チュートリアル
文責:山田奈美最終更新日:2006年01月23日
ディレクティブとは?
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ディレクティブとは、ページを処理する時に使用する設定を決めるものです。
色々種類がありますが、たとえば、出力するコンテンツの種類を指定したり、コードの中で使っている言語を指定したりするのもディレクティブの役割です。
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ディレクティブの基本
ディレクティブによる設定は、ページ単位の処理方法を決めるものです。該当ページ以外のページには、適用されません。
ASP.NETの主なディレクティブには、以下のようなものがあります。
主なディレクティヴ
ディレクティヴ | 概要 |
@Page | ページ固有の処理方法を決める(「.aspx」ファイルでのみ使用可能) |
@Control | ユーザコントロール固有の処理方法を決める(「.ascx」ファイルでのみ使用可能) |
@Import | 指定されたインターフェイスを現在のページに実装する |
@Implements | 指定されたインターフェイスを現在のページに実装する |
@Register | クラスの別名を登録し、ページ内で使用を可能とする |
@Assembly | 指定されたアセンブリをリンクし、ページ内でアセンブリ内クラス(インターフェイス)の使用を可能とする |
@OutputCache | ページ内のキャッシュポリシーを制御する |
@Reference | 外部ページ(ユーザコントロール)をリンクし、ページ内で使用を可能とする |
@Pageディレクティブでよく使う属性
ページ固有の処理方法を決める@Pageディレクティブでよく使う属性(パラメータ)、「ContentType属性」と「Language属性」に注目してみます。
- ContentType属性
ページが出力するコンテンツの種類を指定します。デフォルトでは、text/html(HTML)ページを表示します。
画像やバイナリデータ(ダウンロード)などを表示させたい場合には、それらをContentType属性で指定します。
こうすることによって、クライアント(ブラウザ)でコンテンツの種類を判別することができ、正しいページが表示されます。
以下によく使うコンテンツタイプを示します。
主なコンテンツタイプ
MIMEタイプ | ファイルの種類 | 拡張子 |
application/octet-stream | バイナリデータ | - |
application/pdf | Acrobat文書 | .pdf |
image/gif | GIFイメージ | .gif |
image/jpeg | JPEGイメージ | .jpeg、.jpg |
text/css | CSSスタイルシート | .css |
text/xml | XML文書 | .xml |
video/mpeg | MPEG | .mpeg、.mpg |
- Language属性
ページで使用する言語を指定します。デフォルトでは、VBになります。そのほか、C#やJScriptなども指定可能です。
ASP.NETでは1つのページの中で複数の言語を使うことはできません。注意してください。