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2017-2020, SORCERIAN Next Team
0 **プロローグ** ここはペンタウァの道場。 多くのソーサリアンが己を磨かんとして通いつめるという、 あの有名な修行場のことだ。 今、そこで何人かのソーサリアンが、道場の一室に**居座っ**…… 居残って何やら自由気ままに勉強している。 どうやら、STextシナリオの作り方について、 ソーサリアン同士で教えたり教えられたりしているようなのだが……。 --- **修行の目的** 君はソーサリアンTextのシナリオを書こうと思っている ソーサリアンの一人だ。 しかし、シナリオを書く方法は一つではなく、それ故に君は、 どのようにシナリオを作ればいいのか迷っていることだろう。 このシナリオでは、君はソーサリアンの一人となって、 遊びながら「ソーサリアンTextシナリオ」の様々な書き方を 学べるようになっている。 ソーサリアンよ、どうか上手く活用して欲しい。 道場が乗っ取られてる? ~~STextシナリオだからね! 仕方がないね!!~~ ![ソーサリアンText道場](trial.toki000001.png) [修行する](2 "-f01") [修行する](35 "f01") 2 ![追い出された悲運の道場主](trial003.png) **「やあ、いらっしゃい。この道場に何のようかね?」** %blue%(ソーサリアンText Ver 1.0対応済み)%/% [修行1「環境を整えたい」](3) [修行2「最初の一歩を踏み出したい」](7) [修行3「物語を書きたい」](12) [修行4「モンスターを登場させたい」](17) [修行5「アイテムを入手したい」](21) [修行6「BGMを流したい」](25) [修行7「フラグで物語を分岐させたい」](28) 3 **ソーサリアンTextシナリオ開発道場 修行1「環境を整えたい」1** --- %blue%*道場の一室でウィザードの少女クリスティがパソコンを使って 何かやっている。 そこにファイターの青年デュエルが通りかかり、彼女に声を掛けた。%/% --- ![デュエル](trial001.png) 「やあ、クリスティ。 パソコンで魔法の勉強をしているのかい?」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「あら、デュエル。 私は今ね、%blue%**『SText』**%/%について予習しているところなのよ」 --- ![デュエル](trial001.png) 「%blue%**SText**%/%っていうと、1ヶ月後に新しく加わる修行科目の?」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「ええ、その%blue%**SText**%/%よ。 正式には%blue%**『ソーサリアンText』**%/%っていうのよね」 --- ![デュエル](trial001.png) 「そうそう、%blue%**ソーサリアンText!**%/% なんでもソーサリアンの世界観で作られたゲームブック風の シナリオを読んだり遊んだりもできるし、シナリオを自分でも 作れたりするんだろ? すごいよな!」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「本当に驚きよね。 私も実際にSTextで遊んでみたし、試しにシナリオも作って――」 --- ![デュエル](trial001.png) **「えっ!? もうシナリオまで作ったのかい!?」** --- ![クリスティ](trial010.png) 「ちょっ……声が大きいわよデュエル……! シナリオを作ったと言っても、まだSTextの機能を 確認している段階なの。 私もまだまだ勉強中ということね」 --- ![デュエル](trial001.png) 「すっ、すまない……。 でも、まだ始まっていない科目なのに、もう色々と勉強している なんて、流石クリスティだよな。尊敬するよ」 --- %blue%*素直に尊敬のまなざしで見てくるデュエルに「デュエルったら……」と 照れつつも、努力を褒められて嬉しいクリスティなのであった。%/% %blue% さてさて、何やら青春している二人だが、このシナリオは **『STextシナリオの作り方を学ぶのが目的』**だということを 忘れてはならない。 次のシーンから本格的(?)な講座が始まるぞい! [★次へ進む](4) [他の修行を選ぶ](2 "-f01") [他の修行を選ぶ](35 "f01") 4 **ソーサリアンTextシナリオ開発道場 修行1「環境を整えたい」2** --- %blue%*STextについて俄然興味が湧いてきたデュエルは、 クリスティの横の席に座り、彼女のやっていることを見学している。 そこでデュエルは、クリスティがパソコン上で色んなファイルを 開いたり、見慣れないソフトを使っていることに気が付いた。%/% --- ![デュエル](trial001.png) 「なあ、クリスティ。 一つ訊きたいんだが、その丸っこいコウモリみたいなアイコンは、 一体なんのソフトなんだ?」 ![GBATのアイコン](trial.toki001001.png) --- ![クリスティ](trial010.png) 「ああ、これはね、%blue% STextシナリオを作る上で、あると便利なソフト%/%なのよ」 --- ![デュエル](trial001.png) 「あると便利?」 --- %blue%*デュエルの問いにクリスティは「ええ」と頷くと、 その便利なソフトという『GBAT』について説明し始めた。%/% --- ![クリスティ](trial010.png) 「このソフトは、 %blue% ●ゲームブック執筆支援GUIツール『GameBook Authoring Tool』%/% といって、その名のとおりゲームブックの執筆に特化しているの。 略称は%blue%『GBAT』%/%ね。 使われている言語は英語だけど、操作自体はそんなに難しくないし、 慣れれば簡単にシナリオを作れるようになるわよ。 デュエルもパソコンにGBATを入れてみる?」 --- ![デュエル](trial001.png) 「そうだな、そんなに便利なら俺もGBATを入れてみようかな!」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「ふふっ、解ったわ。 これからGBATの入手方法と導入方法を説明するから、 デュエルのパソコンにも実際にGBATを導入してみましょう」 --- ![デュエル](trial001.png) 「あぁ! よろしく頼むよ!(サッとノートパソコンを用意する)」 [★次へ進む](5) [他の修行を選ぶ](2 "-f01") [他の修行を選ぶ](35 "f01") 5 **ソーサリアンTextシナリオ開発道場 修行1「環境を整えたい」3** --- %blue%*デュエルはクリスティの指示通り、ブラウザで 「Crumbly Head Games」というサイトを開くことにした。%/% **【Crumbly Head Games】** https://www.crumblyheadgames.co.uk/the-gamebook-authoring-tool/ --- ![デュエル](trial001.png) 「えぇと、まずは『GBAT』というソフトを パソコンにダウンロード……っと(カチッ)。 **うわっ、何だかいきなり英語だらけのサイトに飛んだぞ!?**」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「ふふっ、慌てなくても大丈夫よ。 このサイトのここをクリックしてGBATをダウンロードするの。 お試し版は機能に制限があるけど、%blue%無料のソフト%/%だから安心してね」 ![GBATダウンロード](trial.toki001002.png) --- ![デュエル](trial001.png) 「おっ、無料で試せるのはありがたいな。 ……よし! パソコンにダウンロードできたぞ!」 --- %blue%*デュエルの目の前にあるパソコンの画面には、 「The-GameBook-Authoring-Tool-Installer-x_xx.exe」 というファイルがダウンロードされているのが見える。%/% --- ![クリスティ](trial010.png) 「そうしたら、ダウンロードしたGBATのインストローラーを%blue% 右クリックで任意の場所に展開(解凍)%/%した後、 今度はパソコンにGBATをインストールしましょう」 [★次へ進む](6) [他の修行を選ぶ](2 "-f01") [他の修行を選ぶ](35 "f01") 6 **ソーサリアンTextシナリオ開発道場 修行1「環境を整えたい」4** --- ![デュエル](trial001.png) 「展開(解凍)したら、GBATのフォルダが作られたぞ。 特に必要がなければ、GBATをインストールする場所は、 変更せずにインストールすればいいんだよな(カチッ)。 よし! インストールも完了だ!」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「まずは導入成功ね! 次はGBATをインストールした場所(フォルダ)を開くのだけど、 そこに%blue%GBAT.exe%/%というファイルはあるかしら?」 --- ![デュエル](trial001.png) 「ああ、これだろ?」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「ええ、それのことよ。 これから頻繁に使うことになるから、 まずは%blue%GBATのショートカット%/%を作りましょう。 GBAT.exeにカーソルを合わせて右クリックしてみて?」 --- ![デュエル](trial001.png) 「ショートカットを作る……っと(カチッ)。 おっ、%blue%『GBAT.exe - ショートカット』%/%ってファイルが増えたな。 これをデスクトップに移動させておくと、デスクトップからGBATを 起動させられるようになるんだったよな?」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「ええ、そうよ。 ショートカットをデスクトップに移動させた後、 もしGBATのフォルダ内にショートカットが残っていたら、 それは%blue%削除しても大丈夫だから%/%安心してね」 --- ![デュエル](trial001.png) 「わかったよ、クリスティ。 ふぅ、これでいつでもデスクトップからGBATを起動できるように なったぞ。こいつは楽でいいな」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「ええ、何事も快適な作業環境を整えるのは、大事なことだわ。 それじゃあ、今回はここまでにしましょうか。 STextについては、私ももっと理解を深めたいし、 お互いに焦って一気に事を進めても、混乱してしまうものね」 --- ![デュエル](trial001.png) 「ああ、オレも今回はここまでの方がありがたい。 何せSTextについては、オレも初めてのことだらけだからさ、 段階を踏みながら学んでいきたいと思うんだ」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「私も同意見よ。 お互い頑張りましょうね、デュエル」 --- ![デュエル](trial001.png) 「おう! お互い頑張ろうな、クリスティ!」 --- %blue%*斯くして、二人の若きソーサリアンは、 これからじっくり『ソーサリアンText』の知識を深めていこうと 互いに決意するのであった。%/% --- %red%※この道場シナリオには、クリアというものはありません%/% [★修行2「最初の一歩を踏み出したい」](7) [他の修行を選ぶ](2 "-f01") [他の修行を選ぶ](35 "f01") 7 **ソーサリアンTextシナリオ開発道場 修行2「最初の一歩を踏み出したい」1** --- %blue%*道場の一室でファイターの青年デュエルがパソコンを 前にして頭を抱えている。 どうやらシナリオをどうやって書けば良いのか悩んでいるようだ。%/% --- ![デュエル](trial001.png) 「うーん……シナリオを書く方法は、特に決まっていない ようなんだが……ダメだ、色々あり過ぎて逆に迷って しまう……。どうすりゃいいんだ……」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「どうしたの、デュエル?」 --- ![デュエル](trial001.png) 「やあ、クリスティ。 ちょっと今、STextシナリオの書き方で悩んでてさ……」 --- %blue%*頭を抱えるデュエルに声を掛けたのは、彼の冒険仲間の一人である ウィザードの少女クリスティだ。 今ではすっかりSTextに慣れた彼女は、何か助けになればと デュエルの横の席に座って、彼のパソコンの画面を覗き込んだ。%/% --- ![クリスティ](trial010.png) 「ブラウザのタブがマニュアルやお手本シナリオでいっぱい……。 そうね、確かにSTextシナリオを執筆する方法は色々あるから、 これから初めてシナリオを書こうと思っている人は、%red% まずはどの方法を試したらいいのか迷ってしまう%/%わね」 --- ![デュエル](trial001.png) 「そう、そうなんだよ……。 オレは今回初めてSTextシナリオを書こうと思っているから、 できれば%blue%専門知識がなくてもシナリオが書ける簡単な方法%/%が 良いんだが……。 クリスティ先生、何かオススメはあるかい……?」 --- %blue%*デュエルの言うとおり、STextには様々なシナリオ執筆方法がある。 それは「この方法でなければダメ!」というものは存在せず、 著者の好みや書き易さで好きな執筆方法を選んでも良いということだ。%/% %blue% しかし、その自由度の高さ故に、シナリオを執筆する前から 悩んでしまう、ということも珍しくないのだ。%/% [★次へ進む](8) [他の修行を選ぶ](2 "-f01") [他の修行を選ぶ](35 "f01") 8 **ソーサリアンTextシナリオ開発道場 修行2「最初の一歩を踏み出したい」2** --- ![クリスティ](trial010.png) **「(先生……!!)」** --- %blue%*クリスティは『先生』という響きにトキメキつつ、暫し思案した後、 自分の中で答えを見つけて一度頷いた。 それから、悩むデュエルを安心させるように優しい笑みを浮かべる。%/% --- ![クリスティ](trial010.png) 「ねぇ、それなら%blue%**『GBAT』**%/%を使ってシナリオを書くのはどうかしら?」 --- ![デュエル](trial001.png) 「%blue%GBAT%/%って、この前インストールしたソフトだよな。 あれからSTextマニュアルを読みながらGBATを触ってみたんだが、 STextシナリオを書くには%red%決まり事%/%があるみたいだし、 何だか訳が分からなくなってきちゃってさ……」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「そうね、GBATとSTextでは%red%シナリオのファイル形式が違う%/%から、 GBATでSTextシナリオを書く場合は、%red%決まり事%/%に沿って シナリオを書く必要があるのよ」 --- ![デュエル](trial001.png) 「あぁ、何だかそこから既にややこしいだろ? それでどうにも一歩が踏み出せないんだ……」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「そんな時には%blue%**『シナリオのテンプレートファイル』**%/%の出番ね」 --- ![デュエル](trial001.png) 「%blue%シナリオのテンプレートファイル%/%? 確かマニュアルで見かけたような気もするけど……」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「ええ、マニュアルに載っているわ。 STextにはシナリオのテンプレートファイルが%red%2種類%/%あってね、 %blue% ●GBAT用のテンプレートファイル ●SText用のテンプレートファイル一式%/% この内、%blue%『GBAT用のテンプレートファイル』%/%の方は、 GBATでSTextのシナリオを書く際に必要な情報が予め入力されて いるの」 --- ![デュエル](trial001.png) 「そうか、わかったぞッ! 今回はシナリオを一から全て自分で書くんじゃなくて、 その%blue%GBAT用のテンプレートファイルをGBATで編集しながら STextのシナリオを書こう%/%ってことなんだな!」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「そのとおりよ、デュエル。 テンプレートファイルを土台にしてシナリオを編集すれば、 テンプレート内のサンプルデータを%blue%コピー&ペースト%/% することも簡単だし、データの書き替え方もし易いわ。 だから、まずはテンプレートのダウンロード、という訳なのよ」 [★次へ進む](9) [他の修行を選ぶ](2 "-f01") [他の修行を選ぶ](35 "f01") 9 **ソーサリアンTextシナリオ開発道場 修行2「最初の一歩を踏み出したい」3** --- ![クリスティ](trial010.png) 「今回は%blue%**『GBAT用のテンプレートファイル』**%/%しか使わないから、 GBAT用のテンプレートファイルの入手方法と ファイルの置き場所に絞って説明するわね」 --- ![デュエル](trial001.png) 「了解! オレはいつでも準備OKだ!(STextマニュアルを開いて待機)」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「まず、%blue%**『GBAT用のテンプレートファイル』**%/%は、 STextのマニュアルからダウンロードできるわ。 ダウンロードしたフォルダの中には、 GBAT独自のファイル形式で作られた%blue%『template.gbat』%/% というファイルが入っているんだけど、%red%このファイルの置き場所を 間違えるとGBATが正常に動作しない%/%から気を付けてね」 **【ファイルのダウンロード】** https://sorcerian.hateblo.jp/entries/2018/01/31 ![テンプレート DL](trial.toki002001.png) 1.上記のサイトから%blue%template.zip%/%をダウンロードする。 2.template.zipを右クリックし、任意の場所に%blue%展開(解凍)%/%する。 3.%blue%template.gbat%/%がシナリオのテンプレートになります。 4.%red%PC>ローカルディスク(C:)%/%に%blue%『GBAT』フォルダ%/%を作成。 5.%blue%『GBAT』フォルダ%/%の中にテンプレートを移す。%red% ※手順4のフォルダ作成は任意です%/% --- %blue%*デュエルはクリスティの説明を聞きながら、自分のパソコンに 『GBAT用のテンプレートファイル』をダウンロードをすることが できた。%/% --- ![デュエル](trial001.png) 「よぉーし、これでバッチリだな! 前準備の段階で%red%難しそう%/%って感じると なかなか一歩が踏み出せなかったりするからさ、 こういう風に少しずつゆっくりと教えてもらえるのはありがたいよ」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「ふふっ、それは良かったわ。 それじゃあ、このままペースは崩さずに、 今度は%blue%**『Playground』**を利用して、template.gbatが STextでは、どんな風に表示されるのか%/%を確認してみましょうか」 --- ![デュエル](trial001.png) 「えっ、%blue%Playground%/%って、 あの2つの白い四角が並んでいるようなページのことだよな?」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「そうそう、そのページのことよ。 簡単に説明すると、%blue%**『Playground』**%/%というのは、 %blue% **作ったシナリオをSTextのゲーム画面に表示させて、 正常に遊べるか確認できる実行環境のことなの。**%/% 他にも、GBATで作ったシナリオのファイル形式を%blue% STextシナリオのファイル形式に変換する機能%/%があって、 今回はその機能を使って、GBAT用のシナリオテンプレートの 内容を確認するのよ」 --- ![デュエル](trial001.png) 「なるほどな。 オレも前にちょっと触ったことがあるんだが、 サンプルシナリオを表示させたら、左側の画面に文字が たくさん出てきて、なんだか%red%難しそうな感じ%/%がしてさ、 ページをそっと閉じちゃったんだよなぁ……」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「あらら……そうだったの……。 でも、今度は基礎から学んでいくから大丈夫よ。 この機会に%blue%**『Playground』**%/%の基礎知識を覚えましょう!」 --- ![デュエル](trial001.png) **「おーっ!」** [★次へ進む](10) [他の修行を選ぶ](2 "-f01") [他の修行を選ぶ](35 "f01") 10 **ソーサリアンTextシナリオ開発道場 修行2「最初の一歩を踏み出したい」4** --- %blue%*デュエルはクリスティの指示通り、 マニュアル(http://d.hatena.ne.jp/sorcerian/20180131)から 「Playground」というページを開くことにした。%/% **【Playground直通リンクはコチラ】** http://www.web-deli.com/sorcerian/next/playground.aspx ![Playgroundへのリンク](trial.toki002002.png) --- ![デュエル](trial001.png) 「まずはマニュアルを開いて……下までスクロールしたら、 リンクをクリックして……っと。(カチッ)」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「%blue%Playground%/%の画面が出たわね。 画面左上の%blue%『ファイル選択』%/%というボタンをクリックして、 ダウンロードしておいた%blue%『template.gbat』%/%を開いてみて?」 ![Playground](trial.toki002003.png) --- ![デュエル](trial001.png) 「(カチカチッ)おっ、サンプルシナリオの時と同じで、 左側の画面に文字がたくさん表示されたな。 これがテンプレートのお手本シナリオって訳か」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「そうよ。お手本だから、冒頭部分までしかないけどね。 GBATで作ったシナリオをこうやって開くことで、自動的に SText用の記述に変換してシナリオを表示してくれるんだから、%blue% Playground%/%って本当に便利なのよ。 今度は%blue%『シナリオを実行』%/%ボタンをクリックしてみて?」 --- ![デュエル](trial001.png) 「(カチッ)おー、これがお手本シナリオがゲームになった時の 表示か~! あの文字の山がこういう風に表示されるんだもんな、驚きだよ!」 ![シナリオを実行](trial.toki002004.png) --- ![クリスティ](trial010.png) 「本当よね! 因みに、左側の画面は%blue%『エディター』%/%で、 右側の画面は%blue%『テスト用ゲーム画面』%/%と覚えるといいかしら」 --- ![デュエル](trial001.png) 「シナリオの中身が%blue%エディター%/%に表示されて、 それがゲームとして%blue%テスト用ゲーム画面%/%に表示されるってことか。 %blue% Playgroundでシナリオが正常に動作するか確認しながら シナリオを作れる%/%というのは、確かに便利だな!」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「ええ、そうよ。それに、%blue%**『Playground』**%/%は他にも、 %blue% ●エディターから直接シナリオを編集できる ●シナリオのエラー(表記間違い)を指摘してくれる ●編集中シナリオの状態を保存できる(ストレージに保存) ●SText用に変換したxmlファイルをダウンロードできる ●デフォルトBGMのみ動作確認中に流せる(Ver.1.0.0仕様)%/% という具合に色んな便利機能が備わっているから、 今後もどんどん活用していきましょう!」 --- ![追い出された悲運の道場主](trial003.png) %red%**★道場主のワンポイントアドバイス**%/% 「%blue%Playground%/%はとても便利なものだが、%red% シナリオで設定した画像は、Playgroundには**適用されない。**%/% つまり、Playgroundのゲーム画面には、画像が表示されない ということだな。そこは忘れぬようにするのだぞ?」 [★次へ進む](11) [他の修行を選ぶ](2 "-f01") [他の修行を選ぶ](35 "f01") 11 **ソーサリアンTextシナリオ開発道場 修行2「最初の一歩を踏み出したい」5** --- ![クリスティ](trial010.png) **「ッ!?(ガタッ)」** --- ![デュエル](trial001.png) 「んっ? 急にどうしたんだ、クリスティ?」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「あっ……いえ、気のせいだったみたい。 さてと、シナリオ作成の方針も決まったし、 Playgroundの基礎知識も覚えたところで、 今回の特別授業(かしら?)%blue%**『最初の一歩を踏み出したい』**%/%は これでおしまいよ、デュエル!」 --- ![デュエル](trial001.png) 「ありがとう、クリスティ! 助かったよ! うしっ、次回の特別授業に備えてまずは腹ごしらえを……」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「あっ、ちょっと待ってデュエル! 次回は%blue%物語の書き方%/%について学んでゆく予定だけど、 その準備も兼ねて、貴方に一つ%red%**やってきて欲しいこと**%/%があるの」 --- ![デュエル](trial001.png) 「えっ、オレに『やってきて欲しいこと』?」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「ええ、そうよ。 貴方には、%blue%STextシナリオ用の簡単な物語%/%を…… そうね、%blue%**プロローグと本文を合わせて4ページ(Scene)分くらい**%/% 書いてきて欲しいの。 使うツールは『メモ帳』とか、とにかく文章が書けて保存できるもの (テキストエディター)であれば、何でもいいわ」 --- ![デュエル](trial001.png) 「**えぇっ!?** 次回までに物語を書いてくるなんて、 難易度がシナリオレベル5くらいに跳ね上がってないか!? (思わず基本シナリオ『不老長寿の水』が頭の中に過る)」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「そんなことないわよ? 物語を書くといっても、まずはシナリオを書く練習ということで、 今はまだ%blue%**選択肢の分岐のことは考えなくてもいいわ。**%/% それに、物語が完結さえしていれば、%blue%1ページ(Scene)に 2、3行くらいの短い文章でも構わない%/%から」 --- ![デュエル](trial001.png) 「な、なーんだ……。 てっきり本格的な物語を書いてくるのかと思ったよ……。 そうか、それくらいならオレにも書けそうだ」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「でしょう? 貴方がどんな物語を書いてくるのか、楽しみにしているわね」 --- ![デュエル](trial001.png) 「うっ……そう言われると緊張するなぁ……」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「ふふっ、そう緊張しないの。気楽にいきましょう? それじゃあ、次回の特別授業%blue%**『物語を書きたい』**%/%までに 頑張って物語を書いてきてね」 --- ![デュエル](trial001.png) **「おう! 男ならやってやるさ!」** --- %blue%*斯くして、デュエルは次回の特別授業『物語を書きたい』に向けて 宿題を頑張ろうと意気込むのだった。%/% --- %red%※この道場シナリオには、クリアというものはありません%/% [★修行3「物語を書きたい」](12) [他の修行を選ぶ](2 "-f01") [他の修行を選ぶ](35 "f01") 12 **STextシナリオ開発道場 修行3「物語を書きたい」1** --- %blue%*道場の一室、そこには目の前にあるパソコンの画面を見つめながら、 盛大にため息をつくファイターの青年の姿があった。%/% %blue% 彼の名はデュエル。GBATを使ってSTextシナリオを書こうと一歩を 踏み出したソーサリアンの青年だ。 そんな彼を見つけたウィザードの少女クリスティは、明るい調子で デュエルに近付いてきた。%/% --- ![クリスティ](trial010.png) 「はぁい、デュエル。あれから物語は書けたのかしら?」 --- ![デュエル](trial001.png) 「%red%**(ギクッ)**%/%あ、ああ……一応は、書けた、よ? でも、ちょっと難しかったか、な……?( ˘ω˘;)」 --- %blue%*なんだかしどろもどろな返事をするデュエル。 クリスティが小首を傾げながら彼の横の席に座ると、 デュエルは気恥ずかしそうにしながらも、 『物語』が書かれたtxt形式のファイルを開いてくれた。%/% ![物語らしいです](trial.toki003001.png) --- ![クリスティ](trial010.png) **「(あら、冒険日記かしら……?( ˘ω˘ ))」** --- ![デュエル](trial001.png) 「……これじゃあダメ、かな?」 --- %blue%*真剣な表情で、それでもどこか不安げに訊ねてくる デュエルを見たクリスティは、にこっと優しく微笑んだ。 STextに限った話ではないが、 何事も**頑張って形にしようという気持ちが大事**なのだ。%/% --- ![クリスティ](trial010.png) 「ううん、ダメじゃないわよ。 これからやることを試すには、これくらいシンプルな方が いいくらいだわ。お疲れ様、デュエル!」 --- ![デュエル](trial001.png) 「!! そ、そうかい!? あ~~~~、良かった……!!」 --- %blue%*あれだけ気合いタップリに約束をしていただけに、 出来上がった物語の出来が不安で仕方なかったデュエルだったが、 無事にクリスティのチェックを通過することができて、 ホッと胸を撫で下ろしたのだった。%/% **【開発者向けテクニック集】** https://sorcerian.hateblo.jp/entries/2018/04/29 --- ![クリスティ](trial010.png) 「じゃあ、早速だけど、まずは%blue%『GBAT』%/%を起動して、 GBATのメイン画面を開いてみて? そうしたら、画面左上の%blue%『File』%/%から%blue%『Open』%/%を選んで、 前回ダウンロードした%blue%『template.gbat』%/%を開けば準備完了よ」 --- ![デュエル](trial001.png) 「了解。GBATを起動させたらFileからOpenを選んで……っと。 えーと、GBAT用のシナリオテンプレートは、確か%blue%Cドライブ%/%に…… よしっ、あった! これを、開く!(カチッ)」 --- %blue%*デュエルが『template.gbat』を開くと、GBATのメイン画面に テンプレートファイル内のサンプルデータが表示された。%/% ![GBAT上のテンプレート](trial.toki003002.png) --- ![デュエル](trial001.png) 「そうそう、これだよ! マニュアルにも載ってたヤツだ!」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「既にサンプルデータが入力されている状態ね。 これからこのサンプルデータを改変して、 自分が考えたシナリオに作り変えていきましょう」 --- ![デュエル](trial001.png) 「いよいよ本番突入って感じだな! よろしく頼むよ、クリスティ**先生**!」 --- ![クリスティ](trial010.png) **「えぇ、勿論よ!(先生……!)」** [★次へ進む](13) [他の修行を選ぶ](2 "-f01") [他の修行を選ぶ](35 "f01") 13 **ソーサリアンTextシナリオ開発道場 修行3「物語を書きたい」2** --- ![クリスティ](trial010.png) 「%blue%**①シナリオのタイトルと作者名を入れてみましょう!**%/% シナリオを判別する為にも、まずはシナリオのタイトルと作者名を 入力しちゃいましょう。 別に後から入力しても構わないんだけども、忘れない内に入力して おいた方が良いわね」 **【手 順】** https://sorcerian.hateblo.jp/entries/2018/01/31 ![タイトルと作者名の入力](trial.toki003003.png) 1.画面左下の%blue%Section%/%の下にある%blue%Gamebook%/%タブをクリック。 2.%blue%Details%/%直下にある%blue%Title%/%の右側をクリックした後、%blue% タイトル@作者名%/%と入力する。 (例:ファイターの冒険@デュエル)%red% ※アットマーク(@)は、半角にしてください%/% 3.タブをGamebookから%blue%Section%/%に戻す。 --- ![デュエル](trial001.png) 「(カタカタカタッ)よぉし、入力したぞ! これは簡単だな! さぁ、次に行こう!」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「%blue%**②プロローグを書きましょう!**%/% これは%red%ちょっとややこしい%/%から、よーく聞いていてね。 画面左上に%blue%『Outline』%/%というウィンドウがあるのだけれど、 そこにある%blue%『1 - @@』%/%をクリックしてみて? すると真ん中のウィンドウに『1 - @@』の中身が表示されるわ。 そこには『...以下、本文...』という部分があるのだけれど、 それが%blue%**『プロローグ』**を書くところ%/%になるのよ」 --- ![デュエル](trial001.png) 「じゃあ、この%blue%『i01:こいし:何の変哲もない、石だ』%/%とか、%blue% 『m01:人面岩:earth:physics:L-STR::喋るだけで、硬い岩だ。』%/% っていうのは何なんだい?」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「実はこのページではね、プロローグ以外にも%blue%シナリオに登場する 『アイテム』や『モンスター』といった基本情報%/%を設定する 役割もあるの。 詳しいことは、この基本情報を入力する段階になったら説明するわね」 --- ![デュエル](trial001.png) 「わかったよ。とりあえず今は、%blue% **『1 - @@は、プロローグと基本情報を入力するところ』**%/% って覚えておけば良さそうだな!」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「ええ、そうね! それじゃあ、プロローグを書いていきましょうか!」 **【手 順】** https://sorcerian.hateblo.jp/entries/2018/01/31 ![プロローグの入力](trial.toki003004.png) 1.%blue%Outline%/%の%blue%『1 - @@』%/%をクリックする。 2.%blue%『@items:i01,02』から『@end:bad』%/%まで全て消し、%blue% 『...以下、本文...』%/%も消す。 3.消した部分に%blue%プロローグ%/%を入力する。 (例: 4人のソーサリアンは、消えた王様の杖を取り返すために モンスターのいるダンジョンへ向かった。) **【開発者向けテクニック集】** https://sorcerian.hateblo.jp/entries/2018/04/29 --- ![デュエル](trial001.png) 「メモ帳に書いてきたからコピー&ペーストだ! 今回は基本情報のことを考えなくてもいいから楽勝だな!」 --- %blue%*これでシナリオの本文を書き出す準備は整った。 今はまだ難しいことは気にせず、ガンガンと書き進めるのだ!%/% [★次へ進む](14) [他の修行を選ぶ](2 "-f01") [他の修行を選ぶ](35 "f01") 14 **ソーサリアンTextシナリオ開発道場 修行3「物語を書きたい」3** --- ![クリスティ](trial010.png) 「%blue%**③Sceneを書きましょう!** 『Scene』%/%というのは、%blue%**ページ番号**%/%のことよ。 例えば、プロローグである1ページ目がScene 1なら、 2ページ目はScene 2に、3ページ目はScene 3になるわね。 じゃあ、早速だけど%blue%『ファイターの冒険』の本文を それぞれ**Scene 2、Scene 3、Scene 4**に分けましょう%/%」 --- ![デュエル](trial001.png) 「ええーと、こんな感じでいいかな?」 ![本文の分割](trial.toki003005.png) --- ![クリスティ](trial010.png) 「**Good!!(親指グッ)** 次は%blue%Scene 2%/%の本文を入れてみましょう。 既に%blue%『2 - 先へ進む』%/%が作られている状態だから、 今回はそれを利用するわ」 **【手 順】** https://sorcerian.hateblo.jp/entries/2018/01/31 ![Scene2の入力](trial.toki003006.png) 1.%blue%Outline%/%の%blue%『2 - 先へ進む』%/%をクリックする。 2.真ん中のウインドウに表示されている%blue%『@items:i01,02』から 『@end:bad』%/%までメモ帳等にコピー&ペーストして控えておく。 3.%blue%『@items:i01,02』から『@end:bad』%/%まで全て消し、%blue% 『...以下、本文...』%/%も消す。 4.消した部分に%blue%Scene 2の本文%/%を入力する。 (例: 今日は、ウィザードのクリスティと、ドワーフの ゴルカスと、エルフのアイリーナと一緒に、 消えた王様の杖を取り返しにダンジョンへ行きました。) **【開発者向けテクニック集】** https://sorcerian.hateblo.jp/entries/2018/04/29 --- ![デュエル](trial001.png) 「(コピペッ)よし、こっちも完璧ッ!」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「いい感じね! 続けて%blue%Scene 3とScene 4%/%も作って、 それぞれのSceneに本文を入力していきましょう! **【手 順】** https://sorcerian.hateblo.jp/entries/2018/01/31 ![Sceneの作り方](trial.toki003007.png) 1.画面上部にあるツールで%blue%『+』%/%をクリックする。 2.%blue%Outline%/%に増えた%blue%『3 - 』%/%をクリックする。 3.画面中央の空白の1段目と2段目に%blue%@@%/%を入力する。%red% ※アットマーク(@)は、半角にしてください%/% 4.3段目(@@の下)に%blue%Scene 3の本文%/%を入力する。 (例: モンスターもたくさんいて、罠もありましたが、 先輩ソーサリアンのグーランさんからヒントをもらい、 頼もしい仲間と協力しながらダンジョンの中を進みました。) 5.以下、%blue%1~4の手順%/%を繰り返してScene 4を作る。 **【開発者向けテクニック集】** https://sorcerian.hateblo.jp/entries/2018/04/29 --- ![デュエル](trial001.png) 「へぇ、この%blue%『+』をクリックすると、Sceneが増やせる%/%し、 もし間違えてSceneを増やしてしまっても、%blue% 該当のSceneをクリックして、『-』の方をクリックすれば Sceneを消せる%/%んだな! ……っと、Scene 3も問題なく作れたぞ! よぉーし、この調子でScene 4も作っちまおう!」 --- %blue%*デュエルはScene 3と同じようにScene 4も作ることができた。%/% --- ![クリスティ](trial010.png) 「大分シナリオらしくなってきたわね。 そうそう、最初に消した%red%『@items:i01,02』等%/%についてだけど、 今回はテストプレイに影響が出てくるから消したの。 でも、これは%red%今後必要になってくるもの%/%だから、 その時にまた説明するわね」 --- ![デュエル](trial001.png) 「わかった。それじゃあ今は**今後必要になってくる**ということだけ 覚えておくことにするよ」 [★次へ進む](15) [他の修行を選ぶ](2 "-f01") [他の修行を選ぶ](35 "f01") 15 **STextシナリオ開発道場 修行3「物語を書きたい」4** --- ![クリスティ](trial010.png) 「%blue%**④Sceneを繋げてみましょう!**%/% これでScene1から4まで全て作り終えたわね。 でも、これだとまだ%red%物語が全部繋がっていない状態%/%なの。 デュエル、%blue%『2 - 先へ進む』%/%をクリックした後に、 画面中央の下にある%blue%『Choices』%/%というウィンドウの%blue%『Add』%/%を クリックしてみて?」 --- ![デュエル](trial001.png) 「『Add』って、%blue%Choicesの右側にあるボタン%/%だよな? (ポチッ)おっ、%blue%『Choices Editor』%/%ってウィンドウが出てきた」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「そのウィンドウで入力・設定するのは、%blue% **『Text』と『Destination』**%/%の部分よ。 『1- @@』と『2 - 先へ進む』を例に説明すると、 %blue% ●『Text』は選択肢%/%(例:先へ進む)%blue% ●『Destination』は選択による移動先%/%(例:2) という感じになるわね」 --- ![デュエル](trial001.png) 「あぁ、『1- @@』と『2 - 先へ進む』って最初から繋がって いたけど、そういう風に設定していたんだな!」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「ええ、そうよ。 じゃあ今度は実践ということで、Scene同士を繋げてみましょうか」 **【手 順】** https://sorcerian.hateblo.jp/entries/2018/01/31 ![Sceneの繋げ方](trial.toki003008.png) 1.画面中央下の%blue%Choicesウィンドウ%/%にある%blue%Add%/%をクリック。 2.%blue%Text%/%に%blue%『先へ進む』%/%と入力する。 3.%blue%Destination%/%をクリックし、%blue%『3 - @@』%/%を選ぶ。 4.%blue%OK%/%をクリックする。 5.以下、%blue%1~4の手順%/%を繰り返してScene 3とScene 4も繋げる。 **【開発者向けテクニック集】** https://sorcerian.hateblo.jp/entries/2018/04/29 --- ![デュエル](trial001.png) 「(カチカチッカタカタ)でーきた、っと! しっかし、『Outline』ウィンドウを見ると、%red%新しく作ったSceneの 名称が**全部『@@』**%/%っていうのも判別しにくいな……」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「そういう時はね、%blue% 『Outline』ウィンドウ内の名称を変えたいScene%/%をクリックして、%blue% 『Section』ウィンドウ内のSummary右側%/%をクリックすれば、 好きな名称を入力できるわよ」 --- ![デュエル](trial001.png) 「そうなのか! 早速やってみるよ!(カタカタカタ……) よしっ、上から順に%blue%『プロローグ』、『冒険の始まり』、 『ダンジョン探索中』、『エンディング』%/%に変えてみたぞ!」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「これならどれがどのSceneなのかが判り易くていいわね。 因みに、GBATのメイン画面右側の%blue%『Flowchart』%/%ウィンドウは、%blue% **物語の繋がりや分岐を図として表示してくれる**%/%から、 Scene同士の繋がりや分岐を確認しながら シナリオを編集できるわよ」 ![名称変更とFlowchart](trial.toki003009.png) --- ![デュエル](trial001.png) 「へぇ、『Outline』ウィンドウの表示だけだと、 Scene同士の繋がりや分岐がイマイチ分かりにくいけど、%blue% 図なら繋がりも分岐も分り易くて、確認も楽にできる%/%のは、 ありがたいな!」 [★次へ進む](16) [他の修行を選ぶ](2 "-f01") [他の修行を選ぶ](35 "f01") 16 **ソーサリアンTextシナリオ開発道場 修行3「物語を書きたい」5** --- %blue%*いつの間にか空には紺色が混じり、道場の外は暗くなっていた。 今日の特別授業に集中していた若きソーサリアン2人は、 ようやく一区切りついて安堵している様子だ。%/% --- ![クリスティ](trial010.png) 「ふぅ、今日は今まで以上に色んなことをやったわね。 デュエル、あとは%blue%今回編集したtemplate.gbatを保存して%/% 終わりにしましょう。 画面左上の%blue%『File』%/%から%blue%『Save As...』%/%を選んで、%blue% 『scenario.gbat』%/%というファイル名を付けて保存してね。 今後は上書き保存の%blue%『Seve』%/%を選べばOKよ」 --- ![デュエル](trial001.png) 「このテンプレートも色々と編集し始めたもんな。 おっと、そういえば%blue%scenario.gbat%/%は%red%**パソコン内の浅い階層に 保存しないと、GBATが正常に動作しなくなる**%/%んだったな。 オレは最初に%blue%**PC>ローカルディスク(C:) に 『GBAT』フォルダを 作った**%/%から、編集した%blue%scenario.gbatは『GBAT』フォルダ内に 保存すればいいな!%/% ……よしっ、保存も完了! ふー、終わったぁ~ッ!」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「お疲れ様、デュエル! 今回は一気に説明してしまったけど、大丈夫だったかしら?」 --- ![デュエル](trial001.png) 「そうだなぁ、まだ完璧に覚えられたって訳ではないけど、 クリスティが一つ一つ丁寧に教えてくれたから、 悩まずに編集することができたよ。 ありがとう、クリスティ! お疲れ様!」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「ふふっ、そう言ってもらえて嬉しいわ。 では、今日の特別授業%blue%**『物語を書きたい』**%/%は、これでおしまい! 次も頑張りましょうね、デュエル!」 --- ![デュエル](trial001.png) 「あぁ! この調子でシナリオを作り込んでいくぞ~!」 --- %blue%*何事も最初は覚えることも多く、戸惑ってしまうこともあるだろう。 だが、焦ることはない。 この若きソーサリアン達のように、段階を踏みながら、 少しずつじっくりと覚えていけばいいのだから。%/% %blue% さぁ、次の特別授業に向かって突き進むのだソーサリアン!%/% --- %red%※この道場シナリオには、クリアというものはありません%/% [★修行4「モンスターを登場させたい」](17) [他の修行を選ぶ](2 "-f01") [他の修行を選ぶ](35 "f01") 17 **ソーサリアンTextシナリオ開発道場 修行4「モンスターを登場させたい」1** --- %blue%*道場の一室、そこには毎度お馴染みデュエル青年以外の ソーサリアンの姿があった。%/% %blue% デュエルのノートパソコンの画面を見ながら、彼と一緒に 楽し気に笑っているのは、彼の仲間であるドワーフのゴルカスだ。 2人はどうやらシナリオ「ファイターの冒険」に登場させる モンスターについて話し合っているようなのだが……?%/% --- ![デュエル](trial001.png) 「『消えた王様の杖』なら、まずはオークがいいだろうか?」 --- ![ゴルカス](trial014.png) 「いや、そこはオリジナリティを出してだな…… (カタカタカタッ)こういうのはどうだ?」 --- ![デュエル](trial001.png) **「オーウ! デンジャラスデスネー!」** --- ![ゴルカス](trial014.png) 「だろぉ? やっぱり冒険にゃあ危険が付き物だしな!」 --- ![デュエル](trial001.png) 「それならオレは…… (カタカタカタッ)更に難易度を高めるッ!」 --- ![ゴルカス](trial014.png) **「オーウ! マーベラス!!」** --- %blue%*興奮し過ぎて戦国ソーサリアンのエセ外国人風な歓声を 上げてはしゃいでいる男2人。 そこにSTextの先生ことウィザードの少女クリスティがやって来た。%/% --- ![クリスティ](trial010.png) 「はぁい、今日はゴルカスも一緒なのね、デュエル。 とっても盛り上がっているみたいだけれど、 一体なんの話をしていたのかしら?」 --- ![デュエル](trial001.png) 「やぁ、クリスティ! 今日はSTextのマニュアルを読みながら、%blue% 『ファイターの冒険』に登場させたいモンスター%/%を 考えていたんだけど、そこで道場に来ていた ゴルカスと話してたら盛り上がっちゃってさ」 --- ![ゴルカス](trial014.png) 「よう、クリスティ! デュエルがなんだか面白そうなことをやってるから 見に来たんだが、普段はモンスターを倒してるオレ達が ゲームに登場させるモンスターを考える立場になるってぇのも なかなか新鮮だな!」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「ふふっ、こういうのも創作ならではの楽しみ方よね。 さて、2人は一体どんなモンスターを登場させようと 考えているのかしら?」 --- %blue%*シナリオのベースが「消えた王様の杖」なら、 登場させるモンスターもきっとオークやヒドラよね、と思いながら 笑顔でパソコンの画面を覗き込んだクリスティ。 だが、その表情は次第に凍り付いていく……。%/% --- ![クリスティ](trial010.png) 「えーっと……%red%**バジリスク**(石化攻撃持ち)%/%と…… %red%**ヌエ**(石化攻撃持ち)%/%……??」 --- %blue%*説明しよう! バジリスクはソーサリアン基本シナリオ「呪われたオアシス」に、 ヌエは戦国ソーサリアン「豊臣秀吉の章」に登場する **石化攻撃がめちゃくちゃ厄介な凶悪モンスターなのだ!**%/% %blue% このモンスターによって「SIGH AND TEAR」を聴いた ソーサリアンは、一体どれくらいいるのであろうか……?%/% --- ![デュエル](trial001.png) 「いやぁ、シナリオがかなりシンプルな分、%red%オリジナリティと 難易度にこだわってみようかな%/%って!(ドヤァ)」 --- ![ゴルカス](trial014.png) 「うむうむ! 因みに、バジリスクも%red%大量に%/%出てきて、 ヌエも%red%10倍に強化されたやつ%/%をドーンと%red%2頭くらい%/% 出してもいいんじゃないかと思ってな!(ドヤァ)」 --- %blue%*そんなドヤ顔の2人を前にして、クリスティが慌てて ストップを掛けたのは言うまでもない。%/% %blue% 何故クリスティが2人にストップをかけたのか? 今回は、その理由とモンスターを登場させる方法を学んでいこう!%/% [★次へ進む](18) [他の修行を選ぶ](2 "-f01") [他の修行を選ぶ](35 "f01") 18 **ソーサリアンTextシナリオ開発道場 修行4「モンスターを登場させたい」2** --- ![デュエル](trial001.png) 「どうしてこれがダメなんだろう……?」 --- ![ゴルカス](trial014.png) 「遊び甲斐があってイイと思ったんだがなー……」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「シナリオにオリジナリティと難易度を追求すること自体は 悪いことではないのよ? でもね、『難易度』については加減を間違えると、%red% 理不尽%/%なシナリオになってしまったり、%red% 遊びにくい%/%シナリオになってしまう危険もあるの」 --- ![デュエル](trial001.png) 「さっきのやつ、そんなに理不尽で遊びにくい感じだったかなぁ」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「それじゃあ、さっきの設定を元にして考えてみるわよ? %blue% あなた達はダンジョンの中で**大量のバジリスク**に 遭遇するわ。 石化するかどうかの判定は、**10回くらい**入るかしらね。 それでも、あなた達は飛び掛かってくるバジリスクを避け、 命からがらバジリスクの群れを抜けることができたわ。%/% %blue% ようやくバジリスクの群れから脱したあなた達は、 扉を開けて部屋に入った途端、閉じ込められてしまった! そして、驚いたあなた達は、**前後を2頭の強化ヌエに 挟まれてしまったわ!** 強化ヌエは、**一撃でHPの半分が削れるくらいの攻撃力**を 持っていて、更に**石化するかどうかの判定も2頭分**入って くることでしょう!%/% ……イメージできたかしら?」 --- ![デュエル](trial001.png) %red%**「ヒェッ……(白目)」**%/% --- ![ゴルカス](trial014.png) %red%**「想像しただけで震えが止まらねぇ……(白目)」**%/% --- ![クリスティ](trial010.png) 「自分がシナリオをプレイしていると思って想像すると、 状況が分かり易かったと思うのだけど、 シナリオの設定や難易度は、%blue% **シナリオを遊んでくれるプレイヤーのことを考えて 調整することが大事**%/%なのよ。 でも、%red%シナリオを作る立場になると、物語の展開や攻略法を 知っているだけに、テストプレイをしていても実際の難易度が 分かりにくかったりする%/%から、 この点は常に意識して気を付ける必要があるわね」 --- ![デュエル](trial001.png) 「あぁ、そうか……。 どんなにこだわって作ったシナリオでも、 %red% 救済策も入れずに凶悪な状態異常をばらまく モンスターばかり大量に登場させる%/%とか、 %red% 全パラメーターMAXでダイスも最大値じゃないと 倒せないような敵を何度も登場させる%/%とか、 そんな理不尽な仕掛けや展開ばかりで、 ちっともクリアできないシナリオだったら、%red% **遊ぼうって気持ちがなくなっちまう**%/%もんなぁ……」 --- ![ゴルカス](trial014.png) 「ふむぅ、シナリオを自由に作れるといっても、 %blue%**ゲームである以上はバランスも大事**%/%という訳だな」 [★次へ進む](19) [他の修行を選ぶ](2 "-f01") [他の修行を選ぶ](35 "f01") 19 **ソーサリアンTextシナリオ開発道場 修行4「モンスターを登場させたい」3** --- %blue%*STextシナリオのゲームバランスについて学んだ男2人は、 クリスティと一緒に「ファイターの冒険」に登場させる モンスターを改めて考えることにした。%/% %blue%その結果、分かり易い**「オーク」**と**「ヒドラ」**に落ち着いた。%/% --- ![クリスティ](trial010.png) 「登場させるモンスターが決まったところで、%blue% シナリオにモンスターの情報を入力する準備%/%をしましょうか。 デュエル、%blue%Outline%/%の%blue%『プロローグ』%/%をクリックしてみて?」 --- ![デュエル](trial001.png) 「(カチッ)プロローグを開いたよ。 あぁ、そうか! この%blue%『人面岩』%/%ってモンスターだったし、 今回はこの部分を改変するってことか!」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「ええ、そうよ。 これからサンプルデータの『m01:人面岩』を例に、 まずは%blue%モンスターの情報について解説するわね。%/% %blue% **●m01**(モンスターまたは罠の番号)%/% %blue% **●人面岩**(モンスターまたは罠の名前)%/% %blue% **●earth**(モンスターまたは罠の属性) ・earth(地)、fire(火)、water(水)、wind(風)、 spirit(霊)、無属性(指定なし)の6種類。 ・魔法やアイテムの影響を受ける。%/% %blue% **●physics**(モンスターまたは罠の攻撃の種類) ・攻撃は、physics(物理)、magic(魔法)の2種類。 ・状態異常は、poison(毒)、frozen(凍結)、stone(石化)、 curse(呪い)、forget(忘却)の5種類。 ・次項『ダメージ計算式』に影響する。 physics(物理)と定められていればHPダメージ、 magic(魔法)と定められていればMPダメージとなる。%/% %blue% **●L-STR**(ダメージ式ボタン) ・押すとダメージや罠回避の結果が判定され、 自動的にステータスに反映される。 ・この場合、左のダイスの値-プレイヤーのSTRという 意味になる。 2R-INTなら、右のダイス×2-プレイヤーのINTという意味。 ・前項『モンスターの攻撃の種類』が物理か魔法かにより、 HPとMPのどちらかにダメージを受ける。%/% %blue% **●「」※ドロップアイテム未入力**(ドロップアイテム) ・この場合、七惑星の欠片をランダムで1個ドロップする可能性が あるという意味になる。 「mon/3」と指定すれば月の欠片は確実に3個ドロップする。 ・七惑星の欠片をドロップしないようにするには、 「モンスターまたは罠の属性」「ドロップアイテム」を入力しない。%/% %blue% **●喋るだけで、硬い岩だ。**(モンスターまたは罠の説明)%/% ふぅ、大体はこんな感じかしら」 --- ![ゴルカス](trial014.png) 「おうおう、解説お疲れさん! STextのゲーム画面だと、この情報のほとんどが省略されて いるからなぁ、詳細についての解説は大助かりだ!」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「ありがとう、ゴルカス! じゃあ次は、さっきの詳細情報を元にして、%blue% **登場させるモンスターの情報**%/%を決めていきましょう」 --- %blue%*話し合いの結果、登場させるモンスターの詳細情報は、 以下のように決まった。%/% %purple% ●m01:オーク:earth:physics:L-STR::宝箱を守っている豚人間。 ●m02:ヒドラ:fire:magic:3R-INT:tue/2:3本の首を生やしたドラゴン。%/% --- ![クリスティ](trial010.png) 「これで登場させるモンスターの詳細情報も決定したし、%blue% **シナリオにモンスターを登場させる方法**%/%に進むわね」 **【手 順】** https://sorcerian.hateblo.jp/entries/2018/01/31 ![モンスターを登場させる](trial.toki004001.png) 1.画面左上の%blue%Outline%/%の%blue%『1 - プロローグ』%/%をクリックする。 2.%blue%『m01とm02のモンスター情報』%/%を削除する。 3.新しく考えた%blue%『モンスターの情報』%/%を入力する。 (例:オークとヒドラの情報) 4.画面左上の%blue%Outline%/%の%blue%『3 - ダンジョン探索中』%/%をクリックする。 5.%blue%『@@』と『@@』の間%/%に%blue%『@enemies:m01,m02』%/%と入力。%red% (オークだけ登場させたい場合は、@enemies:m01で良い) ※@enemiesとは、登場させたいモンスターを 指定する項目のこと%/% **【開発者向けテクニック集】** https://sorcerian.hateblo.jp/entries/2018/04/29 --- ![デュエル](trial001.png) 「ええと、まずはプロローグで……(カチッカタカタッ) 次はScene 3のダンジョン探索中に……(カチッカタカタッ) よしっ、入力できた! でも、同じモンスターの情報なのに、%red%どうしてプロローグと 他のSceneでは書き方が違うんだ?%/%」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「それはね、『1 - プロローグ』では、%blue% **シナリオに登場するアイテムやモンスター等の情報を管理**%/% している訳なのだけれど、 『Scene 2以降』では、%blue% **管理された情報からSceneごとに使いたい情報を引っ張っている**%/% からなのよ」 --- ![デュエル](trial001.png) 「なるほど、それぞれに違う役割を持っているから、 書き方が違ったんだな! 納得したよ!」 [★次へ進む](20) [他の修行を選ぶ](2 "-f01") [他の修行を選ぶ](35 "f01") 20 **ソーサリアンTextシナリオ開発道場 修行4「モンスターを登場させたい」4** --- %blue%*モンスターの情報を入力し終えたデュエルは、 scenario.gbatを保存した後、早速**「Playground」でシナリオが 正常に動作するのか**を確認した。%/% **【Playground直通リンクはコチラ】** http://www.web-deli.com/sorcerian/next/playground.aspx ![今日の進捗](trial.toki004002.png) --- ![デュエル](trial001.png) 「おおっ、ちゃんとオークとヒドラが出てきたぞ!」 --- ![ゴルカス](trial014.png) 「やったじゃねぇか、デュエル!」 --- %blue%*オークとヒドラが無事シナリオに登場しているのを 確認したデュエル達は、シナリオが着実に完成へと近づいているのを 実感し、達成感に満ちた笑みを浮かべるのだった。%/% --- ![クリスティ](trial010.png) 「Playgroundでシナリオの動作確認も終わったところで、 今日の特別授業%blue%**『モンスターを登場させたい』**%/%は これにて終了としましょう!」 --- ![ゴルカス](trial014.png) 「いやぁ、STextって一体どんなモンなのか 気にはなっていたんだが、今日はイイ勉強になったぜ! デュエルもクリスティもありがとうよ!」 --- ![デュエル](trial001.png) 「オレの方こそ冒険してる時みたいに、 ゴルカスとSTextのことで盛り上がれて楽しかったよ!」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「ええ、そうね! 2人が『消えた王様の杖』にバジリスクや強化ヌエを 登場させようとしてた時は、かなり驚いたけれど!」 --- ![ゴルカス](trial014.png) 「ガハハハハッ! まぁ、あれもまたイイ経験ってやつよ!」 --- ![デュエル](trial001.png) 「ハハハッ、違いないや!」 --- %blue%*ゴルカスも参加した今回の特別授業は、クリスティの機転により ソーサリアンのトラウマ(石化全滅)再来とはならずに 済んだのだった。%/% %blue% だが、ゴルカスの言うとおり、こういった経験もシナリオ作りにおいて 大いに活かせるものだ。何事も経験である。%/% %blue% それに、STextでは必ずしもモンスターとの戦闘を入れなければ いけない、といった決まりごとも存在しない。 要は、**君は自作のシナリオにモンスターを登場させてもいいし、 モンスターを登場させなくてもいい。それは君の自由だ。**%/% **【開発者向けテクニック集】** https://sorcerian.hateblo.jp/entries/2018/04/29 --- %red%※この道場シナリオには、クリアというものはありません%/% [★修行5「アイテムを入手したい」](21) [他の修行を選ぶ](2 "-f01") [他の修行を選ぶ](35 "f01") 21 **STextシナリオ開発道場 修行5「アイテムを入手したい」1** --- %blue%*道場の一室には、席に座ってノートパソコンの画面を見ながら、 何やら考え込んでいる若きソーサリアンがいた。 説明するまでもなく、毎度お馴染みのデュエル青年だ。%/% --- ![デュエル](trial001.png) 「前回の授業でモンスターを登場させたら一気にゲームっぽく なったけど、まだまだ物足りないんだよなぁ……」 --- ![アイリーナ](trial022.png) 「何が物足りないの、デュエル?」 --- %blue%*考え込んでいるデュエルに声を掛けたのは、 クリスティやゴルカスと同じくデュエルの冒険仲間の一人、 エルフの少女アイリーナだ。%/% %blue% 彼女もデュエルや仲間たちからSTextのことを聞いて興味を持ち、 現在公開中のシナリオで遊んでいるプレイヤーでもあった。%/% --- ![デュエル](trial001.png) 「やぁ、アイリーナ。 オレが作っているSTextのシナリオを見ていたんだけど、%blue% 冒険している感じをもっと出したいよなぁ%/%って思っててさ」 --- ![アイリーナ](trial022.png) 「%blue%『冒険している感じ』%/%、ね。 うーん……文章量についてツッコミは?」 --- ![デュエル](trial001.png) 「アッ 初めての作品なのでご容赦を……( ˘ω˘ ;)」 --- ![アイリーナ](trial022.png) 「ふふふっ、それは冗談として、そうね……%blue% **『アイテムを手に入れる』**%/%って、冒険らしい要素じゃない?」 --- ![デュエル](trial001.png) 「おっ! いいね! 冒険中に手に入れたアイテムを使っての謎解きもあるし、 苦労の末に手に入れたアイテムをTRAVELERS INNで 鑑定したり分配したりするのも冒険の醍醐味だもんな。 ……そう、%red%『こいし』と『きのぼう』と『ひとにぎりのすな』と 『かれは』に成り果てたアイテム%/%を眺めるのも 冒険の、冒険の……だいご、み……(ブツブツブツ)」 --- ![アイリーナ](trial022.png) **「ちょ、ちょっとデュエル!?」** --- ![デュエル](trial001.png) 「ハッ!? 冒険後の悲しみの仕様を思い出して 意識がちょっと遠くに行っていたよ……危ない危ない……」 --- ![アイリーナ](trial022.png) 「気持ちはわかるけどね……」 --- ![デュエル](trial001.png) 「――よしっ、気を取り直して、っと! オレが作っているシナリオにアイテムを登場させるとしたら、 やっぱり%blue%『王様の杖』%/%かな」 --- ![クリスティ](trial010.png) **「という訳で、特別授業%blue%『アイテムを入手したい』%/%スタートよ!」** --- ![デュエル](trial001.png) ![アイリーナ](trial022.png) %red%**「 ほ わ っ ! ! ? 」**%/% --- %blue%*突然のクリスティの登場にデュエルとアイリーナが驚きのあまり 二段ジャンプで飛び上がる中、特別授業『アイテムを入手したい』が 始まったのだった。 [★次へ進む](22) [他の修行を選ぶ](2 "-f01") [他の修行を選ぶ](35 "f01") 22 **ソーサリアンTextシナリオ開発道場 修行5「アイテムを入手したい」2** --- ![クリスティ](trial010.png) 「アイテムの設定も基本的には、%blue% 前回の特別授業『モンスターを登場させたい』と同じ手順で 追加することができるわ%/%」 --- ![デュエル](trial001.png) 「ということは、まず%blue%Outline%/%の%blue%『プロローグ』%/%をクリック して、次はそこにアイテムの情報を入力すればいいのかな?」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「正解よ、デュエル。 そこに%blue%『i01:こいし:何の変哲もない、石だ』%/%と書かれている ところがあるでしょう? 今回はそこが%blue%**『アイテムの情報』を入力する部分**%/%になるのよ。 これから『i01:こいし』を例に%blue%アイテムの情報について解説するわ。%/% %blue% **●i01**(アイテムの番号)%/% %blue% **●こいし**(アイテムの名前)%/% %blue% **●何の変哲もない、石だ**(アイテムの説明)%/% はい、以上よ。 アイテムの情報は、モンスターの時とは違って、 属性や計算式はないから、入力する情報も少ないわ」 --- ![デュエル](trial001.png) 「こりゃあ楽でいいな。 じゃあ、アイテムの情報はこんな感じでいいだろうか?」 --- %blue%*デュエルは、即席で思い付いた以下の情報を伝えた。%/% %purple% ●i01:王様の杖:よく消える杖%/% --- ![アイリーナ](trial022.png) 「ぷっ、確かによく消えてるわね……!」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「ふふっ、アイテムの情報はそれで大丈夫よ。 それじゃあ、次は%blue%**シナリオでアイテムを入手する方法**%/%を 説明するわ。 今回は、本文にも少し手を加えるわよ」 **【手 順】** https://sorcerian.hateblo.jp/entries/2018/01/31 ![アイテムを入手する](trial.toki005001.png) 1.画面左上の%blue%Outline%/%の%blue%『1 - プロローグ』%/%をクリックする。 2.%blue%『i01~i04のアイテム情報』%/%を削除する。 3.新しく%blue%『i01:王様の杖:よく消える杖』%/%と入力する。 4.画面左上の%blue%Outline%/%の%blue%『4 - エンディング』%/%をクリックする。 5.%blue%『@@』と『@@』の間%/%に%blue%『@items:i01』%/%と入力。%red% ※@itemsとは、入手させたいアイテムを 指定する項目のこと%/% 6.%blue%本文『4人は無事に~』の上%/%に%blue% 『ダンジョンの奥深くで、とうとう王様の杖を見付けることが できました。』%/%と入力する。 --- ![デュエル](trial001.png) 「なるほど、その一文を追加しないと、王様の杖を どのタイミングで入手したのか分かりにくいもんな(カタカタッ)」 --- ![アイリーナ](trial022.png) 「そうね、%blue%作者さんからプレイヤーに何か伝えることがあれば、 本文の中ではっきりと書いてもらえる方がありがたい%/%わね」 [★次へ進む](23) [他の修行を選ぶ](2 "-f01") [他の修行を選ぶ](35 "f01") 23 **ソーサリアンTextシナリオ開発道場 修行5「アイテムを入手したい」3** --- %blue%*アイテムの情報を入力したら、モンスターの情報を 入力した時と同じく、まずはscenario.gbatの保存! それから「Playground」での動作確認だ!%/% %blue% デュエル達は逸る気持ちを抑えつつ、 **「Playground」でシナリオが正常に動作するのか**を確認した。%/% **【Playground直通リンクはコチラ】** http://www.web-deli.com/sorcerian/next/playground.aspx --- ![クリスティ](trial010.png) 「ゲーム画面にシナリオが表示されたわね。 次に%/%『STATUS』ボタン%/%をクリックしてステータスダイアログを 開いたら、今度は%blue%『Equipment』ボタン%/%をクリックよ。 そうするとステータスの表示が切り替わるから、 そこで%blue%『ITEMS』%/%を確認してみて?」 --- ![アイリーナ](trial022.png) 「あっ! ちゃんと%blue%**『王様の杖』**を手に入れてる!%/%」 ![今日の進捗](trial.toki005002.png) --- ![デュエル](trial001.png) 「やったぁ! これで冒険している感じが強まったぜ!」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「これの応用として、 GBATで%blue%『@items:-i01』という具合にマイナスを付ける%/%と、%blue% **入手したアイテムをITEMS欄から消すことができるわよ**%/%」 --- ![アイリーナ](trial022.png) 「%blue%物語のイベントで1回しか使えない薬%/%とか、 そういうアイテムを登場させる時に使えそうね」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「そうそう、まさにそのとおりよ! 流石STextシナリオをやり込んでいるアイリーナね」 --- ![アイリーナ](trial022.png) 「えへへ、そう言われると照れるわ……」 --- ![デュエル](trial001.png) 「(可愛いなぁ……)」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「あら、デュエル? 顔が赤いけどどうしたの?」 --- ![デュエル](trial001.png) %red%**「な、ななななんでもないよッッ!!?」**%/% --- %blue%✳︎何やら慌てふためくデュエル青年の様子に、 ソーサリアン女子2人は不思議そうに首を傾げるのだった。%/% %blue% ~~ぐぬぬ、両手にエルフちゃんとスリットちゃんとは羨ましいぞよ!~~ ~~これだったら余も特別授業を**……ハッ!? ゴホン!!**~~ ~~この部分、後でカットしておいてくれんかの、大臣や?~~%/% [★次へ進む](24) [他の修行を選ぶ](3 "-f01") [他の修行を選ぶ](35 "f01") 24 **ソーサリアンTextシナリオ開発道場 修行5「アイテムを入手したい」4** --- ![クリスティ](trial010.png) 「今日は少し早いけれど、 特別授業%blue%**『アイテムを入手したい』**%/%はこれで終了よ。 ねぇ、今回の授業は楽だと感じなかったかしら?」 --- ![デュエル](trial001.png) 「あぁ、確かに楽だと感じたな。%blue% 前回の特別授業で学んだことが生きてる%/%って思ったよ」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「ふふっ、やっぱりね。%blue% **STextは基礎さえ解れば簡単に応用できる**%/%という良い例だわ」 --- ![デュエル](trial001.png) 「最初は解らないことだらけだったけど、 こうして基礎を学んできて、少しずつSTextの仕組みが 解るようになってきてからは、シナリオ作りがますます 楽しくなってきたもんなぁ。 いやぁ、%blue%**基礎知識の大切さ**%/%が身に沁みるよ!」 --- ![アイリーナ](trial022.png) 「良かったわね、デュエル! 私もSTextの作り方を直に見学できて楽しかったわ! 道場でSTextの科目が入ったら、私も選択してみようかな」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「その時は是非一緒に学んでいきましょう!」 --- ![デュエル](trial001.png) 「オレもその日を楽しみにしているよ! そうだ、その時はゴルカスも誘ってみよう!」 --- ![アイリーナ](trial022.png) 「うん! そうしましょう! ふふふっ、今から待ち遠しいわね!」 --- %blue%*「道場でSTextの修行が始まったら共に学ぼう」と約束する 若きソーサリアン達。 そんな彼らの表情は、STextへの期待に満ちてキラキラと 輝いていたのだった。%/% --- %red%※この道場シナリオには、クリアというものはありません%/% [★修行6「BGMを流したい」](25) [他の修行を選ぶ](2 "-f01") [他の修行を選ぶ](35 "f01") 25 **STextシナリオ開発道場 修行6「BGMを流したい」1** --- %blue%*今日は道場がお休みの日。 ファイターの青年デュエルは、道場主から許可を貰い、これまでの SText特別授業の復習しているようだが、今はゆったり休憩中らしい。 窓際の席でぽかぽかとした暖かな日差しを受けながら、 何やらご機嫌な様子で音楽を聴いているようなのだが……%/% --- ![デュエル](trial001.png) 「いやぁ、**%blue%STextオリジナルBGM%/%**は最高だなぁ~」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「本当に最高よねぇ」 --- ![デュエル](trial001.png) **「わぁっ!?(椅子ガタタタンッ)」** --- ![クリスティ](trial010.png) 「あら、驚かせてごめんなさいね。 買い物帰りに道場の近くを通りかかったら 窓越しに貴方の姿が見えたから、もしかしたら STextの勉強をしているのかと思って寄ってみたのよ」 --- %blue%*クリスティの言うように、確かに彼女は買い物帰りのようで、 皮張りの大きな本を大切そうに両手で抱えて持っている。 研究熱心な彼女のことだ。 きっと魔法の書や研究資料だったりするのだろう。%/% --- ![デュエル](trial001.png) 「あぁ、そうだったのか。 オレの方はクリスティの予想通り、 今までのSText特別授業で教えてもらったことを 復習していたんだ。 まあ、見ての通り今は休憩中なんだけどさ」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「ふふっ、STextの勉強をして、休憩中にSTextの曲を聴く。 本当にSTextにどっぷりと浸かっているわね、デュエル」 --- ![デュエル](trial001.png) 「へへ、最初は難しいと思ってたシナリオ作りが、少しずつ形に なってきたのが嬉しくてね。 それに、この%blue%STextオリジナルBGM%/%が何度聴いても最高でさ、 オレのシナリオで流すならどの曲がいいかなって考え出したら、 楽しくて楽しくて堪らないんだよなぁ、これが」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「そういえば、デュエルのシナリオには、まだBGMを設定して いなかったものね。 それじゃあ、今日は**%blue%シナリオにBGMを設定してみない?%/%**」 --- ![デュエル](trial001.png) 「おっ、いいね! STextも以前はPlaygroundでのテストプレイではBGMを 流せなかったけど、今は%red%STextオリジナルBGM限定%/%で、%blue% PlaygroundでもBGMが流せるようになったみたいだしな!%/%」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「ええ。それに、システム改良のおかげで%blue%STextオリジナルBGMなら シナリオの入ったフォルダにMP3ファイルを同梱する必要が なくなった%/%から、フォルダ内がスッキリとしたのも嬉しかったわ」 --- ![デュエル](trial001.png) 「確かに、ファイルがいっぱいあると管理も大変だもんな」 --- %blue%*2人はSText Ver 1.0の改良点について語り合いながら、 満足そうに頷くのだった。%/% --- ![クリスティ](trial010.png) 「さてと、まずはデュエルがパソコンで開いているページから、 シナリオに使いたいSTextオリジナルBGMの曲名を調べましょうか。 特別授業**%blue%『BGMを流したい』%/%**スタートよ!」 --- ![デュエル](trial001.png) **「よぉーし! やるぞーッ!!」** [★次へ進む](26) [他の修行を選ぶ](2 "-f01") [他の修行を選ぶ](35 "f01") 26 **STextシナリオ開発道場 修行6「BGMを流したい」2** --- %blue%*クリスティはデュエルの隣の席に座ると、改めてパソコンの画面を 確認する。 そこにはSTextオリジナルBGMの一覧が表示されているのだが、 クリスティが横目で隣を見ると、デュエルがウィザードお姉さんの 色っぽいイラストにやや顔を赤らめていることに気が付いた。 %blue% 女性と一緒に色っぽいイラストを見るのが気恥ずかしいのかしら?%/% %blue% そんなことを考えたクリスティだったが、口には出さずにそのまま 授業を進めることにしたのだった。%/% ![色っぽいウィザードお姉さん](trial.toki006001.png) **【SORCERIAN Text Original Sound】** https://soundcloud.com/venus-az/sets/sorcerian-text-original-sounds/s-2tzI5 %red%※移動先でもBGMが流れますので、音量にご注意ください%/% --- ![デュエル](trial001.png) 「こ、此処はさ、**偉大なる宮廷音楽家%blue%Az%/%**が SText専用に提供してくれたSTextオリジナルBGMが聴けて、 更にファイルのダウンロードもできるところなんだよなっ」 --- %blue%*照れ隠しなのか、上擦った声で解説するデュエルの様子に、 クリスティは小さく微笑みながら頷いた。 --- ![クリスティ](trial010.png) 「ええ、そうよ。 誰でも自由に曲を聴けて、ダウンロードすることも できるのは、とてもありがたいわね。 でも、STextオリジナルBGMが使用できる範囲は、 **%red%STextのみ%/%**と決められているから、 %red%SText以外の作品には使用しないようにね%/%」 --- ![デュエル](trial001.png) 「了解だ!」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「それじゃあ、早速シナリオに使いたい曲を選んでみましょう。 基本的には、以下の用途で%blue%3つのBGMを選ぶわ%/%」 **%blue%●メインBGM(main)%/%** シナリオ冒険中に流れる基本のBGM **%blue%●ハッピーエンドBGM(happy)%/%** シナリオがハッピーエンドを迎えた時に流れるBGM **%blue%●バッドエンドBGM(bad)%/%** シナリオがバッドエンドを迎えた時に流れるBGM --- ![デュエル](trial001.png) 「えーと、一つ質問してもいいかな? 『ファイターの冒険』では、%blue%バッドエンドがない%/%んだが、 そういう場合って%red%バッドエンドBGMは選ばなくてもいいのかい?%/%」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「そうよ、デュエル。 基本的にはBGMを3つ選ぶのだけど、%blue%シナリオの演出は 自由なんですもの、必ず3つ選ぶ必要はない%/%わね」 --- ![デュエル](trial001.png) 「なるほどな。 じゃあ、今回は%blue%『メインBGM』%/%と%blue%『ハッピーエンドBGM』%/%を 選んでみるよ。ちょっと待っててくれ」 --- %blue%*デュエルは悩みながらも何とかBGMを決めることができた。%/% --- ![デュエル](trial001.png) 「ふぅ~っ! やっとBGMが決まったぜ! どの曲も良くてかなり迷ってしまったが、 メインBGMは**%blue%『field05』%/%**にして、 ハッピーエンドBGMは**%blue%『end02』%/%**に決めたよ」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「ふふっ、無事に決まったようで何よりだわ。 今回は%blue%素材となるBGMをお借りしている%/%ということで、 **%blue%『ライセンス情報』%/%**を新たに書き加えないとね。 因みに**%blue%『ライセンス情報』%/%**というのは、%blue% シナリオ内に使用させていただいたBGMや挿絵等のファイル名や 素材の作者さんのお名前、ホームページのURL等の情報のことよ%/%」 --- ![デュエル](trial001.png) 「おおっ、なるほど! これは色んな素材を使用する上で重要な情報だな!**%blue% 素材の作者さんへの感謝の気持ちを込めて記載するよ!%/%**」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「ええ、是非そうしてちょうだいね。 それでは、次は%blue%GBATでscenario.gbatを開いて、今選んだBGMを シナリオにを設定しましょう!%/% 同時に、%blue%ライセンス情報もバッチリ記載するわよ!%/%」 **【手 順】** https://sorcerian.hateblo.jp/entries/2018/01/31 ![BGM情報入力](trial.toki006002.png) 1.画面左上の%blue%Outline%/%の%blue%『1 - プロローグ』%/%をクリックする。 2.%blue%『i01とi02のアイテム情報』%/%の上を一行分空ける。 3.新しく%blue%『BGM情報』%/%を入力する。 (例:bgm:@field05:@end02:) 4.%blue%『w:ダンジョン:bgm:Az:venusaz.seesaa.net/』%/%の %blue%『ダンジョン』のみ%/%削除する。 5.%blue%『w:○○:~』%/%を%blue%記載したい情報%/%に合わせて書き換える。 (例:w:field05(メインテーマ曲):bgm:Az:venusaz.seesaa.net/ w:end02(HAPPY END曲):bgm:Az:venusaz.seesaa.net/)%red% ※画像の場合は、bgmという表記をpictureに変える%/% **【開発者向けテクニック集】** http://d.hatena.ne.jp/sorcerian/20180429 --- ![デュエル](trial001.png) 「へぇ、設定するBGMの並びって、 **%purple%メインBGM%/%:%blue%ハッピーエンドBGM%/%:%red%バッドエンドBGM%/%** という感じになっているんだな。 そうなると、%red%バッドエンドBGM%/%も設定するなら%blue% 『bgm:@field05:@end02:@town01』%/%となる訳だ。 なるほどなー」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「ええ、3曲全て設定する場合は、そういう風になるわね。 さてと、これでPlaygroundでシナリオを実行すると メインBGMが流れるようになっている筈だわ。 早速確認してみましょう!」 [★次へ進む](27) [他の修行を選ぶ](2 "-f01") [他の修行を選ぶ](35 "f01") 27 **STextシナリオ開発道場 修行6「BGMを流したい」3** --- %blue%*デュエルはscenario.gbatを素早く、かつ忘れずに保存すると、 動作確認のためにブラウザで「Playground」を開いた。%/% **【Playground直通リンクはコチラ】** http://www.web-deli.com/sorcerian/next/playground.aspx --- ![デュエル](trial001.png) **「おおおっ! 流れてる! 『ファイターの冒険』からBGMが流れてるぞ! やったぁ!」** --- ![クリスティ](trial010.png) 「良かったわね、デュエル!」 --- ![デュエル](trial001.png) 「ああ! やっぱり全てのSceneが無音じゃ寂しかったからさ、 自分のシナリオからBGMが流れているのは、感動ものだよ!」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「そうそう。%blue% STextオリジナルBGM以外のBGMも設定できる%/%のだけど、%red% その場合は設定の方法が少し異なっている%/%から 設定する時は、特に気を付ける必要があるわ。 でも、これはシナリオ作りに慣れてきてから マニュアル等を参考にして挑戦する方が良さそうだから、 今回は基礎知識のみに留めておくわね」 --- ![デュエル](trial001.png) 「そうだな。 STextオリジナルBGM以外のBGMを使うのは、 今回のシナリオを作り終わってからにしておくよ。 それにしても、%blue%シナリオに使うBGMを決めるのって楽しいな!%/% BGMも自分で色々と選べて使えるからさ、 %blue%シナリオの表現の幅も広がって最高だよ!%/%」 --- %blue%*そこでデュエルは、クリスティが口元を押さえて笑みを 浮かべていることに気付き、首を傾げた。%/% --- ![デュエル](trial001.png) 「あれ? どうしたんだ、クリスティ?」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「ふふふ、デュエルの話を聞いていたら、 次回のシナリオ作りでBGM選びに悩む貴方の姿を 想像しちゃったの。 でもね、大変そうなんだけど、それ以上に幸せそうで、 何だかとても微笑ましく感じたのよ、ふふっ」 --- ![デュエル](trial001.png) 「ぷっ! はははっ! まさに幸せな悩みってやつだな! その時は是非ともアドバイスをお願いするよ」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「ええ、任せておいて!」 --- %blue%*こうして和やかな雰囲気の中、**特別授業『BGMを流したい』**は 終了したのだった。 なんかしれっと新しい修行が増えているが、それは深く気にせずに SText Ver 1.0に対応した他の修行の様子も楽しんで欲しい。%/% --- %red%※この道場シナリオには、クリアというものはありません%/% [★修行7「フラグで物語を分岐させたい」](28) [他の修行を選ぶ](2 "-f01") [他の修行を選ぶ](35 "f01") 28 **STextシナリオ開発道場 修行7「フラグで物語を分岐させたい」1** --- %blue%*毎度お馴染みシナリオ開発道場と化した放課後タイムでは、 ノートパソコンを開いて現在公開中のSTextシナリオで遊ぶ、 こちらもやっぱりお馴染みの青年と少女の姿があった。 既に説明不要のデュエル&クリスティのヒューマンコンビである。%/% --- ![デュエル](trial001.png) 「ふー! ようやく現在公開分を全てクリアしたぞ! やり込み要素が盛り込まれているシナリオもあれば、 落ち着いて物語を楽しめるシナリオもあったりして、 それぞれに個性があるよなぁ」 --- %blue%*各シナリオをクリアしてとても満足げなデュエルだったが、 ふと**「シナリオのとある仕様」**について思い出し、 そういえば、と首を傾げた。 --- ![デュエル](trial001.png) 「なぁ、クリスティ。 プレイ1回目と2回目で%red%違う選択肢を選んだら、%/%%blue% **同じSceneなのに新たな選択肢が増えていた**%/%っていうことが 何度もあっただろう? ああいうイベントを作るには、一体どうすればいいんだい?」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「それはズバリ、%blue%**『フラグ』を使うのよ**%/%」 --- ![デュエル](trial001.png) 「あぁ、『フラグ』って、アレだろ?%red% **クィーンマリー号でフラグを立てるのを忘れてて、 何時間も船内をウロウロする**%/%、あの『フラグ』のこと! ……あれは、本当にうっかりだったな……(赤面)」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「そんなこともあったわね……(顔覆い)。 ――と、ついつい過去の冒険を思い出して 気恥ずかしくなっちゃったけど、%blue% 『フラグ』%/%というのは、一般的にはデュエルが 言うように%blue%**『イベントを起こす条件』**%/%のことね」 --- %blue%*更にクリスティは、「よく『フラグが立つ』と言われるのは、 英語のFlagが旗を意味することから、とも言われているわね」 と付け加えた。 --- ![クリスティ](trial010.png) 「それでね、STextは『フラグ』を立てることで、 %blue% **1.イベントを進める 2.イベントを分岐させる**%/% という演出ができるのよ。 因みにクィーンマリー号の場合は、1の方ね」 --- %blue%*クリスティは道具袋の中からゴソゴソと紙を取り出すと、 それを机の上に広げてみせた。 彼女曰く、**「STextのフラグによる物語の分岐」**を図として 表したもののようだ。 ![物語の分岐](trial.toki007001.png) --- ![デュエル](trial001.png) 「おおっ、この図を見ると解り易いな! なるほど、最初のSceneに再び戻ってきた時に 新たな選択肢が増えていたのは、%blue% **シナリオの途中で立てたフラグ**%/%の影響だったんだな」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「ええ。この『フラグ』をシナリオに取り入れることで、%blue% 物語を分岐させて幾つもの展開を楽しめるし、 プレイヤーにとって有利な状況に進めることもあれば、 逆に不利な状況に陥っちゃったりと、表現の幅が広がる%/%わよ」 --- ![デュエル](trial001.png) 「――よしッ! それならオレもフラグを使って物語の分岐に挑戦してみよう!」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「ふふっ、そうくると思っていたわ! それじゃあ、特別授業%blue%**『フラグで物語を分岐させたい』**%/%を 始めましょう!」 [★次へ進む](29) [他の修行を選ぶ](2 "-f01") [他の修行を選ぶ](35 "f01") 29 **ソーサリアンTextシナリオ開発道場 修行7「フラグで物語を分岐させたい」2** --- ![クリスティ](trial010.png) 「今回は『ファイターの冒険』にフラグを実装する訳だけど、 前準備として、 %blue% ●フラグにより物語はどう変化するのか ●フラグの名称と本文 ●どのSceneでフラグを立たせるのか ●フラグにより出現する選択肢の名称 ●どのSceneを繋げるのか%/% 以上のことを先に決めておくと、シナリオの編集もスムーズよ」 --- ![デュエル](trial001.png) 「解った。考えてみるよ」 --- %blue%*デュエルはクリスティが持ってきたフラグの図解を参考にして、 うんうんと悩みながらもフラグ関連の事柄を決めていった。 そうして完成したのがこれだ。%/% %purple% **●フラグにより物語はどう変化するのか** ・オークとヒドラから逃げることで、戦闘を行わずに 王様の杖を入手できる。%/% %purple% **●フラグの名称と本文** ・「逃亡した」 強大な敵との戦闘が始まりそうになりましたが、 まだ探索していない道があったので、 無駄な戦闘は避け、今は王様の杖探しに 集中することにしました。 %purple% **●どのSceneでフラグを立たせるのか** ・該当のSceneがないので、 新しくScene 5「逃亡した」を作成する。 ・それに伴いエンディングも変化するので、 Scene 6「エンディング2」も作成する。 %purple% **●フラグにより出現する選択肢の名称** ・「もっとよく探索する」 %purple% **●どのSceneを繋げるのか** ・Scene 3→Scene 5→Scene 2→Scene 6%/% --- ![デュエル](trial001.png) 「ふ~、何とか決められた……。 でも、こういう感じでいいのかい?」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「ええ、十分よ! お疲れ様、デュエル! 準備もやることが多くて大変だと思うけれど、%blue% ここではシナリオ作りの基礎を覚える%/%ということで、 準備をしっかりと行う方針で進めているわ。 だから、慣れてきたら自分がやり易い方法で シナリオ作りを進めてみてね」 --- ![デュエル](trial001.png) 「あぁ、基礎を覚えてくると、 自分にとってやり易いところとか、やりにくいところとかが だんだんと解ってくるもんな。 次に作るシナリオでは、自分なりに工夫して色々やってみるさ」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「ふふっ、私も頑張らなきゃね! それじゃあ、前準備が終わったところで、 次は%blue%『フラグの情報』%/%を入力していくわよ。 もう気付いているかもしれないけれど、%blue% フラグもモンスターやアイテムと同じ方法で設定できるわ%/%」 --- ![デュエル](trial001.png) 「つまり、%blue%Outline%/%の%blue%『プロローグ』%/%をクリック して、フラグの情報を入力すればOKってことだな! フラグの場合は……%blue%『f01:「☆」の道を調べた。』%/%のところか」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「そう、デュエルの予想どおりよ。 この%blue%『f01:「☆」の道を調べた。』%/%と書かれている ところに、%blue%**『フラグの情報』**%/%を入力するの。 これから『i01:「☆」の道を調べた。』を例に%blue% フラグの情報について解説するわ。%/% %blue% **●f01**(フラグの番号) **●「☆」の道を調べた。**(フラグの説明)%/% はい、アイテムの情報の時と同じく、これで以上よ」 --- ![デュエル](trial001.png) 「フラグって実装する方法は結構ややこしいのに、 フラグの情報自体はアッサリとしたモンなんだな。 さて、まずは%blue%『f01とf02』%/%を消して、 そこへ新たに%blue%『f01:逃亡した』%/%と入力っと!」 --- %blue%*こうして積極的に編集を進めるデュエルの姿を見て、 彼がSTextのシナリオ作りに慣れてきたのだと実感したクリスティは、 嬉しそうに微笑みながら頷くのだった。%/% [★次へ進む](30) [他の修行を選ぶ](2 "-f01") [他の修行を選ぶ](35 "f01") 30 **ソーサリアンTextシナリオ開発道場 修行7「フラグで物語を分岐させたい」3** --- ![クリスティ](trial010.png) 「次は、っと。 現行ではフラグを立たせたいSceneがないから、新しく%blue%Scene 5%/%を、 それから2つめのエンディングとなる%blue%Scene 6%/%を作るのだったわね。 今回は、今まで学んだ知識を組み合わせて、 Scene 5と6を作りながら%blue%**フラグを立たせる方法**%/%を説明するわ。 ちょっと長いけど、やること自体にあまり変化はないから、 落ち着いてひとつづつ作業を進めましょう」 **【手 順】** https://sorcerian.hateblo.jp/entries/2018/01/31 ![サンプルデータ削除](trial.toki007002.png) 1.画面左上の%blue%Outline%/%の%blue%『1 - プロローグ』%/%をクリックする。 2.%blue%『f01~f02のフラグ情報』%/%を削除する。 3.新しく%blue%『フラグの情報』%/%を入力する。 (例:f01:逃亡した) ![フラグ実装1](trial.toki007003.png) 1.画面上部にあるツールで%blue%『+』%/%をクリックする。 2.%blue%Outline%/%に追加された%blue%『5 - 』%/%をクリックする。 3.%blue%『Section』ウィンドウ内のSummary右側%/%をクリックして、 Sceneの名称を変更する。 (例:逃亡) 4.画面中央の空白の1段目と2段目に%blue%@@%/%を入力する。%red% ※アットマーク(@)は、半角にしてください%/% 5.%blue%『@@』と『@@』の間%/%に%blue%『@flags:f01』%/%と入力。%red% ※@flagsとは、立たせたいフラグを 指定する項目のこと%/% 6.3段目(@@の下)に%blue%Scene 5の本文%/%を入力する。 (例: 強大な敵との戦闘が始まりそうになりましたが、 まだ探索していない道があったので、 無駄な戦闘は避け、今は王様の杖探しに 集中することにしました。) ![フラグ実装1](trial.toki007004.png) 1.画面上部にあるツールで%blue%『+』%/%をクリックする。 2.%blue%Outline%/%に追加された%blue%『6 - 』%/%をクリックする。 3.%blue%『Section』ウィンドウ内のSummary右側%/%をクリックして、 Sceneの名称を変更する。 (例:エンディング2) 4.画面中央の空白の1段目と2段目に%blue%@@%/%を入力する。%red% ※アットマーク(@)は、半角にしてください%/% 5.%blue%『@@』と『@@』の間%/%に%blue%『@items:i01』%/%と入力。 6.3段目(@@の下)に%blue%Scene 6の本文%/%を入力する。 (例: まだ行っていない道を探索していると、 ダンジョンの奥深くで、とうとう王様の杖を 見付けることができました。 4人は無事に王様の杖を取り返し、 ペンタウァに帰りました。 王様に杖を献上して、ペンタウァは元の平和な国に 戻ったとさ。 めでたし、めでたし。) **【開発者向けテクニック集】** https://sorcerian.hateblo.jp/entries/2018/04/29 --- ![デュエル](trial001.png) 「(カタカタカタッ……)よし、これでScene 5と6追加完了っと! 手順の情報量が増えたけど、今まで分けて説明していたのを まとめたことで、%blue%作業の効率が良くなった%/%感じがするよ」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「そうね、最初は一つ一つ覚えられるように細分化して 説明していたけれど、%blue%慣れてきたら通しで作業を 行えるように説明した方がやり易いかな%/%って思ったの」 --- ![デュエル](trial001.png) 「うんうん、慣れてくるとやれることが増えてくるから、 説明の内容を段階的に増やしていくのは良いな。 それに、%blue%『どういう風にやったっけ?』ってところも、 **今までの特別授業を見直す**ことで思い出せる%/%しな」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「そうそう、そのための%blue%**『STextシナリオ開発道場』**%/%ですもの、 いつでもどこでもどんどん活用してちょうだいね」 [★次へ進む](31) [他の修行を選ぶ](2 "-f01") [他の修行を選ぶ](35 "f01") 31 **ソーサリアンTextシナリオ開発道場 修行7「フラグで物語を分岐させたい」4** --- ![クリスティ](trial010.png) 「じゃあ、次は新しく作ったScene 5と他のSceneを繋げて、 物語を完成させちゃいましょう!」 **【手 順】** https://sorcerian.hateblo.jp/entries/2018/01/31 ![Sceneの繋げ方1](trial.toki007005.png) 1.%blue%『3 - ダンジョン探索中』%/%をクリックする。 2.画面中央下の%blue%Choicesウィンドウ%/%にある%blue%Add%/%をクリック。 3.%blue%Text%/%に%blue%『逃亡した』%/%と入力する。 4.%blue%Destination%/%をクリックし、%blue%『5 - 逃亡』%/%を選ぶ。 5.%blue%OK%/%をクリックする。 ![Sceneの繋げ方2](trial.toki007006.png) 1.%blue%『5 - 逃亡』%/%をクリックする。 2.画面中央下の%blue%Choicesウィンドウ%/%にある%blue%Add%/%をクリック。 3.%blue%Text%/%に%blue%『来た道を戻る』%/%と入力する。 4.%blue%Destination%/%をクリックし、%blue%『2 - 冒険の始まり』%/%を選ぶ。 5.%blue%OK%/%をクリックする。 ![Sceneの繋げ方3](trial.toki007007.png) 1.%blue%『2 - 冒険の始まり』%/%をクリックする。 2.画面中央下の%blue%Choicesウィンドウ%/%にある%blue%Add%/%をクリック。 3.%blue%Text%/%に%blue%**『もっとよく探索する@f01』**%/%と入力する。 4.%blue%Destination%/%をクリックし、%blue%『6 - エンディング2』%/%を選ぶ。 5.%blue%OK%/%をクリックする。 **【開発者向けテクニック集】** https://sorcerian.hateblo.jp/entries/2018/04/29 --- ![デュエル](trial001.png) 「(カタカタカタ……カチカチッ……カタカタッ……) ふー、こんなモンかな。 流石に3つ分のSceneにそれぞれ違う情報を 入力するとなると、説明も相当なボリュームだ。 そういえば、14番目の説明で%blue%『もっとよく探索する』%/%の後に%blue% **『@f01』**%/%が付いているけど、あれはどういう意味だい?」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「あれはね、%blue%フラグ『逃亡した(f01)』が立ったら、 選択肢『もっとよく探索する』を表示させる%/%、という意味なのよ」 --- ![デュエル](trial001.png) 「なるほど、つまりは%blue%**『選択肢を表示するかどうかを フラグの有無で判断させている』**%/%という訳なんだな」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「ええ、STextのフラグの仕組みは、そういう風になっているの。 だからこそ、フラグによる物語の分岐は、そこまで設定して ようやく実装したと言えるわ。 逆に、%red%どれか一つでも情報が欠けていたり、誤っていれば、 フラグによる分岐は成立しない%/%から、その点は気をつけてね」 [★次へ進む](32) [他の修行を選ぶ](2 "-f01") [他の修行を選ぶ](35 "f01") 32 **ソーサリアンTextシナリオ開発道場 修行7「フラグで物語を分岐させたい」5** --- %blue%*今回はフラグの実装と同時にSceneを追加したりと、 編集に時間が掛かってしまったが、クリスティ指導のもと、 デュエルは何とかフラグを実装することができた。%/% %blue% それからデュエルは、scenario.gbatを忘れずに保存すると、 動作確認のためにブラウザで「Playground」を開いた。%/% **【Playground直通リンクはコチラ】** http://www.web-deli.com/sorcerian/next/playground.aspx --- ![デュエル](trial001.png) 「(カチッカチッ)おおっ! 物語がちゃんと分岐したぞ! うう~ん、あの記述がこういう風になるとは感激だな!」 ![今日の進捗](trial.toki007008.png) --- ![クリスティ](trial010.png) 「やっぱりシナリオをゲーム画面で見てみると、 ゲームとして成立しているのが実感できて嬉しいものね」 --- ![デュエル](trial001.png) 「あっ、そういえば所持アイテムを確認した時みたいに、%blue% ステータスダイアログ%/%から%blue%『現在立っているフラグ』%/%を 確認できたよな。%blue% えーと、『Equipment』ボタン%/%をクリックしてっと…… よしよし、%blue%『FLAGS』%/%にもちゃんと%blue% **『逃亡した』**%/%ってフラグが追加されてるな」 ![フラグの確認](trial.toki007009.png) --- ![クリスティ](trial010.png) 「STextで遊んでいる時は、フラグの有無ってあまり 意識しないものかもしれないけれど、%blue% シナリオによってはフラグの有無を確認した方が 良いものもあるわね。%/% そういう時は『FLAGS』を確認してみるといいわ」 --- ![デュエル](trial001.png) 「そうだな、オレたちの世界だと%red%フラグ1つで大苦戦%/% することもあるくらいだ、フラグが重要なSTextシナリオなら 『FLAGS』を活用しない手はないな!」 --- %blue%*「オレたちの世界でもフラグが見えればいいのになぁ」と 笑うデュエルに、クリスティもつられて笑いながら 「ええ、本当にね」と言葉を返したのだった。%/% --- ![クリスティ](trial010.png) 「さてと、これで今回の特別授業%blue%**『フラグで物語を分岐させたい』**%/%は 終了よ。今日もお疲れ様、デュエル!」 --- ![デュエル](trial001.png) 「クリスティもお疲れ様! 今回の特別授業のおかげで『ファイターの冒険』も シナリオって言えるくらいの形にできて嬉しいよ! ありがとう!」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「いえいえ、どういたしまして! これまでの授業の内容は、GBATを使った シナリオ作りの基礎知識だから、これから%blue% もっと凝ったシナリオにチャレンジしたい時%/%とか、%blue% テキストエディターなどでシナリオを作る時%/%には、 改めてマニュアルや関連する資料を参考にしてみると良いわ。 例えばそうね、この辺りを読んでみるのも良いかも」 --- %blue%*クリスティはそう言うと、マニュアルから幾つかのページと 参考資料、素材に関する情報をピックアップして教えてくれた。%/% **●開発者向けマニュアル(目次)** https://sorcerian.hateblo.jp/entries/2017/12/21 **●GBATによるシナリオの作り方/魔法分岐、自由移動の設定** https://sorcerian.hateblo.jp/entries/2018/01/31 **●テキストエディタ等によるシナリオの作り方** https://sorcerian.hateblo.jp/entries/2018/01/15 **●STextに使われている言語SGMLについて** https://sorcerian.hateblo.jp/entry/2018/11/01/211745 **●文字の装飾や表記の方法(Markdown形式)**%red%※Ver 1.0追記%/% http://kojika17.com/2013/01/starting-markdown.html **●STextのBGM変更方法(<bgm>要素 参照)**%red%※Ver 1.0追記%/% https://sorcerian.hateblo.jp/entry/2018/11/01/211745 **●Utility 1「STextシナリオ制作用 BGM素材」**%red%※Ver 1.0追記%/% https://www.web-deli.com/sorcerian/next/stext.aspx **●Playgroundの機能/ローカルサーバーでシナリオの動作を確認** https://sorcerian.hateblo.jp/entries/2018/01/25 **●開発者向けテクニック集** https://sorcerian.hateblo.jp/entries/2018/04/29 --- ![デュエル](trial001.png) 「おっ、マニュアルもかなりのボリュームだから、 どこを読めばいいのかピンポイントで教えてもらえて助かるよ。 基礎知識を学んだ今なら理解できることも 増えているだろうし、色々と試してみないとな!」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「ふふっ、そんなあなたに%blue%プレゼント%/%よ」 --- %blue%*クリスティが微笑みながらデュエルに差し出したのは、 2つ折りにされた小さな紙だった。 デュエルは不思議そうな顔をしながらそれを受け取った。%/% --- ![デュエル](trial001.png) 「ありがとう、クリスティ。 何か良いことが書いてあるのかい?」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「それは開けてみてからのお楽しみよ。 宿屋に戻ったら開けてみてね」 --- ![デュエル](trial001.png) 「そうか、解った! それじゃあ、どんなことが書かれているのか、 楽しみにしながら宿屋に戻るとするよ」 --- %blue%*今日の特別授業を終えて道場の外に出た2人は、 互いに笑顔で挨拶を交わすと、 穏やかな気持ちでそれぞれ帰路についたのだった。%/% --- %red%※この道場シナリオには、クリアというものはありません%/% [★番外編「???を見てみたい」](33) [他の修行を選ぶ](2 "-f01") [他の修行を選ぶ](35 "f01") 33 **ソーサリアンTextシナリオ開発道場 番外編「???を見てみたい」1** --- %blue%*穏やかな濃紺の空には、星々が瞬いていた。 夕食を終え、宿屋の一室に帰ってきたデュエルは、 ベッドに腰かけるとクリスティから貰った紙を取り出して開いた。 そこに書かれている内容に目を通した彼は、ノートパソコンを 起動させると、その紙を見ながらキーボードを打ち始める。%/% %blue% そして暫くして、入力の手を止めたデュエルはブラウザを開き――%/% --- ![デュエル](trial001.png) **「あぁっ、これは……!」** --- %blue%*モニターに映る『モノ』を見て、デュエルは驚きで 目を見開いた。それから驚きが次第に喜びへと変わる。 彼はクリスティの言った「プレゼント」の意味が解り、 嬉しそうに笑っていた。%/% ![プレゼント](trial.toki008001.png) --- ![デュエル](trial001.png) 「これは%blue%**最高のプレゼント**%/%だよ! 本当にありがとう、クリスティ……!!」 --- %blue%*クリスティの姿を思い浮かべながら感謝の言葉を呟くデュエル。 そう、彼のノートパソコンの横に置かれている紙には、 **エンディングを実装する方法**が記されていたのだった。%/% --- **【手 順】** https://sorcerian.hateblo.jp/entries/2018/01/31 ![エンディング実装](trial.toki008002.png) 1.画面左上の%blue%Outline%/%の%blue%『1 - プロローグ』%/%をクリックする。 2.%red%『不要な情報』%/%を削除する。 3.画面左上の%blue%Outline%/%の%blue%『4 - エンディング』%/%をクリックする。 4.%blue%『@@』と『@@』の間%/%に%blue%『@end:happy』%/%と入力。 5.画面左上の%blue%Outline%/%の%blue%『6 - エンディング2』%/%をクリックする。 6.%blue%『@@』と『@@』の間%/%に%blue%『@end:happy』%/%と入力。 %blue%**「『ファイターの冒険』完成おめでとう!」**%/% [★次へ進む](34) [他の修行を選ぶ](2 "-f01") [他の修行を選ぶ](35 "f01") 34 **ソーサリアンTextシナリオ開発道場 番外編「???を見てみたい」2** --- %blue%*デュエルがプレゼントを貰ってから1週間後。 道場の修行の中にとうとう**『ソーサリアンText』**が加わった。%/% %blue% 道場の一室には、様々な種族や年齢のソーサリアンたちが 席に着き、教壇に立つ講師の方を真剣な表情で、 または好奇心に輝く瞳で見ている。%/% --- ![ザハラン](trial007.png) 「私は今日から始まるソーサリアンTextの講師を務める%blue%ザハラン%/%だ。 これからキミたちは、危険が伴う普段の冒険とは違い、%blue% 危険がなくて誰もが楽しめる冒険譚%/%を生み出すための 知識と技術をここで学んでもらうことになる。 だが、そう身構える必要はない。 私が初めてソーサリアンTextの講師を務めるように、 キミたちもまた初めてソーサリアンTextの修行をするのだからな。 さぁ、共に学び、技術を高め合っていこう。よろしく頼む」 --- %blue%*講師ザハランの挨拶が終わると、早速STextの説明が始まった。 そんな中、君は室内にいるソーサリアンの中に、 見知った顔があることに気がついた。%/% %blue% ――そう、横長の机に並んで座っているのは、 これまでSTextのことを独自に学び、共に楽しんでいた、 デュエル、クリスティ、ゴルカス、アイリーナの4人組だ。%/% --- ![デュエル](trial001.png) 「(よぉーし、今度はもっとすごいシナリオを作って、 みんなを驚かせるぞッ! GBATの使い方は勉強してきたし、 これなら他の方法だって楽勝だよな! 多分!)」 --- ![クリスティ](trial010.png) 「(STextについては今まで独学だったし、こうした形で きちんと学べるのは嬉しい限りだわ。 私も今まで以上に理解を深めないとね)」 --- ![ゴルカス](trial014.png) 「(教本をチラッと見てみたが、うーむ…… デュエルが難しい顔をしてた理由がよぉく解ったぜ……。 だが、まあ、なんとかなるだろう! おう!)」 --- ![アイリーナ](trial022.png) 「(シナリオでは遊んだことがあるけど、 シナリオを作るのは今回が初めてだから緊張するわ……。 でも、みんながいるし、きっと大丈夫よね!)」 --- %blue%*思い思いにSTextについて考えていた4人組だったが、 まるで示し合わせたかのように各々が顔を見合わせた。 そして、これから「ソーサリアンText」という大きな冒険に 挑もうと歩み出した彼らは、生き生きとした表情で頷き、 笑みを浮かべたのだった。%/% --- **さあ、旅立て。 無限の物語、ソーサリアンTextの世界へ――** ![ソーサリアンText](trial.toki008003.png) %blue% **ソーサリアンTextシナリオ開発道場 「GBAT編」 END** [他の修行を選ぶ](35) 35 ![講師ザハラン](trial007.png) **「ほう、よく来たな。この道場に何のようかな?」** %blue%(ソーサリアンText Ver 1.0対応済み)%/% [修行1「環境を整えたい」](3) [修行2「最初の一歩を踏み出したい」](7) [修行3「物語を書きたい」](12) [修行4「モンスターを登場させたい」](17) [修行5「アイテムを入手したい」](21) [修行6「BGMを流したい」](25) [修行7「フラグで物語を分岐させたい」](28) [番外編「エンディングを見てみたい」](33)