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チュートリアル

文責:山田奈美最終更新日:2005年12月12日

コードビハインドってなあに?

キャラクターイラスト

コードビハインドとは、主にデザイナが担当する「.aspxファイル」(ユーザインターフェイス部分)とプログラマが担当する「.vbファイル」(ロジック部分)とを別々に分離することを言います。

こうすることによって、デザインとコーディングをそれぞれの専門家によって分業できるようになります。

今までのファイルの問題点

コードビハインドとは、ファイルをデザイン部分とコーディング部分に分けることを言います。

今までのファイルは、1つのファイルの中にデザイン部分とロジック部分が一緒になっていました。そのため、1つのファイルを複数人で扱う時には、作業を直列的に行うしか方法がありませんでした。デザイナが、ファイルを扱っている時はプログラマは待ちの状態でした。逆も同様です。

[old_hello.aspx]
<%@ Page Language="VB" %>
<script runat="server">
  Protected Sub Button1_Click(ByVal sender As Object, ByVal e As System.EventArgs)
    (中略)
</script>

<html>
  <head runat="server">
    <title>コードビハインド</title>
  </head>
  <body>
    (中略)
  </body>
</html>

コードビハインドの利点

コードビハインドでは、デザイナは「.aspx」ファイルを扱い、プログラマは「.vbファイル」を扱うことによって作業を並列に行うことができるようになりました。

「.aspxファイル」には、ユーザインターフェイス部分(HTML部分)のみが入っています。レイアウトなどのデザインはデザイナにお任せできます。

「.vbファイル」には、ロジックを設定するコード部分のみが入っています。複雑なコーディングは、プログラマにお任せできます。

コードの構成を比較して見てみよう

従来のファイルは、上に示した「old_hello.aspx」です。

コードビハインドでは、「hello.aspx」「hello.aspx.vb」のようにファイルが分離されます。

[hello.aspx]
<%@ Page Language="VB" CodeFile="hello.aspx.vb" Inherits="_Default" %>
<html>
  <head>
    <title>コードビハインド</title>
  </head>
  <body>
      (中略)
  </body>
</html>

[hello.aspx.vb]
Partial Class _Default : Inherits System.Web.UI.Page
  Protected Sub Button1_Click(ByVal sender As Object, ByVal e As System.EventArgs) Handles Button1.Click
    (中略)
  End Sub
End Class
コンテンツの終わりです。