チュートリアル
文責:山田奈美最終更新日:2006年03月13日
ポストバックってなあに?
フォームデータの流れ(ポストの場合)
日ごろよく見かける入力フォーム。たとえば、名前を入力して送信ボタンを押した時、「こんにちは、○○さん!」と表示されるような場合、そのデータ○○の部分はどのように処理されて、表示されるのだろう?
一般的なポストと呼ばれる処理では、送信ボタンを押した時に、入力した名前(データ)がサーバへ送信される。そして、サーバ内で「こんにちは、○○さん!」の○○の部分に、送信されたデータを入れて、新しい表示用のページが作られ、クライアント(ブラウザ)に結果が表示される。
ここで、ポイントとなるのが「新しい表示用のページ」という所。
名前を入れた時のページとは別のページになっている。当然、入力した時のページのURLと結果表示されたページのURLも別物だ。
フォームデータの流れ(ポストバックの場合)
ポストバックと呼ばれる処理では、フォームへ入力したデータがサーバへ送信されて、サーバ側で処理される所までは同じだが、結果の表示は新しいページではなくて、入力したページと同じページが呼び出される。
自分自身に対して、データを送信し処理するので「ポストバック(PostBack)」と呼ばれる。
大まかなデータの流れは以下のとおり。
- クライアントがページAを要求
- サーバからページAが呼び出され、クライアントに表示
- ページA内のフォームにデータを入力して、サーバへ送信
- サーバでページAに対してデータ処理して、処理結果ををクライアントに表示
最後にクライアントに表示される画面には、手順3で入力したデータがフォームに残ったまま、データ処理もされた結果が表示される。