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2017-2020, SORCERIAN Next Team
0 **プロローグ** この地には、古くからの言い伝えがある。 この世のあらゆるモノは、たった一人の神が創造したという伝説だ。 人々がそう考える根拠は確かにある。 -複雑に絡み合った動植物の生態。 -数式で表現可能な宇宙の姿。 -そして、その全てを知覚する人類の存在。 多くの賢者が、これらを偶然の産物と呼ぶには無理があると考えた。 何者かが緻密に設計し、意図的に創り上げたと考える方が自然なのだ。 その何者かの存在を、人々は創造神と呼び、信仰の対象としてきた。 かつて、創造神がこの世に大いなる恵みを与えていた時代があったという。 常に世界には新しい発見があり、人々は新天地の開拓に乗り出していった。 人々は創造神を信じ、その光臨を願っていた。 これを創造神信仰と呼ぶ。 しかし、人々の願いも虚しく、創造神は姿を見せる事はなかった。 そして、世界には久しく新しい発見は無い。 創造神信仰そのものが人々の記憶から消えていった。 時代は流れ、混迷の時代。 世界には虚無が広がり、人々は滅びゆく世界を感じていた。 連動するように、創造神信仰は復活の兆しを見せていた。 ------------------------------------------------------------ **冒険の目的** 世界は濃い霧で分断され、繫がりを絶たれようとしている。 神の祝福を受けた「金の卵」というアイテムが存在するという。 これは、分断されたこの世界を横断する力を持つという。 エティスは、ソーサリアンにこの「金の卵」を探し出すよう命じた。 ![ソーサリアンText](zero.jpg) [冒険に出発する](01000) 01000 そこは、古びた木造の建物が並ぶ小さな村だった。 エティスはこの辺境の村に行くよう、君に“夢の啓示”を与えたのである。 村には人影はまばらで活気がない。こんなところに目的のアイテムがあるのだろうか。 ただ戻ることはできない。 すでに村の周辺は濃い霧に包まれているのだ。 [村に入っていく](01001) 01001 ここは村の入口だ。 小さな女の子が道端に座り込んでいる。飼い犬が慰めるように寄り添っていた。 近づくと、女の子は独り言のように呟いた。 「あら、変なひとたちね。ここは夢の中なのね。早く夢から覚めないかしら」 どこへ行きますか? [酒屋](01002) [宿屋](01003) [空き家](01004) [廃屋](01005) [麦畑](01006) [教会](01007) [村はずれの洞窟](01008) 01002 ここは小さな酒屋である。 扉を開け、中を覗くと酒樽や酒瓶はあまり置かれていない。 お世辞にも景気が良さそうには見えなかった。 店のカウンターの後ろには酒屋の主人が座っている。 彼の顔には苦悩の色が見えた。 「ここは神々を信仰する民の村だった。 洞窟の先の山を越えると神々の庭園があったんだ。 けれど、神々の庭園は、濃い霧の中に沈んじまった。 神々は王都と共に滅びちまったのか?」 ここでは情報は得られないようだ。 どこへ行きますか? [村の入口](01001) [宿屋](01003) [空き家](01004) [廃屋](01005) [麦畑](01006) [教会](01007) [村はずれの洞窟](01008) 01003 君は小さな宿屋の前に居る。 宿屋の扉を開けると、中は薄暗かった。 君が様子を伺うと、男の怒鳴り声がした。 「よそ者がうちになんの用だ!?用がないなら、さっさと出ていきな!」 どうも、宿屋として営業はしていないようだ。 目が慣れてくると、ロビーに置かれた長椅子に得体の知れない生き物の影が浮かび上がった。 君は身構えた。 「それはわしの娘だよ」 先ほどの怒鳴り声の男が、ロビーの奥から出てきた。 もう一度、長椅子の生き物を見ると、それは巨大なガマガエルである事が分かった。 「娘は、神に悪態をついちまったんだ。 それからというもの、ガマの姿だよ…… そのうち神様は姿をお隠しになった。 娘を誰が元に戻してくれるんだ……」 宿屋の主人はあきらめたように、ため息をついた。 静かに宿屋を後にする君の背中に、ガマが「ゲコ」と声をかけた。 どこへ行きますか? [村の入口](01001) [酒屋](01002) [空き家](01004) [廃屋](01005) [麦畑](01006) [教会](01007) [村はずれの洞窟](01008) 01004 家はひっそりと静まり返っている。住んでいた人は逃げ出したようだ。 [村の入口](01001) [酒屋](01002) [宿屋](01003) [廃屋](01005) [麦畑](01006) [教会](01007) [村はずれの洞窟](01008) 01005 家はひっそりと静まり返っている。住んでいた人は逃げ出したようだ。 [村の入口](01001) [酒屋](01002) [宿屋](01003) [空き家](01004) [麦畑](01006) [教会](01007) [村はずれの洞窟](01008) 01006 街道を進むと建物が減り、辺りは麦畑の広がる農村地帯となった。 しかし、麦は収穫の前に枯れ果て、手入れは行き届いていないようだ。 畑の隅に農夫が呆然と立っていた。 君が声をかけると、農夫は独り言のようにつぶやいた。 「収穫の季節なのに、麦は枯れちまっただよ。 これも神の怒りだというのかね。 街道は霧で先に進めねえし、もう逃げ出す場所もねえんだよ。 ここで死ぬしかないのかね」 君は農夫を励まそうとしたが、彼は首を横に振るばかりだった。 どこへ行きますか? [村の入口](01001) [酒屋](01002) [宿屋](01003) [空き家](01004) [廃屋](01005) [教会](01007) [村はずれの洞窟](01008) 01007 小高い丘の上にその教会は建っていた。 君が教会の入口に近づくと、中から黒いローブを着た精悍な顔立ちの男が現れた。 この教会の神官のようである。 男は、君の言葉を遮るように話し始めた。太く、良く通る声だ。 「よくぞまいられた。これも創造神お導きでしょう。 今、神は怒っておられます。人々が信仰を放棄したからです。 私は、人々が創造神への信仰を取り戻す事こそが、世界を救う唯一の道と信じています。 あなたも大いなる創造神の力に触れてみませんか」 [はい](01107) [いいえ](01207) 01207 男は軽蔑するような眼差しを君に向け、 「世の終わりが来たとき、あなたは救われることはないでしょう」 と吐き捨てると、教会の中に戻ってしまった。 どこへ行きますか? [村の入口](01001) [酒屋](01002) [宿屋](01003) [空き家](01004) [廃屋](01005) [麦畑](01006) [村はずれの洞窟](01008) 01107 「よろしい。それでは中に入られよ」 君は教会の中へ通された。 扉を入ると中は薄暗く、天窓からの日の光がうっすらと差し込んでいた。 君の眼が慣れてくると、この部屋の異様な光景に息を飲んだ。 部屋の両側の壁には水に満たされた大きなガラス製のチューブが立ち並び、中には得体の知れぬ生物が蠢いていたのだ。 馬のような四足の生物や鳥のように翼を持つモノもいた。だが、どれも鳥でも馬でもない。 教会の中は独特な匂いが漂っている。 正面の奥の壁には祭壇が設置され、その上には壁画が飾られていた。 男は祭壇の前に立つと、祭壇の横に置かれた2か所の燭台に火を点けた。 燭台からは炎と共に煙が沸き立ち、香の匂いが充満し始めた。 部屋に入ってから気になっていたこの独特の匂いは燭台の香だったのだ。 燭台の炎は壁画に描かれた異形の神を照らし出した。 そこには理解不能な幾何学模様の中に、人型の生き物が描かれていた。 その生き物は衣服を身に付けているようだが、頭部は爬虫類を思わせる形状をしていた。 男はその異形の神にうやうやしく一礼をした後、君の方を振り向いた。 その顔には、表情は無い。目を閉じたまま、話し始めた。 「私は預言者ユーデリア様の命によりこの村に派遣されました宣教師、エンシャと申します。 周囲に広がる濃い霧により、この村は孤立してしまいました。 助けを求めることはできません。 なぜなら、王都ペンタウァはこの霧により滅び去ったのです。 ペンタウァだけではありません。この世全体が消滅の危機に瀕しています。 恐ろしい事です。なぜこのような事になってしまったのでしょうか。 この世界は創造神によって創られました。かつての民は創造神を身近に感じ、信仰していたのです。 それが今はどうでしょう。民は邪神ばかりを信仰しているのです。 創造神は怒りに震えておられます。 この虚無の広がりは、創造神の御心がこの世から離れ、影響力が弱まったからなのです。 この間違った世を正すために、創造神は最後のチャンスを我々に与えました。 この世に、創造神の御子が降臨されたのです。 それが、私たちの救世主、預言者ユーデリア様です。 この世の唯一の創造神への信仰を取り戻すことで、この世を救うのです。 ユーデリア様が目指す世界はすぐそこなのです! 今日は特別に少しだけその世界をお見せしましょう」 エンシャは目を開き、「見よ!」と叫んだ。 その瞬間、君の周りの風景は消え、真っ暗になった。 [君は、花畑の広がる美しい村に降り立った](01307) 01307 緩やかな丘陵地帯は緑と花に覆われ、遠くに風車小屋が数件見えた。 花畑に遊ぶ二人の子供たちに話しかけると、 「ここは、ラミアの村だよ」 と教えてくれた。 ラミア、という地名は聞いたことが無い。 「君は異世界の人だね」 突然、後ろから声をかけられ、君は振り向いた。 声の主は、少年のように澄んだ瞳を持つ、赤毛の剣士だった。 「すまない。脅かしてしまったね。 ここは、君にとっては夢の中の世界なんだ。 村で最初に見る夢の中で君に助言するようにって、エティスから依頼されたんだ」 夢の中からの指示とは…エティスがやりそうな事だ、と君は思った。 赤毛の剣士は話を続けた。 「この世界が崩れかけているのは知っているね。 異世界のぼくと話しができるのもその副作用なんだ。 実は濃い霧で分断された世界を横断できるアイテムがあるんだよ。 それは、<金の卵>っていうアイテムさ。 エティスは、その<金の卵>を君のいる村に持ち込ませたんだ。もちろん、君に渡すためだよ。 ロキアっていう女の子が村人の誰かに<金の卵>を託したはずだ。 それから、教会の宣教師は気を付けた方がいい。あの者もまた、<金の卵>を求めている。 宣教師は何かの方法で村人に幻影を見せ、虜にしているんだ。 村人の協力を得ないと、<金の卵>は手に入らないよ。 あ、そろそろ時間だね。さあ、ぼくのできることはこのくらいだ。 この世界をつなぎとめる為、<絆人>は働いている。 君は一人じゃない。幸運を祈るよ!」 [目を開けると、そこは元の教会だった](01407) 01407 エンシャは口元を歪め、笑みを浮かべた。 「見たでしょう! 神秘の世界を! あの世界を創り出したのは、創造神の生まれ変わりたる救世主、ユーデリア様です。 ユーデリア様もまた、創造神と同じく、世界を創りだす力の持つ方なのです!」 君が何も言わずにエンシャを眺めていると、意外そうに言葉を切った。 君が術に掛からなかった事に気づいたのだ。 「うむ、まあ、とにかく…要するにだ…」 宣教師は少し声のトーンを落とした。 「ユーデリア様が私をこの村に送り込んだのは、ここに<金の卵>というアイテムがあるという噂を耳にしたからです。 <金の卵>があれば、ユーデリア様の力はさらに大きくなり、世を救う力となるのです。 さあ、<金の卵>を探し出し、献上してください。さすれば、あなたも救われるでしょう」 君は教会を出た。 どこへ行きますか? [村の入口](02001) [酒屋](02002) [宿屋](02003) [空き家](02004) [廃屋](02005) [麦畑](02106) [村はずれの洞窟](02008) 01008 ここは村はずれの洞窟だ。 この洞窟をくぐれば、かつて神々が住んでいた神殿につながる山岳地帯へ抜けることができる。 [村の入口](01001) [酒屋](01002) [宿屋](01003) [空き家](01004) [廃屋](01005) [麦畑](01006) [教会](01007) [山岳地帯](01009) 01009 起伏の多い山岳地帯が続いている。 どこへ行きますか? [村はずれの洞窟](01008) [山岳地帯の外れ](01010) 01010 ここから先は、かつて神々の庭園に続く聖地であったという。 しかし今は、濃い霧が立ち込めており、近づくことができない。 [引き返す](01009) 02001 小さな女の子が道端に座り込んでいる。側には飼い犬が寄り添っていた。 女の子は独り言のように飼い犬に話しかけていた。 「神さまがおかくれになったわ。でも、神さまの使いがいらっしゃったからだいじょうぶ。きんのたまご、どこかに落ちてないかな…」 どこへ行きますか? [酒屋](02002) [宿屋](02003) [空き家](02004) [廃屋](02005) [麦畑](02006 "f1") [麦畑](02106 "-f1") [教会](02007) [村はずれの洞窟](02008) 02002 君が酒屋の主人に<金の卵>を探している事を告げると、主人は少し驚いた表情をした。 少しの沈黙の後、返ってきた言葉は「そんなもの知らねえよ」だった。 しかたなく君が店を出ようとすると、男は後ろから「おい」と声を掛けてきた。 「おれは創造神の存在は信じるぜ。しかしな、あの教会の宣教師は信用できねえ。 長年生きてると、本物と偽物を見抜く目はできていくものよ」 どこへ行きますか? [村の入口](02001) [宿屋](02003) [空き家](02004) [廃屋](02005) [麦畑](02006) [教会](02007) [村はずれの洞窟](02008) 02003 宿屋の扉を開けると、中は薄暗かった。 君が様子を伺うと、男の怒鳴り声がした。 「よそ者がうちになんの用だ!?用がないなら、さっさと出ていきな!」 目が慣れてくると、ロビーに置かれた長椅子に得体の知れない生き物の影が浮かび上がった。 「それはわしの娘だよ」 先ほどの怒鳴り声の男が、ロビーの奥から出てきた。 もう一度、長椅子の生き物を見ると、それは巨大なガマガエルである事が分かった。 君が丘の上の教会について尋ねると、宿屋の主人は話し始めた。 「ああそうだよ。うちはあの教会の信者だ。娘を元に戻してくれるって言うからな。 だって、そうするしかないじゃないか。何かを信じたいんだよ…… おれは<金の卵>を探してる。見つけたら教会に献上するよ……」 どこへ行きますか? [村の入口](02001) [酒屋](02002) [空き家](02004) [廃屋](02005) [麦畑](02006 "f1") [麦畑](02106 "-f1") [教会](02007) [村はずれの洞窟](02008) 02004 家はひっそりと静まり返っている。住んでいた人は逃げ出したようだ。 どこへ行きますか? [村の入口](02001) [酒屋](02002) [宿屋](02003) [廃屋](02005) [麦畑](02006 "f1") [麦畑](02106 "-f1") [教会](02007) [村はずれの洞窟](02008) 02005 家はひっそりと静まり返っている。住んでいた人は逃げ出したようだ。 どこへ行きますか? [村の入口](02001) [酒屋](02002) [宿屋](02003) [空き家](02004) [麦畑](02006 "f1") [麦畑](02106 "-f1") [教会](02007) [村はずれの洞窟](02008) 02006 君は荒れ果てた麦畑を歩いている。 畑の隅にいた農夫が話しかけてきた。 「ちっと頼みがあるだが、聞いてくれねえか」 君が頷くと農夫は話し始めた。 「わしは創造神様におすがりするしかねえだよ。 教会の宣教師様は創造神様のお使いだ。 宣教師様はわしにキノコを献上するようにとおっしゃられた。 お安い御用だ。山に行けばこのキノコはいくらでも採れるだよ。 何度も献上しただよ。 でも、昨日はよう、山でモンスターに襲われて、おっことしちまっただよ。 なあ、とってきてくれねえだろうか? 赤いキノコだべ」 どこへ行きますか? [村の入口](03001) [酒屋](03002) [宿屋](03003) [空き家](03004) [廃屋](03005) [教会](03007) [村はずれの洞窟](03008) 02106 君は荒れ果てた麦畑を歩いている。 畑の隅にいた農夫が話しかけてきた。 「わしは創造神様におすがりするしかねえだよ。 教会の宣教師様は創造神様のお使いだ。 宣教師様はわしにキノコを献上するようにとおっしゃられた。 お安い御用だ。山に行けばこのキノコはいくらでも採れるだよ」 どこへ行きますか? [村の入口](02001) [酒屋](02002) [宿屋](02003) [空き家](02004) [廃屋](02005) [教会](02007) [村はずれの洞窟](02008) 02007 君が教会に入ると、エンシャは<金の卵>は見つかったかと尋ねた。 君がまだだと答えると、宣教師は突き放すように言った。 「神は怒っておられます。人々が信仰を放棄したからです。 早く貢物を、<金の卵>を持っていらしてください」 どこへ行きますか? [村の入口](02001) [酒屋](02002) [宿屋](02003) [空き家](02004) [廃屋](02005) [麦畑](02006 "f1") [麦畑](02106 "-f1") [村はずれの洞窟](02008) 02008 この洞窟は、かつて神々が住んでいた神殿につながる山岳地帯へ抜けることができる。 どこへ行きますか? [村の入口](02001) [酒屋](02002) [宿屋](02003) [空き家](02004) [廃屋](02005) [麦畑](02006 "f1") [麦畑](02106 "-f1") [教会](02007) [山岳地帯](02009) 02009 起伏の多い山岳地帯が続いている。 どこへ行きますか? [村はずれの洞窟](02008) [山岳地帯の外れ](02010) 02010 ここから先は、かつて神々の庭園に続いていた聖地であったという。 しかし今は、濃い霧が立ち込めており、近づくことができない。 [引き返す](02009) 03001 小さな女の子が道端に座り込んでいる。側には飼い犬が寄り添っていた。 女の子は独り言のように飼い犬に話しかけていた。 「神さまがおかくれになったわ。でも、神さまの使いがいらっしゃったからだいじょうぶ。きんのたまご、どこかに落ちてないかな…」 どこへ行きますか? [酒屋](03002) [宿屋](03003) [空き家](03004) [廃屋](03005) [麦畑](03006) [教会](03007) [村はずれの洞窟](03008) 03002 君が酒屋の主人に<金の卵>を探している事を告げると、主人は少し驚いた表情をした。 だが、少しの沈黙の後に返ってきた言葉は「そんなもの知らねえよ」だった。 しかたなく君が店を出ようとすると、男は後ろから「おい」と声を掛けてきた。 「おれは創造神の存在は信じるぜ。しかしな、あの教会の宣教師は信用できねえ。 長年生きてると、本物と偽物を見抜く目はできていくものよ」 どこへ行きますか? [村の入口](03001) [宿屋](03003) [空き家](03004) [廃屋](03005) [麦畑](03006) [教会](03007) [村はずれの洞窟](03008) 03003 宿屋の扉を開けると、中は薄暗かった。 宿屋の主人は暇そうだ。 「ああ、あんた、ちょっと話しを聞いてくれよ。 なあ、あの宣教師様は未来を見せてくれるじゃないか。 創造神を信じ、徳を積めばあの未来に行けるんだとよ……。 どうだろう。信じていいのだろうか……」 君が答えようとするが、男はすでに遠い目をしていた。 君の話を聞くつもりはないようだ。 君は静かに宿屋を出た。 どこへ行きますか? [村の入口](03001) [酒屋](03002) [空き家](03004) [廃屋](03005) [麦畑](03006) [教会](03007) [村はずれの洞窟](03008) 03004 家はひっそりと静まり返っている。住んでいた人は逃げ出したようだ。 どこへ行きますか? [村の入口](03001) [酒屋](03002) [宿屋](03003) [廃屋](03005) [麦畑](03006) [教会](03007) [村はずれの洞窟](03008) 03005 家はひっそりと静まり返っている。住んでいた人は逃げ出したようだ。 どこへ行きますか? [村の入口](03001) [酒屋](03002) [宿屋](03003) [空き家](03004) [麦畑](03006) [教会](03007) [村はずれの洞窟](03008) 03006 君が麦畑を歩いていると、農夫が近づいてきた。 「なあ、キノコはみつかったかい? 落としたのは空飛ぶ馬みたいなモンスターの出るところだべ」 どこへ行きますか? [村の入口](03001) [酒屋](03002) [宿屋](03003) [空き家](03004) [廃屋](03005) [教会](03007) [村はずれの洞窟](03008) 03007 君が教会に入ると、エンシャは<金の卵>は見つかったかと尋ねた。 君がまだだと答えると、宣教師は突き放すように言った。 「神は怒っておられます。人々が信仰を放棄したからです。 早く貢物を、<金の卵>を持っていらしてください」 どこへ行きますか? [村の入口](03001) [酒屋](03002) [宿屋](03003) [空き家](03004) [廃屋](03005) [麦畑](03006) [村はずれの洞窟](03008) 03008 この洞窟は、かつて神々が住んでいた神殿につながる山岳地帯へ抜けることができる。 どこへ行きますか? [村の入口](03001) [酒屋](03002) [宿屋](03003) [空き家](03004) [廃屋](03005) [麦畑](03006) [教会](03007) [山岳地帯](03009) 03009 君が起伏が続く山岳地帯を進んで行くと、地上に落ちる巨大な影で空から何かがが近づいている事に気づいた! 飛来したのは、顏と翼は鷹、胴体から後ろは馬のヒポグリフと呼ばれる魔法生物だ。 君はヒポグリフと戦わなければならない。 [ヒポグリフを倒した](03109) [HPが0以下になった](05312) 03109 君は、ヒポグリフとの戦いの後、農夫が赤いキノコを落としたという付近を捜索した。 岩の狭間にベニテングタケが落ちているのを見つけた。 <ベニテングタケ>を手に入れた。 どこへ行きますか? [村はずれの洞窟](04008) [山岳地帯の外れ](04010) 03010 ここから先は、かつて神々の庭園に続いていた聖地であったという。 しかし今は、濃い霧が立ち込めており、近づくことができない。 [引き返す](03009) 04001 小さな女の子が道端に座り込んでいる。側には飼い犬が寄り添っていた。 女の子は独り言のように飼い犬に話しかけていた。 「神さまがおかくれになったわ。でも、神さまの使いがいらっしゃったからだいじょうぶ。きんのたまご、どこかに落ちてないかな…」 どこへ行きますか? [酒屋](04002) [宿屋](04003) [空き家](04004) [廃屋](04005) [麦畑](04006) [教会](04007) [村はずれの洞窟](04108) 04002 君は酒屋の前にいる。 扉をノックしても何の応答も無かった。 店の主人は留守のようだ。 どこへ行きますか? [村の入口](04001) [宿屋](04003) [空き家](04004) [廃屋](04005) [麦畑](04006) [教会](04007) [村はずれの洞窟](04108) 04003 君は宿屋の扉を開け、中に入った。 宿屋の主人が面倒くさそうに奥から出て来る。 君は、主人に夜まで休ませてもらえないかと尋ねた。 主人は少し迷ったようだが、頷いた。 「今日は営業はしていないが、まあいいだろう。 お代は結構だ。 これで少しは徳が積めるってもんだ」 君は部屋に案内された。 部屋に行く途中に巨大がガマがいたが、見て見ぬふりをした。 ガマはそれが不満だったのか、君の背中に「ゲコ」と声を掛けた。 君は案内された部屋でしばしの仮眠を取った。 (HPが1回復した) 君は目を覚ました。 外はすっかり暗くなっている。 さあ、出かける時間だ。 どこへ行きますか? [村の入口](05001) [酒屋](05002) [空き家](05004) [廃屋](05005) [麦畑](05006) [教会](05007) [村はずれの洞窟](05008) 04004 家はひっそりと静まり返っている。住んでいた人は逃げ出したようだ。 どこへ行きますか? [村の入口](04001) [酒屋](04002) [宿屋](04003) [廃屋](04005) [麦畑](04006) [教会](04007) [村はずれの洞窟](04108) 04005 家はひっそりと静まり返っている。住んでいた人は逃げ出したようだ。 どこへ行きますか? [村の入口](04001) [酒屋](04002) [宿屋](04003) [空き家](04004) [麦畑](04006) [教会](04007) [村はずれの洞窟](04108) 04006 君が麦畑を歩いていると、農夫が近づいてきた。 [農夫に<ベニテングタケ>を渡す](04106 "i1") [農夫に<ベニテングタケ>を渡さない](04206 "i1") [農夫に話しかける](04306 "f4") 04106 君が<ベニテングタケ>を渡すと農夫はとても喜んだ。 「ありがたやー。これはほんのお礼だべ」 農夫は別のキノコを君に手渡した。 君は栄養価の高いマッシュルームを食べた。 (HPが2回復した) どこへ行きますか? [村の入口](04001) [酒屋](04002) [宿屋](04003) [空き家](04004) [廃屋](04005) [教会](04007) [村はずれの洞窟](04108) 04206 君が<ベニテングタケ>は見つからなかったと答えると、農夫は悲しそうな表情をした。 「そうだか…。救われねえのかな…」 どこへ行きますか? [村の入口](04001) [酒屋](04002) [宿屋](04003) [空き家](04004) [廃屋](04005) [教会](04007) [村はずれの洞窟](04108) 04306 「宣教師様にキノコを献上できてほっとしただよ」 そう言って、農夫は立ち去った。 どこへ行きますか? [村の入口](04001) [酒屋](04002) [宿屋](04003) [空き家](04004) [廃屋](04005) [教会](04007) [村はずれの洞窟](04108) 04007 教会の扉は固く閉ざされていた。 中を覗いても、誰もいないようだ。 どこへ行きますか? [村の入口](04001) [酒屋](04002) [宿屋](04003) [空き家](04004) [廃屋](04005) [麦畑](04006) [村はずれの洞窟](04108) 04008 「おい、ソーサリアン…」 君が洞窟を抜けると男の声がした。 君は思わず身構えた。 「待て、おれは敵じゃない」 岩場の陰から、ひとりの男が姿を現した。 男は、自分は村に一軒しかない酒屋の者だと言う。 そうだ。確かに村の酒屋にこの男はいた。 男は君が手に持つキノコを見ると話し始めた。 「それは、<ベニテングタケ>じゃないか。 幻覚作用がある毒キノコだ。 あの宣教師め、これを香に混ぜて幻覚を見せていたんだな。 おい、そのキノコを宣教師に献上する為に頼まれたのなら、渡さんでくれ。 おかしな信者が増えるだけだぜ」 君は、酒屋がなぜこんな所にいるのか、と聞いた。 男は遠い目をした。 「…おれは昔、邪悪な巫女に身体を乗っ取られた事があるんだ。 おれにとって痛恨の出来事だった。 だから、その後の人生は、邪悪なものに細心の注意を払って生きてきた。 はっきり言おう。あの宣教師エンシャは邪悪だ! おれは1週間前、<金の卵>をロキアという娘から預かり、村を訪れるソーサリアンに渡すように頼まれた。 彼女の眼は澄んでいた。だからおれはそれを引き受けたのだ。 お前に<金の卵>を渡したい。 今、<金の卵>は村の外の安全な場所に隠してあるんだ。 村の者は危険だぜ。宣教師に洗脳されちまっている」 男は信頼できる人物のようだ。 君はどうすればよいか尋ねた。 「夜になったら、隠し場所から<金の卵>を持ってくる。 日が暮れたらもう一度ここに来てくれ。 いいか、夜になったらだぞ」 どこへ行きますか? [村の入口](04001) [酒屋](04002) [宿屋](04003) [空き家](04004) [廃屋](04005) [麦畑](04006) [教会](04007) [山岳地帯](04009) 04108 この洞窟は、かつて神々が住んでいた神殿につながる山岳地帯へ抜けることができる。 酒屋の主人の姿は見えない。 どこへ行きますか? [村の入口](04001) [酒屋](04002) [宿屋](04003) [空き家](04004) [廃屋](04005) [麦畑](04006) [教会](04007) [山岳地帯](04009) 04009 起伏の多い山岳地帯が続いている。 どこへ行きますか? [村はずれの洞窟](04008 "-f3") [村はずれの洞窟](04108 "f3") [山岳地帯の外れ](04010) 04010 ここから先は、かつて神々の庭園に続いていた聖地であったという。 しかし今は、濃い霧が立ち込めており、近づくことができない。 [引き返す](04009) 05001 村の入口には誰もいない。 どこへ行きますか? [酒屋](05002) [宿屋](05003) [空き家](05004) [廃屋](05005) [麦畑](05006) [教会](05007) [村はずれの洞窟](05008) 05002 酒屋の扉は固く閉じられている。 中には誰もいないようだ。 どこへ行きますか? [村の入口](05001) [宿屋](05003) [空き家](05004) [廃屋](05005) [麦畑](05006) [教会](05007) [村はずれの洞窟](05008) 05003 君が宿に戻ると主人が声を掛けた。 「また休みたかったら来てくれ。<金の卵>は見つかったかい?」 ここにはこれ以上用は無い。 どこへ行きますか? [村の入口](05001) [酒屋](05002) [空き家](05004) [廃屋](05005) [麦畑](05006) [教会](05007) [村はずれの洞窟](05008) 05004 家はひっそりと静まり返っている。住んでいた人は逃げ出したようだ。 どこへ行きますか? [村の入口](05001) [酒屋](05002) [宿屋](05003) [廃屋](05005) [麦畑](05006) [教会](05007) [村はずれの洞窟](05008) 05005 家はひっそりと静まり返っている。住んでいた人は逃げ出したようだ。 どこへ行きますか? [村の入口](05001) [酒屋](05002) [宿屋](05003) [空き家](05004) [麦畑](05006) [教会](05007) [村はずれの洞窟](05008) 05006 麦畑には誰もいない。 どこへ行きますか? [村の入口](05001) [酒屋](05002) [宿屋](05003) [空き家](05004) [廃屋](05005) [教会](05007) [村はずれの洞窟](05008) 05007 教会の扉は固く閉じられている。 中は暗く、誰もいないようだ。 どこへ行きますか? [村の入口](05001) [酒屋](05002) [宿屋](05003) [空き家](05004) [廃屋](05005) [麦畑](05006) [村はずれの洞窟](05008) 05008 この洞窟は、かつて神々が住んでいた神殿につながる山岳地帯へ抜けることができる。 酒屋の主人の姿は見えない。 どこへ行きますか? [村の入口](05001) [酒屋](05002) [宿屋](05003) [空き家](05004) [廃屋](05005) [麦畑](05006) [教会](05007) [山岳地帯](05009) 05009 君は起伏が続く山岳地帯を歩いている。 どこへ行きますか? [村はずれの洞窟](05008) [山岳地帯の外れ](05010) 05010 山岳地帯を進むと、だんだんと霧が濃くなってきた。 その霧の奥に人の出入りできそうな隙間がぽっかりと口を開けていた。 その隙間の前にひとりの男が倒れている。 この男は、酒屋の主人に間違いない! 君は駆け寄ろうとしたが、すぐに足を止めた。 その横には宣教師エンシャが立っていたのだ。 酒屋の主人は君に向かって叫んだ。 「すまない…<金の卵>を奪われた!」 エンシャはそれを遮るように声を上げた。 「何を言うか! <金の卵>は創造神への貢物として献上されたものぞ!」 君がエンシャに詰め寄ると、エンシャの身体は変化を始めた。 四肢はライオンのような獣に変化し、背中には巨大なコウモリの翼が生え、尾にはサソリのような毒針が付いている。 そして、顔だけは相変わらずエンシャのモノだ。 この異形のモンスターはマンティコアである。 君はこの怪物と戦うか? [マンティコアと戦う](05110) [逃げる](05210) 05110 マンティコアは翼を広げ、飛び立った。 空中で旋回すると、先端に毒針の付いた尻尾を向けて急降下してきた。 君はマンティコアのどこを狙って攻撃するか? [額](05310) [心臓](05410) [尻尾](05510) [NOILA-TEMを唱える](05810 "mNOILA-TEM") [EXPLOSIONを唱える](05910 "mEXPLOSION") 05210 マンティコアは翼を広げ、飛び立った。 空中で旋回すると、先端に毒針の付いた尻尾を向けて急降下してきた。 君は敵に背を向け、必死で逃げだしたが、敵の飛行能力は君の走る速さよりはるかに上だった。 マンティコアの毒針は、君の背中に深々と突き刺さった。 君の冒険はここで終わりだ…。 (End) 05310 額への渾身の一撃は、マンティコアに致命傷を与えた。 しかし、マンティコアの爪は君を切り裂き、君もまた深いダメージを負った。 (下の「ダメージ」ボタンをクリックする事) [HPが1以上である](05311) [HPが0以下になった](05312) 05311 ドサリ、とマンティコアは横倒しとなり、動く事は無かった。 君はマンティコアを倒したのだ。 マンティコアは多数の星の欠片を持っていた。 (全ての種類の星が 1 増えました) [君は酒屋の主人の元にかけよった](05710) 05312 君の意識は薄れていき、ついに倒れた。 冒険はここまでだ…。 05410 君が狙った心臓への一撃は、マンティコアに確かなダメージを与えた。 しかし、それと同時に、マンティコアの尻尾の毒針は、君の心臓に深々と突き刺さった…。 君の冒険はここで終わりだ…。 (End) 05510 君はマンティコアの尻尾を攻撃し、見事に先端の毒針をもぎ取った。 マンティコアは苦悶の叫び声をあげたが、最後の力で飛び立った。 敵は再び急降下してくる。 さあ、君はどこを狙うか? [額](05310) [心臓](05610) 05610 君が狙った心臓への一撃は、マンティコアの致命傷となった。 ドサリ、と敵は横倒しとなり、動く事は無かった。 君はマンティコアを倒したのだ。 マンティコアは多数の星の欠片を持っていた。 (全ての種類の星が 1 増えました) [君は酒屋の主人の元にかけよった](05710) 05810 君はNOILA-TEMの呪文を唱えた。 NOILA-TEMはマンティコアの致命的なダメージを与えた。 ドサリ、と敵は横倒しとなり、動く事は無かった。 君はマンティコアを倒したのだ。 マンティコアは多数の星を持っていた。 (全ての種類の星の欠片を持っていた為、NOILA-TEM使用による星の増減は無い) [君は酒屋の主人の元にかけよった](05710) 05910 君はEXPLOSIONの呪文を唱えた。 EXPLOSIONはマンティコアの致命的なダメージを与えた。 ドサリ、と敵は横倒しとなり、動く事は無かった。 君はマンティコアを倒したのだ。 マンティコアは多数の星を持っていた。 (全ての種類の星が 1 増えました) [君は酒屋の主人の元にかけよった](05710) 05710 酒屋の主人は、こちらに来るなというように手を振った。 「おれは大丈夫だ…。 <金の卵>は、エンシャの仲間の盗賊に奪われた…。 奴らはその霧の隙間から別の世界に行ったのだ…。 <金の卵>を追え、ソーサリアン!」 君は少しためらったが、命を懸けてでも<金の卵>を守ろうとした男の意思に従うべきだと思い直した。 君は、霧の隙間へ入って行った。 [霧の隙間を抜けると、そこは深い森だった](06001) 06001 君の目の前には巨大な森が広がっている。 空は明るい。あの濃い霧をくぐると時間や空間を飛び越えてしまうようだ。 ...いったいあの霧は何なのだろうか。 霧がこの世を侵食し始めたのはいつからだったろうか。 君は記憶の糸を手繰るが、全く思い出せなかった。 あの霧は記憶そのものを侵食しているのかもしれない。 あたりは静まり返っており、耳を澄ましても虫の声すら聞こえてこない。 森の中は薄暗く、入ってくるものをすべて飲み込んでしまいそうだ。 しかし、引き返すことはできない。 君が通ってきた霧の隙間は閉じてしまったのだ。 [先へ進む](06002) 06002 君はあたりに注意しながら森の小道を進んでいく。 しばらくすると、まわりの木々よりもひとまわり大きい巨木がそびえる小さな丘に出た。 丘から森を見渡すが、空と森の間は白くかすんでおり、いったいどれくらいの広さなのか見当もつかなかった。 「ソーサリアンさん」 突然、小さな声が聞こえた。 君はあたりを見回したが、誰もいない。 「上です。木の上です」 君は巨木を見上げた。 白い小鳥が巨木の枝にとまっていた。 なんと、小鳥が人語を話していたのだ。 「驚かないで。わたし、この森で魔法の修業をしているロキアです。 訳あって今はこの姿をしています。 ここは平和な森でした。 でも、ユーデリアという予言者が来てから、変わってしまいました。 以前追い払ったはずの盗賊たちが森に戻ってきたのです。 わたしのお師匠様はこの先に住んでいますが、家を盗賊たちに囲まれてしまい、中に引きこもっています。 でも大丈夫です。魔法結界で家を囲ってあるので盗賊たちは中に入る事はできません。 盗賊たちが来る直前、お師匠様は私に<金の卵>を託されました。 予言者がここに来たのはこのアイテムを狙っていたからです。 <金の卵>は、この世を分断するあの霧を一時的に祓い、異世界と接続する力を持っているのです。 お師匠様はあなた方に<金の卵>渡し、この森に導くようにとわたしに言いました。 あなたがあの辺境の村を通ることをお師匠様は知っていました。 だから私は<金の卵>の力で村へ行ったのです。 でも、すでにあの村には予言者の弟子、エンシャがいました。 予言者もお師匠様と同じく、未来のことが少しわかるらしいのです。 私はエンシャの術に染まっていない村人を探し出し、<金の卵>を託しました。 その後、私は身の危険を感じ、小鳥に姿を変えてここであなた方を待っていたのですが…。 あの酒屋のご主人様には気の毒な事をしてしまいました。 預言者は森の外れの洞穴の中に現れて信者の前で儀式を行います。 おそらく<金の卵>を盗んだ盗賊は、そこで預言者の出現を待っているでしょう。 <金の卵>が預言者に渡る前に取り返してください。 どうかお願いします」 [君は丘を降りた](06003) 06102 ここは森の端にある巨木がそびえる小高い丘だ。 木の枝に小鳥の姿はない。 濃い霧が迫っており、森の外へは出ることができないようだ。 [君は丘を降りた](06003 "-f7") [君は丘を降りた](06303 "f7") 06003 君が森の小道を進んでいくと、小屋が見えてきた。 どうやらここがロキアの言った、魔女の家なのだろう。 聞いていた通り、4人の盗賊が小屋を取り囲んでいる。 [通り過ぎる](06004) [4人の盗賊に戦いを挑む](06103) [丘に引き返す](06102) 06103 君は短刀を手にした4人の盗賊と戦わなければならない。 [4人の盗賊を倒した](06203) [HPが0以下になった](05312) 06203 君は魔女の家に近づいた。 が、見えない壁が家の周りを囲っており、近寄ることができない。 これが魔女が構築した結界なのだろう。 [森の奥へ進む](06004) [丘に引き返す](06102) 06303 君は魔女の家にやってきた。 見えない壁が家の周りを囲っており、近寄ることができない。 これが魔女が構築した結界なのだろう。 [森の奥へ進む](06004) [丘に引き返す](06102) 06004 暗い森の中に少しだけ日が差し込んでいる場所があった。 そこには色とりどりの花が植えてあった。 ここは花畑だ。 どこへ行きますか? [森の奥へ進む](06306 "f9") [森の奥へ進む](06006 "-f9") [魔女の家に引き返す](06303 "f7") [魔女の家に引き返す](06003 "-f7") 06006 君が森の小道を進んでいくと、人の声が聞こえてきた。 よく見ると男が巨木に縄で縛りつけられている。 君は木陰に隠れながら、そっと近づいてみた。 2人の盗賊が短刀を片手に男を脅しているようだ。 君は聞き耳を立ててみた。 「献金をしない者はこうなるのだ。信仰が足りない信者は悪である」 「助けてください…もう私には一銭も無いんです…」 「つべこべ言うな! 借金でもすればいいだろうが!」 さて君はどうするか。 [2人の盗賊に戦いを挑む](06106) [通り過ぎる](06007) [花畑に引き返す](06004) 06106 君は短刀を持った2人の盗賊と戦わなければならない。 [盗賊たちを倒した](06206) [HPが0以下になった](05312) 06206 君は男の縄をほどいた。 男は膝をつき、涙を流した。 「助けて頂き、ありがとうございます。 私は創造神の信者です。 私と同じ信者はこの先の洞窟で熱心に預言者の声に耳を傾けています。 私はこれまで預言者に献金を続けてきました。 でも…目が覚めました。 預言者は盗賊たちを使って我々から金をむしり取っていただけだったと分かったのです。 私はバカだった…。 もう洞窟には戻りません。 これを受け取ってください」 君は男から<信者の証>を得た。 「さようなら。ご恩は忘れません」 男は森の奥へ立ち去った。 どこへ行きますか? [森の奥へ進む](06007) [花畑に引き返す](06004) 06306 ここには巨木があるだけだ。 どこへ行きますか? [森の奥へ進む](06007) [花畑に引き返す](06004) 06007 君が森の小道を進んでいくと、ごつごつとした岩山が見えてきた。 その岩山には人影がある。 よく見ると岩山には裂け目があり、そこから洞窟に入れるようだ。 人影はおそらく番人なのだろう。 身なりから、番人は盗賊ではないようだ。 さて君はどうするか。 [番人に挨拶をする](06107) [番人に戦いを挑む](06207) [引き返す](06306 "f9") [引き返す](06006 "-f9") [CHANGE-AIRを唱える](06307 "mCHANGE-AIR") 06107 君が番人に挨拶をすると、番人は言った。 「ここから先は信者でなければ入る事はできません。 <信者の証>を見せてください」 さて君はどうするか。 [番人に<信者の証>を見せる](06507 "f9") [番人に戦いを挑む](06207) [引き返す](06306 "f9") [引き返す](06006 "-f9") [NOILA-TEMを唱える](06407 "mNOILA-TEM") [EXPLOSIONを唱える](06407 "mEXPLOSION") 06207 君は番人に襲い掛かった。 番人は君の一撃によって倒れる直前、危険を知らせる小笛を吹いた。 すると、洞窟の中から小笛を聞きつけた何十人もの盗賊と信者たちが雪崩のように襲い掛かってきた。 多勢に無勢だ。 君は身ぐるみはがされ、洞窟の地下牢に放り込まれた。 君の冒険はここで終わる…。 (End) 06307 君はCHANGE-AIRの呪文を唱えた。 君は風のように姿を消し、番人に気づかれることなく、横をすり抜けた。 [君は洞窟に入った](08008) 06407 君は呪文を唱えた。 番人は危険を察知し、持っていた小笛を吹いた。 君の放った魔法で番人は倒れたが、洞窟の中から小笛を聞きつけた何十人もの盗賊と信者たちが雪崩のように襲い掛かってきた。 多勢に無勢だ。 君は身ぐるみはがされ、洞窟の地下牢に放り込まれた。 君の冒険はここで終わる…。 (End) 06507 君は番人に<信者の証>を見せた。 「あなたは同士です。創造神のご加護を!」 番人は君を通してくれた。 [君は洞窟に入った](08008) 08008 洞窟の中は薄暗い回廊が続いていた。 その回廊に沿って、いくつかの部屋がある。 一番手前には大きな扉があり、中からざわついた大人数の声が聞こえる。 大きな扉の前には信者と思われる番人が立っていた。 その先には扉のない部屋があり、酒樽が覗いている。 酒蔵の向かいには小さな扉がある。番人の詰め所のようだ。 そして、一番奥には鉄格子の扉がある。あれは牢獄だ。 君はどこへ行くか? [大広間](08009) [酒蔵](08010 "-f10") [酒蔵](08310 "f10") [詰め所](08011) [牢獄](08012 "-f11") [牢獄](08212 "f11") 08009 君が大広間の中を覗くと、たくさんの老若男女が座り込んでいるのが見えた。 この者たちはユーデリアの出現を待っているようだ。 入口にいた信者の男が一人近づいてきた。 「この部屋に入るには合言葉が必要です」 合言葉を知っている場合は入力する事。 [「忘れた」](08109) [信者に襲い掛かる](08209) [ごまかして大広間から離れる](08008) [CHANGE-AIRを唱える](08309 "mCHANGE-AIR") [08409](X) 08109 君はうっかり忘れたから通して欲しいと男に言った。 だが、男は首を横に振った。 君はどうするか? [信者に襲い掛かる](08209) [ごまかして大広間から離れる](08008) [CHANGE-AIRを唱える](08309 "mCHANGE-AIR") 08209 君は信者に襲い掛かった。 信者は大声で助けを呼ぶ。 その声を聴いた信者たちが大広間の中から雪崩のように襲い掛かってきた。 多勢に無勢だ。 君は身ぐるみはがされ、牢獄に連れていかれた。 君の冒険はここまでだ…。 (End) 08309 君は信者から少し離れ、CHANGE-AIRの呪文を唱えた。 君の身体は風になり、信者の脇をすり抜けた。 [君は大広間に潜入した](08509) 08409 君が合言葉を伝えると、信者は通してくれた。 「創造神のご加護を!」 [君は大広間に潜入した](08509) 08509 大広間の床には所狭しと信者たちが座り込み、預言者の出現を待っていた。 部屋の奥の壁には祭壇が置かれ、そこにはレリーフが祭られていた。 レリーフには身体は人型だが頭部が爬虫類の異形の神が描かれている。 君は少し空いている場所を見つけ、同じように腰を下ろした。 すると、後ろから来た体格のいい男が君の隣にドッカと座り込んだ。 この男の身なりは盗賊のものだ。 「ソーサリアンだな」 君は身構えた。 「心配するな。敵じゃない。俺の名はドギ。 古い友人から<金の卵>探しを手伝うように頼まれてな。 ここの盗賊団に紛れ込んでいたんだ。 おっと、もうすぐ奴がお出ましになる時間だ。 ありがたい預言者様のお顔が拝めるぜ」 この男の言葉を信用してよいものだろうか。 君が思案していると、大広間の奥から白い神官服の男が現れた。 信者たちから歓声が上がる。 「ユーデリア様! 私たちの救世主!」 「ユーデリア様! 望みを叶えてください!」 ユーデリアと呼ばれた男が祭壇の前に立つと、水を打ったように静まり返った。 「皆の衆、今日もよく集まってくれた。 創造神は信じる者に情け深く、信じぬ者に冷徹じゃ。 世の中は邪神の信仰に満ちている。 王都が滅びたのは創造神の怒りの証明じゃ。 このわしが創造神の怒りを抑えていなければ、とっくにここにも滅びが訪れておった。 さあ、皆の信仰の証明をするのじゃ」 信者の一人が叫んだ。 「私は全財産を差し上げます!」 「よろしい。創造神はお喜びになる。 この者の信仰は、皆の衆を救うであろう」 ユーデリアが呪文を唱えると、その信者はその場にうつ伏せに倒れた。気を失ったようだ。 君の隣にいるドギが囁いた。 「信者はユーデリアに夢を見させられているんだ。 俺が思うにその術は本物だが、創造神とは全く関係ねえ。 単に幻影を見ているに過ぎんのだ」 しばらくすると、信者は気が付いたようだ。突然立ち上がり、叫んだ。 「今、未来を見ました! 前より明るい未来でした!」 ユーデリアは低い声で言った。 「そうだとも。わずかだが信仰が創造神に届いたのじゃ。他にはおらぬか」 別の信者が立ち上がった。 「私は、この<金の卵>を差し上げます!」 ユーデリアの目が光った。 「おお、これは…」 するとドギが立ち上がり、その信者に叫んだ。 「ちょっと待て! お前、そのお宝をどこで手に入れた?」 「これは私が全財産を投じて買い取ったものです。 ユーデリア様にとって重要なものと伺っております」 「お前は騙されているんだ! これは森の魔女のものだ! 盗賊が奪った盗品だぞ!」 「何をおっしゃいます。あなたはまさか私を妬んでいるのではないのですか」 「バカ! 目を覚ませ!」 ユーデリアは右手に持った杖を振りかざした。 「やめるのじゃ! ここでの争いは許さぬぞ!」 ユーデリアは呪文を唱えた。 辺りは真っ暗になり、何も見えなくなった。 次の瞬間、君は別の場所にいた。 [そこは石造りの迷宮だった](10001) 08010 君が酒蔵を除くと、大きな樽の向こうから話し声が聞こえてきた。 どうやら盗賊たちが酒を飲んでいるようだ。 「昼間っから飲む酒はうめえなあ」 「宗教ってのはいい商売だ。真面目に泥棒をやるのがバカらしくなるぜ」 「預言者様は俺たちの救世主だ」 [盗賊に戦いを挑む](08110) [酒蔵から離れる](08008) 08110 君は短刀を持った3人の盗賊と戦わなければならない。 [盗賊たちを倒した](08210) [HPが0以下になった](05312) 08210 盗賊の一人が、鍵束を持っていた。 鍵の一つには「牢獄」と書いてある。 君は<牢獄の鍵>を手に入れた。 [酒蔵を出る](08008) 08310 酒蔵には君が倒した3人の盗賊の死体がある。 [酒蔵を出る](08008) 08011 詰め所には3人の信者がいた。 君があいさつをすると、信者の一人が君に訴えるように言った。 「私は創造神の降臨を信じています。祈りは必ず届きますよね」 君が適当に相槌を打つともう一人の信者が話し始める。 「創造神がこの世界を創ったのです。 でもなぜ神があんなにたくさんの金を欲しがるのか、分かりません」 「私はユーデリア様を信じます。 なぜならあの方は我々に未来の世界を見せてくれるのですから」 この男たちは狂信的だ。関わらない方がよさそうだ。 [詰め所を出る](08008) 08012 君が牢獄に近づくと、中に一人の男が閉じ込められているのが分かった。 男は君の姿を見ると、鉄格子の近くに顔を寄せてきた。 「助けて下さい…私にはもう一銭も無いんです…」 しかし扉は施錠されており、開ける事はできない。 [牢獄から離れる](08008) [鍵を使って開けてやる](08112 "f10") 08112 君が牢獄の扉を開けると、男はおどおどしながら出てきた。 「ありがとうございます…。このご恩は一生忘れません。 私は全てを預言者に捧げてしまい、一文無しです。 何も差し上げる事はできませんが、唯一あなたの助けになりそうな事を教えます。 それは、この洞窟の通行に使える合言葉です」 信者は君に「合言葉は"08409"」と告げ、立ち去った。 [牢獄から離れる](08008) 08212 牢獄には誰もいない。 [牢獄から離れる](08008) 10001 君は石造りのダンジョンに迷い込んだようだ。 四方の壁に扉があり、方角が示されている。 部屋の壁には泉があるだけで、他には何もない。 どこへ行きますか? [東](10002) [西](10003) [南](10004) [北](10007) 10002 君が部屋に入ると蛇の尾を持つ鶏のような怪物、コカトリスが襲い掛かってきた。 君はこのモンスターと戦わなければならない。 [コカトリスを倒した](10102) [HPが0以下になった](05312) 10102 この部屋には、東、西、北の壁に扉がある。 どこへ行きますか? [東](10003) [西](10001) [北](10008) 10003 この部屋にも四方の壁に扉がある。 壁には石版がある。 石版にはメッセージが刻まれていた。 "You must record structure of this dungeon if your life is precious." どこへ行きますか? [東](10001) [西](10002) [南](10006) [北](10009) 10004 君が部屋に入ると黒い一角獣、ダークユニコーンが襲い掛かってきた。 君はこのモンスターと戦わなければならない。 [ダークユニコーンを倒した](10104) [HPが0以下になった](05312) 10104 この部屋には西、南、北の壁に扉がある。 どこへ行きますか? [西](10006) [南](10007) [北](10001) 10005 この部屋には南の壁に扉がある。 部屋の壁には泉がある。 そして、部屋の中心には下りの階段があった。 どこへ行きますか? [南の扉から部屋を出る](10008) [階段で下へ](10010) 10006 この部屋には東、南、北の壁に扉がある。 壁には石版がある。 石版にはメッセージが刻まれていた。 "Buzzati has a force of Chaos." どこへ行きますか? [東](10004) [南](10009) [北](10003) 10007 君が部屋に入る悪寒が身体を貫いた。 突如部屋の中央にスタッフを持ち、黒いローブを着た妖術師が姿を現した。 デスチャロナだ。 君はこのモンスターと戦わなければならない。 [デスチャロナを倒した](10107) [HPが0以下になった](05312) 10107 この部屋にも四方の壁に扉がある。 どこへ行きますか? [東](10008) [西](10009) [南](10001) [北](10004) 10008 この部屋にも四方の壁に扉がある。 部屋の壁には泉があるだけだ。 どこへ行きますか? [東](10009) [西](10007) [南](10002) [北](10005) 10009 この部屋にも四方の壁に扉がある。 壁には石版がある。 石版にはメッセージが刻まれていた。 "You will come again on this dungeon." どこへ行きますか? [東](10007) [西](10008) [南](10003) [北](10006) 10010 階段を下り、薄暗い部屋を少し進むと、大音量の声が響き渡った。 「神を畏れよ。さもなくば、破滅は免れぬ!」 この声は、ユーデリアのものだ。 そのとき、部屋の壁を突き破り、ひとりの男が飛び出てきた。 「なに言ってやがる! 民衆を苦しめて、何が救世主だ!」 この男は祭壇の大広間で君の隣にいた盗賊、ドギだ。 薄暗い部屋の奥がまぶしく光り、その中から神官服を着た人の3倍はある背丈の巨人が出現した。 あれは、巨大化したユーデリアだ。 「どうした。これでも畏れぬか。わしは人知を超えた救世主だ」 「笑わせるな! 全て幻影じゃねえか! コケ脅しもいい加減にしろ!」 「お前は盗賊じゃな。何を生意気な」 「俺はお前のカラクリを調べる為、盗賊団に紛れ込んでいた。はっきり分かったぞ。 お前は民衆の不安につけ込み、未来の姿と称して幻影を見せ、 盗賊を使って信者となった者から金を巻き上げているただの詐欺師だ!」 「浅はかな。わしは人を差別せぬ。わしから見れば盗賊とて民衆のうちであり、 わしの信者の一員じゃ。信じる者の望みに応えるは、創造神のご意思」 「ああそうかい。本当に創造神の声を聞いているのかい?」 「聞いているとも…この世界が滅びに向かう理由はわしだけが知っている」 「じゃあ、ペンタウァはなぜ滅びたのか、なぜ滅びを止められなかったのか、言ってみろよ!」 「…恐ろしい。創造神に疑問を投げかける事など誰もできはしないのじゃ」 「ごまかすな! それはお前が腰抜けだからだよ!」 「おのれぇ、無礼者! ここから出さぬぞ!」 ユーデリアの言葉が終わると同時に地面が揺れ始め、下りてきた階段は崩れてしまった。 地震は続き、今度は天井の破片が落ちてくる。ここにいるのは危険だ。 ドギは自分が飛び出てきた穴に向かい、君に言った。 「早く、この中へ」 [ドギを追う](10011) 10011 穴をくぐると、そこは花畑が広がる美しい村だった。 君は思い出した。ここはラミアの村である。 いったいこの世界はどうなっているというのだ。 頭を整理しようとしたが、依然として君の記憶には霧ががかかったままだ。 ドギの後を追うと、赤毛の剣士が待っていた。 「面倒かけたね。やはり盗賊の世界に入るにはドギが適任だよ」 君は、この世界はどうなってしまったのかを赤毛の剣士に訊いた。 「ここは君が住む世界とは別の世界なんだ。 でも今はカオスが広がり、破壊がこの世界までに及んでいる。 その影響で、本来結合していた世界が分断され、結合されるべきでない異世界と結合した。 エティスは、カオスを正しい流れに戻そうとしているんだ」 ドギが後を続けた。 「ユーデリアはこのカオスは創造神の怒りだと言っていた。 何を根拠にそう言いだしたのかは分からねえ。 奴はなんだかよくわからないモノを創造神だと信じ、まやかしの術を使っていたんだ。 ソーサリアン、お前の世界でユーデリアは<金の卵>を手に入れた。 <金の卵>の力を使い、森から脱出する気だろう。 奴を追うんだ」 「ここでお別れだね。幸運を祈るよ!」 「じゃあな!」 [君は大広間で目を覚ました](11009) 11003 君が魔女の家に近づくと、鶏のような怪物と妖術師が襲い掛かってきた。 コカトリスとデスチャロナだ。 [戦いに勝利したら魔女の家の扉を叩く](11103) [HPが0以下になった](05312) 11103 君は魔女の家の扉を叩いた。 扉が開き、中から若草色のローブを着た少女が出てきた。 「無事でよかったわ。私、ロキアです。中に入って」 ロキアはそういうと部屋の中に向かって呼びかけた。 「お師匠様、ソーサリアンさんです」 君が扉をくぐると、中は数々の薬草や大瓶小瓶が並べられ、大きな鍋もある部屋だった。 その中で目立つのは金色の鳥かごに入っている鶏だった。 君がその部屋の様子に目を奪われていると、不意に声がした。 「それは、<金の卵>を産む鶏じゃ」 隣の部屋の扉が開くと、ひとりの魔女が入ってきた。 森の魔女、フリージだ。 (フリージは、君の状態をみて治癒をしてくれる。 状態異常の場合は、正常に戻す事) 君は挨拶もそこそこに、濃い霧の正体とユーデリアがなぜ<金の卵>を欲していたのかを尋ねた。 「あの霧の正体はカオスじゃ。秩序を分断し、全てを無に帰す力じゃ。 なぜ、そんなモノがあるのかじゃと? それは間違いなく、カオスの力を操る者がおるからじゃ。 カオスの力を自在に操る者はもちろん人ではない。 人類が生まれる前、地上を支配していたブザッティの一族だけが、それをできるのじゃ。 カオスの力に唯一対抗できるのが、神から授けられた鶏が産む<金の卵>じゃ。 <金の卵>を持っておれば、分断する霧を祓う事ができる」 「でも、<金の卵>はユーデリアの手に渡ってしまったの」ロキアが続けた。 「ユーデリアは<金の卵>の力を使い、霧の向こうへ立ち去ったの。 ユーデリアが旅立ったとき、少しの間、異世界と空間が繋がったの。 そしたら、向こうの世界からモンスターが押し寄せたのよ。 モンスターの攻撃で盗賊や信者達は石化してしまったわ」 「ユーデリアは、<金の卵>の力で霧の向こうの世界に旅立ったのじゃ。 奴はカオスを操るものから夢の啓示を受けておった。 その啓示を創造神の意志と信じていたのじゃ。 その世界に旅立つため、奴は<金の卵>を欲しておった」 君は、奴を追うにはどうすればよいのか、とフリージに訊いた。 フリージはフン、と鼻をならした。 「わしは1度だけお前をユーデリアのいる異世界に送り込むことができる」 「お師匠様!」ロキアが怯えたような声を上げた。 フリージはロキアに諭すように言った。 「この者なら大丈夫じゃ。エティスが認めたのじゃからの。 …ロキアよ。星の欠片と本を」 ロキアは、奥の部屋から木箱と大きな本を持ってきた。 「ブザッティとの戦いにはこれが役に立つじゃろう」 ロキアは木箱を開けた。木箱には星の欠片が入っていた。 (全ての種類の星が 1 増えました) 君が礼を言うと、フリージは君を正面から見据えた。 「あちらの世界に行き、<金の卵>を取り戻すのじゃ。 そして<金の卵>をカオスの根源であるブザッティにぶつける、 それがエティスがそなたに与えた使命じゃ」 君はうなずいた。 「ではこの本を持つのじゃ」 君は<英雄の絵本>を得た。 「その本のしおりを挟んであるページを開くのじゃ」 「ここでお別れね。また、会える日があるといいな」 「心配するな。この世界はそうたやすく壊れぬわ。さらばじゃ」 君は、<英雄の絵本>を開いた。 そこには、“ゼロの創造 最終章”と書かれていた。 [君は一瞬にして異世界へ移動した](12001) 11004 暗い森の中に少しだけ日が差し込んでいる場所があった。 そこには色とりどりの花が植えてあった。 ここは花畑だ。 どこへ行きますか? [洞窟の方へ引き返す](11006) [魔女の家へ進む](11003) 11006 君は巨木の近くまで来た。 巨木の周りには石化した信者や盗賊が転がっている。 どこへ行きますか? [花畑へ進む](11004) [洞窟へ引き返す](11007) 11007 ここは洞窟の入口だ。 番人が立っている。 君は話しかけようとしたが、あきらめた。 彼も石と化していたのだ。 どこへ行きますか? [洞窟から離れる](11006) [洞窟へ引き返す](11008) 11008 ここは薄暗い回廊が続く洞窟だ。 回廊のいたるところに石化した盗賊と信者が転がっていた。 皆一様に、何かから逃げ出そうとした姿のままだ。 何があったのだろうか。 どこへ行きますか? [大広間](11009) [酒蔵](11010) [詰め所](11011) [牢獄](11012) [洞窟を出る](11007) 11009 大広間にはたくさんの信者がいた。 しかし、話し声は聞こえず、静まり返っている。 君は一人の信者にそっと触れ、全てを理解した。 信者は全員、石化していたのだ。 [大広間を出る](11008) 11010 酒蔵には誰もいない。 乱雑に酒瓶が転がっているだけだ。 [酒蔵を出る](11008) 11011 詰め所の入り口付近に石化した二人の信者が倒れている。 部屋の奥からカチカチという音が聞こえ、君は注意深くそちらへ向かった。 詰め所の奥にある机の下を除くと、そこに生き残った信者が一人縮こまっていた。 カチカチという音は、この男の歯の鳴る音だ。 「恐ろしい…。突然モンスターが現れ、みんな石化してしまった…。 これは、創造神の怒りなのでしょうか。世界は滅ぶのでしょうか。 ああ、ユーデリア様! 助けて下さい。どこへ行かれたのですか…」 男に話しかけたが、君は拒絶された。 あまりの恐怖で机の下から出る事はできないようだ。 [詰め所を出る](11008) 11012 牢獄の扉は開いており、中には誰もいないようだ。 [牢獄を出る](11008) 12001 君は再び石造りのダンジョンに落ちたようだ。 四方の壁に扉があり、方角が示されている。 部屋の壁には泉があるだけで、他には何もない。 どこへ行きますか? [東](12002) [西](12003) [南](12004) [北](12007) 12002 君が部屋に入ると蛇の尾を持つ鶏のような怪物、コカトリスが襲い掛かってきた。 君はこのモンスターと戦わなければならない。 [コカトリスを倒した](12102) [HPが0以下になった](05312) 12102 この部屋には、東、西、北の壁に扉がある。 どこへ行きますか? [東](12003) [西](12001) [北](12008) 12003 この部屋にも四方の壁に扉がある。 壁には石版がある。 石版にはメッセージが刻まれていた。 "You must record structure of this dungeon if your life is precious." どこへ行きますか? [東](12001) [西](12002) [南](12006) [北](12009) 12004 君が部屋に入ると黒い一角獣、ダークユニコーンが襲い掛かってきた。 君はこのモンスターと戦わなければならない。 [ダークユニコーンを倒した](12104) [HPが0以下になった](05312) 12104 この部屋には、西、南、北の壁に扉がある。 どこへ行きますか? [西](12006) [南](12007) [北](12001) 12005 君が部屋に入ると四方の壁に濃い霧がかかった。 部屋の中心には下りの階段がある。 そして、部屋の片隅に神官服の男が倒れていた。 ユーデリアだ。 君はユーデリアに近寄った。 まだ息はある。だが、その顔はすでに死期を悟っているようだった。 「信じてくれ…。わしは…騙すつもりはなかったのじゃ…。 本気で…皆を、救おうとしておっただけじゃ…。 創造神は…最後の望みじゃった… だから神の声を…できるだけ早く多くの衆に…広める為に… 魔術と盗賊を…利用していたのじゃ。 じゃが…お、恐ろしい…。わしが…創造神だと信じていたモノは… は、破壊神じゃった…。この下にいるのは…破壊神の使いじゃ…。 こ、これを…」 ユーデリアは右手を差し出し、息絶えた。 その右手には、<金の卵>が握られていた。 君は、見開いたユーデリアの瞼を閉じてやった。 そして、彼の右手から<金の卵>を受け取った。 君は立ち上がり、階段に向かう。 そのとき、背後から、君に呼びかける声が聞こえた。 「ソーサリアン…」 君は振り向くが、そこにはユーデリアの死体があるだけだ。 「驚くでない…儂じゃよ…エティスじゃよ… 死人の口を使うのは気持ちよいものではないがな…」 なんと、ユーデリアの口を使って、エティスが話しているのだ。 「ソーサリアンよ、よくぞここまで来た。 この先には、カオスの根源がいる。 <金の卵>はそれを倒すただ一つの力じゃ。 もうすぐおぬしの冒険も終わる…いや、ひとつの終わりは始まりでもある…。 さあ、行くのじゃ、ソーサリアンよ…」 君は、その場から動かなかった。 「どうした。なぜ行かぬ… …なに? ペンタウァは本当に滅びたのか、だと? … …… ……… うむ…… ここまでやってきたぬしらにならば、 語っておくべきであろうな。 滅びを理解するには、創生を知らねばならぬ。 この世界は、かつて創造神によって創られた。 天地の境すら無い世界――カオス――の中から、原初の力を結集し、 世界を生み出す力、それを持っているのは創造神だけじゃ。 その唯一無二の力に憧れるあまり、人々は創造神を信仰する。 その生まれ変わりのようにふるまう輩――ユーデリアのような――は、 昔から多くいた。確かに彼らの術は創造神の声を聞くことができるのかもしれぬ。 しかし、彼らは創造神の本質を見抜くことができず、その活動は この世界の創造神信仰を利用した金集めに成り下がっておる。 創造神はわしらの信仰に媚びる存在ではない。 わしらが望むものを与えてくれることはない。 彼は自らが創り出した世界を維持する役目は負わぬのじゃ。 創造神が次に我々に与えるもの――それは何か? それは、創造の裏にあるものじゃ。 新しい世界を創造するには、まず全てのものを破壊し、一度ゼロに戻す必要があるのじゃ。 ゼロを創造する力。それが、創造神の持つ他の追随を許さない恐るべき力なのじゃ。 ユーデリアはそれを読み違えた。 奴が破壊神としていたものこそ、創造神の本質。 つまり、創造と破壊は表裏一体という事じゃ。 わしらは、カオスの原初が集うた存在を、 破壊神、あるいは暗黒の竜――キングドラゴンと呼ぶ。 キングドラゴンは、物質界を散逸させ、カオスの中に呑みこむことで、 天上界の、七惑星の神々の力をも己が懐に取り込もうする存在じゃ。 力の奔流、無秩序な力の決壊、渦巻く暗黒―― それが暗黒竜の本質であり、唯一の在り方であるとも言えよう。 そこに、我々が言うところの意志は存在せぬ。 ただ、本質への回帰があるのみなのだ。 暗黒界から流れ出る原初の力――カオスは、物質界に力を与え、 天上界から流れ出る七惑星の恵みが、それに形を与える。 そして、時の流れと共に、物質は滅び、破壊される。 それは創造神が生み出した世界の理じゃ。 滅び、解放された力は、天上界へ、暗黒界へと還っていくのだ。 物質界とは、天上界と暗黒界の力を還流させるための<場>であるとも言えるかな。 その渦の中で世界は安定を保ち、力がひとところに澱むことなく発展してきたのだ。 しかし、 天上界の本質が秩序であるのと同じく、 暗黒界の本質はカオスにある。 秩序あるカオスの流れとは、 そもそもが矛盾であり、不安定な安定であったのだよ。 カオスが性たる暗黒界の力は、やがて大きな流れとなって、 物質界を、ペンタウァを襲った。 ペンタウァの滅びとは、この事じゃ。 それを破壊神の侵略として、戦いを挑むか? 創造神の次の世界の創造として、共生の道を探すか? 創造神信仰の本質は、そこにあるのじゃよ。 なに、心配するでない。 この世界とて、なにもしておらぬわけではない。 あの赤毛の剣士や儂のような破壊神の目の届かぬ<絆人>が存在しておるのじゃからな。 カオスに秩序ある流れを取り戻せば、霧散した世界は復元される。 さて……すっかり長く話し込んでしまった。 さあ、行くがよい。 儂の蒔いた種が、そろそろ芽吹く頃合いじゃ。 おぬしもまた、その種のひとつ。 ここで立ち止まっていてもらっては、困るのだよ」 エティスは少し口元に笑みを浮かべた。 ユーデリアの死に顔は、もうなにも語る意志はないようだ。 [階段から下へ](12010) 12006 この部屋にも四方の壁に扉がある。 壁には石版がある。 石版にはメッセージが刻まれていた。 "Buzzati has a force of Chaos." どこへ行きますか? [東](12004) [西](12005) [南](12009) [北](12003) 12007 君が部屋に入る悪寒が身体を貫いた。 突如部屋の中央にスタッフを持ち、黒いローブを着た妖術師が姿を現した。 デスチャロナだ。 君はこのモンスターと戦わなければならない。 [デスチャロナを倒した](12107) [HPが0以下になった](05312) 12107 この部屋には四方の壁に扉がある。 どこへ行きますか? [東](12008) [西](12009) [南](12001) [北](12004) 12008 この部屋には、東、西、南の壁に扉がある。 部屋の壁には泉があるだけだ。 どこへ行きますか? [東](12009) [西](12007) [南](12002) 12009 この部屋にも四方の壁に扉がある。 部屋の壁には泉があるだけだ。 どこへ行きますか? [東](12007) [西](12008) [南](12003) [北](12006) 12010 階段を降りると、そこには濃い霧…いやカオスが渦巻いていた。 君が<金の卵>をかざすと、<金の卵>は光を発し、カオスはそれを避けるように隙間を作った。 [君は霧の隙間に入っていった](13001) 13001 君は<金の卵>の光を頼りにカオスの渦の中を進んでいく。 すると、濃い霧の向こうに巨大な影が浮かび上がった。 人の3倍の背丈はあるだろう。 爬虫類のような頭部を持ち、神官服を着ている獣人。 両手には巨大な剣を握っている。 これがブザッティだ。 ![ブザッティ](buzatti.png) 君はブザッティに<金の卵>をぶつけ、カオスを断ち切らなければならない。 <金の卵>は一個だけだ。確実に当てる必要があるが… 君はどうするか? [ブザッティに接近する](13002) [ここから<金の卵>を投げる](13013) [CHANGE-AIRを唱える](13003 "mCHANGE-AIR") [LIGHT-CROSSを唱える](13004 "mLIGHT-CROSS") [NOILA-TEMを唱える](13006 "mNOILA-TEM") 13002 君は<金の卵>を確実に当てるため、ブザッティに接近した。 ブザッティはまだ君に気づいていないようだ。 もう少しで射程圏内というところまで来たところで、 君の身体にドンッと凄まじい衝撃が走った。 (下の「ダメージ」ボタンを2つともクリックする事) [HPとMPが両方とも1以上である](13102) [HPとMPのどちらかが0以下になった](05312) 13102 この見えない壁は、ブザッティの周囲に張られた結界だ。 君はどうするか? [身を固くし、結界を突破する](13005) [ここから<金の卵>を投げる](13013) [CHANGE-AIRを唱える](13003 "mCHANGE-AIR") [LIGHT-CROSSを唱える](13004 "mLIGHT-CROSS") [NOILA-TEMを唱える](13006 "mNOILA-TEM") 13003 君はCHNAGE-AIRの呪文を唱えた。 君の姿は消えた。風のようにブザッティに近づく。 ブザッティはまだ君に気づいていないようだ。 しかし、ブザッティの周囲には結界が張られており、 君が結界を越えようとするとCHANGE-AIRは無効化された。 君はどうするか? [身を固くし、結界を突破する](13005) [ここから<金の卵>を投げる](13013) [LIGHT-CROSSを唱える](13004 "mLIGHT-CROSS") [NOILA-TEMを唱える](13006 "mNOILA-TEM") 13004 君はLIGHT-CROSSの呪文を唱えた。 君の目の前に現れた聖印は一直線にブザッティに向かったが、 ブザッティの周囲に張られた結界に阻まれ、無効化された。 君はどうするか? [身を固くし、結界を突破する](13005) [ここから<金の卵>を投げる](13013) [CHANGE-AIRを唱える](13003 "mCHANGE-AIR") [NOILA-TEMを唱える](13006 "mNOILA-TEM") 13005 この結界を突破できるかどうかは、神の加護に関係している。 表示されている2つのダイスの値とKRMを比較せよ。 [ダイスの値の両方とも君のKRM以下だ](13009) [ダイスの値のどちらかが君のKRMより大きい](13014) 13006 君はNOILA-TEMの呪文を唱えた。 放たれた光線は一直線にブザッティに向かった。 だが光線が命中する直前、見えない壁にぶつかり霧散した。 見えない壁はブザッティの周囲に張られた結界だ。 NOILA-TEMは結界の力を弱めたようだ。 ブザッティはその事に気づき、ゆっくりと君に近づいてくる。 君はどうするか? [結界を突破する](13008) [<金の卵>を投げる](13013) [LIGHT-CROSSを唱える](13012 "mLIGHT-CROSS") [NOILA-TEMを唱える](13007 "mNOILA-TEM") 13007 君はNOILA-TEMの呪文を唱えた。 放たれた光線は一直線にブザッティに向かい、命中した。 ブザッティは苦悶の叫び声を上げた。 ブザッティの周囲に張られた結界は完全に破壊されたようだ。 君はどうするか? [ブザッティに接近する](13010) [<金の卵>を投げる](13015) [LIGHT-CROSSを唱える](13012 "mLIGHT-CROSS") [NOILA-TEMを唱える](13011 "mNOILA-TEM") 13008 この結界を突破できるかどうかは、神の加護に関係している。 表示されている2つのダイスの値とKRMを比較せよ。 [ダイスの値のどちらかが君のKRM以下だ](13009) [ダイスの値が両方とも君のKRMより大きい](13014) 13009 君は結界を突破した。 ブザッティは巨大な2本の剣を振りかざし、君に迫る! [さらに接近する](13010) [<金の卵>を投げる](13015) [LIGHT-CROSSを唱える](13012 "mLIGHT-CROSS") [NOILA-TEMを唱える](13011 "mNOILA-TEM") 13010 君はブザッティに十分に接近した。 <金の卵>をぶつけようとしたとき、唸りを上げてブザッティの2つの剣が迫った。 君は間一髪、その剣を避けた…かに見えた。 剣はカオスの力を帯びており、接触しなくても周囲を巻き込む力を持っていたのだ。 君の肉体は、カオスの中に霧散した… (End) 13011 君は迫り来るブザッティに向かい、NOILA-TEMを唱えた。 NOILA-TEMの呪文を唱え終わる直前、唸りを上げてブザッティの2つの剣が迫った。 君は間一髪、その剣を避けた…かに見えた。 剣はカオスの力を帯びており、接触しなくても周囲を巻き込む力を持っていたのだ。 君の肉体は、カオスの中に霧散した… (End) 13012 君は迫り来るブザッティに向かい、LIGHT-CROSSを唱えた。 LIGHT-CROSSの呪文を唱え終わる直前、唸りを上げてブザッティの2つの剣が迫った。 君は間一髪、その剣を避けた…かに見えた。 剣はカオスの力を帯びており、接触しなくても周囲を巻き込む力を持っていたのだ。 君の肉体は、カオスの中に霧散した… (End) 13013 君はブザッティに向かって、<金の卵>を投げた。 <金の卵>は放物線を描き、ブザッティに当たった…かに見えた。 いや、見えない壁に阻まれ、<金の卵>は落下したのだ。 <金の卵>はブザッティの周囲に張られた結界を突破することはできなかった。 <金の卵>を失った君にブザッティは呪文を唱えた。 君の肉体は、カオスの中に霧散した… (End) 13014 君は結界を突破した…かに見えた。 目の前が暗くなる。これはどういう事だ。 意識が遠のいているのだ。 君の肉体は、カオスの中に霧散した… (End) 13015 君はブザッティに向かって、<金の卵>を投げた。 <金の卵>は放物線を描き、ブザッティの胸の辺りに落ちた。 <金の卵>は金色の光を放ち、ブザッティの身体を飲み込んでいく。 ブザッティは光の中に消えていった。 君はブザッティを倒したのだ。 それと同時に周囲に渦巻いていたカオスが、一定の流れになり、薄くなっていく。 薄くなったカオスから、森、ダンジョン、町…そして仲間の顔が浮かび上がる。 これは…君の記憶だ。 そう、君は、ペンタウァの冒険者。 何年も厳しい修行を経て、繰り返し冒険に旅立ち、王から祝福を受けていた。 あの日もひとつの冒険を終え、ペンタウァに帰還する途中だった。 崖を越えれば王都が見えるところまで来たのだ。 その時から…王都は記憶と共に霧散していたのだ…。 [今、君は全てを思い出した](13016) 13016 **エピローグ** 気づいたとき、君は朝霧が薄く漂う崖の上にいた。 眼下には、絢爛たる都と、都へ続々と入りつつある他の冒険者たちの姿が見える。 「あれは…」 背後からそれに答える声がした。 「あれこそが世界の要――ペンタウァの王都じゃよ」 君が振り向くと、そこにはエティスがいた。 「あれを見よ! <霧>を抜けて、若者たちがペンタウァへ集わんとしておる」 エティスは呵々と哄笑した。 「見よ、暗黒の竜めは貪欲なる性のために、 人の仔の力を見誤ったのだ。 <霧>の束縛が緩んだとみるや、 暗黒竜は<霧>の版図を一挙に広げた。 なれど、人々は呑みこまれるばかりではない。 見よ。 <霧>に呑まれた人々は、魔に怯えつつも、 <七惑星の欠片>に新たな絆を築きながら、 このペンタウァへと続々と集わんとしているではないか。 カオスに散逸した世界は、 人々の絆と共に、世界の要となるペンタウァのもとへ再び集い、 七惑星神の加護はペンタウァを覆い、守護するであろう。 おぉ、 剣と魔法を鎧いし勇敢なる冒険者たちよ!」 未だ以て、世界はその一部が繋がりを取り戻したに過ぎぬ。 なれど、ぬしらの冒険の足跡は、更なる絆を築き、 そして、新たな世界を織りなすであろう。 往け、ソーサリアンたちよ。 ぬしらの旅立ちの土地、剣と魔法の都ペンタウァへ。 ぬしらの旅こそが世界であり、ぬしらの赴くところ、 世界は無限に拡がるのだ」 (Happy End) ![エンディング](d11.gif)