チュートリアル

Microsoft ASP.NET AJAXインストール＆概要

「ASP.NET AJAX」のインストールの仕方について解説するよ。 「ASP.NET AJAX」は、ASP.NET 2.0対応のAjaxフレームワークだよ。Microsoftから無償で提供されているので、ぜひ試してみてね

Microsoft ASP.NET AJAX とは？

ここで紹介するMicrosoft ASP.NET AJAX v1.0 Betaは、執筆時点（2006年11月）で提供されているパッケージの中でコアとなる、完全パッケージです。最初にインストールしておくパッケージです。

早速インストールをしたいところですが、その前に自分の環境がASP.NET 2.0を利用できるかどうか（.NET Framework 2.0がインストールされているかどうか）確認しておきましょう

もしも、まだインストールされていないようだったら、インストールしてください。

.NET Framework 2.0を単体でインストールするよりも、統合開発環境（IDE）であるVisual Studio 2005または、Visual Web Developer 2005 Express Edition（無償版）をインストールすることをお勧めします。なぜかというと、VS（VWD） 2005なら、.NET Framework 2.0やSQL Server 2005 Express Edition（データベースサーバ）も合わせてインストールできるからです。それに、その後の開発もIDEを使ってできるので開発生産性も上がります。

Microsoft ASP.NET AJAX のインストール

それでは、インストールを進めていきましょう

1. ASP.NET AJAXのコアパッケージをダウンロードしよう

ASP.NET AJAXのインストールモジュールは、本家サイトからダウンロードすることが可能です。

http://ajax.asp.net/

2. インストーラを起動しよう

ダウンロードした「ASPAJAXExtSetup.msi」をダブルクリックすると、インストールウィザードが起動します。それぞれ画面の指示に従って次に進んでください。オプションを選択できる所もありますが、とりあえず、すべてデフォルトのままで進めてOKです。

注意

自分の環境に以前のバージョンがインストールされている場合には、インストールの前に、必ず前のバージョンのアンインストールをしてください。

3. インストールを確認

インストールが終わると「C:\Program Files\Microsoft ASP.NET\ASP.NET 2.0 AJAX Extensions\v＜バージョン番号＞」フォルダにASP.NET AJAXの動作に必要な一連のファイルが作成されます。チェックしてみてください。また、VS（VWD）2005のテンプレートにも「ASP.NET AJAX-Enabled Web Site」が追加されます。

ASP.NET AJAX対応のアプリケーション作成手順

早速インストールしたASP.NET AJAXを使ってアプリケーションを作成する手順を見てみましょう。

VS（VWD）2005のメニューバーから［ファイル］－［新規作成］－［Webサイト...］を選択してください。

以下の図のように［新しいWebサイト］ダイアログが表示されます。テンプレート欄から「ASP.NET AJAX-Enabled Web Site」を選択して，サイトの保存場所を指定したら［OK］ボタンをクリックします。


［新しいWebサイト］ダイアログ

アプリケーションの大枠が自動で作成されます。ソリューション エクスプローラを見ると、以下の図のようにアプリケーション作成に必要なファイルが作成されているのが確認できます。


自動生成されたファイル

あとは、いつもの要領でアプリケーション開発を進めていけばOKです。詳細については、また別の記事でご紹介したいと思います。

参考

インストールすると、VS（VWD）2005のツールボックスに［AJAX Extensions］タブが追加されます。この中には、拡張コントロールが入っています。