チュートリアル
文責:山田奈美最終更新日:2005年06月15日
Cervi.jpでの仮想ディレクトリの作成手順
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仮想ディレクトリとは、特定のアプリケーションを扱う単位を表すものです。たとえば、「C:\webdeli」というフォルダを仮想ディレクトリとした場合、この配下のファイル群はひとつの「アプリケーション」であると見なされます。
ここでは、仮想ディレクCervi.jp上で定義する方法について紹介します。
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対象読者は?
単純なサイトをCervi.jp上で構築する場合には、仮想ディレクトリを殊更に意識する必要はありません。ただ、割り当てられたフォルダの配下に必要なファイルを配置していけばよいでしょう。必要に応じて、サブフォルダを作成するのも自由です。
しかし、複雑なサイトを構築したい場合、明示的に仮想ディレクトリを割り当てたいケースが発生するかもしれません。たとえば、以下の記事で紹介するDotNetNukeやCommunity Serverのような大きなアプリケーションをインストールする場合には、明示的に仮想ディレクトリを分けておく必要があります。
本稿で紹介する内容は、あくまでこのようにサイト内で複数のアプリケーションを運用したいという方のためのものです。
Cervi.jp上に仮想ディレクトリを作成してみよう
複雑なWebサイトを公開したい場合、自分専用のサーバスペースに仮想ディレクトリを作る必要があります。以下、Cervi.jp上に仮想ディレクトリを作る方法を解説します。
- 対象フォルダを作成する
まずは、仮想ディレクトリを作成する対象フォルダをCervi.jp上に作成します。FFFTPなどのFTPクライアントを使って作成するか、または、コントロールパネルのツールの一つ、フォルダ管理者を使って作成してください。
本稿では、コントロールパネルから「bbs」というフォルダを作成します。
コントロールパネルページにログイン(ユーザ名/パスワードを入力)します。
「コントロールパネル」画面
左端のメニューリスト[ツールボックス]グループから[ツール]をクリックして、「ツール」画面を開きます。左上にある「フォルダ管理者」アイコンをクリックして、「ファイル/フォルダ マネージャ」画面を開きます
ディレクトリ欄でフォルダを作成したい場所(フォルダ)を選択して、[ディレクトリを作成する]ボタンをクリックします。
「ファイル/フォルダ マネージャ」画面
「Explorer ユーザー プロンプト」というダイアログが開くので、作成したいディレクトリ(フォルダ)名を入力して、[OK]ボタンをクリックします。「ファイル/フォルダ マネージャ」画面に「bbs」フォルダが表示されていれば、フォルダの作成は成功です。
FFFTPでフォルダを作成する場合は、関連記事を参照してください。
- 仮想ディレクトリを定義する
コントロールパネル左端のメニューリスト[一般]グループから[ドメイン]をクリックして、「ドメイン」画面を開いてください。「ドメイン」画面の真ん中にある[Webサイトリスト]右横の[仮想ディレクトリ]ボタンをクリックします。
以下のような「仮想ディレクトリ」画面が表示されます。
「仮想ディレクトリ」画面
「仮想ディレクトリ」画面の右端にある「仮想ディレクトリを追加」ボタンをクリックします。「新しい仮想ディレクトリ追加」画面が表示されますので、仮想ディレクトリ名を入力して、物理パス(実際のフォルダ)を選択します。物理パスはフォルダ名を選択して[開く]ボタンをクリックしていくと、配下のフォルダが表示されます。
画面一番下の「仮想ディレクトリを追加」ボタンをクリックします。
「新しい仮想ディレクトリ追加」画面
元の「仮想ディレクトリ」画面に切り替わり、新しい仮想ディレクトリが追加されていれば成功です。