギルバレス島のピラミッドには王家のダイヤモンドが眠っている。過去に魔王ギルバレスがその力を悪用しようとしたが、ソーサリアンの手によって阻止され、現在は王の間に安置されているのだ。王家のダイヤモンドには死者を操る力が込められていると聞く。七星の秘宝の一つであっても不思議はない。 [「お前は……?」](397) [「ディスファルコムの手の者か!」](398) 328 ギルバレス島は焦土と化している。 あの荘厳を誇ったピラミッドは見る影もなく崩れ落ちている。 あなたはあまりの惨状に目を背けた。 そんなあなたに向かって襲ってくる者がいる。魔導師ワグナーの手の者だ。 戦わねばならない。 %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%「ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)」を行ってください。%/% %red%この戦闘はCHANGE-AIRなどで回避可能です。%/% [耐えきった](329) [HPかMPが尽きた](330) 329 なんとか戦いに勝利したものの、ピラミッドの残骸からはあとからあとから敵が湧き出てくる。 王家のダイヤモンドもすでに持ち去られた後だ。 ここで頑張っても得るものはない。 [ペンタウァに帰還する](141) 330 あなたは魔導師ワグナーの配下の手によって倒された。 まだまだ修行が足りなかったとしか言いようがない…… 331 ピラミッドはサンダース島の衛兵たちによって警備されている。 ドゥールに確認したところ、現在のところディスファルコム軍を見かけたという報告はないようだ。 あなたはサンダース島で疲れを癒してからペンタウァに帰還することにした。 %RED%HPとMPが全快しました。%/% %RED%ステータスが正常に戻りました。%/% [ペンタウァに帰還する](141) 332 ドゥールに案内されてあなたはピラミッドの入口に辿り着いた。 確かに、魔力の残り香がわずかに感じられる。 「む、何奴!」 そこに見たこともない魔物の群れが襲い掛かってきた。 「まずい、ディスファルコムの手下がまだ残っていたようだ。ここは私が食い止める。早く行けソーサリアン!急ぐのだ!」 ドゥールの無事を祈りつつ、あなたはピラミッドの入口に飛び込んだ。 ${if f54} %blue%ピラミッドの敵は強力です。また探索に時間をかけすぎると敵に先を越されます。%/% ${/if} [ピラミッドに入る](333) 333 ここはピラミッドの第一階層の入口だ。 南に出口が見える。 通路は北と東に続いている。 [北に進む](334) [東に進む](335) [外に出る](336) 334 あなたは通路を進んでいる。 通路は北と南に続いている。 東の壁に扉がある。 [南に進む](333) [北に進む](337) [東の扉を開ける](375 "i14") [東の扉を開ける](376 "!i14") 335 通路は東西に続いている。 [東に進む](340) [西に進む](333) 336 あなたはピラミッドの外に出た。 入口には戦闘の跡が生々しく残っており、ばらばらに引き裂かれた緑の衣服と肉塊がそこらに散らばっている。 何が起きたのかは火を見るよりも明らかだった。 ドゥールが殺されたのだ。そして、この失策により、王家のダイヤモンドは敵の手に渡ることになった。 %red%あなたは、土星の加護を失った。今後、土星の欠片を使うことはできない。%/% これは大変なことになった。NOILA-TEMはもとより、HEAL、MELT、STONE-FLESH、UN-CURSE、REUCE-LIFEといった治癒魔法が使用不能になった。さらにCHANGE-AIR、GIVE-VIGORといった便利魔法も使えなくなり、EXPLOSION、DELUGE、FREEZE、LIGHT-CROSSと攻撃呪文も軒並み失ったことになる。これは大きなハンデとなるだろう。 [ペンタウァに帰還する](141) 337 あなたが通路を進んでいくと、行く手から魔物が襲ってきた! %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%「ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)」を行ってください。%/% %red%この戦闘はCHANGE-AIRなどで回避可能です。%/% [耐えきった](338) [HPかMPが尽きた](339) 338 あなたは魔物を手早く処理して先に進む。 通路は南と西に続いている。 [南に進む](334) [西に進む](365) 339 ピラミッドの中で人知れずあなたは命を散らすことになる…… 340 通路の曲がり角に差し掛かると、突如として閃光が走った! %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%「ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)」を行ってください。%/% %red%この戦闘はCHANGE-AIRなどで回避可能です。%/% [耐えきった](341) [HPかMPが尽きた](342) 341 ここは通路の曲がり角だ。 北と西に道が続いている。 [北に進む](343) [西に進む](335) 342 罠をかわすために魔法を使ったあなたは、自分の限界を忘れていた。 急速に力が抜けていく…… 343 まっすぐな通路が南北に続いている。 [北に進む](344) [南に進む](340) 344 長い通路が続いている。 北と南に道が伸びている。 [北に進む](345) [南に進む](343) 345 通路がまっすぐ続いている。 進んでいくと、唐突に周囲の闇が濃くなり、モンスターが現れた。 %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%「ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)」を行ってください。%/% %red%この戦闘はCHANGE-AIRなどで回避可能です。%/% [耐えきった](346) [HPかMPが尽きた](347) 346 あなたはシェイドを打ち払い、先に進む。 [北に進む](348) [南に進む](344) 347 348 通路の曲がり角だ。 南と西に道が伸びている。 [南に進む](345) [西に進む](349) 349 ここは三叉路になっている。 通路は南、西、東に伸びている。 [南に進む](350) [西に進む](351) [東に進む](348) 350 ここは三叉路になっている。 [北に進む](349) [西に進む](352) [南に進む](356) 351 ここは曲がり角のようだ。 東と南に道が伸びている。 [南に進む](352) [東に進む](349) 352 三叉路に差し掛かった時、急に足元の床が割れた! %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%「ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)」を行ってください。%/% %red%この戦闘はCHANGE-AIRなどで回避可能です。%/% [耐えきった](353) [HPかMPが尽きた](354) 353 周囲を確認する。 通路は北と東西に続いている。 [西に進む](355) [東に進む](350) [北に進む](351) 354 あなたは落とし穴に落ちてそのまま意識を失ってしまう。 ソーサリアンにしては情けない末路だ…… 355 ここは三叉路になっている。 東西に続く通路から北への分岐が出ている格好だ。 [東に進む](350) [北に進む](361) [西に進む](362) 356 あなたは扉に行き当たった。 「モンスターコントロールセンター」と書いてある。 [扉を開ける](357 "!i14") [北に戻る](350) [扉を開ける](358 "i14") 357 扉が閉まり、あなたは部屋に閉じ込められる。そして部屋の中には四体のモンスターがいた! %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%「ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)」を行ってください。%/% %red%この戦闘をCHANGE-AIRなどで回避することはできません。%/% [耐えきった](359) [HPかMPが尽きた](360) 358 部屋の中はもぬけの空だ。 [部屋を出て北に戻る](350) 359 あなたはモンスターを一網打尽にした。 部屋の中を探したところ、青い綺麗なリボンが出てきた。どうやら何かの符丁になっているらしい。もっていくことにしよう。 %red%あなたはブルーリボンを手に入れた。%/% [部屋を出て北に戻る](350) 360 モンスターコントロールセンターに配備された魔物たちは思いのほか強敵だった。 逃げ道を閉ざされたままあなたはなぶり殺しにされた…… 361 ここは曲がり角だ。 [西に進む](374) [南に進む](355) 362 通路の曲がり角にいる。 東と南に道が続いている。 [南に進む](363) [東に進む](355) 363 三叉路だ。 南北と東に道が続いている。 [南に進む](364) [東に進む](365) [北に進む](362) 364 通路は南北に続いている。 [北に進む](363) [南に進む](368) 365 ここは三叉路になっている。 [南に進む](366) [東に進む](337) [西に進む](363) 366 南北に通路が進んでいる。 [南に進む](367) [北に進む](365) 367 通路の曲がり角だ。 [西に進む](368) [北に進む](366) 368 通路の曲がり角に来た途端、俄に光が灯り、目の前の空気が爆発した! %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%「ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)」を行ってください。%/% %red%この戦闘はCHANGE-AIRなどで回避可能です。%/% [耐えきった](369) [HPかMPが尽きた](370) 369 爆発を何とかやり過ごし、あなたは周囲を見回す。 [東に進む](367) [北に進む](364) 370 爆発に巻き込まれてはひとたまりもない。あなたは木っ端みじんに砕け散った…… 371 あなたはエレベーターで上階に上がった。 ここはピラミッドの中腹に当たるはずだ。 北の壁に扉がある。 [扉を開けて部屋を出る](372) [下の階に降りる](375) 372 南北に通路が続いている。 北の通路も南の通路も扉で終わっている。 [北の扉を開ける](373) [南の扉を開ける](377) 373 部屋の中には怪物が待ち構えていた。 %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%「ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)」を行ってください。%/% %red%この戦闘はCHANGE-AIRなどで回避可能です。%/% [耐えきった](378) [HPかMPが尽きた](379) 374 行き止まりには何もない。 [東に戻る](361) 375 部屋の中にはエレベーターがあり、上に登れるようだ。 西の壁には扉がある。 [上の階へ](371) [部屋を出る](334) 376 扉はびくともしない。 [考え直す](334) 377 あなたはエレベーターホールにいる。 [エレベーターで階下に降りる](375) [北の扉から部屋を出る](372) 378 モンスターを薙ぎ払い、あなたは先に進む。 玄室には南と西に扉がある。 [西の扉から外に出る](380) [南の扉から外に出る](372) 379 ピラミッド状層の敵は強大だった。 玄室の中であなたは倒れ伏した…… 380 西に通路が続いている。そして東と南の壁には扉がある。 [東の扉を開ける](381) [西に進む](382) [南の扉を開ける](383) 381 扉にはいつのまにか鍵がかかっていて開かない。 [西に進む](382) [南の扉を開ける](383) 382 西に進んでいくと通路は唐突に途絶えた。 振り返った瞬間、足元の床が崩れ落ち、そのままあなたは落下してしまう。 [辿り着いた先は……](355) 383 あなたは扉を開けて玄室に入った。 中にはモンスターが待ち構えている。 %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%「ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)」を行ってください。%/% %red%この戦闘はCHANGE-AIRなどで回避可能です。%/% [耐えきった](384) [HPかMPが尽きた](385) 384 吸血鬼たちを倒して周囲を見ると、南に扉があるのがわかる。 [南の扉から外に出る](386) [北の扉から外に出る](380) 385 あなたヴァンパイアロードに精のすべてを吸いつくされ、朽ち果てる運命だ…… 386 いよいよ最深部が近いようだ。 北と西に扉がある。 [西の扉を開ける](387) [北の扉を開ける](383) 387 あなたは扉を開けて玄室に入った。 そこには強大な悪魔の群れが待ち構えていた。 %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%「ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)」を行ってください。%/% %red%この戦闘はCHANGE-AIRなどで回避可能です。%/% [耐えきった](388) [HPかMPが尽きた](389) 388 デーモンロード達を倒したあなたは満を持して北の扉を開く。 [そこにいたのは……](390 "oFreeIII60-") [そこには既に……](391 "oFreeIII59+") 389 デーモンロードに勝てる人間はそうはいない。 誰もあなたを責めはしないだろう…… 390 「ソーサリアン!」 二人が同時に叫んでいた。 見ると、その玄室の中では、王家の守護者ツタンカーメンが黒ローブの老人と対峙している。忘れもしない、ディスファルコムの片腕たる魔術師ワグナーだ。 ![ツタンカーメン](camen01.jpg) 「間に合ったか、ソーサリアンよ、墓荒らしを排除するのだ!」 ツタンカーメンがあなたに命令する。だが、その声にはもはや覇気が感じられない。 「無用だ、死にぞこないめ。炎の塔を喰らえ!」 ワグナーが印を結ぶと、ツタンカーメンの足元から轟音と共に炎の柱が立ち昇り、その体を焼き尽くした。 [ワグナーに襲い掛かる](393) [逃げ出す](394) 391 玄室の中は黒焦げになっており、ばらばらになったツタンカーメンの残骸が転がっていた。 その傍らでローブの老人が高笑いしている。 「フハハハハ、残念だったなソーサリアン。王家のダイヤモンドはこのワグナーがいただいた!」 ワグナーの手には大粒のダイヤモンドが握られていた。 [「待て、ワグナー!」](392) 392 「待てと言われて待つ奴がおるか。貴様もトレヴァーの部下同様、大間抜けよ」 そしてワグナーは素早く呪文を唱えると、異空間に転移して消え去った。 あと少しのところでダイヤモンドを奪われてしまったあなたは失意のうちに肩を落とす。 [ピラミッドを出る](336) 393 「ほう、この私に戦いを挑むとは、身の程知らずめ。では、容赦せんぞ!」 %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%ダイスをクリック→HP欄をクリック(あなたの攻撃)→ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)を繰り返してください。 敵のHPがゼロになったらあなたの勝利です。 あなたのHPかMPがゼロになったらあなたの敗北です。 この戦闘をCHANGE-AIRなどで回避することはできません。%/% [勝利した](395) [HPかMPが尽きた](396) 394 ツタンカーメンを倒せるほどの術者に勝てる自信はない。 悔しいが、ここは逃げ出すしかないだろう。 あなたが玄室を出る瞬間、ワグナーが満面の笑みで王家のダイヤモンドを手に取るのが見えた。 あと少しのところでダイヤモンドを奪われてしまったのだ。 [ピラミッドを出る](336) 395 「ぐ……なかなかやるな……」 あなたの一撃でワグナーは一歩引き下がった。 「だが、このワグナーの体は純粋な魔法的存在だ。どのような武器をもってしても、私の存在を消すことなどできはせぬぞ」 あなたは構わずワグナーに得物を叩きこんだ。次の瞬間、ワグナーの体は四散して消えた。 手ごたえがなかったことからして、異次元にでも逃げ込んだのだろう。 だが、あなたの足元には王家のダイヤモンドが転がっている。 ワグナーの執心ぶりからして、王家のダイヤモンドが七星の秘宝であることは間違いない。本来これを守るべきツタンカーメンはもはやいない。この秘宝はあなたが責任をもって守るしかないだろう。 %red%あなたは王家のダイヤモンドを手に入れた。%/% %RED%土星の欠片を5つ手に入れた。%/% ![ダイヤモンド](diamond01.jpg) [ペンタウァに帰還する](141) 396 あなたは魔術師ワグナーと壮絶な死闘を繰り広げた。 しかし、敵の魔力は無尽蔵だ。次第にあなたは追い詰められる。 「終わりだ……ニュークリアセブン!」 ワグナーの呪文が完成すると同時にあなたは業火に包まれ、わずかな影を床に残して消滅した…… 397 「私はドゥール。かつて魔王ギルバレスに娘を殺され、復讐に憑りつかれてピラミッドを調べたこともあった。ギルバレス亡き今はこのピラミッドの監視の任に当たっているのだ」 [ピラミッドについて聞く](399) 398 「違う、違う。私はドゥール。かつて魔王ギルバレスに娘を殺され、復讐のためこのピラミッドを調べていた者だ。ギルバレス亡き今、ピラミッドの監視の任に当たっている」 [ピラミッドについて聞く](399) 399 「このピラミッドの最深部に王の間がある。そこに眠る王家のダイヤモンドは、2000年の長きに渡り世界の死と転生を見守ってきた。まさしく土星を象徴する秘宝なのだ」 [「ダイヤモンドを預けてほしい」](400) [「ダイヤモンドを守らなくては」](401) 400 「渡さいでか。今王家のダイヤモンドを責任をもって預かれるのはペンタウァの王だけだろう」 [「では……」](402) 401 「その通りだ。ディスファルコムにダイヤモンドを奪われれば、ギルバレス島2000年の歴史に終止符が打たれかねない」 [「では……」](402) 402 「だが、一つ問題がある。つい先ほど、ピラミッドに何者かが侵入した形跡が見出された。外観からはその正体は計り知れぬ。おそらく魔法で忍び込んだのだろう」 [「先を越されたか!」](403) 403 「だが、まだ間に合うかもしれぬ。私がピラミッドの入口を開けてやろう。すぐに奥に向かうのだ。ピラミッドの中央にはエレベーターがあり、上層階に王の玄室がある。だが、エレベーターを動かすには勇者の証明が必要だ。ピラミッドの内部は罠と魔物に満ちているし、あるいは敵の刺客が潜んでいるやもしれぬ。くれぐれも気をつけてくれ」 [「わかった」](332) 404 砂漠のオアシスには聖水が湧いている。だが、果たしてこれが七星の秘宝と言えるだろうか? それを突き止めるには、砂漠王ルワンに聞いてみるのが一番早い。 そう考えて街に向かって歩いている途中、あなたは、向こうから息を切らせて走ってくる少女に出くわした。 あなたは彼女を知っている。まだ若いが、街の顔役の一人であるキアラだ。 キアラは、黒装束の男たちに追われていた。 「あっ、ソーサリアン様!」 あなたは一も二もなく得物を抜いてキアラを後ろにかくまう。 %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%「ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)」を行ってください。%/% %red%この戦闘をCHANGE-AIRなどで回避することはできません。%/% [耐えきった](405) [HPかMPが尽きた](407) 405 盗賊たちを撃退したあなたはキアラから話を聞く。 「彼らはおそらく金で雇われただけ。私を狙ったのは魔術師だわ。多分、私が聖水の秘密を知っていると思っているのね」 キアラは息も荒い割にはその表情に余裕を残している。 「でも、オアシスの聖水はあくまでも恵みの水。七星の秘宝ではないわ。そのことを敵が気づくまで、少しでも時間を稼ぐつもりでいたのよ」 [「キアラ、強い子だ」](406) [「そんな危険なことを……」](408) 406 「フフ……普段は街の人をこき使ってるから、こんな時くらいは働かないとね」 その時、砂嵐吹きすさぶ奥の方から人影が現れた。 [「誰だ!」](409) 407 砂漠の真ん中であなたは盗賊たちのシミターに切り刻まれた。 その後キアラがどうなったか、知る者はいない…… 408 「仕方ないじゃない。この地球に未曽有の危険が迫っている。私たち一人一人が、できることをしなくては。それに……強力な味方もいるしね」 その時、砂嵐吹きすさぶ奥の方から人影が現れた。 [「誰だ!」](409) 409 その人物は黒いローブをまとい、砂漠の強風を厭うことなくあなたにゆっくりと近づいてくる。忘れもしない、ディスファルコムと共に王城を襲った魔術師ワグナーだ。 「ククク、追い詰めたぞ。さあ、手間をかけさせるな。聖水はどこにある?」 「おあいにく様、ここにはないわ」 「ふざけるな!」 「あら、あんた魔術師のくせに探知の呪文も使えないの?」 「何だと?使えぬわけがなかろう。ただ、お前たちに喋らせた方が手間が省けると思ったまでだ」 「それはご苦労様。じゃあ、アイテム探知でも使い魔の召喚でもこの場で使って見せてよ。その出来栄えによっては、私ちょっと見直しちゃうかも」 「小娘……言わせておけば……!」 [「この子に手出しはさせない!」](410) [「キアラ、あまり挑発しない方が……」](411) 410 「いい度胸だ……では、少々手間はかかるが、聖水はお前たちを焼き払ってから自分で探すとしよう」 ワグナーが呪文を唱え始める。 [身構える](412) [妨害する](413) 411 「何言ってるのよソーサリアン、今は少しでもこいつの戦闘力を見極めなくちゃ」 どうやらキアラの方が一枚上手のようだ。 「奴らの世界では人間やアイテム探知の呪文はレベルが低くて漠然としかわからないみたい。ただ、召喚魔法の腕はかなりのものみたいよ。魔法陣があればアークデーモン級のモンスターを呼び出されるおそれがある。それと、ワグナーは存在そのものが魔法でできているみたい。つまり……」 [そのとき、ワグナーが……](410) 412 あなたはキアラをかばって腰を落として身構えた。 「受け切れるつもりか、身のほど知らずめ。喰らえ、ニュークリアセブン!」 ワグナーが印を結ぶと、地獄の第七階層への扉が開き、そこから膨大な熱エナジーが照射された。核分裂反応に伴って生成されたエナジーのほとんどは次元間の移動で消費されたが、その残りかすというべき熱量でさえ、地獄の業火と呼ぶにふさわしい破壊力を持っている。 %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%「ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)」を行ってください。%/% %red%この戦闘をCHANGE-AIRなどで回避することはできません。%/% [耐えきった](414) [HPかMPが尽きた](415) 413 術を完成されては命がない。あなたは奪取してワグナーに斬りつけた。 するとワグナーは詠唱を中断し、その両手であなたの攻撃を受け止める。鉄を叩いたような重い感触とともに、怖気の走るような恐怖があなたへと伝わってきた。 %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%「ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)」を行ってください。%/% %red%この戦闘はCHANGE-AIRなどで回避可能です。%/% [耐えきった](421) [HPかMPが尽きた](422) 414 業火が消失した後、あなたはよろよろと立ち上がった。キアラは背後で気絶しているが、息はあるようだ。 「まさか、この呪文に耐えるとは……!ただのハッタリ屋ではなさそうだな。ではあらためて、全力でお相手しよう……」 ワグナーは両手を広げてファイティングポーズをとる。その体から悪のオーラが立ち昇っていくのが見える。次はどんな呪文で来るのか。逃げればキアラの命はない。あなたは覚悟を決めて身を固くした。 [……](416) 415 炎抵抗もマジックレジスタンスも持たないあなたが超高熱に耐えるすべはない。 あなたは瞬時に蒸発し、骨も残らなかった。 キアラがどうなったかは語らぬ方が花というものだろう…… 416 そのとき、ワグナーの動きが止まった。 あなたの背後ではひときわ大きな砂嵐が渦巻いている。極端に視界の悪い中、あなたはワグナーを細目で睨み返したが、相手の目はあなたではなくその後ろを凝視しているようだ。 間もなく、唐突に砂嵐がやんだ。 気配を感じてあなたが振り向くと、そこには薄水色のローブにターバンを巻いた、髭面の壮年の男が仁王立ちしていた。 ワグナーは男を見ると素早く右手の人差し指を向けた。瞬間、その指先から電撃が放射される。 だが、薄水色ローブの男は、わずかに体を反らし、放たれた電撃を右手に握り込んだではないか。 「なんだ、この子供だましの術は!」 男が手を開くと、残留魔力が一握りの砂となって宙を舞った。 [この男は……](417) 417 砂漠王ルワン。 ヴァラージを長きに渡って治め、宮廷魔術師エティスや大賢者オーサーとも並び称される強力な魔導士の一人。 かつてオアシスの覇権をかけてペンタウァの王と戦ったこともあるというこの男は不敵な笑みを浮かべ、ワグナーににじり寄っていく。 「我が領地に土足で踏み入るとは無礼千万。すぐにお引き取り願おうか」 「……どいつもこいつも無駄なあがきをしおって」 ワグナーは怒りに肩を震わせたが、やがて俄に真顔に戻った。 「興が覚めたわ。今日のところはその首、預けておいてやる」 そして何事かを呟くと、その姿はかき消すように砂地に溶けていった。 [「ルワン、感謝する」](418) 418 あなたの礼にルワンは苦虫を噛み潰したような顔で応えた。 「礼など言われる筋合いはない。貴様らこそ、無断で踏み入ってキアラを危険に晒すなど、本来ならさらし首にしてやるところだ」 乱暴な口調とは裏腹に、ルワンはしゃがみこんでキアラをそっと抱きかかえた。 「わかっていると思うが、この地に秘宝はないぞ。連中は私が適当に相手しておいてやるから、貴様らはとっとと別の馬鹿どもを助けに行け!」 [「わかった」](419) [「協力してくれ」](420) 419 「私だって、この国が異星人どもに荒らされるのを黙って見ているわけにはいかん。まして、あんな似非魔術師にのさばらせておくつもりはさらさらないからな。貴様とは近いうちに戦場で顔を合わせることになるだろう。それまで、くたばるなよ」 ルワンの言葉をどう受け止めたものか迷いながらも、あなたはこの地を後にする。 [ペンタウァに帰還する](141) 420 「ああ、わかったわかった。ヴァラージの結界が完成したら応援に行ってやるとも。ペンタウァの王には、首を洗って待っているように伝えておけ」 ルワンの物言いは最後までよくわからなかったが、ともあれあなたは帰国することにした。 [ペンタウァに帰還する](141) 421 ワグナスの一撃は強烈だったが、致命傷には至らない。 あなたは体をかばいながらどうにか体勢を立て直す。 キアラはあなたの背後で気絶している。もはや後には引けない。 「ククク……見切ったぞ。次の一撃が最期だ!」 [……](416) 422 ワグナーの手には恐ろしい魔力が込められていた。 その一撃から身を守るため、あなたは全身の魔力を使い果たした。 どうにかかわしたものの、もはやあなたに戦う気力は残されていない。 ワグナーは高笑いしながら最後の呪文を唱え始めた…… 423 オアシスの街であなたは歓待を受けた。その後も何度かディスファルコム軍の攻撃を受けたが、砂漠王ルワンとその配下がよく防いでいるようだ。しかし、街の結界はまだ完成しておらず、ヴァラージとしては他に割ける戦力はないという。 あなたは一晩休養させてもらい、砂漠を後にした。 %red%HPとMPが全快しました。%/% %red%ステータスが正常に戻りました。%/% [ペンタウァに帰還する](141) 424 いつもと変わらぬ巨木がそびえ立っている。 タリスマンの魔力は遥か地下の方からわずかに感じられる。 どうやら異状はないようだ。 [ペンタウァに帰還する](141) 425 うららかな陽光が差している。世界が危機に陥っているなどまるで信じられない穏やかさだ。 あなたはその辺を一通り散策したが、特に変わった様子は見受けられない。 [リーアの小屋に向かう](445) [もう少し散策する](426) 426 さらに散策を続けていると、森の中であなたは不思議な生き物を見た。 一見この地に生息するヒルジャイアントに似ているが、少し背は低い。そしてなにより、そいつには頭がなかった! どうやって周囲を認識しているかわからないが、そいつはあなたを発見するとすぐさま襲い掛かってきた。 %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%「ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)」を行ってください。%/% %red%この戦闘をCHANGE-AIRなどで回避することはできません。%/% [耐えきった](427) [HPかMPが尽きた](428) 427 ヘッドレスを倒したあなたは周囲を油断なく見渡す。 こんなところで見たことのないモンスターに出くわすのは不自然だ。おそらく、侵入者がいるのだろう。 そんなあなたの予想を裏付けるように、奥の木立から一人の男が現れた。 忘れもしない、ディスファルコムとともに王城を襲った一人、ブリタニカだ。 [直ちに攻撃する](429) [会話を試みる](430) 428 頭がないとは言っても巨人は巨人。その腕力はあなたを上回る。 ほどなくあなたは巨人に踏みつぶされてしまった…… 429 あなたは得物を構えて突撃した。 「……懲りませんね」 ブリタニカは悠然と剣を構え、一瞬敬礼の構えを取る。 「ここで引導を渡してあげましょう」 %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%ダイスをクリック→HP欄をクリック(あなたの攻撃)→ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)を繰り返してください。 敵のHPがゼロになったらあなたの勝利です。 あなたのHPかMPがゼロになったらあなたの敗北です。 この戦闘をCHANGE-AIRなどで回避することはできません。%/% [勝利した](431) [HPかMPが尽きた](432) 430 「おや、あなたはソーサリアンではありませんか。ちょうどいい、この地に木星の秘宝があるはずです。心当たりはありませんか?」 [「タリスマンだ」](438) [(タリスマンだ……)](439) 431 あなたはブリタニカの胸に渾身の一撃を叩きこむ。 しかし、いったん体勢を崩したはずのブリタニカは再び悠々と立ち上がり、剣を構えなおした。考えられないタフネスだ。 「あなたに伝えていたか忘れましたが……私はこの世界では無限の体力を持っているのです。どれほどダメージを与えようと、私を倒すことはできません。最後にはあなたが疲れ果てて倒れるのみなのです。ですから無駄な抵抗はおやめなさい」 [それでも攻撃する](429) [諦めて武器を収める](433) [「弱点はないのか?」](434) 432 433 「炭素型生物にしては賢明ですね。では、ついでに一つ質問します。この地に眠るという七星の秘宝についてご存知ですか?」 [「タリスマンだ」](438) [(タリスマンだ……)](439) 434 「弱点ですか?教えるわけがないでしょう……と言いたいところですが、私は嘘や隠し事が嫌いです。少しだけヒントをあげましょう」 ブリタニカは意外にもあなたの問いに答えた。まったく人を食った態度だが、とにかく話を聞いてみることにする。 「実は私は元の世界でもう何十年も戦い続けているのです。不死身の肉体を持ち、ブリタニアの王として何不自由ない暮らしをしているというのに、王国には争いが絶えません。そして、私が自身を鍛えれば鍛えるほど敵も強くなっていく。まるでなにかのゲームで強さのインフレーションが起きているかのように……私は少々疲れたのです。もしかしたら私がいない方が王国は平和になるのかもしれません……。私がディスファルコムに従っているのは、ある意味、自分の死に場所を求めてのことなのですよ」 [「そんなことが……」](435) [「そんなの関係ない」](436) 435 「あなたには理解できないでしょう。文字通り、住んでいる世界が違うのです。我が人生に満足のゆく結末を与えることができるのなら、喜んでこの命を差し上げますが……さあ、どうしますか、ソーサリアン!」 [攻撃する](429) [逃げ出す](437) [立ち尽くす](441) 436 「そうでしょうね。私も聞かれたから答えたまで。では、戦いを続けるとしましょうか?」 [攻撃する](429) [逃げ出す](437) 437 あなたは命からがら逃げだした。ブリタニカは背後から襲い掛かる真似はしないようだ。かといってあなたをこの地に留まることを許すわけではない。あなたは大森林から追い出された。 [ペンタウァに帰還する](141) 438 「ほう、タリスマン……自然を操る宝石のことですね。なるほど、秘宝と呼ぶにふさわしい。礼を言いましょう」 ブリタニカは一礼して立ち去ろうとする。 [攻撃する](429) [見送る](440) 439 あなたは首を振った。 「……答えませんか、まあそうでしょうね。無理に聞き出すつもりはありません」 そこでブリタニカは目を細める。 「しかし、あなたがここにいる事実、それが秘宝のありかを如実に示している。先を越されるわけにはいきません。死んでいただきます!」 ブリタニカは剣を抜いて敬礼し、襲ってきた! %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%ダイスをクリック→HP欄をクリック(あなたの攻撃)→ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)を繰り返してください。 敵のHPがゼロになったらあなたの勝利です。 あなたのHPかMPがゼロになったらあなたの敗北です。 この戦闘をCHANGE-AIRなどで回避することはできません。%/% [勝利した](431) [HPかMPが尽きた](432) 440 あなたは何もせずブリタニカがその場を去るのを見送った。 今戦っても勝ち目は薄い。それに、下手に刺激してリーアの存在を知られるのもまずい。 しばらくを様子を見た後、あなたはこっそりとリーアの小屋に向かった。 [リーアの小屋に向かう](445) 441 あなたは言葉を失って立ち尽くした。 ブリタニカはそんなあなたを見て目を細める。 「不思議な生き物ですね。その感情は恐怖なのか哀れみなのか、どちらもこの場に相応しくない。いずれにせよ、あなたに戦う気がないのならば、わが剣を振るうもまでもない。どうせ最後の日が訪れるのです。どこへなりと失せなさい」 ブリタニカはそう言って去っていった。 [見送る](440) 442 古戦場は平穏を保っている。 キングドラゴンの姿はどこにもない。 [ペンタウァに帰還する](141) 443 あなたは曲がり角に立っている。 [南へ](831) [西へ](786) 444 あなたは曲がり角にいる。 氷のあった西には通路ができている。 [西へ](787) [南へ](831) 445 小屋にはいつもの赤いローブととんがり帽子をまとったリーアがいた。 「ああ、ソーサリアン、来てくれたのね!待ってたわ……」 ![リーア](ria01.jpg) [状況を尋ねる](446 "!f30") [ブリタニカとの遭遇について話す](447 "f30") 446 「最近、この辺りを見たこともない魔物がうろつくようになったのよ。きっとディスファルコムの手の者ね」 [「タリスマンは?」](448) 447 「ロード・ブリタニカと会ったの?よく無事でいてくれたわ。でも、あの人、根っからの悪人ではなさそうよね」 [「リーアもブリタニカに?」](451) 448 「無事よ。金の台座をはめて底なし沼に沈めてあるから。タリスマンの魔力は台座で抑えられているけど、それでもこの辺り一帯を繁茂させるほどの力を持っているの」 [沼の様子を見に行く](449) [一安心する](450) 449 あなたは底なし沼を訪れた。 ![沼](swamp01.jpg) 沼の中央には汚い泥が渦巻いており、中心部に向かって水が吸い込まれていくような錯覚を覚える。 この地にタリスマンの魔力が感じられるのは確かだが、その位置までは特定できない。 [沼に入る](455) [様子を見る](456) 450 「安心するのはまだ早いわ。敵はどんな手を使ってくるかわからない。私は捕まるわけにはいかないけど、下手にこの地を離れるわけにもいかないし……」 [沼の様子を見に行く](449) [索敵に向かう](454) [ペンタウァに帰還する](141) 451 「ううん、私は隠れ身の術でこっそり相手の姿を見ただけ。穏やかなナイト様って感じだった。あなたも殺されなかったところを見ると、強引な手段は使ってこなさそうね」 リーアはそう言ってそそくさと荷物をまとめ始める。 「私、いいこと思いついた。大森林を離れてよそに行くわ。タリスマンの魔力は強すぎて正確な位置が特定できない。私たちが消えてしまえば、敵は手がかりを失うでしょう」 [「わかりました」](452 "!f32") [「それが……」](453 "f32") 452 「それじゃ、一緒に森を出ましょう」 あなたはリーアと共に大森林を脱出した。リーアは行き先を告げずに去っていった。 [ペンタウァに帰還する](141) 453 「ええっ!喋っちゃったの?バカ、バカ、バカ!」 リーアは半狂乱になってあなたをぽかぽかと叩く。 「大森林にタリスマンがあると知られたら、いくら沼の底に沈めても発見されるのは時間の問題だわ。一方、私たちでは底なし沼からタリスマンを回収することはできない。……終わりね」 リーアは悲しそうに微笑んだ。 「さあ、早くこの地を離れなさい。私もどこかに身を隠すから。他の秘宝を守り抜くしかないわ」 [ペンタウァに帰還する](141) 454 あなたは付近の索敵に向かうことにした。 小屋を出てよく目を凝らしてみると、なんと鎧の男が小屋をこっそり見張っているではないか。 ディスファルコムと共に王城を襲った男、ブリタニカだ。あなたの後をつけてきたのだろうか。 ブリタニカはあなたと同時に気が付いたようで、話しかけてきた。 「こういう姑息な真似はしたくなかったのですが……我々も時間が惜しいのです。あなたがここにいるということは、秘宝がこの近くにあるはずですよね。教えていただきましょう」 [「沼の奥に沈めた」](888) [「そんなものはない」](889) 455 あなたは命綱をつけて沼地に入ってみた。 だが、背の立つ範囲にはタリスマンはおろか目ぼしいものは何もない。 もう少し深く泥に沈んでいるのかもしれない。そう思ってしゃがんで手を突っ込んでみると、急に足が滑り始めた。 全身が沼に引き込まれていく! あなたは命綱を必死で握り締めて体を引き上げようとしたが、地面がぬかるんでいて力が入らない。そればかりか全身がすっぽりと泥の中に埋まってしまい、綱を手繰り寄せようにも手も足も泥に侵されて動けなくなってしまった。間もなくあなたは窒息し、この摩訶不思議な沼の一部となる…… 456 あなたが様子を見ていると、急に後ろに鋭い気配を感じた。 振り返ると、そこには鎧の男が立っていた! 「なるほど、タリスマンはその沼の底に沈んでいるのですね。よくわかりました、ありがとう」 ディスファルコムと共に王城を襲った男、ブリタニカだ。あなたの後をつけてきたのだろうか。 「こういう姑息な真似はしたくなかったのですが……我々も時間が惜しいのです。さあ、そこをどいてください」 [攻撃する](457) [逃げ出す](437) 457 「勇敢なソーサリアンよ。ですが、秘宝を目の前に時間稼ぎさせるわけにはいきません。この術を受けなさい!」 ブリタニカは懐から黒真珠とナイトシェードを取り出すと何事かを唱えた。 すると、その手から黒い閃光がほとばしり、あなたを打ちのめした。 息ができない!あなたは恐怖に身を震わせる。 「せっかく徳を積んできたのに……私に殺しの術まで使わせるとは、罪作りな勇者ですね……」 ブリタニカの声はあなたには届いていなかった…… 458 あなたはシュメール共和国を訪れた。 ここシュメールはもともと神の末裔の住まう王国だったが、国王ディンギルの死後は五つの都の長によって統治されている。 [ラルサの村に向かう](462) [ララクの都に向かう](463) [ペンタウァに帰還する](141) 459 魔法陣を抜けると、そこはもうシュメール共和国だ。 ここシュメールはもともと神の末裔の住まう王国だったが、国王ディンギルの死後は五つの都の長によって統治されている。 [ラルサの村に向かう](462) [ララクの都に向かう](463) [ペンタウァに帰還する](141) 460 転移の魔法陣を抜けると、そこはもうヴァネルバ王国だ。 [王城に行く](897 "f53") [王城に行く](476 "!f53") 461 あなたははるばるヴァネルバ王国までやってきた。 [王城に行く](897 "f53") [王城に行く](476 "!f53") 462 あなたはラルサの村を訪れた。 この村にあるウィザード小学校には、ペンタウァの魔法学院を超える蔵書や古代の資料があるという。 [ウィザード小学校に行く](464) [ララクの都に向かう](463) [ペンタウァに帰還する](141) 463 あなたはララクの都を訪れた。 シュメールはペンタウァよりはるかに科学技術の発展した国だ。 何か掘り出し物が見つかるかもしれない。 ![ララク](shumel01.jpg) ${if f54} %blue%シュメールでは都よりもラルサの村で書物を入手する方が重要です。%/% ${/if} [武器屋に行く](477) [薬屋に行く](478) [ラルサの村に向かう](462) [ペンタウァに帰還する](141) 464 あなたはウィザード小学校を訪れた。 ![ウィザード小学校](wizschool01.jpg) 小学校の教師ウィズはあなたを歓待してくれた。 「ソーサリアン殿。ディスファルコムの話はこの地にも届いております。私たちにお役に立てることがありますか?」 [「古代語魔法について知りたい」](467 "!i15") [「星の欠片が欲しい」](466) [もう用はない](475) 465 あなたがペンタウァに戻ることはなかった。 シュメール共和国を出たその頃、ペンタウァはディスファルコム軍に襲われ、ひとたまりもなく壊滅した。 七星の秘宝をすべて揃えるまでもなく、狂帝ディスファルコムは世界を闇に閉ざしたのだ…… 466 「喜んで差し上げましょう。しかし、星の欠片は七星の加護が結晶化したもの。簡単には作れません。一つ作るのに一日かかります。また、既に加護の失われた星の欠片は入手できません。どの欠片がお望みですか?」 [太陽の欠片](468 "!f01") [月の欠片](469 "!f02") [火星の欠片](470 "!f03") [水星の欠片](471 "!f04") [木星の欠片](472 "!f05") [金星の欠片](473 "!f06") [土星の欠片](474 "!f07") [やっぱりやめます](475) 467 「古代語魔法とは、現在の形で魔法が使用できるようになる以前、七つの星の掛け合わせで120種類の魔法を使っていた時代に開発された術式です。そのいくつかは現代にも継承されていますが、効果や使い道が変わったものもあります。古代語魔法のほとんどは威力や効果範囲の面で劣るため、現在は研究する者もほとんどおりません。ですが、異界から来た侵略者に対しては、古代語魔法の名称そのものが特別な意味を持つことがあるかもしれません」 そう言ってウィズは分厚い書物を差し出した。 「これをお持ちください。古代語魔法のすべてが記された本です。この本を開いて然るべき星の欠片を捧げれば、古代語魔法を一度だけ使うことができるでしょう」 %red%あなたは七星古代語魔法の書を手に入れた。%/% [「星の欠片が欲しい」](466) [もう用はない](475) 468 あなたは太陽を欠片を手に入れた。 [翌日……](464) 469 あなたは月の欠片を手に入れた。 [翌日……](464) 470 翌日、あなたは火星の欠片を手に入れた。 [翌日……](464) 471 あなたは水星の欠片を手に入れた。 [翌日……](464) 472 あなたは木星の欠片を手に入れた。 [翌日……](464) 473 あなたは金星の欠片を手に入れた。 [翌日……](464) 474 あなたは土星の欠片を手に入れた。 [翌日……](464) 475 あなたはシュメールを後にした。 [しかし……](465 "oFreeI99+") [ペンタウァに帰還する](141 "oFreeI100-") 476 あなたはヴァネルバの王城を訪れた。 ヴァネルバは女性だけの国だ。女王アテリーナが男王タルフとともに治めている。国力はペンタウァに劣るが、この国にはアマゾンの剣という秘宝がある。もしかしたらそれが七星の秘宝なのではなかろうか? アテリーナはあなたの面会要請を快く受け入れた。だが、話がアマゾンの剣になると、その顔が険しくなった。 「確かに、アマゾンの剣は我が元にある。じゃが、この剣が七星の秘宝だという話は聞いたことがない」 ![ヴァネルバ](vanelva01.jpg) [「剣を見せてほしい」](483) [「剣を預けてほしい」](484) 477 ララクの武器屋には、見たこともない武器が並んでいる。 だが、ほとんどはあなたには使いこなせそうにない。 [オーディンの斧を手に取る](479 "!f42") [外に出る](463) 478 ララクの薬屋には、見たこともない薬が並んでいる。 ほとんどはあなたに使いこなせそうにない。 何か専門知識があれば話は別だが…… [錬金術の知識を使う](480 "xれんきんじゅつ") [医薬学の知識を使う](481 "xいしゃ|xかんごふ|xやくざいし|xやくそうとり") [外に出る](463) 479 あなたはオーディンの斧を手に取った。 重すぎてあなたには使いこなせそうにないが、何かの役に立つだろうか? %red%あなたはオーディンの斧を手に入れた。%/% [店を出る](475) 480 あなたは珍しい材料を購入した。 調合の結果、磁場逆転の薬が完成した。 この薬を使えば重力を自由に操ることができる。それにより、敵の裏をかいた動きをしたり、落とし穴を回避したりできるようになるだろう。 %red%あなたは磁場逆転の薬を手に入れた。%/% [シュメールを後にする](475) 481 あなたは珍しい材料を購入し、聖なる水を調合した。 これを飲むと知性が研ぎ澄まされるという。 %red%あなたは聖なる水を手に入れた。%/% [シュメールを後にする](475) 482 あなたは曲がり角に立っている。 西には氷の壁がある。 [氷の壁を押す](785) [南へ](831) 483 「いかにソーサリアンと言えども、それはならぬ。先日も不逞の輩に剣を盗まれかけた。アマゾンの剣は我らが責任をもって管理するつもりじゃ」 [女王を攻撃する](486) [立ち去る](487) 484 「なんと、大それたことを言うものじゃな!わらわが首を縦に振ると思っておるのか?」 [しつこくねだる](485 "xMALE") [しつこくねだる](490 "xFEMALE") [剣を見せてくれるよう頼む](483) [立ち去る](487) 485 「ダメと言ったらダメじゃ!しつこい男は嫌われるぞ」 [女王を攻撃する](486) [立ち去る](487) 486 あなたは力づくで剣を奪うべく女王に襲い掛かった。 %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%「ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)」を行ってください。%/% %red%この戦闘をCHANGE-AIRなどで回避することはできません。%/% [勝利した](488) [HPかMPが尽きた](489) 487 あなたは王城を出た。 すっかり夜が更けてしまったが、今夜はヴァネルバの都に泊まるべきか。 ${if f54} %blue%銀の竪琴亭に必ず泊まってください。また、腕輪をもらおうとしないことです。%/% ${/if} [ペンタウァに帰還する](141) [銀の竪琴亭に泊まる](506 "f34|f35") [銀の竪琴亭に泊まる](492 "!f34&!f35") 488 あなたは女王の手からアマゾンの剣を奪い取った。 だが、それと同時にあなたはヴァネルバの兵士たちに囲まれる。 「こんなことを続けるなら……皆のあなたへの恐怖は決して消えないぞ、ソーサリアン!」 [「私が消せるのは自分の恐怖だけ」](507) 489 女とは言え、一国を統べるアマゾネスの女王の剣技は圧倒的だった。そしてその容赦のなさも。 あなたはディスファルコムではなく、同じ人間にその命を奪われることになった…… 490 「まったく、しつこい奴じゃの。やむを得ぬ。では、我が国の儀式に則り、その力を見せてもらおう。もしそなたが信頼に値する女性であれば、望みを叶えてやる。じゃが、命を懸けてもらうぞ?」 [「わかりました」](491) [「いやです」](487) 491 あなたが頷くと、城の兵士たちはあなたを地下闘技場へと案内する。 「アマゾネスはここで自らの勇気と知恵を証明する。そなたにできるかな?」 %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%「ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)」を行ってください。%/% %red%この戦闘をCHANGE-AIRなどで回避することはできません。%/% [勝利した](493) [HPかMPが尽きた](494) 492 あなたは都の宿屋に部屋を取った。 階下の酒場に行くと、宿の女主人があなたに声をかけてきた。 「ソーサリアン!なんでまたこんなところに来ちまったんだい!」 女主人は恥ずかしそうにあなたに近寄ってきた。まるで背後の何かを隠そうとしているようだ。 [女主人の背後を見る](495) 493 「むむ、見事じゃ。まさか守備隊長をも倒すとは……」 女王アテリーナは驚きを隠せない。 「やむを得ん。そなたは我が国随一の兵士より強い女性であることを証明した。アマゾンの剣はしばしそなたに預けよう」 %red%あなたはアマゾンの剣を手に入れた。%/% 果たして、これが七星の秘宝なのか、それは今はわからない。 [王城を出る](487) 494 あなたは目を回して倒れてしまった。 「言わんこっちゃない。とっとと国に帰るのじゃな」 あなたは傷の手当てを受けた後、ヴァネルバを追い出された。 [ペンタウァに帰還する](141) 495 なんと、そこには、酒場の片隅で飲んだくれている大いなる神ユイターの姿があった。 「よお、ソーサリアン!元気だったか?よく来たなあ!」 大分酔っぱらっているようだ。 頬はたるみ、腹は出ており、威厳ある最高神の面影はどこにもないが、その右手には確かに神の腕輪がある。 ![ユイターとアンナ](juitrtoanna01.jpg) [「元気そうで何よりです」](496) [「ユイター……?」](497) 496 「ああ、元気だとも。わしは最高神じゃぞ。元気でないわけがあるか!」 [「ユイター……?」](497) 497 「ん?どうした。酒が足りんか?ここには何でもあるぞ。何が飲みたい?」 [「……」](498) 498 「いきなり私のところに泣きついてきて、それっきりこの有様だよ。日がな一日酒ばかり飲んでいる。まったく、神様が情けないったらありゃしない」 女主人は肩をすくめてみせる。 [「力を貸してほしい」](499) [「神の腕輪を貸してほしい」](500) 499 「うむ、もちろんだ。何の用だ?」 [「神の腕輪を貸してほしい」](500) [「ディスファルコムのことだ」](501) 500 「腕輪じゃと?ああ、いいぞ、こんなものでよければな」 ユイターは腕輪を外し、いとも簡単にあなたに手渡した。 「あれまあ、そんなんでいいのかねえ」 女主人は目を丸くしている。 「さあ、用は済んだじゃろう。もう行くがよい」 あなたは酒場を追い出された。 %red%あなたは神の腕輪を手に入れた。%/% %RED%月の欠片を5つ手に入れた。%/% [ペンタウァに帰還する](141) 501 すると、ユイターの動きがぴたりと止まった。 ゆっくりと立ち上がり、あなたに近寄って、小声で言う。 「……その名前を、口に出すな」 ユイターの目は怒りと恐怖に震えていた。女主人が割って入る。 「やれやれ。その名前はここじゃ禁句なんだよ。随分こっぴどくやられたみたいだからねえ」 「何を言う!やられてなどおらん!あ奴の首を獲れるのはわしだけじゃ!他に誰がおるというのじゃ!」 [「ユイター様、落ち着いて!」](502) 502 あなたの言葉にユイターはどっかと腰を下ろし、手を組んで俯いた。 「……情けないものじゃ。最高神ともあろう者が、ここで亀の子のように頭を隠して過ごすしかないとはな。奴の気配を初めて察したとき、わしははっきりと悟った。奴の力はわしをはるかに上回っている。直接対決すれば、首を獲られるのは間違いなくわしの方じゃ。すべてが見えてしまうというのも、かように残酷なものなのじゃな……」 [「力なんか関係ない」](503) [「では腕輪を預けてほしい」](500) 503 「じゃが、わしはそなた達を盾にして生き延びている。これは神にあるまじき行いじゃ……」 [「それが神の役割ならば……」](504) [「むしろ今の生活態度を……」](505) 504 「それが……人を見捨てて、身を隠すことも、わしの役目だと……そなたはそう言うのか?」 あなたは頷いた。実際、神の腕輪がディスファルコムに奪われていたら、事態はさらに悪化していたに違いない。 「……定命の者にそこまで言わせておいて、わしが醜態を晒しているわけには、いかんな」 ユイターはゆっくりと立ち上がった。 「アンナ、わしは明日ここを発つ。最後に一曲、聞かせてくれ」 その声には以前の張りが戻り、あなたの目の前にいるのは確かに大いなる神ユイターだった。 翌日、あなたはユイターとアンナに別れを告げ、銀の竪琴亭を出た。 [ペンタウァに帰還する](141) 505 「むむむ、痛いところを突くのう……」 ユイターは苦虫を噛み潰したような顔をした。 「じゃが、定命の者にそこまで言わせておいて、わしが隠居を決め込むわけにもいかんようじゃな」 ユイターはゆっくりと立ち上がった。 「アンナ、わしは明日ここを発つ。最後に一曲、聞かせてくれ」 その声には以前の張りが戻り、あなたの目の前にいるのは確かに大いなる神ユイターだった。 翌日、あなたはユイターとアンナに別れを告げ、銀の竪琴亭を出た。 [ペンタウァに帰還する](141) 506 あなたは銀の竪琴亭を訪れた。 女主人はあなたを歓迎してくれた。 「神様はいないわよ。最後に会ったのはあんたが前に泊まった翌朝だね。元気でいると良いんだけど……」 あなたは一晩休んで疲れを癒し、帰還する。 [ペンタウァに帰還する](141) 507 ……と言ってはみたものの、さすがに女王を倒して力づくで秘宝を奪うのはやり過ぎだ。 すぐにあなたの悪評は世界中に広まった。ヴァネルバを去ったあなたは秘宝の探索を続けたが、行く先々で皆の反感を買い、誰もあなたに協力してくれなくなった。 ディスファルコムの侵略に対して一致団結せねばならぬ時に、諸国とソーサリアンが反目していては、もはや勝ち目はない…… 508 「戯言は良い。うぬらの持つ秘宝を全て渡してもらおう。さすれば、ともすれば新たな世界でうぬらの生きる道もあるやもしれんぞ」 [「わかった」](512) [「断る」](513) 509 「左様、もうここまで来ている。私という名の、運命が」 狂帝ディスファルコムはゆっくりと言った。 その右隣を鎧の男ブリタニカが、左隣を魔術師ワグナーが固めている。 「では、うぬらの持つ秘宝を全て渡してもらおう。さすれば、ともすれば新たな世界でうぬらの生きる道もあるやもしれんぞ」 [「わかった」](512) [「断る」](513) 510 「ジョークという奴か?この場に相応しくはないな。私は嘘だけはつかぬ」 [「嘘とジョークの区別もつかないのか」](508) [「……」](511) 511 「では、うぬらの持つ秘宝を全て渡してもらおう。さすれば、ともすれば新たな世界でうぬらの生きる道もあるやもしれんぞ」 [「わかった」](512) [「断る」](513) 512 あなたは頷いた。 王様も、この圧倒的に絶望的な状況を前にしては、他の選択肢を取り得なかった。 「賢明だな……では、宇宙再編の儀を始めるとしよう」 それから、間もなく、ペンタウァの存在する地球と月を含む太陽系は、完全に消滅した。 その後新たに作られた世界にあなたが存在していたかは、定かでない…… 513 「そうか……炭素型生物の心情は、最後まで分かりかねる。滅びは避けられぬというのにな……」 [「お前たちの悪行も今日で終わりだ」](514) [「地球は渡さない」](515) 514 あなたの言葉にブリタニカの眉がピクリと動いた。 ディスファルコムはブリタニカを制して静かに語り始めた。 「我が故郷の星は、数億年の長きに渡り、同胞たちに恩恵をもたらしてきた。数え切れぬ先祖たちが、畑を耕し、牛馬を育て、学問を身につけ、恋をして、子を育み、星をいつくしんで、そして我が誕生したのだ。だが、我の見たものは、星の最期だった。絶望に襲われながら生き残りを賭けて争う同胞たちの姿を見ながら我は育った。今や、我らに帰るべき星はない。愛する者もいない。我が双肩には、星と同胞たちの魂が乗っておるのだ。それをうぬは、悪行と呼ぶのか!」 [「知ったことか!」](516) [「ごめん、ちょっと言い過ぎた」](517) [「やり直せないのか?」](518) 515 「そうか……」 ディスファルコムは溜息をついた。 「当初はうぬらの協力を得ることも考えていたが、我は間違っていたようだ。どれほど痛めつけて数を減らしたところで、生き残った人間が旧世界への憧憬に固執して抵抗する。やはりこの世界のすべてを消して、我らの世界を新たに構築するよりほかない」 [「そんなことはさせない」](516) 516 「ああ、そうだろうとも」 ディスファルコムはそこで下品な笑いを浮かべた。 その手には両刃の巨大な剣があった。 「所詮、我らの道は交わらぬ定め。これまで遥かな宇宙を旅し、再生に足る素養とエナジーを求め、我は数多の星を滅ぼしてきた。長年に渡る我の暴力と虐殺も、悪意からではない。だが、これから頑固で厄介なうぬらの星を始末するに当たっては……悪いが、楽しませてもらおう」 ![ディスファルコム](disfalcom01.jpg) ディスファルコムが指を鳴らすと、三人の周囲におびただしい数の魔物が次々と現出してきた。 [「いくぞ、ディスファルコム!」](569) 517 「ならば、その命で償ってもらおうか」 [「それはできない」](516) 518 「やり直す、だと?バカなことを。たとえこの地球の時の神殿の力を使っても、失われた過去を取り戻すことはできぬ」 [「交渉の余地はないのか……」](516) 519 王様はいつになくソワソワしている。 「そなたの考えていることはわしにもわかっておる。じゃが、このミッションだけはそなた一人では無理だ。わしも共に行こう」 そこまで言われては断れない。あなたは王様と共に古戦場に向かった。 [洞窟に入る](521) [ペンタウァに帰還する](141) 520 いくら古戦場が王様ゆかりの地とはいえ、危険すぎる。あなたは断固として断った。 一人で古戦場に辿り着いたあなたは、封印された洞窟の入口の前にいる。 [洞窟に入る](521) [ペンタウァに帰還する](141) 521 あなたは、キングドラゴンの洞窟へと入っていった。 竜の王を封じただけはある。洞窟の天井はあなたの身長の数十倍に及んでいる。 ゆっくりと歩みを進めていくと、奥の方からこの世のものならぬ咆哮が聞こえてきた。どうやら、長く放置されている間に何者かが住み着いたらしい。 あなたが武器を構えると、そいつはあなた目掛けて飛び込んできた! %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%「ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)」を行ってください。%/% %red%この戦闘はCHANGE-AIRなどで回避可能です。%/% [耐えきった](522) [HPかMPが尽きた](523) 522 ヘルドラゴンを攻略し、あなたは奥へと進んでいく。 そして、洞窟の最深部で、あなたは巨大な竜の石像に対峙した。 いや、石像ではない。確かに、わずかな生命の息吹を感じる。そして、この上なく邪悪なオーラも。 ![キングドラゴン](kingdragon01.jpg) [「王様……」](524 "f36") [「キングドラゴン……」](525 "!f36") 523 かつて数多の竜が倒れたこの地で、あなたは永遠に眠ることになる…… 524 「ああ、久しいな……キングドラゴン!」 王様は険しい表情で竜の石像に向かって呼びかけた。 「……ペンタウァの王よ……この竜王に、今さら何の用だ……」 キングドラゴンの石像はピクリとも動かないが、それでもあなたにはその声が伝わってきた。 「まったくじゃ。お前とはもう二度と会うこともない、いや、会うことがあってはならぬと思っておったが……」 [「力を貸してほしい」](526) [「いい格好だな」](527) 525 「ようこそ、ペンタウァの勇者よ。わざわざ私のこのような醜態を見に来るとは、貴様も趣味が悪いな」 [「力を貸してほしい」](534) [「お前を生け造りにしに来た」](535) 526 「何……貴様たち……正気か?」 「ああ、正気を失いそうなほどの相手を敵に回しているがの」 キングドラゴンの目がかすかに動いたような気がした。 「……なるほど、感じるぞ……この、キングドラゴンでさえも、己の存在を疑いたくなるほどの……波動……」 王様はもう一度険しい顔をしてあなたに向き直った。 「さて、どうするか……ここでキングドラゴンの力を借りるのは、大きな賭けじゃが……」 [キングドラゴンを復活させる](528) [やめておく](529) 527 「ギギギ……人間には、石と化してなお生きながらえるなど……出来まい。うらやましかろう……防御力も上がった……」 「何を下らぬことを言っとるんじゃ。なあ、キングドラゴン。お主もこの地球の生き物なれば、地球を守る責務がある。そうは思わんか?」 [「王様、一体何を?」](526) 528 あなたは決心した。 キングドラゴンは確かにペンタウァを滅ぼしかねない存在だ。しかし、今地球はそれ以上の危機にある。 [樹齢の薬を使う](798 "i22") [不老長寿の水を使う](530 "i01") [しかし……](531 "!i01&!i22") 529 「そうか……やはりそなたも、危険すぎると思うかの。では、やはり我々で片をつけるとしよう」 王様はくるりと踵を返す。 「待て、ペンタウァの王!ここまで来てそれはないだろう!」 キングドラゴンの怒声を尻目にあなた達は洞窟を逆行し、外に出た。 [ペンタウァに帰還する](141) 530 あなたは不老長寿の水をキングドラゴンの石像に降りかけた。 ほんの数滴で変化が訪れた。石像の色が徐々に薄らいでいき、光を放つ。 そしてひときわ大きい爆発が終わると、そこには生まれたままのキングドラゴンの姿があった。 「礼を言うぞ、人間の王よ……ギギギ」 キングドラゴンが二枚の翼をはためかせると、大地が揺れた。 王様は微動だにせずキングドラゴンを睨み付けている。 「約束は守ってもらうぞ、ガルシス!」 「ギギギ……知ったことか……」 そして、キングドラゴンはひときわ大きく羽ばたくと、宙に浮きあがり、そのままものすごいスピードで上昇していく。その勢いで洞窟の天井に激突し、大穴を開けた。 あなたが上を見やった時には、ドラゴンの姿は遥か上空に消えていた。 王様は肩をすくめるとあなたの胸をこんと叩いた。 「これが吉と出るか凶と出るか……さあ、帰ろうではないか」 [ペンタウァに帰還する](141) 531 一体どうやってこの竜王の封印を解けばいいのだろう? 「何、そなた、そんなことも考えずにここまで来たのか?」 王様もびっくりしている。 キングドラゴンの封印は通常の術では解けそうにない。そもそもこの封印はただの石化ではなく、キングドラゴンの命そのものを損なうように施されているのだ。かといってRESURRECTはヒューマノイドにしか効果がない。 [EN.I.GAM.Iを使う](532 "s6:6:6:6:6:6:6") [諦める](533) 532 こんな時こそ古代魔術の出番だ。あなたは満を持してEN.I.GAM.Iを唱えた。 閃光が轟き、キングドラゴンの体から幾筋もの湯気が立ち昇っていく。 そしてひときわ大きい爆発が終わると、そこには生まれたままのキングドラゴンの姿があった。 「礼を言うぞ、人間の王よ……ギギギ」 キングドラゴンが二枚の翼をはためかせると、大地が揺れた。 王様は微動だにせずキングドラゴンを睨み付けている。 「約束は守ってもらうぞ、ガルシス!」 「ギギギ……知ったことか……」 そして、キングドラゴンはひときわ大きく羽ばたくと、宙に浮きあがり、そのままものすごいスピードで上昇していく。その勢いで洞窟の天井に激突し、大穴を開けた。 あなたが上を見やった時には、ドラゴンの姿は遥か上空に消えていた。 王様は肩をすくめるとあなたの胸をこんと叩いた。 「これが吉と出るか凶と出るか……さあ、帰ろうではないか」 [ペンタウァに帰還する](141) 533 あなたは両手を挙げた。やっぱり無理だ。復活させる方法などない。 「ま、待て、貴様たち、そんな行き当たりばったりでここに来たというのか!」 キングドラゴンの怒声を尻目にあなた達は洞窟を出た。 [ペンタウァに帰還する](141) 534 「ギギギ……バカめ。痩せても枯れても私は竜王だ。貴様の命など聞かぬ!」 どうも、取りつく島がないようだ。 あなたは諦めて洞窟を出る。 [ペンタウァに帰還する](141) 535 「なんだ、地上ではトライアスロンでもやっているのか?あいにくだが……この体は生きても死んでもおらん。諦めるのだな……」 確かにその通りだ。ここで油を売っている暇はない。 [ペンタウァに帰還する](141) 536 あなたが古戦場へ足を向けると、王様が声をかけてきた。 「待て、ソーサリアン。あそこに向かうつもりなら、もちろんわしも同行する」 [「王様……!」](519) 537 あなたは取りあえず王都のあった地域を捜索してみることにした。 町並みは荒れ果てている。人気が全くないわけではないが、行き交う人は皆あなたから目を背け、話そうともしない。 そうするうちにあなたは街道の小路に迷い込んだ。気が付くと、前後を野盗に囲まれている。戦いは避けられないようだ。 %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%「ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)」を行ってください。%/% %red%この戦闘をCHANGE-AIRなどで回避することはできません。%/% [耐えきった](538) [HPかMPが尽きた](539) 538 あなたは野盗をかいくぐって足を進めた。 すると、街道の脇道にたたずんでいる少女の姿が目に入った。 フリフリの白いドレスに身を包んだ、10歳くらいの娘だ。セミロングの髪は神秘的な紫色。こんな物騒な地域を一人で歩いているにもかかわらず、少女の目には緊張のかけらもない。それどころか、戦っているあなたを見てにこやかに微笑みかけていたようだ。 [声をかける](540) [その場を離れる](541) 539 まさかこんな異国の地で野盗に殺されるとは。 その程度では地球を救うなど夢のまた夢というものだ…… 540 「こんにちは、ソーサリアン。今日はこんな廃墟で一体何をしているの?」 ![レン](renn01.jpg) [「お家はどこ?」](542) [「探し物をしている」](543) [「君は誰?」](544) 541 あなたは嫌な感じがしてその場を足早に立ち去った。 少女は追いかけてはこなかった。 [探索を続ける](546) 542 「私、質問に質問で返されるのって、嫌いよ」 少女はつんとした表情をした。愛くるしい仕草だが、どこか演技っぽさを感じさせる。 [「君は何者なんだ?」](544) [「早く家に帰った方が良い」](545) 543 「あら、奇遇ね。あなたは一体何を探しているのかしら?」 [仲間](547) [七星の秘宝](548) [君](549) 544 「私?私はレン。ただのレンよ」 [「レンはここで何をしているんだ?」](557) [「危ないから帰った方が良い」](545) 545 「あらそう。あなたに言われなくたってそうするつもりよ。じゃあね」 そう言うと少女は煙のように消えてしまった。 [捜索を続ける](546) 546 その後もあちこちを探索したものの、目立った成果は得られなかった。 住民たちの混乱はまだ強く、誰もあなたに協力してくれない。世界の危機より目の前のパンを手に入れるのに精いっぱいのようだ。 失意のうちにあなたはラステル王国を後にする。 [ペンタウァに帰還する](141) 547 「戦いの仲間を求めてわざわざこんなところまで来たというの?ペンタウァもとんだ人材不足なのね。……いいわ、レンが力を貸してあげる」 [「君は一体……?」](550) [少女を攻撃する](551) 548 「だったら残念ね。秘宝はこの地にはないわ」 [「なぜ君がそれを知っている?」](550) [少女を攻撃する](551) 549 「まさか、口説いてるつもりなの?……面白いわ。ねえ、レンともっと遊んでよ」 [少女を攻撃する](551) [やめておく](556) 550 「レンについてきて」 [ついていく](552) [少女を攻撃する](551) 551 あなたは得物を抜いて少女に突きつけた。 「あら、レンと遊んでくれるのね?嬉しい!それじゃ、いくわよ……この下衆め!」 少女の表情が変わったかと思うと、その手には漆黒の大鎌が宿っていた。 %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%「ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)」を行ってください。%/% %red%この戦闘はCHANGE-AIRなどで回避可能です。%/% [耐えきった](553) [HPかMPが尽きた](554) 552 レンはあなたを置いてどんどん先へ進んでいく。早足で追いかけていくと、いつの間にかあなたとレンは街道を外れて不思議な通路を歩いていた。そして数分と経たぬうちに、俄に視界が開けた。 そこは金属の壁に囲まれた小部屋だった。床も天井も光沢のある金属で覆われている。周囲の壁には見たことのない装飾が施されている。 そして、あなたとレンの前に、妙齢の美しい女性が立っていた。髪の長い、憂いを秘めた表情をした美女だ。だがその顔色は異様に青い。 「連れてきたわよ」 「レン……ありがとう」 [「あなたは……」](558) 553 「痛たたたた……何よ、本気出しちゃって!つまらないの」 少女はあなたの渾身の攻撃にも全く動じていないようだ。 胸の前で大鎌をくるりと回して構えなおし、あなたを真っ向から見据えてくる。 「まあ、いいわ。遊びはこれでおしまい。ねえ、もしもこの地球を救いたいのなら、会わせたい人がいるんだけど……レンのこと信じられる?」 [「わかった」](555) [「無理!」](556) 554 少女はやはり見かけ通りの存在ではなかった。 あなたの渾身の攻撃はあっさりとかわされ、少女が鎌を一振りするたびにあなたは命を削られていった。 「もっと楽しめるかと思ったけど……退屈。レン、もう飽きちゃった」 その言葉を耳にするのと同時に、あなたの視界が真紅に染まった…… 555 「オーケー。それじゃ、レンについてきて」 少女が大鎌を手放すと、それは空気に溶けて消え去った。先ほどまでの戦いが嘘のように、少女はあなたに背を向けて歩き始める。 [ついていく](552) [やっぱりやめる](556) 556 「あ、そう。じゃ、バイバイ」 唐突に少女の姿がかき消すようになくなった。 あなたはただその場に立ち尽くすだけだった。 [捜索を続ける](546) 557 「私は、あるものを探しているの。ずっと、ずーっと、求めてさまよっているの。でも、ここにもないみたいね」 [「私も探し物をしている」](543) [「なら家に帰った方が良い」](545) 558 「初めまして、ソーサリアン様。私はマリエル。かつてラステル王国の王女だった者です」 ![マリエル](maliel01.jpg) その名を聞いてあなたは思い出した。マリエル姫は病弱で長くは生きられないとされていたが、太古より蘇ったヴァンパイア、ジャレスに連れ去られ、消息不明になったという。後にマリエルがジャレスのもとで元気に暮らしているという報告を受け、ラステル王国は一度は持ち直したのだが、老齢の王に国を治める力はなく、ほどなく王国は崩壊したのだ。 [「ジャレスはどうなったのですか?」](559) [「なぜ王国に戻らなかったのです?」](560) 559 「ジャレス様は……亡くなりました。ヴァンパイアと言えども不死身の存在ではありません。それにあのお方はとうに寿命を超えていました。私を迎えたときは、黒く輝く石から力を得ていたのですが、石の力が尽きるとともにあのお方も天命を全うしたのです」 マリエルは無表情に話したが、彼女の全身から悲しみが伝わってくる。 「私はジャレス様の血をいただいて生きながらえました。しかし、ヴァンパイアとなった者は陽の元に出ることはできません。私は王国の落日をこの棺桶の中でただ見ているしかできなかったのです。それが私の命と引き換えた代償です」 [「棺桶?」](561) [「ここはどこなのですか?」](562) 560 「私は、ジャレス様から血を受けました」 そう話すマリエルの口元から二本の牙が覗いている。 「それにより私は生きながらえましたが、陽の光の元に出ることは叶わぬ体となりました。いいえ、仮に出られたとしても、ヴァンパイアが国民の前に姿を現すことはできません。私はただこの棺桶の中で、王国の落日を見ているしかなかったのです。それが私の命と引き換えた代償です」 [「棺桶?」](561) [「ここはどこなのですか?」](562) 561 「棺桶だって……マリエル、わかりにくい例えは伝わらなくてよ」 「あ……すみません」 [「ここはどこなのですか?」](562) 562 「ここは、宇宙船の中です。ジャレス様を蘇らせた、黒く輝く石。それは、別の星の生物が地球に運んできたものでした。私たちは彼らの計らいでこの宇宙船を借りて移り住んだのです」 [「この宇宙船は飛ばせるのか?」](563) 563 「今はもう無理です。動力源が尽きていますから」 「まあ、パテル・マテルの力を借りれば、できないことはないけどね」 「しかし、それではレンの負担が勝ちすぎる……ソーサリアン様。あなたをここにお連れしたのは、これを託したかったからなのです」 マリエルはあなたに灼熱の真珠を手渡した。 「地球に危機が迫っていることは私も存じています。何かできることはないかと、ずっと考えていました。敵が宇宙船で攻めてきた折に、この真珠を天に掲げてください。そのときこそ、私の最後の力を使って、ペンタウァの皆様をお助けいたします。それがせめてもの、私の償いですから」 マリエルの物言いにレンは肩をすくめる。 「あーあ、湿っぽいのってレン苦手ー。固く考えないで、気楽に生きればいいのに。地球人って苦労性なのね」 %red%あなたは灼熱の真珠を手に入れた。%/% [灼熱の真珠を預かる](564) 564 「では、ソーサリアン様、ご武運を」 「レンがそこまで送るわ」 レンはこともなげに言い、大鎌を一振りすると、空間が裂けた。 あなたがその裂け目に足を踏み入れた時には、二人の姿も宇宙船も消えていた。 [ペンタウァに帰還する](141) 565 ★これはチートモードです。★ ★初回プレイ時や、本編をきちんと楽しみたい方には非推奨です。★ [プロローグを飛ばす](36) [強くてニューゲーム](566) [日数制限解除](567) [ヒントモード](61) [いきなり最終回](795) [本編へ](1) 566 ★主人公の能力値を強化しました。★ [戻る](565) 567 ★経過日数がカウントされなくなりました。★ [戻る](565) 568 ★経過日数がリセットされました!★ [戦いを続ける](87) 569 いよいよ、最終決戦が始まった。 まずはディスファルコムの前にずらりと並んだ先兵たちを片付けねばならない。 %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%「ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)」を行ってください。%/% %red%この戦闘はCHANGE-AIRなどで回避可能です。%/% [耐えきった](571) [HPかMPが尽きた](570) [「もう、やめてくれ!」](884 "i12") 570 これまでの相手とは違う、強大な敵の群れに、あなたはなす術もなく翻弄された。異世界のモンスターの集団はあなたを蹂躙すると、そのまま王都を焼き尽くした…… 571 あなたは敵の先兵を次から次へとなぎ倒していく。 だが、魔物は雲霞のように湧いてくる。 いずれも見たことのないモンスターたちだ。数々の竜、忍者や侍の集団、骸骨や幽霊、目玉の怪物、エレメンタルや天使といった様々な世界からの刺客があなたに押し寄せてくる。いくらソーサリアンといえども、体力の限界を感じずにはおれなかった。 あなたはがっくりと片膝をついた。 [……](572 "!f29&!i12") [そのとき……](573 "f29&!i12") [「もう、やめてくれ!」](884 "i12") 572 もう……限界だ…… メジャーダイミョウ、エティン、マンティコアからの同時攻撃を喰らい、あなたの意識は途絶えた…… 573 「左を見ろ」 不意に頭の中で声が聞こえて、あなたはびくっとした。 「ソーサリアン、左を見ろ!」 確かに聞こえた。あなたはぼーっとした頭を持ち上げて左を振り返る。 そこには、砂嵐が渦巻いていた。 やがて、視界が定まってくると、砂を透かして、何者かの姿が見えてきた。 薄水色のローブとターバンをまとった髭面の男。砂漠王ルワン。 その傍らには、大賢者オーサーと、かつての宮廷魔術師ログレックの姿もある。 「ふん、いい格好だな、ソーサリアン。せいぜい這いつくばっていろ」 「その間は、わしらが……」 「アバダケダブラ!」 ペンタウァを代表する三人の賢者が、思い思いの魔術を武器にディスファルコム軍に立ち向かっていく。 %red%三賢者の支援によりINTが上がった!%/% [「みんな……」](574) 574 駆けつけたのは、三人の魔導士だけではなかった。 「ねえ、私のこと忘れてないかしら?」 メデューサハンターのカレンの姿が剣を抜いて構える。 「バックアップはわしが行おう。ソーサリアンよ、存分に戦うのだ」 宮廷魔術師エティスが声を張り上げる。 %red%カレンとエティスの支援によりDEXが上がった!%/% [その隣には……](770 "f41") [しかし……](771 "!f41") 575 あなたの後ろからディスファルコム軍に向かって大量の矢が放たれる。 振り返ると、紅玉の森のエルフたちが揃って弓矢を射かけていた。 「ソーサリアン、援護します!今のうちに……!」 ニフトの凛とした声が伝わってくる。 %red%ニフト達の支援によりDEXが上がった!%/% [それだけではない](576 "!f26") [しかし……](581 "f26") 576 南方から鬨の声が聞こえたかと思うと、白銀の鎧に身を固めた騎士たちが戦場に飛び込んできた。 指揮を執るのはロマンシアのセリナ姫だ。生きていたのか。その顔は以前よりいくらかやつれたようだが、凛々しさは一層増している。 それにしても、ロマンシア王国はディスファルコム軍の強襲で壊滅したはず。一体どうやってこれほどの騎士たちを集めたのか。あなたはセリナ姫の統率力に身震いした。 「聞きなさい、勇敢なる騎士たちよ。ロマンシアとは場所ではない。ここもロマンシアとなる。民がいる場所がロマンシアなのよ」 セリナ姫の激励に騎士たちが歓声を上げた。 「ロマンシア、フォーエバー!」 %red%セリナ姫たちの支援によりKRMが上がった!%/% [ロマンシアのみならず……](898 "f53") [しかしながら……](899 "!f53") 577 戦場を縦横無尽に駆け回る男の姿があった。 ギルバレス島の魔術師、ドゥールだ。 「撹乱はこのわしに任せておけ!ディスファルコムは必ず止める。ギルバレス島の悲劇は繰り返させんぞ!」 これで援軍は全員だろうか? %red%ドゥールの支援によりINTが上がった!%/% [「これで全員か?」](585 "!i20") [「まだいる!」](728 "i20") 578 あなたを飛び越えてディスファルコムに向かっていく赤い影があった。 女魔法使いエスターだ。その目は珍しく怒りに燃えている。 「ディスファルコム、あなたを絶対に許さない……!」 その手に膨大な魔力が集まっていく。 ディスファルコムはそれを見て目を細めた。 「お前が誰かも知らない」 「なら、わからせてやる……!LA.MI.XAM!」 エスターの手から炎の衝撃波が放たれ、ディスファルコムを直撃した。 「ぐおーっ!」 %red%エスターの支援によりINTが上がった!%/% [「エスター、とどめを!」](730 "!f21|!f38|!f33|!f23") [「いいぞ、エスター!」](896 "f21&f33&f38&f23") 579 「ソーサリアン様、背中は私が守ります。早く、ディスファルコムを!」 いつの間にかあなたの背後にはジパングのくのいち、あかねが影のように寄り添っている。 %red%あかねの支援によりDEXが上がった!%/% [他にも……](577 "!f07&!f28") [……](583 "f07|f28") 580 残念ながらエルフ軍の援助はないようだ。 [一方……](576 "!f26") [……](581) 581 ロマンシア王国にも援軍を要請していたが、無理だったようだ。 [その一方で……](898 "f53") [そして……](899 "!f53") 582 誰か頼りになる者はいないだろうか? [その時……](577 "!f07&!f28") [……](583 "f07|f28") 583 さすがにこれ以上の援軍は望めないようだ。 [「まだいる!」](728 "i20") [「これで全員か?」](585 "!i20") 584 ダメだ。どれほどの攻撃を繰り出してブリタニカを地に沈めても、こいつは何度でも蘇ってくる。無尽蔵の体力があるとしか思えない。魔法で命を奪おうとしても無駄なことだ。あなたがブリタニカに苦戦しているうちに、ディスファルコムの魔手によって次々と味方が倒されていく。結局、あなたは降伏するよりほかに道はなかった…… 585 「足りないと言うのか?」 ルワンが不敵に笑いながら、ゴールドドラゴンを召喚する。 あなたは頼もしい味方たちと迫りくる敵軍を見据え、満を持して叫ぶ。 %red%ゴールドドラゴンの支援によりすべての能力値が上がった!%/% %red%最終決戦に向けてHPとMPが全快した!%/% [「ソーサリアン……アッセンブル!」](586) 586 決戦が始まった。 あなたは全力で目の前の敵に立ち向かう。 %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%「ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)」を行ってください。%/% %red%この戦闘はCHANGE-AIRなどで回避可能です。%/% [耐えきった](779) [HPかMPが尽きた](780) 587 空中に浮いているのは、黒いローブに身を包んだ老人だった。 ディスファルコムの右腕たる悪の魔術師ワグナー。 ワグナーは、あなた達の戦いをつまらなそうに見ていた。 「座興は終わりにしようではないか、なあ、ソーサリアンとやら」 そして彼が印を結ぶと、膨大な熱量を持った球体が地表に着弾した。 %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%「ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)」を行ってください。%/% %red%この戦闘はCHANGE-AIRなどで回避可能です。%/% [耐えきった](588) [HPかMPが尽きた](589) 588 「ふん、小賢しいわ。ならばこれはどうだ」 ワグナーは矢継ぎ早に呪文を唱え続ける。そこかしこに炎の塔が立ち昇り、死を呼ぶ呪詛が飛び交う。かまいたちに切り裂かれる者、息を閉ざされて悶え死ぬ者。戦場は阿鼻叫喚と化した。 あなたは決死の思いでワグナーに斬りつける。しかし、何発も確実に致命傷を与えているにもかかわらず、その体はすぐに再生してしまうようだ。 「無駄だ、私の体は魔法的存在であり、どれほどの傷を負ってもいくらでも再生できる。地下迷宮に幽閉されて100年の孤独に耐えたこともあるこの私を貴様が滅ぼせると思うな!」 [もはやこれまでか](590 "!f37") [奴の魔法を封じるには……](591 "f37") 589 傷つき疲れ果てていたあなたに、ニュークリア―セブンの衝撃に耐える体力は残されていなかった。 まだ見ぬ援軍を切望しながら、あなたはここで力尽きる…… 590 あなたは必死でワグナーの攻略法を考えた。DISPELの魔法も試したが、ワグナーの何重にも張られた魔法バリアを突破することができない。一瞬で奴のすべての魔力を断ち切る手段が必要だ。しかし、そのような術はあなたには残されていなかった。 次第に戦線は押され始め、味方は一人ずつ傷つき倒れていった。 たった一人の伝説的魔術師のために、ペンタウァは滅び、そして地球は破壊されることになる…… 591 ペンタウァでもっとも強力な対魔法兵器に頼るしかない。 それはあなたが王様と相談して決めた、苦渋の決断だった。 その頃、王城の天守閣で王様は、ただ一人の警護の兵も伴わずに立ち尽くしていた。 「まさか、このわしがあ奴を頼ることになるとはの……長生きはするものじゃ」 そして王様は両手を高々と天高く差し伸べた。 「わしの命などくれてやる。力を貸してくれ……ガルシス!」 [「王様……!」](592) 592 「その言葉、忘れるなよ……!」 戦場の遥か上空から飛来してきたそれは、大きな二枚の翼をはためかせて滑空し、魔術師ワグナーに対峙した。 「なんだ、貴様は!今さらファイアードラゴンなぞに用はない」 「ギギ……人間の魔術師よ。その言葉、後悔するぞ」 キングドラゴンは胸を膨らませ、大きく咆哮した。 「何を……ま、まさか。そんな……そんな、バカなー!」 雷鳴のようなたけだけしい鳴き声を聞いて、ワグナーが顔色を変えた。 その手から放たれていたオーラはかき消され、放たれた炎はわずかな煙を残して霧散した。 キングドラゴンの咆哮には、すべての魔法を打ち消す力がある。 その威力はDISPELやANTI-MAGICの比ではなく、咆哮の届く範囲すべてに及ぶのだ。 その力は、対象が魔法的存在そのものであるワグナーには、致命的な影響を与えた。 [「ワグナー……最後だ!」](593) 593 「がああああっ!」 ワグナーは必死に抵抗し自身の魔力を保持しようとしたが、キングドラゴンが繰り返し雄たけびを上げるたびに、何重にも張られたバリアを全て破られていった。次第にその体はやせ衰え、あまつさえ色を失って溶けていく。 「なんということだ……これほどの力が……ああ、あの棺桶には、戻りたくない……!」 それが、魔術師ワグナーの断末魔となった。 キングドラゴンはワグナーの完全消滅を見て、つまらなそうに目を背けた。 [「ガルシス!」](594) 594 「……興が削げたわ。王に伝えよ。いずれドラゴンスレイヤーを携えて、私に殺されに来い、とな」 そして一目ディスファルコムの方を見やる。 「この程度の輩が御せぬ貴様らでもなかろう」 そしてキングドラゴンは翼をはためかせて一気に上昇すると、たちまち空のかなたへと消えていった。 「まさか……ワグナーが敗れるとは。炭素型生物、侮りがたし」 ディスファルコムもさすがに驚きを隠せないようだ。 「ディスファルコム様、そろそろお戯れはやめにしましょう」 だが、彼の後ろからずいと出てきたのは鎧の男ブリタニカだった。 「私の秘術で、この大地を消すことにします」 [「何をする気だ!」](595) 595 ブリタニカはあなたの叫びに答えず、剣を収め、両手を挙げた。 「我が世界のトランメルとフェルッカよ。今ここに……落ちよ!」 上空に二つの月が浮かんだ。ものすごい勢いで互いに満ち欠けを繰り返すその二つの天体はこの世ならざる美しさを示している。 ![月](moonfall01.jpg) しかしブリタニカが両の拳を握り締めると、二つの月には細かい亀裂が走り、次第にひび割れて無数の破片と化した。 そしてその月が、何百万という隕石となって地表に落ちてきた! 「い、いかん!」 エティスがとっさに頭上にSHIELDを展開する。ルワンやオーサー、ログレックもそれに倣った。だが、いかに賢者たちといえども数人の力ではとてもすべての隕石を防ぎきれるものではない。 あなたは思わず目を閉じた。 [そのとき……](596 "f23") [終わったか……](597 "!f23") 596 目を開いたとき、隕石群はすべて、空中に静止していた。 その真下には、巫女装束に鬼の面をつけた女性が一人立っている。 すべてが静止しており、かぐわしい臭いが漂っていた。 「あなたは……誰です?」 月を落としたブリタニカが表情をこわばらせたまま尋ねる。 「私は、黒巫女ムウ。かつて、この国に星を落とした者」 そしてムウは大きく体を振り、神楽の舞を踊り始める。 「再びこの国に悲劇をもたらすことは私が許しません。出でよ、豪天照!」 ムウが大幣を振りかざすと、地中から神官装束を纏った女性然とした姿の存在が浮き上がった。その体躯は人間の数倍に及び、全身からきらびやかなオーラを発している。 豪天照はゆっくりと宙に浮かび上がり、静止した隕石群を切れ長の目で見やった。 そして全身を振り乱し、体を回転させる。 「天照寧爆!」 豪天照の全身から放たれたレーザーが、無数の隕石群のすべてを砕き尽くした。 %red%黒巫女ムウの支援によりKRMが上がった!%/% [「ムウ……!」](601) 597 おびただしい数の隕石は、地表に激突する寸前でかき消された。 あなたが目を開くと、そこには神々しい姿があった。 「これ以上、我が民を痛めつけるのを見てはおれぬ!」 大いなる神ユイターが降臨していた。 ユイターは自身のオーラでペンタウァを覆い尽くし、虚空に巨大なバリアーを張って隕石群を防いだのだ。 [「ユイター、出てきてはダメだ!」](598 "!f35") [「ユイター、その体では……」](599 "f35") 598 ユイターの右腕には神の腕輪がまばゆい輝きを放っている。 それをディスファルコムは見過ごさなかった。 「遂に見つけたぞ、人間の神よ。さあ、腕輪をよこせ!」 ディスファルコムはユイターに向かって突撃する。上空からの隕石を防いでいるユイターにその攻撃を避けるすべはなかった。 [「ユイター、危ない!」](600) 599 「愚か者め、ボディががら空きだぞ」 ディスファルコムはユイターに斬りかかった。上空からの隕石を防いでいたユイターにその攻撃を止めるすべはなかった。 胸に刃を受けてユイターはどうと地面に倒れ伏した。 「フン、神と言ってもせいぜいこの程度か。死ぬがいい」 「ディスファルコム……そなたは決して、神には……なれない……」 沈黙したユイターを踏みつけてディスファルコムは下卑た笑いを浮かべる。 「もはや生き返ることもないだろう。さあ、粛清の続きを始めるとしようか。そしてうぬらの持つ神の腕輪をもらう」 目を覆う惨状を堪えながら、あなたは必死でブリタニカに接敵する。 [ブリタニカを攻撃する](602) 600 ディスファルコムの刃は狙い違わずユイターの右腕を切り落とした。 「ぐああああっ!」 間髪入れずディスファルコムはユイターの右腕を拾い、神の腕輪を手中に収める。 「フハハハハ、遂に手に入れたぞ!腕輪さえ手に入れば、脆弱な人間の神などに用はない」 ユイターは腕をかばってうずくまる。 「ぐ……この私をここまで……無念……」 そしてその体は地面に倒れ伏した。 [「ユイター……!」](291) 601 「さあ、行くのです。この国の未来をかけて!」 ムウが叫ぶと同時に、金縛りが解けたようにディスファルコム配下の魔物たちがムウに襲い掛かる。ムウは豪天照とともに魔物と壮絶な戦いを繰り広げている。 その隙にあなたはブリタニカに接敵した。 [「次に月なんか投げたら、ただじゃおかないぞ!」](602) 602 「まさか、あの攻撃を防ぎきるとは、なかなかのものですね。しかし、勝負の結果はやはり揺るぎません。さあ、私を倒せると思うのなら、かかってくるがいい!」 [肉弾戦を挑む](603) [古代語魔法を使う](604 "i15") 603 あなたはブリタニカに襲い掛かった。 ブリタニカは悠然と剣を構え、一瞬敬礼の構えを取る。 「これであなたと剣を交えるのは最後にしたいものですね」 %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%ダイスをクリック→HP欄をクリック(あなたの攻撃)→ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)を繰り返してください。 敵のHPがゼロになったらあなたの勝利です。 あなたのHPかMPがゼロになったらあなたの敗北です。 この戦闘をCHANGE-AIRなどで回避することはできません。%/% [勝利した](725) [HPかMPが尽きた](726) 604 あなたは七星古代語魔法の書を取り出した。ブリタニカの顔色が少しだけ変わる。 「その本は……!しかし、果たして私のこの体に通用するでしょうか。私自身も興味がありますよ。あなたがこの人生の苦痛を終わらせてくれるかどうかにね……」 ブリタニカの言葉に耳を貸さず、あなたは本のページをめくる。ブリタニカの息の根を止める唯一の言葉をこの本の中から探し出すのだ。 ${if f54} %blue%わからなければ上から順に総当たりしてみましょう。%/% ${/if} [ABSORB](605) [ACID STORM](606) [ADD TO LIFE](607) [AIR SLASH](608) [AIR-HAND](609) [ANGUISH](610) [ANTI-MAGIC](611) [ASCENSION](612) [ASTRAL FIRE](613) [ASTRAL WAVE](614) [BARRIER](615) [BLAST BLADE](616) [BLAZE](617) [BLIND](618) [BOMBARD](619) [CHAIN](620) [CHANGE AIR](621) [CHANGE IDOL](622) [COLD GALE](623) [CNFUSION](624) [CORROSION](625) [CRUSH DOWN](626) [CURE](627) [D-CORROSION](628) [DEATH](630) [DEG-DEATH](631) [DEG-DELUGE](632) [DEG-FIRE](629) [DEG-FREEZE](633) [DEG-NEEDLE](634) [DEG-POISON](635) [DEG-THUNDER](636) [DELUGE](637) [DESTROY A.](638) [DESTROY E.](639) [DESTROY F.](640) [DESTROY S.](641) [DESTROY W.](642) [D-HYPNOTIZE](643) [DISPEL](644) [ERADICATION](645) [EXIT](646) [EXOCISM](647) [EXPLOSION](648) [F. BOOMERANG](649) [FIRE FOX](650) [FIRE STORM](651) [FIRE WALL](652) [FIREWORKS](653) [FLAME](654) [FLAME BURST](655) [FLASH FLOOD](656) [FOG BANK](657) [FLEEZE](658) [GAS SPOUT](659) [GIVE VIGOR](660) [GO MAD](661) [GOD THUNDER](662) [GRIT WEAKEN](663) [HEAL](664) [HOLY WATER](665) [HYPNOTIZE](666) [ICE WALL](667) [IGNITION](668) [ILLUSION](669) [INDIGNATION](670) [INVINCIBLE](671) [IRON BULLET](672) [JET STORM](673) [LIGHT CROSS](674) [LIGHTNING](675) [LOST MEMORY](676) [LOST MORALE](677) [MELT](678) [METEOR](679) [NAPALM](680) [NEEDLE](681) [NEGATE](682) [NOILA-TEM](683) [PEACE](684) [POISON](685) [PROTECT](686) [PULSE STOP](687) [REDUCE LIFE](688) [REJUVENATE](689) [RESOLUTION](690) [RESURRECT](691) [ROCK RAIN](692) [S. CHAIN](693) [S. EXPLOSION](694) [S. THUNDER](695) [SAINT FIRE](696) [SAND STORM](697) [SCARE](698) [SENILITY](699) [SHIELD](700) [SLEEP](701) [SLOW](702) [SPARKS](703) [SPELLBOUND](704) [STAR BLADE](705) [STAR FLARE](706) [STILL AIR](707) [STILL FIRE](708) [STILL WATER](709) [STONEFLESH](710) [STONE TOUCH](711) [STORM](712) [SUCTION](713) [SUFFOCATE](714) [SUN RAY](715) [SUPERSONIC](716) [SWOON](717) [THUNDER](718) [TIMIDITY](719) [TORNADO](720) [TOUCH DEATH](721) [TURN SPELL](722) [TURN UNDEAD](723) [X-RAY](724) 605 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 606 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 607 あなたはADD TO LIFEを唱えた。 あなたのHPが100増えた。 しかし、この程度では焼け石に水だ。 [戦い続ける](603) 608 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 609 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 610 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 611 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 612 あなたはASCENSIONを唱えた。 「なんですか、その呪文は……ASCENSION……それは、まさか……!」 ブリタニカの顔色が変わった。まるで、なにか察してはならない事実を察してしまったかのような、喜びと後悔の入り乱れた複雑な表情を浮かべている。 「そうだったのか……私がこの世界に降臨するたびに、敵も強くなっていく……彼らは私の影。私がいる限り、この世界から争いが途絶えることはない……そういうことなのですね……」 「ブリタニカ、何を言っているのだ!」 「……お別れです、ディスファルコム」 そう、ぽつりと言うと、ロード・ブリタニカは昇天した。 [「残るはお前ひとりだ、ディスファルコム!」](727) 613 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 614 あなたはANTI-MAGICを唱えた。 これで敵の魔法を無効化できる。 だが、ブリタニカは魔法使いではないし、そもそもそれだけで倒せる相手ではない。 [戦い続ける](603) 615 あなたはBARRIERを唱えた。 あなたは防御膜によって守られた。 だが、それだけではブリタニカに勝てはしない。 [戦い続ける](603) 616 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 617 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 618 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 619 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 620 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 621 あなたはCHANGE AIRを唱えた。 これでしばらくは敵の攻撃を無効化できる。 だが、問題はそれでは相手を倒せないということだ。 [戦い続ける](603) 622 あなたがCHANGE IDOLを唱えると、あなたの体は瞬時に石と化した。 すかさずブリタニカはあなたの石像を砕き壊した…… 623 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 624 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 625 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 626 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 627 あなたはCUREを唱えた。 もしも毒を受けていたら、ステータスは正常に戻る。 だから何だというのだ。 [戦い続ける](603) 628 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 629 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 630 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 631 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 632 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 633 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 634 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 635 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 636 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 637 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 638 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 639 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 640 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 641 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 642 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 643 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 644 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 645 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 646 あなたがEXITを唱えると、あなたは瞬時にペンタウァの王城に帰還した。 何の意味もなかった。 そうしているうちに地球は滅亡した…… 647 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 648 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 649 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 650 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 651 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 652 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 653 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 654 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 655 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 656 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 657 あなたがFOG BANKを唱えると、神秘の霧に包まれた。 しかし、ブリタニカにはあなたが見えているようだ。 [戦い続ける](603) 658 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 659 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 660 あなたはGIVE VIGORを唱えた。 魔法の力でブリタニカがさらに強化された! ブリタニカはあなたをひねりつぶした…… 661 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 662 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 663 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 664 あなたはHEALを唱えた。 体力が全快した。 それで、これからどうするかだ。 [戦い続ける](603) 665 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 666 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 667 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 668 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 669 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 670 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 671 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 672 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 673 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 674 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 675 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 676 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 677 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 678 あなたはMELTを唱えた。 もしあなたが凍結しているなら、ステータスは正常に戻る。 だが、今さら戻ったところで焼け石に水だ。 [戦い続ける](603) 679 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 680 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 681 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 682 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 683 あなたはNOILA-TEMを唱えた。 ああ、なんということか。この最強呪文でさえもブリタニカを倒すには至らない! [戦い続ける](603) 684 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 685 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 686 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 687 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 688 あなたはREDUCE LIFEを唱えた。 体力が半減した。 何の意味があるというのだろう? [戦い続ける](603) 689 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 690 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 691 あなたはRESURRECTを唱えた。 傷つき倒れた味方たちが復活していく。 しかし、この程度では彼我の戦力差は変わらない。 [戦い続ける](603) 692 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 693 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 694 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 695 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 696 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 697 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 698 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 699 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 700 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 701 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 702 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 703 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 704 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 705 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 706 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 707 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 708 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 709 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 710 あなたはSTONEFLESHを唱えた。 もしあなたが石化しているところなら、ステータスは正常に戻る。 かといって戦局が変わるわけでもない。 [戦い続ける](603) 711 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 712 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 713 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 714 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 715 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 716 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 717 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 718 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 719 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 720 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 721 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 722 あなたはTURN SPELLを唱えた。 これで敵の魔法を跳ね返すことができる。 もっともそれを察したのかブリタニカは肉弾戦を挑んでくるようだ。 [戦い続ける](603) 723 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 724 この呪文はブリタニカには通用しない。 [戦い続ける](603) 725 あなたはブリタニカを跳ね飛ばした。 だが、ブリタニカは何事もなかったかのように立ち上がる。 「何度やっても同じこと。地球の存在が私を倒すことはできませんよ」 [さらに襲い掛かる](603) [古代語魔法を使う](604 "i15") [諦める](584) 726 あなたは片膝をついた。長きに渡る戦いの中であなたは傷つき、もはやブリタニカの攻撃を受け止めるすべを持たない。 「あなたはよく戦いました。私の中に必ずその名は残るでしょう。では、さらばです!」 そしてあなたの視界が血に染まった…… 727 「はあ、はあ、はあ……」 さすがのディスファルコムも、右腕であるワグナーとブリタニカを失い、ペンタウァや諸国の勇者たちとの長い戦いの果てに、疲れを感じているようだった。 しかし、それはあなたも同様だ。すでに味方の損害は尋常ではない。 この戦いに負けた方は、永遠にこの世から消滅する。 あなたとディスファルコムは睨みあった。 [その時……](578 "f10") [「ディスファルコム!」](730 "!f10") 728 今こそこれを使う時だ。あなたは灼熱の真珠を取り出した。 真珠から赤い炎の柱が立ち昇ると、その周りに濛々と煙が立ち込め、陽光を遮った。 すると、その陰から裂け目が広がり、二人の女性が姿を現した。 「ごきげんよう、ソーサリアン」 白いドレスに大きな鎌を構えた少女、レン。 そしてその隣には、軍服に身を包んだラステル王国のマリエル姫の姿があった。 姫は顔をショールで覆っているが、それでも隙間から差し込める陽の光で頬が焼けただれているのがわかる。 %red%マリエルの支援によりKRMが上がった!%/% %red%レンの支援によりSTRが上がった!%/% [「姫、今出てくるのは危険です」](729) 729 「いいえ、いいのです、ソーサリアン様。ジャレス様も、生きていればきっとそうしたはず……」 そう言ってマリエルはショールを外す。無残に焼けただれた顔をかばおうともせず、マリエルは跳躍した。 そしてその着地点にいる敵のハタモトの首筋に、鋭い牙で噛みついた。 「あらあら、姫ったらお行儀が悪いのね……私はもう少し上品にいくわ」 レンはくすくすと笑っている。その彼女に向かってミノタウロスの群れが押し寄せる。 「レ・ラナンデス!」 しかし、彼女が鎌を一振りすると、十数体のミノタウロスはいずれも首筋から血を噴き出して倒れ伏した。 「ソーサリアン様、今こそ号令を!生きとし生ける者の力すべてを結集して、世界を守るのです!」 「この世界存在じゃない人もいるけどね。ふふふ」 [「これで全員か?」](585) 730 だが、ディスファルコムの視線はあなたのはるか上空へと向かう。 「ええい、まどろっこしい。上から撃て!撃つのだ!」 その叫びに思わずあなたは頭上を見やる。 そこには、あるはずのないものがあった。 月よりも巨大な物体。いや、生物というべきか。 空を覆い尽くす絶竜、ギガドラゴンの体躯である。 ギガドラゴンがその口を開けると、空中にまるでブラックホールのような空間が現出した。 そこから吐き出される炎の息吹は、先ほどブリタニカが二つの月を落としたよりもなお強烈な衝撃をもって地表に迫ってくる。 ${if f54} %blue%ここは素直に逃げておきましょう。%/% ${/if} [避難する](731) [踏みとどまる](732) 731 あなたはとっさにがれきの下に体を沈めた。 だが、そんなものは焼け石に水だ。 絶竜ギガドラゴンの巨躯が地表に近づくと、重力場が乱れ、大地が隆起し、そこかしこに亀裂が走る。太陽は完全に隠され、闇が訪れた。 絶竜の汗の一滴でさえも兵士達の頭を粉々にできるほどの重量を持っている。 桁違いなのだ。人間の体では月を押し返すことはできない。 次々と仲間たちが吹き飛ばされていく。ある者は木っ端みじんに砕け散り、ある者は蒸発し、ある者はそうなる前に自ら命を絶った。 これが世界の終わりなのか。 [……](733 "f14") [……](732 "!f14") 732 あなたは空を見上げて立ち尽くした。 どこに逃げても同じことだ。これまで倒してきたワグナーやブリタニカなど、ギガドラゴンの巨躯に比べたらミジンコほどのものでしかない。 所詮、勝ち目など初めからなかったのだ。 あなたは目を閉じる。まぶたの裏に、かけがえのない仲間たちの顔が映る。 間もなく、ギガドラゴンの放った火炎流が着弾し、ペンタウァはおろか、シュメールや中国など、地球の大陸の多くが蒸発した…… 733 あなたはすべてを諦め、目を閉じた。 どうせなら一瞬で死にたい。 いや、せめて苦しみに耐え抜いた末に命を落とすべきだろうか。 そんなくだらないことを考えているうちに、数秒の時間が過ぎた。 しかし、衝撃はない。 あなたはうっすらと目を開けた。 見たくない光景を目に入れないように、頭を逸らしていたが、それでもいたたまれなくなって空を見上げる。 ギガドラゴンは、先ほどとまったく変わらず、その巨体で全天を覆っている。 ただ一つの違いは、それまで地表に向けられていた首が、今は遠く虚空を見つめているということだ。 [「奴は何を狙ってるんだ?」](734) 734 ディスファルコムも、あなたと同じく、ギガドラゴンの視線の先に目を凝らしていた。 この狂帝さえも想定していなかった事態が起きているというのか。 間もなく、ギガドラゴンが大きく咆哮し、そして吐息を放った。 その目標は、地表ではなく、虚空。 一直線に灼熱の奔流が飛んでいく。 だが、その熱線は、ある一点で消滅した。 その一点は、見る間に大きくなっていく。 あれは……あの姿は…… [「竜だ!」](735) 735 あなたは思わず叫んでいた。 ギガドラゴンに比べたら小さいながらも、それでもあなたが生涯に見た中で二番目に大きい竜の姿が、どんどん近づいてくる。 その竜が、ギガドラゴンの破滅の熱線を弾き返したのだ。 あちらの竜には手足がなかった。ゴールドドラゴンや、ヴァイデスのような大蛇タイプの竜だ。 ヴァイデス……そういえば、その姿はヴァイデスによく似ている。 しかし、ロマンシアを襲ったかの悪竜のような邪悪なオーラは全く感じない。 ヴァイデス……ロマンシア…… まさか……! [「ファン・フレディ王子!」](736) 736 あなたの叫びはもちろん竜に届くはずもなかったが、それでもあなたは竜がうっすらとほほ笑んだように見えた。 「あれは……ヴァーライフ。イルスランの伝承に伝わる神竜です。王家に連なる者がドラゴンスレイヤーを携えて巨悪に挑むときにのみ転生を許されるという、神罰の使徒。ファン・フレディ王子……あなたは……」 いつの間にか、あなたの隣にセリナ姫がいた。 ギガドラゴンは再び咆哮し、炎の吐息を吐こうとしたが、その前にヴァーライフが接敵した。 ギガドラゴンは大口を開けてヴァーライフを飲み込んだ。否、ヴァーライフがギガドラゴンの体内に飛び込んだのだ。 間もなく、ギガドラゴンは天空で悶え始めた。 「王子が、ギガドラゴンの中で戦っている……!」 [「王子は勝てるだろうか?」](737) 737 セリナ姫は息を呑んで戦いを見守るだけだった。 山河より巨大なギガドラゴンと言えども、巨大な竜を飲み込んだことはない。かの竜にとっては針一つ程度の大きさだが、針の孔一つが死に至ることもあるのだ。あなたはセリナ姫と共に必死で祈った。 しかし、ギガドラゴンの悶えるような動きは次第に治まっていく。それとともに、ファン・フレディ王子の苦しみがあなたに伝わってくるようだった。 「王子を助けなければ!ソーサリアン様!」 [「そうだ、一か八か……」](738 "i08") [「無理だ……」](739 "!i08") 738 あなたはまるで気がおかしくなったような感覚で、半ば無意識にバックパックに手を突っ込んだ。 その手には、生きている洞窟で手に入れた、水晶のバルブがある。 それを見るなり、セリナ姫はバルブをひったくった。 「王子、これを……!」 その細い腕でバルブを空中に放り投げる。 姫の腕力で届くはずもなかったが、宙に放たれた水晶のバルブは七色に輝いてどんどん上昇していく。まるで絶竜の腹の中にいるファン・フレディ王子が引き寄せているかのように、バルブは回転しながら空を切り裂き、そしてギガドラゴンの鼻先に命中した。 のみならず、それは絶竜の鼻腔から体内へと入っていく。 しばらくはそれきり何も起きなかった。 [「こんな、ことが……」](740) 739 セリナ姫に泣きつかれても、あなたは何の答えも出すことができない。 ただ茫然と戦いを見守るうち、ギガドラゴンは静止し、そしてゆっくりとその鎌首を地表へと向けた。 「終わったようだな……炭素型生物がよくぞここまでやったものだ。さあ、秘宝を渡して新たな世界の礎となるか、それともここで絶竜に焼き滅ぼされるか、どちらか選べ」 ディスファルコムの死刑宣告があなたの耳に響いた…… 740 しかし、その後に起きた変化は、想像を絶するものだった。 ギガドラゴンがひときわ高く咆哮を上げたかと思うと、その体躯が紫色に染まっていった。 苦しみ悶えながら空中で動くギガドラゴン。動くたびに突風が地表に吹き付け、あなたはセリナ姫と共に吹き飛ばされないように地面にしがみついた。 ギガドラゴンの動きは次第に鈍くなっていき、ついには静止した。 水晶のバルブがギガドラゴンの体内で膨張し、冠動脈塞栓を引き起こしたのだ。 それ以外に、今の現実への合理的な説明をあなたは思いつかない。 [「これは、まずい……」](741) 741 ギガドラゴンは死んだ。 しかし、それはあなた達にとって、更なる破滅へのプレリュードに過ぎなかった。 なぜなら、その巨体は、支えるものを失って、この地表に落下してくるのだから。 [神に祈る](742 "f34&!f40") [神に祈るが……](743 "!f34|f40") 742 ギガドラゴンの巨躯が地表に激突すれば、ペンタウァはおろか地球そのものが滅亡するほどのダメージを受けることになる。 こんな事態を回避するのは、もはや人の力では不可能だ。 宮廷魔術師エティスがギガドラゴンの死骸を破壊すべく魔法を放つが、それもまるで大海に石を投げるようなものにすぎない。 あなたはただひたすら神に祈った。 「左様、今こそ私の出番じゃな」 ……懐かしい声が響く。 次の瞬間、あなたの目の前に、大いなる神ユイターが降臨していた。 [「ユイター!」](744) 743 その祈るべき神は、もはやあなたを助けることのできる存在ではない。 間もなく、ギガドラゴンの骸が地上に激突し、ペンタウァと周辺諸国は等しく廃墟と化した…… 744 ディスファルコムがギガドラゴンの死骸とユイターの姿を交互に眺める。 「人間の神か。随分と遅いお出ましだな」 「ディスファルコム……今そなたと話すことはない」 「強がりを……うぬの力は我に通じぬこと、よくわかっておろう」 「……」 ユイターはディスファルコムを相手にせず、空から落下するギガドラゴンの死骸に向けて両のこぶしを振り上げた。 「異世界の魂を持つ者には私の力は及ばぬかもしれん。だが、ひとたび命を落としたならば、それはこの世界の存在じゃ。すなわち、我が粛清の対象となる!」 そしてユイターは呪文を唱え始めた。 [「ああ、あの呪文は……!」](745) 745 「DESTRUCTION!」 そう、それは神のみが使用できるという究極終焉魔法。すべての物体を分子レベルに破壊してしまう秘術。 ユイターの両手から放たれた一条の光がギガドラゴンに接触すると、まるで消しゴムをかけるようにその体躯が消滅していく。 夢を見ているようだった。ギガドラゴンが透けていくにつれ、辺りに陽光が戻っていく。 物の数秒で、全天を覆っていたギガドラゴンは、跡形もなく消滅していた。 いや、一つだけ落ちてくるものがある。 [「ファン・フレディ王子だ!」](746) 746 それは、ドラゴンスレイヤーを握り締めた、生まれたままの姿のファン・フレディ王子の体だった。 あなたは必死で王子の体を受け止めた。 セリナ姫がそっと呼びかけると、王子はうっすらと目を開ける。 「はは……やった、かな。ようやく僕も王子らしいことが、できたかも……」 「王子、もう喋らないで……」 「ソーサリアン、あとは……頼んだよ……」 [王子を姫に預ける](747) 747 あなたはディスファルコムに向き直った。 その手をユイターが掴む。 「人の子よ。これを預けよう」 ユイターはあなたの腕に神の腕輪を差し入れた。 「そなたが人類の代表じゃ。この厄災、払ってみせるがよい」 %red%あなたは神の腕輪を手に入れた。%/% %RED%月の欠片を5つ手に入れた。%/% [「行くぞ、ディスファルコム!」](751) 748 その日の朝、あなたは王様たちと共にペンタウァ郊外の練兵場に集まった。 ちょっとした戦場ほどの広さのある敷地だ。ここでならたとえ軍隊がぶつかり合っても街には被害が及ばない。 空には暗雲が立ち込め、今にも雨が降り出しそうな様相を呈している。 王様はエティスと共にそんな空をじっと見上げていた。 「来るじゃろうか……?」 「残念ながら……」 エティスが重い面持ちで空の一角を指さすと、雲の切れ間に俄に亀裂が走り、そこから地表に向けて一直線にまばゆい閃光が落ちていく。 「いよいよじゃな」 [「王様、退避してください」](749 "!f06") [「王様……」](750 "f06") 749 「うむ……わしは王城にいることにしよう。わしはわしで、すべきことがあるからな。そこで、これを預けておく」 王様が取り出したのは、燦然と輝く王様の杖だった。 「使い道はそなたの自由じゃ。じゃが、決して奴らの手に渡すでないぞ」 %red%あなたは王様の杖を手に入れた。%/% %RED%金星の欠片を5つ手に入れた。%/% [王様を見送る](69 "!f15") [王様を見送る](768 "f15") 750 「うむ……わしは王城に戻ることにしよう。わしはわしで、すべきことがあるからな」 王様は渋い顔で頷いた。 「後のことは任せたぞ、エティス。わしの方には一切警護など要らん。どうせ奴らにとって殺す価値などない男じゃ。では、武運を祈る」 [王様を見送る](69) 751 あなたは満を持してディスファルコムに襲い掛かった。 ![ディスファルコム](disfalcom01.jpg) %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%ダイスをクリック→HP欄をクリック(あなたの攻撃)→ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)を繰り返してください。 敵のHPがゼロになったらあなたの勝利です。 あなたのHPかMPがゼロになったらあなたの敗北です。 この戦闘をCHANGE-AIRなどで回避することはできません。%/% [勝利した](752) [HPかMPが尽きた](753) 752 あなたの一撃でディスファルコムは片膝をついた。 だが、追撃しようとしたあなたに向かってディスファルコムは思い切り頭突きをしてきた。思わずよろめいたあなたの腕を掴んで地面に叩きつける。体中から火花が散るほどの衝撃を受けた。 あなたはよろよろと起き上がったが、体が言うことを利かず、武器を取り落としてしまう。 ディスファルコムは、足元に落ちた両刃の剣を蹴り上げて拾い、あなたに向かって振り下ろした。 [素手で防御するしかない!](754) 753 異界からの脅威に対し、あなた達は全力を結集してこれを退けようとした。 様々な仲間とともに幾多の強敵を倒し、数多くの困難を乗り越えてきた。 ただひとつ、あなたにはほんの少しだけ運が足りなかったようだ…… 754 あなたは目をつぶって両手を交差した。 そのまま両腕を切り落とされることを覚悟していたが、あなたの耳に聞こえてきたのは肉の裂ける音ではなく、甲高い金属音だった。 「……君なら持てると思っていた」 ファン・フレディ王子が、ドラゴンスレイヤーをあなたに投げてよこしたのだ。 持ち主を選ぶこの秘剣はあなたの手にすっぽりと収まり、ディスファルコムの必殺の一撃を受け流していた。 あなたはよろけながらも立ち上がる。 %red%あなたはドラゴンスレイヤーを手に入れた。%/% %RED%水星の欠片を5つ手に入れた。%/% [これで七星の秘宝がすべて揃った](755 "i01&i02&i03&i04&i05&i06&i07") [最後の戦いを挑む](756) 755 あなたは自分の体を見た。 右腕には神の腕輪。手の内にはドラゴンスレイヤー。首には紅玉とタリスマン。指には王家のダイヤモンド。バックパックには不老長寿の水。そして背中に隠した王様の杖。 七星の秘宝がすべて揃ったのだ。 その意味するところは、ディスファルコムにもよくわかっていた。 「……バカな……炭素型生物の手に、秘宝が揃うなど……そんなことがあるはずがない!私は、絶対なのだ!」 ![ディスファルコム](disfalcom01.jpg) [「なら私は、ソーサリアンだ」](757) 756 ディスファルコムが剣を構えた。 あなたもドラゴンスレイヤーを構えた。 二人の視線が交錯し、かち合った時、どちらからともなくその影が動き出した。 そして、影の交わった一瞬の後で、立っているのはただ一人だった。 ![ディスファルコム](disfalcom01.jpg) %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%「ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)」を行ってください。%/% %red%この戦闘をCHANGE-AIRなどで回避することはできません。%/% [耐えきった](763) [HPかMPが尽きた](764) 757 あなたは迷うことなく指を鳴らした。 世界が、反転した。 [ディスファルコム軍の消滅を願う](758) [世界の再生を願う](759) [新たなる世界の創造を願う](760) [何も願わない](761) 758 ディスファルコムががっくりと腰を落とし、がれきの上に腰を掛けた。 その力ない姿は、傲慢で暴虐な虚界の王としては、あまりにも哀れなものだった。 だが、そのみじめな姿を長く見ることはなかった。 間もなく、ディスファルコムの姿は塵となって消えていき、残されたその軍勢も同じ憂き目にあった。 すべては夢だったかのように、跡形もなく散っていった。 [そして……](762) 759 あなたが指を鳴らすと、世界のすべてが変わっていった。 ディスファルコムの軍勢に殺された仲間たちは蘇り、ギガドラゴンに押し潰されたロマンシア王国は再生した。 そればかりではない。マリエル姫はラステル王国に戻り、星落としで命を落としたジパングの将軍も復活した。 再生した世界には既にディスファルコムの介入する余地はなかった。 しかし、世界の再生には副作用もあったようだ。 王様の杖はオークたちに盗まれ、タリスマンはデヒテル教団に奪われた。ログレックはオーガーたちにさらわれたらしい。砂漠王ルワンがヴァラージのオアシスを汚染してペンタウァに宣戦を布告した。そして、アゾルバ王国に誘拐されたセリナ姫を追っていったファン・フレディ王子は行方不明になってしまった。 ソーサリアンの世界は、いつでも冒険に満ちている。 ソーサリアベンジャーズ ENDGAME OF PENTAWA THE END 760 狂帝ディスファルコム。あなたはその呼び名に違和感があった。 彼のしたことは果たして狂った行いだったのだろうか。 自分の住む世界を失い、数少ない同胞たちとともに大宇宙をさまよい、遂に再生の糸口を見つけたディスファルコムにとって、この戦いは避けられないものだった。 あなたとディスファルコムに共存する余地はない。どちらも生き延びることはできないのだ……少なくとも、この世界では。 ならば、もう一つ世界を作ればいい。 あなたがそう願って指を弾くと、ディスファルコムとその軍勢は即座に消え失せた。 そして、その後、平穏の戻ったペンタウァで彼らの姿を見かけたという報告はない。 何がどうなったのか、あなたに知るすべはなかった。 しかし、あなたは信じている。 きっと、ディスファルコムはこことは異なる別の世界で、今日も命を燃やしているのだと。 ソーサリアベンジャーズ ENDGAME OF PENTAWA THE END 761 あなたは、七星の秘宝を使わなかった。ただ指を鳴らしただけだ。 この力は危険すぎる。少なくともあなた自身は命を落とすだろう。 この期に及んで、御しきれぬ力に頼ることはない。 あなたは改めてディスファルコムに向き直った。 [最後の戦いを挑む](756) 762 あなたもまた、がっくりと膝を落とした。 七星の秘宝の力を引き出した代償が今、あなたの全身を渦巻き、急速に生命力を奪っていった。 「ソーサリアン、しっかりするんじゃ!」 駆けつけた王様の叫び声に対して、あなたは弱々しく微笑む。 自分は確かに世界を救ったのだ。 そして、この地球に息づいて成長する者たちのために、道を切り開いた。 そんな自負が、あなたを死の恐怖から守っていた。 生き残ったペンタウァの民に看取られながら、あなたは静かに目を閉じた。 ソーサリアベンジャーズ ENDGAME OF PENTAWA THE END 763 その一撃が、ディスファルコムの断末魔となった。 あなたは切っ先を紙一重でかわし、すれ違いざまにドラゴンスレイヤーを振りぬいた。 竜殺しの剣は自らの意志を持っているかのようにディスファルコムの胴体にめり込み、そして貫通した。 「見事……だ……炭素型、生物の……矜持を見た……む、無念……」 ディスファルコムは大地に倒れ伏し、今度こそ動かなくなった。 あなたもその場にがっくりと崩れ落ちる。もう手も足もまったく言うことを利かない。 そんなあなたの周りに、仲間たちが駆け寄ってきた。 [戦いを終えて](765) 764 あなたの胸にディスファルコムの刃が深々とめり込んだ。 ディスファルコムの醜悪な笑みがあなたの眼前に迫る。 だが、その笑いが、瞬間、凍りついた。 これまで幾度となく浴びせてきたあなたの攻撃は、少しずつだが着実にディスファルコムにダメージを与えていたのである。 あなたとディスファルコムは、互いに抱き合うような格好で大地に沈んだ。 宿命の対決は、相打ちに終わった。 [そして……](766) 765 かくして、ソーサリアン史上最大の戦いは幕を閉じた。 結局、七星の秘宝の力とはなんだったのか。それは最後まで解き明かされなかった。 解き明かされるべきではない、と断言する者もいた。 ペンタウァと周辺諸国には、平穏な日々が戻っていた。 破壊の爪痕が色濃く残る地域も多いが、それもいつまでもというわけではない。 その後、あなたはどうしたのだろう。 今もどこかで、新たな冒険を楽しんでいるのだろうか。 それとも、人知れずモンスターの凶刃に倒れたのだろうか。 もしかしたら、冒険者を引退して、若い世代にゆかりの武具を譲り渡しているのかもしれない。 未来は、あなたの手の中にある。 ソーサリアベンジャーズ ENDGAME OF PENTAWA THE END 766 「毎年、この時期になると、思い起こしますな」 「ああ、そうじゃの……月日が巡ってもペンタウァには何の変化もない。ただ無限の円環を巡っているだけのように感じられる。それでも……わしらはかの勇者に救われたのじゃ」 王様とエティスは天守閣で紅茶を飲みながら語り合っていた。 「この平和がいつまでも続くと良いのですが……」 「それは期待しておらん」 王様はエティスの懸念を斬って捨てた。 「争いは人の世の常。そして多くの者が、変化を求めておる。まして、わしのようなぼんくらがペンタウァを治めているのじゃからな。今にまた大事件が勃発するじゃろう」 エティスは乾いた笑い声をあげた。 「その時に備えて、再び育てんとな……新たなるソーサリアンを」 ソーサリアベンジャーズ ENDGAME OF PENTAWA THE END 767 もう何もすることはない。備えは万全だ。 あなたはひたすら英気を養うことにした。 %RED%HPとMPが全快しました。%/% %RED%ステータスが正常に戻りました。%/% [そして……](68) 768 王様を見送ったすぐ後、あなたの前に見覚えのある顔が現れた。 「お久しぶり、何とか間に合ったみたい」 タリスマンを守る森の魔女、リーアだ。 「これを届けに来たの。底なし沼から引き上げるのに苦労したわ」 リーアが取り出したのは、何とタリスマンそのものだ。しかも、金の台座にはまっていない。 「タリスマンの力は危険だけど、ディスファルコムの脅威はそれ以上だわ。あなたに預けておく。もし奪われそうになったら、命に代えてもタリスマンを破壊してちょうだい」 無理難題を言ってのける。だが、あなたはリーアの言葉にただ頷いてみせた。 %red%あなたはタリスマンを手に入れた。%/% %RED%木星の欠片を5つ手に入れた。%/% [リーアを隠して待機する](69) 769 あなたの中に様々な記憶が溢れてくる。 100日間に及ぶ苦難を乗り越え、遂にあなたはここまで来た。あとはもう、本能に身を任せ、仲間を信じて戦い抜くだけだ。 [いざ!](68) 770 「言ったはずだぞディスファルコム、お前を殺してやると!」 傷がすっかり癒えたらしいグーランが、オーディンの斧を構えて後ろから走ってきた。 %red%グーランの支援によりSTRが上がった!%/% [さらに……](575 "!f20") [「他に援軍は?」](580 "f20") 771 「そういえばグーランはどうした?まだ傷が治らないのか?」 エティスの疑問にカレンはかぶりを振る。 「最近彼と折り合いが悪くて」 「ぐずってる場合か……」 グーランの助勢は得られないようだ。あれだけディスファルコムに傷つけられたのだから無理もない。 [他には……](575 "!f20") [「他に援軍は?」](580 "f20") 772 あなたは敵の護衛を始末した。 だが、すぐに次の追手が来るだろう。 手早く用事を済ませねばならない。 [ディスファルコムを探す](774) [敵軍の情報を調べる](776) [エスターの石像を取り戻す](777 "f09&!f10") 773 敵の本拠地である宇宙船に最強の護衛がいるのは当然のことだ。 あなたはなす術もなく撃退された…… 774 どうやらディスファルコムは不在らしい。 寝首をかきたかったが、もう時間がない。あなたはやむなく海上に浮上する。 無駄骨だったが、敵の宇宙船に潜入したことであなたは少し自信をつけた。 [ペンタウァに帰還する](141) 775 グーランはオーディンの斧を手に入れて大喜びだ。 「こいつはいい。この斧で今度はディスファルコムを正しく殺す!」 大分元気になったようだ。 %RED%オーディンの斧を手放し、代わりにグーランの斧を手に入れた。%/% [戻る](47) 776 あなたは宇宙船の記録にざっと目を通してみた。 すると、敵軍の侵攻計画が見つかった。 当初の計画書によると、魔術師ワグナーは砂漠の都市ヴァラージ、次いでギルバレス島に、鎧の男ブリタニカは大森林、次いでロマンシア王国に向かうことになっている。 また、敵の先兵は生きている洞窟、紅玉の森、ジパングも攻める手はずになっていた。 これは重要な情報だ。 もっと調べたかったが、追手が迫っている。あなたは急いで海上に浮上した。 [ペンタウァに帰還する](141) 777 あなたは宇宙船を探り、エスターの石像の在処を突き止めた。 石像を抱えていてはとても戦えない。 大急ぎで海上に浮上する。 [ペンタウァに帰還する](141) 778 あなたはエスターの石像を城に持ち帰った。 「でかしたぞ、ソーサリアン!」 エティスが寺院の僧侶と協力して、直ちに石化解除の儀式に取り掛かる。 翌日、エスターは無事に息を吹き返した。 [戻る](47) 779 雲霞のごとく湧いてくる敵軍を、あなたは片っ端から倒していく。 絶望的だった大軍も、少しずつ減っていき、遂にはもう少しでディスファルコムに刃が届きそうなところまできた。 だが、そこであなたは唐突に頭上から底知れぬ殺気を感じた。 [上を見る](587) 780 仲間達も、各々が力の限界を尽くして奮闘した。 ペンタウァ、いや地球全体の歴史を振り返っても、これほど大規模な戦闘が行われた記録はない。 それほどまでに、地球の勇者たちは力を集結させて戦ったのだ。 しかし……現実は残酷である。 どれほどの兵力を集めても、破れぬ壁というものがあるのだ…… 781 ここは氷の洞窟の入口だ。 北に向かって通路が続いている。 ![氷の洞窟](icecave01.jpg) [北へ](782 "!f44") [北へ](791 "f44") [ペンタウァに帰還する](141) 782 あなたは十字路に立っている。 北には氷の壁がある。 南は出口に通じている。 [氷の壁を押す](783) [東へ](784) [西へ](792) [南へ](781) 783 あなたは氷の壁を押した。 氷は滑っていき、やがて止まった。 [辺りを見回す](791) 784 あなたは三叉路に立っている。 [西へ](782 "!f44") [西へ](791 "f44") [東へ](794) [北へ](804) 785 あなたは氷の壁を押した。 氷は滑っていき、やがて止まった。 [辺りを見回す](444) 786 ここは十字路だ。 北に氷の壁がある。 [氷の壁を押す](796) [南へ](861) [東へ](443) [西へ](790) 787 ここは十字路だ。 西に氷の壁がある。 [氷の壁を押す](788) [東へ](444) [南へ](871) [北へ](789) 788 氷の壁は動かない。 [東へ](444) [北へ](789) [南へ](871) 789 あなたは曲がり角に立っている。 [南へ](787) [西へ](799) 790 あなたは曲がり角に立っている。 南の壁には扉がある。 [南の扉を開けて入る](800) [東へ](786) [北へ](810) 791 あなたは十字路に立っている。 氷のあった北には通路ができている。 [北へ](801) [南へ](781) [東へ](784) [西へ](792) 792 あなたは通路に立っている。 [東へ](782 "!f44") [東へ](791 "f44") [西へ](802) 793 あなたはグーランにオーディンの斧を渡すのを断った。その体でディスファルコムに挑むなど自殺行為だ。 「俺なしでディスファルコムとやり合うのもな!」 毒づくグーランを尻目にあなたは寺院を後にした。 [戻る](47) 794 あなたは三叉路に立っている。 [北へ](814) [東へ](824) [西へ](784) 795 ★ベストエンディングに必要なフラグを立てて最終決戦に飛びます。★ ★本当によろしいですか?★ [よろしい](769) [やっぱりやめます](565) 796 氷の壁は動かない。 [南へ](861) [東へ](443) [西へ](790) 797 何も現れない。 リュシエルは留守のようだ。 [東の扉から出る](837) 798 あなたは樹齢の薬を一瓶まるごとキングドラゴンの石像に降りかけた。 徐々に変化が訪れる。石像の色が徐々に薄らいでいき、光を放つ。 そしてひときわ大きい爆発が終わると、そこには生まれたままのキングドラゴンの姿があった。 「礼を言うぞ、人間の王よ……ギギギ」 キングドラゴンが二枚の翼をはためかせると、大地が揺れた。 王様は微動だにせずキングドラゴンを睨み付けている。 「約束は守ってもらうぞ、ガルシス!」 「ギギギ……知ったことか……」 そして、キングドラゴンはひときわ大きく羽ばたくと、宙に浮きあがり、そのままものすごいスピードで上昇していく。その勢いで洞窟の天井に激突し、大穴を開けた。 あなたが上を見やった時には、ドラゴンの姿は遥か上空に消えていた。 王様は肩をすくめるとあなたの胸をこんと叩いた。 「これが吉と出るか凶と出るか……さあ、帰ろうではないか」 [ペンタウァに帰還する](141) 799 あなたは曲がり角に立っている。 南には氷の壁がある。 壁の向こうに扉が見える。 [氷の壁を押す](809) [東へ](789) [北へ](819) 800 ここは小部屋だ。 足元に宝箱がある。 北に扉がある。 [北の扉から外に出る](790) [宝箱を開ける](820 "!i22") [宝箱を開ける](830 "i22") 801 あなたは曲がり角に立っている。 北には氷の壁がある。 [氷の壁を押す](811) [南へ](791) [西へ](821) 802 あなたは通路に立っている。 [東へ](792) [西へ](812) 803 氷の壁は動かない。 [北へ](819) [南へ](790) 804 あなたは曲がり角に立っている。 [南へ](784) [東へ](814) 805 あなたは三叉路に立っている。 [西へ](839) [南へ](829) [東へ](815) 806 あなたは曲がり角に立っている。 南に氷の壁がある。 [氷の壁を押す](816) [西へ](815) 807 あなたは曲がり角に立っている。 氷のあった南には通路ができている。 [西へ](815) [南へ](817) 808 あなたは曲がり角に立っている。 [西へ](815) [南へ](818) 809 氷の壁は動かない。 [北へ](819) [東へ](789) 810 あなたは三叉路に立っている。 東には氷の壁がある。 [氷の壁を押す](803) [南へ](790) [北へ](819) 811 氷の壁は動かない。 [南へ](791) [西へ](821) 812 あなたは曲がり角に立っている。 [北へ](822) [東へ](802) 813 あなたは曲がり角に立っている。 [北へ](815) [東へ](817) 814 あなたは曲がり角に立っている。 [西へ](804) [南へ](794) 815 あなたは三叉路に立っている。 [西へ](805) [東へ](806 "!f47&!f48") [東へ](808 "f48") [東へ](807 "f47") [南へ](825 "!f47&!f48") [南へ](813 "f47") [南へ](823 "f48") 816 あなたは氷の壁を押した。 氷は滑っていき、やがて止まった。 [辺りを見回す](807) 817 あなたは十字路に立っている。 南には氷の壁がある。 [氷の壁を押す](827) [北へ](807) [西へ](813) [東へ](826) 818 あなたは十字路に立っている。 東に氷の壁がある。 [氷の壁を押す](832) [北へ](808) [西へ](823) [南へ](833) 819 あなたは三叉路に立っている。 [南へ](810 "f45") [南へ](799 "f46") [東へ](829) [北へ](839) 820 宝箱の中には樹齢の薬が入っていた。 %red%あなたは樹齢の薬を手に入れた。%/% [北の扉から外に出る](790) 821 あなたは三叉路に立っている。 [北へ](831) [西へ](841) [東へ](801) 822 あなたは行き止まりに立っている。 北の壁に落書きがある。 「NNEO」と読める。 [南へ](802) 823 あなたは曲がり角に立っている。 氷のあった東には通路ができている。 [北へ](815) [東へ](818) 824 あなたは曲がり角に立っている。 [北へ](834) [西へ](794) 825 あなたは曲がり角に立っている。 東には氷の壁がある。 [氷の壁を押す](835) [北へ](815) 826 あなたは曲がり角に立っている。 [西へ](817) [南へ](828) 827 氷の壁は動かない。 [北へ](807) [東へ](826) [西へ](813) 828 あなたは曲がり角に立っている。 東には扉がある。 西に氷の壁がある。 その先に扉が見える。 [氷の壁を押す](838) [北へ](826) [東の扉を開けて入る](848 "!f49&!f50") [東の扉を開けて入る](836 "f49") 829 あなたは曲がり角に立っている。 [西へ](819) [北へ](805) 830 箱の中身は空っぽだ。 [北の扉から外に出る](790) 831 あなたは三叉路に立っている。 [北へ](482 "!f45&!f46") [北へ](443 "f45") [北へ](444 "f46") [南へ](821) [西へ](851 "!f45&!f46") [西へ](861 "f45") [西へ](871 "f46") 832 氷の壁は動かない。 [西へ](823) [北へ](808) [南へ](833) 833 あなたは曲がり角に立っている。 西の壁に扉がある。 [北へ](818) [東へ](843) [西の扉から入る](840) 834 あなたは行き止まりにいる。 北の壁にスイッチがある。 [スイッチを押す](844) [南へ](824) 835 あなたは氷の壁を押した。 氷は滑っていき、やがて止まった。 [辺りを見回す](823) 836 あなたは曲がり角に立っている。 氷のあった南には通路ができている。 西には扉がある。 [西の扉を開けて入る](843 "f48") [西の扉を開けて入る](828 "f47") [南へ](846) [東へ](856) 837 あなたは行き止まりにいる。 西の壁に扉がある。 [西の扉を開けて入る](852) [南へ](862) 838 氷の壁は動かない。 [北へ](826) [東の扉を開けて入る](848 "!f49&!f50") [東の扉を開けて入る](836 "f49") 839 あなたは曲がり角に立っている。 [南へ](819) [東へ](805) 840 ここは小部屋になっている。 足元に宝箱がある。 [東の扉から出る](833) [宝箱を開ける](842 "!i23") [宝箱を開ける](850 "i23") 841 あなたは曲がり角に立っている。 [北へ](851 "!f45&!f46") [北へ](861 "f45") [北へ](871 "f46") [東へ](821) 842 箱の中にはマンドラゴラが入っていた。 %red%あなたはマンドラゴラを手に入れた。%/% [東の扉から出る](833) 843 あなたは曲がり角に立っている。 東には扉がある。 北には氷の壁がある。 [氷の壁を押す](853) [西へ](833) [東の扉を開けて入る](848 "!f49&!f50") [東の扉を開けて入る](836 "f49") 844 スイッチを押すと、地面が激しく揺れた。 何かが起こったようだ。 直観的に、この揺れは何か新たな変化をもたらすのではなく、洞窟をあるべき形に戻すもののように思えた。 [南へ](824) 845 あなたは三叉路に立っている。 [北へ](855) [西へ](848) [南へ](847) 846 あなたは三叉路に立っている。 南には氷の壁がある。 [氷の壁を押す](858) [北へ](836) [東へ](874) 847 あなたは三叉路に立っている。 西に氷の壁がある。 [氷の壁を押す](857) [北へ](845) [南へ](867) 848 あなたは曲がり角に立っている。 西に扉がある。 南に氷の壁がある。 [氷の壁を押す](868) [西の扉を開けて入る](828 "f47") [西の扉を開けて入る](843 "f48") [東へ](845) 849 あなたは三叉路に立っている。 [東へ](865) [南へ](875) [西へ](859) 850 箱の中は空っぽだ。 [東の扉から出る](833) 851 あなたは三叉路に立っている。 北には氷の壁がある。 [氷の壁を押す](881) [東へ](831) [南へ](841) 852 扉の中は広間になっていた。 天井はなく、遥か上空まで吹き抜けになっている。 [しばらく待つ](797 "f33") [しばらく待つ](878 "!f33") [東の扉から出る](837) 853 氷の壁は動かない。 [東の扉を開けて入る](848 "!f49&!f50") [東の扉を開けて入る](836 "f49") [西へ](833) 854 魔法陣に乗ると、あなたは洞窟の外に出た。 [氷の洞窟に入る](782) [ペンタウァに帰還する](141) 855 あなたは三叉路に立っている。 [南へ](856 "f49") [南へ](845 "!f49&!f50") [北へ](865) [西へ](875) [南へ](872 "f50") 856 あなたは三叉路に立っている。 [西へ](836) [北へ](855) [南へ](874) 857 氷の壁は動かない。 [北へ](845) [南へ](867) 858 氷の壁は動かない。 [北へ](836) [東へ](874) 859 ここは行き止まりだ。 足元に魔法陣がある。 乗ると洞窟の外に移動するようだ。しかし、この魔法陣は歪んでいる。下手をすると転移中にひどく時間が経過してしまうかもしれない。 [東へ](849) [魔法陣に乗る](854) 860 あなたは曲がり角に立っている。 西には扉がある。 北には氷の壁がある。 [氷の壁を押す](870) [西の扉を開けて入る](862) [東へ](867) 861 あなたは三叉路に立っている。 氷のあった北には通路ができている。 [北へ](786) [南へ](841) [東へ](831) 862 あなたは曲がり角に立っている。 東に扉がある。 [東の扉を開けて入る](860 "!f49&!f50") [北へ](837) [東の扉を開けて入る](863 "f50") 863 あなたは曲がり角に立っている。 氷のあった北には通路ができている。 西には扉がある。 [西の扉を開けて入る](862) [北へ](864) [東へ](866) 864 あなたは曲がり角にいる。 北に氷の壁がある。 [氷の壁を押す](50) [南へ](863) [東へ](869) 865 あなたは曲がり角に立っている。 [西へ](849) [南へ](855) 866 あなたは曲がり角に立っている。 [西へ](863) [北へ](869) 867 あなたは曲がり角に立っている。 [北へ](847) [西へ](860) 868 あなたは氷の壁を押した。 氷は滑っていき、やがて止まった。 [辺りを見回す](836) 869 あなたは三叉路に立っている。 [南へ](866) [西へ](864) [北へ](872) 870 あなたは氷の壁を押した。 氷は滑っていき、やがて止まった。 [辺りを見回す](863) 871 あなたは三叉路に立っている。 [南へ](841) [東へ](831) [北へ](787) 872 ここは三叉路だ。 西に氷の壁がある。 その先には扉が見える。 [氷の壁を押す](873) [北へ](855) 873 氷の壁は動かない。 [北へ](855) 874 あなたは三叉路に立っている。 [北へ](856) [西へ](846) [南へ](876) 875 あなたは曲がり角に立っている。 [東へ](855) [北へ](849) 876 ここは曲がり角だ。 西に氷の壁がある。 その先には扉がある。 [氷の壁を押す](877) [北へ](874) 877 氷の壁は動かない。 [北へ](874) 878 しばらく待っていると、上空から風の精霊リュシエルが降り立った。 「ああ、ソーサリアン。お待ちしておりました。よくここまでたどり着きましたね。お土産にこれをどうぞ」 リュシエルはあなたに風の涙をくれた。 「ところで……今、世界は大変なことになっているようですね」 %red%あなたは風の涙を手に入れた。%/% ![リュシエル](ryusiel01.jpg) ${if f54} %blue%力を求めれば能力値が上がります。情報を求めればヒントが得られますが、特定のフラグが必要です。%/% ${/if} [力を貸してほしい](879) [情報が欲しい](880) [特に用はない](882) 879 「わかりました。及ばずながら、私の力を貸しましょう」 あなたは精霊の祝福を得た。 %red%すべての能力値が上昇した!%/% [東の扉から出る](837) 880 「ディスファルコムは異界の存在。神の力さえも通用しません。しかし、私達地球に住む者が力を合わせれば、あるいは打ち倒せるかもしれません。ただ、彼の部下であるワグナー、ブリタニカ、そしてギガドラゴンは、それぞれ恐ろしい力を持っています。各々の弱点を見つけねばなりません。世界の各地を巡ってください。きっと心強い仲間が見つかるはずです」 [「そういえばブリタニカが……」](883 "f31") [「宇宙で恐ろしいものを見た」](887 "f25&!f04") [「任せておけ」](882) 881 あなたは氷の壁を押した。 氷は滑っていき、やがて止まった。 [辺りを見回す](861) 882 「それは頼もしいわ。世界はあなたの手にかかっています。どうかよろしく」 [東の扉から出る](837) 883 「そうですか、ブリタニカが死に場所を求めていると……」 リュシエルは物憂げに呟いた。 「ならば、彼を昇天させてあげると良いでしょう。きっと喜んで逝くはずです。古代語魔法にはそのような術があったと聞いていますが……魔法文明の発達したシュメールで何か手掛かりがつかめるかもしれません」 [東の扉から出る](837) [「宇宙で恐ろしいものを見た」](887 "f25&!f04") 884 気が付くとあなたは時の神殿の未来の間にいた。 目の前に青竜ポジティルがいる。そして、青い水晶はどこかに消えていた。 「わかっただろう。未来は常に絶望的なのだ」 あなたは言葉もなく神殿を後にする。 [神殿を出る](252) 885 あなたとバーランはすんでのところで神殿に帰り着いた。 「バカな、あの生物は……いや、あれが本当に生物なのか……?」 現在のすべてを知るはずの緑竜バーランでさえも、今見た相手を把握しきれずにいるらしい。しかもこの竜は恐怖におびえている。 あなたも押し殺す不安を隠しながら神殿を後にした。 [ペンタウァに帰還する](141) 886 バーランの最高飛翔速度はあなたの耐久力の限界を超えていた。 あなたはカチカチに凍りつき、その後炎を上げて一条の流れ星となった…… 887 「ギガドラゴンを……見たのですね。あの竜はもはや生物というより地形、いや天体です。この国のどんな存在でも勝てないでしょう……いや、もしかしたら……」 リュシエルは愛らしい顔に皺を寄せながら一生懸命考えている。 「ソーサリアン、ロマンシア王国のドラゴンスレイヤーを守り抜くのです。あの剣は余人には使いこなせませんが、ファン・フレディ王子ならきっと……」 リュシエルはそれ以上のことを語ろうとはしなかった。 [東の扉から出る](837) [「そういえばブリタニカが……」](883 "f31") 888 「なんと、そのような……なかなかの隠し場所ですね……」 残念ながら、ブリタニカはそう聞いてすぐに沼に飛び込むほどバカではないようだ。 「骨が折れそうですね……まあ、なんとかしましょう。もうあなたに用はありません。残り僅かな人生に幸あらんことを」 [逃げ出す](890) [ブリタニカを攻撃する](891) 889 「しらばっくれても無駄ですよ。……しかしまあ、あなたがここで口を割ると思っているわけではありませんが。良いでしょう、お行きなさい。拷問は性に合いません」 [ブリタニカを攻撃する](891) [逃げ出す](890) 890 戦っても勝ち目はない。そう踏んだあなたは脱兎のごとく逃げ出した。 幸い、ブリタニカは追ってはこない。もとよりあなたに興味はないのか、追い打ちは騎士道精神にもとるのか、いずれにせよあなたは命拾いした。 [ペンタウァに帰還する](141) 891 「愚かな……騎士の剣でお相手しましょう!」 ブリタニカは悠々と剣を抜き放つ。 %red%Battle Sheetを開いて戦闘を行うこと。%/% %red%ダイスをクリック→HP欄をクリック(あなたの攻撃)→ダイスをクリック→ダメージ欄をクリック(敵の攻撃)を繰り返してください。 敵のHPがゼロになったらあなたの勝利です。 あなたのHPかMPがゼロになったらあなたの敗北です。 この戦闘をCHANGE-AIRなどで回避することはできません。%/% [勝利した](892) [HPかMPが尽きた](893) 892 ブリタニカはあなたの剣戟に前に倒れた。 しかし、即座に起き上がる。よく見ると全くダメージを受けていない。 これでは勝負にならない。あなたは脱兎のごとく逃げ出した。 [ペンタウァに帰還する](141) 893 異界の王たるロード・ブリタニカ。彼は無限の体力だけではなく、幾多の魔術を操り、百戦錬磨の実力を誇る。あなたはその手によって一刀両断されてしまった…… 894 緊張の糸が切れ、あなたは思わずへなへなとその場に座り込んでしまった。広間の他の者達も同様のようだ。王様ただ一人が、わなわなと震えながらなんとか立ち姿勢を保っている。 そこにもう一度、雷鳴が轟いた。 「ペンタウァの王よ、聞こえているか?」 [「その声は……!」](895) 895 ![ユイター](juitr01.jpg) 「その声は、大いなる神ユイター!大変なことに……!」 ユイターの声には威厳がなかった。まるでうらぶれた老人のような響きの声が続いた。 「彼奴は狂帝ディスファルコム。自分の星を失い、植民地を求めて銀河を旅しては破壊の限りを尽くす暴虐の徒だ。悪いことに、彼奴はこの星に七星の秘宝があることに気づいてしまった」 [「七星の秘宝?」](41) 896 「エスター殿、助太刀します!」 あかねがクナイを投げつける。 クナイを小手で弾こうとするディスファルコムだが、そのクナイは突如猛烈にスピードを上げてディスファルコムの手を貫通して胸に突き刺さる。その陰には風の精霊リュシエルの姿があった。 「ディスファルコム、覚悟!」 間髪入れず、マリエル姫が後ろからディスファルコムの首筋に食らいついた。 「豪天照!」 「パテル・マテル!」 黒巫女ムウと殲滅天使レンの召喚した二体の巨大兵器がディスファルコムを左右から包み込んでその動きを封じる。 「へっへー、これ、あたしの作戦ね!ファルコムヒロインズの力、思い知ったか!」 最後に美味しいところを持っていこうとするのはメデューサハンターのカレンだった。 %red%ファルコムヒロインズの支援によりすべての能力値が上がった!%/% [「みんな、とどめを!」](730) 897 ヴァネルバの王城は衛兵たちで厳重に管理されている。 あなたは女王アテリーナに面会を申し込んだが、門前払いされた。 だが、少なくとも現状の切迫感だけは伝わっているようだ。 [ペンタウァに帰還する](141) 898 ヴァネルバ王国からも援軍が到着した。 異国の鎧をまとったアマゾネスたちが勢ぞろいし、その先頭に立つのは女王アテリーナだ。 「イバンベ!」 「イバンベ!」 アテリーナの掛け声に応じてアマゾネスたちが槍を掲げてディスファルコム軍に突撃していく。 %red%ヴァネルバ軍の支援によりSTRが上がった!%/% [ところで、背後には……](579 "f21") [他には……](582 "!f21") 899 他の国々からの援軍は期待できないようだ。 [ところで、背後には……](579 "f21") [他には……](582 "!f21") 900 「ハ、ハ、ハッ!我がこと成れり!」 ディスファルコムの手に、七星の秘宝すべてが渡ってしまったのだ。 あなたは最後の望みをかけてディスファルコムに突撃した。 その得物は確実に狂帝の胸元に深々と食い込む。 だが、ディスファルコムは瀕死の重傷を負いながらもにたりと笑った。 「甘いな……甘い……頭を狙うべきだったな……」 そして、ディスファルコムが指を弾いたその時。 すべては、終わった。 ディスファルコムたちの生きる新たな太陽系に、あなたの存在できる場所はなかった……